第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第1四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります

 

(1) 経営成績の概況及び分析

 当第1四半期連結累計期間(2019年3月1日から2019年5月31日まで)における事業環境は、海外においては、世界経済への影響が懸念される貿易摩擦と地政学的リスク等により先行きに不透明感が増しております。国内においては、企業収益の伸び悩みや賃金上昇の鈍化等、不安な材料も出始めております。国内消費におきましては、キャッシュレス決済等の話題も増えており、流通各社においても対応を迫られております。

 シューズ業界におきましては、世界的なファッションのカジュアル化とスポーツ商機の高まりにより、スニーカートレンドが継続しております。

 このような状況下、当社グループは、IT戦略の強化、スポーツシューズとスポーツアパレルの販売強化、既存店舗の強化に対応してまいりました。当四半期につきましては、国内外合わせて37店舗の新規出店を行い、当四半期末における当社グループの店舗数は1,310店舗となりました。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間における連結業績は、売上高は前年同期比6.6%増の746億48百万円となりました。利益面につきましては、海外子会社の業績が好調であったこと、また国内既存店が好調であったこと等から、営業利益は前年同期比3.9%増の143億15百万円、経常利益は前年同期比2.1%増の145億2百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比2.4%増の98億11百万円となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

① 国内

 販売戦略につきましては、当四半期においてもカジュアルラインのスポーツシューズやファッションスニーカーの販売に注力してまいりました。また都心部の大型店を中心にスポーツアパレルや小物等の取扱いを拡大し、シューズと共にトータルコーディネイトが可能なMD展開を進めてまいりました。ここ数年需要が高まっているキッズシューズの取扱いを拡大し、販売を強化してまいりました。

 店舗展開につきましては、好立地の商業施設やショッピングセンターを中心に23店舗の出店をいたしました。当四半期においては「GRAND STAGE」「ABC-MART SPORTS」「Charlotte」「ABC-MART MONO」等、様々な業態の新規出店を進めてまいりました。これらの結果、当四半期末における国内店舗数は1,006店舗となりました(閉店4店舗)。既存店におきましては、都心部大型旗艦店「GRAND STAGE」のリニューアルや増床を含めた改装、好立地への移転改装を順次進めております。

 国内店舗の売上高増収率につきましては、気温の上昇が遅かったことから春物の動き出しが鈍く客数が伸び悩みましたが、改元による祝日の増加で大型連休による行楽需要が増したことから、当四半期の売上高は全店で前年同期比3.0%増、既存店で前年同期比1.7%増となりました。

 IT戦略といたしましては、全店舗に新POSシステムの導入を進めており、当四半期においておよそ6割の入替作業が完了いたしました。新POSシステムの稼働により、各種クレジットや電子マネー等の様々な決済手段に対応ができ、またスマートフォン向け公式アプリとの連携が可能となることで、顧客の利便性向上や店舗運営の効率性向上が見込まれます。

 これらの結果、国内における売上高は前年同期比2.6%増の547億50百万円、営業利益は前年同期比0.8%増の129億26百万円となりました

 

② 海外

 海外の店舗展開につきましては、韓国で12店舗、台湾で1店舗、米国で1店舗、計14店舗の新規出店を行いました。当四半期末(2019年3月31日現在)の海外店舗数は、韓国251店舗、台湾48店舗、米国5店舗、計304店舗となりました。

 海外の業績につきましては、韓国の売上高は前年同期比17.5%増の136億52百万円、台湾前年同期比33.8%増の20億83百万円、米国は前年同期比18.6%増の44億33百万円となりました。なお、海外連結子会社はいずれも12月決算であります。

 これらの結果、海外における売上高は前年同期比19.2%増の201億68百万円、営業利益は前年同期比46.4%増の13億76百万円となりました。

 

品目別販売実績

 品目別

前第1四半期連結累計期間(百万円)

当第1四半期連結累計期間(百万円)

 前年同期比(%)

スポーツ

43,455

46,506

7.0

レザーカジュアル

7,947

8,621

8.5

キッズ

4,657

5,381

15.5

レディース

4,793

4,616

△3.7

ビジネス

3,251

2,993

△7.9

サンダル

1,645

1,901

15.5

その他

4,279

4,627

8.1

売上高合計

70,029

74,648

6.6

  (注)1 上記金額には、消費税等は含まれておりません。

    2 上記金額は、国内及び海外の合計で表示しております。

 

 

(2) 財政状態の概況及び分析

 流動資産合計は、前連結会計年度末に比べ61億5百万円増加し、2,267億16百万円となりました。主な要因は、たな卸資産の増加38億1百万円等によるものであります。

 固定資産合計は、前連結会計年度末に比べ1億79百万円増加し、765億10百万円となりました。

 負債合計は、前連結会計年度末に比べ55億54百万円増加し、431億80百万円となりました。主な要因は、仕入の増加による支払手形及び買掛金の増加59億62百万円及び法人税等の支払による未払法人税等の減少20億50百万円等によるものであります。

 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ7億30百万円増加し、2,600億46百万円となりました。主な要因は、利益剰余金の親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による増加及び配当金の支払による減少等によるものであります

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

(4) 研究開発活動

 該当事項はありません。

(5) 従業員数

 当第1四半期連結会計期間末における従業員数(従業員数は就業人員数)は、前連結会計年度末より国内は190名増加し3,843名、海外は626名増加し2,245名となりました。主な増加要因は、国内及び海外における「ABC-MART」等の新規出店に伴う増加と海外における臨時従業員から従業員への雇用契約の変更によるものであります。

 

(6) 生産、受注及び販売の実績

 当社グループの販売実績は、(1)経営成績の概況及び分析に記載のとおりであります。

 

(7) 主要な設備

 新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第1四半期連結累計期間において著しい変更はありません。

 

 

(8) 経営成績に重要な影響を与える要因

 当社グループを取り巻く事業環境は、(1)経営成績の概況及び分析に記載のとおりであり、当第1四半期連結累計期間において、経営戦略上の重要な変更はありません。

(9) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社グループの運転資金及び設備投資は、主に自己資金により充当しております。当第1四半期連結会計期間末現在、1,363億79百万円の現金及び預金を保有しており、将来資金に対して十分な財源及び流動性を確保しております。

 今後の資金使途については、提出日現在においては未定ではありますが、持続的な成長に向け、将来の企業買収や販売体制を強化するためのITを含めた設備投資、自社株の取得等を検討してまいります。また株主様への利益還元として安定的な配当政策の実施に努めてまいります。

 

(10)経営者の問題認識と今後の方針について

 当社グループの経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき、最善の経営方針を立案するよう努めております。事業環境の変化に対応すべく経営戦略を明確にし、掲げた課題と施策を確実に実行してまいります。

 

 

3【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 なお、当社は2019年7月4日開催の取締役会決議に基づき、同日付で当社を存続会社、当社の連結子会社である株式会社ダブルジェイスタンダードを消滅会社とする吸収合併契約を締結いたしました。

 詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項」の(重要な後発事象)をご参照ください。