文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、世界的な政治情勢の不安定、東アジアにおける地政学リスク等、さまざまな不透明要因が見られるなか、主に金融面の政策が持続的に下支えした結果、実績としては緩やかな拡大基調をたどっています。
一方、当社グループの主力マーケットである食品業界は、消費回復につられ持ち直しの動きは一部で見られますものの、デフレ感一掃には至らず、また労働力不足の影響もあり、依然、予断を許さない状況です。
コーヒー業界におきましては、コーヒー生豆相場は期初の1ポンドあたり127.45セントから、一時142.75セントまで高騰したものの、生産国での降雨がコーヒー樹の開花を促し、来年の収穫見通しが明るくなったことにより9月末には128.05セントとなりました。
このような状況のなか、当社グループは中期経営計画「Sプロジェクト」達成に向け、2年目である当連結会計年度は、前年度から取り組んでおります収益体質健全化・強化にさらに注力し、利益率・資金回転の改善と事業運営体制の整備・強化に取り組んでおります。
当第2四半期連結累計期間における売上高は18,802百万円(前年同期比0.4%増加)となりました。利益面につきましては、第1四半期において物流改革に伴う一時的なコスト増加等の影響により営業損失を計上しましたが、その後重点商品、販売分野選別等の営業強化をさらにすすめたことにより、営業利益は138百万円(前年同期比342.2%増加)、経常利益は184百万円(前年同期比344.8%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は134百万円(前年同期は113百万円の損失)となりました。
各部門別の状況は次のとおりであります。
① コーヒー・飲料部門
1) コーヒー生豆
プレミアムコーヒーに特化した展示会に出展するなど、国内外問わず当社のコーヒー品質を広くアピールし今後の販促につなげるべく営業活動を行っています。家庭用市場が活況であることもあり、プレミアムコーヒーの販売袋数等は予定通り推移いたしました。しかしながら一般品がコーヒー生豆相場の下落影響を受けたことにより、コーヒー生豆の売上高は前年同期比2.3%減少いたしました。
2) コーヒー加工品
大手得意先への販促強化を行いレギュラーコーヒーは、コーヒーバッグおよびパック製品の販売が順調に拡大、インスタントコーヒーにつきましてもパック製品が順調に推移いたしました。しかし、利益確保を重視し、販売商品および得意先の重点化をすすめたことにより、コーヒー加工品の売上高は前年同期比4.6%減少いたしました。
3) 飲料事業
飲料原料は、今期より顧客の要望に迅速に対応し、高品質商品を常時安定的に供給できるようにするため、国内で選別作業を行なえる体制を整えました。
茶類は、生産国でのストライキが業界全体に大きな影響を及ぼしましたが、当社はサプライヤーの協力によりカバーすることができ、紅茶バルクの販売が順調に推移いたしました。
その結果、飲料事業の売上高は前年同期比2.8%増加いたしました。
これらの理由によりコーヒー・飲料部門の売上高は6,135百万円(前年同期比2.1%減少)となりました。
② 食品部門
1) 加工食品
フルーツや野菜の加工食品は、収益性の低い商品の取り扱いを見送り、新たな収益の柱となる商品の開発や、大手流通団体向けの商品開発に取り組みました。しかし、冷夏の影響もあり氷菓メーカーへのフルーツ缶詰の販売が一時的に減少し、売上高は前年同期比1.6%減少いたしました。
イタリア関連の商品は、幅広い顧客層へ訴求することができる商品として新たなパスタ、オリーブオイルの取り扱いを始めました。しかし、オリーブオイルの相場高騰のため一時的に取り扱い開始を延期したことやチーズ類の新開発商品への切り替えも重なり、売上高は前年同期比9.8%減少いたしました。
メーカー商品は、親密な関係にある国内メーカーと新たな取り組みに着手していますが、成果を上げるのに時間を要することもあり、常温食品の売上高は前年同期比2.9%減少、冷凍食品の売上高は前年同期比2.3%減少いたしました。
その結果、加工食品全体として、利益確保をより重視する取り組みをすすめたことにより、売上高は前年同期比3.5%減少いたしました。
2) 水産および調理冷食
水産は、新規顧客開拓、量販店への販売拡大、エビ、イカおよびタコなどの重要商品の集中販売や新商品の開発強化に取り組みました。
イカおよびタコにおきましては不漁による価格の高騰で休売を余儀なくされる商品もありましたが、今期新発売のひとくち白身フライなどの採用が拡大いたしました。
その結果、水産の売上高は概ね横ばいの前年同期比0.4%の微減となりました。
調理冷食は、既存顧客への提案に注力し、採用商品数の拡大に取り組み、大手得意先との大型案件を確実に成約したことにより、売上高は前年同期比23.5%増加いたしました。
その結果、水産および調理冷食の売上高は前年同期比7.4%増加いたしました。
3) 農産
国産玉ねぎの豊作により、輸入玉ねぎの販売が減少したものの、スーパー惣菜向けの加工品や冷凍筍を中心に販売が順調に推移し、農産の売上高は前年同期比2.7%増加いたしました。
これらの理由により食品部門の売上高は10,995百万円(前年同期比2.1%増加)となりました。
③ 海外事業部門
ベトナム向けに新規輸出が決まるなどの成功事例を他の国へ水平展開していくことに取り組み、また、シンガポールでの展示会にて冷凍品の出展を行なうなど三国間貿易の取引拡大にも取り組みました。しかし、香港、台湾向け輸出が厳しい販売競争の影響で伸び悩みました。
その結果、海外事業部門の売上高は1,670百万円(前年同期比1.1%減少)となりました。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間の財政状態につきましては、資産合計は22,828百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,966百万円の増加となりました。これは主に期末日休日要因の影響に伴う現預金、売上債権の増加およびたな卸資産の増加によるものであります。
負債合計は14,826百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,849百万円の増加となりました。これは主に期末日休日要因の影響に伴う仕入債務の増加および借入金の増加によるものであります。
純資産合計は8,001百万円となり、前連結会計年度末に比べ117百万円の増加となりました。これは主に繰延ヘッジ損益の増加57百万円および親会社株主に帰属する四半期純利益134百万円に対し、配当金の支払い77百万円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ571百万円増加し、2,181百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は473百万円(前年同期に比べ使用した資金は305百万円増加)となりました。これは、売上債権の増加額1,103百万円およびたな卸資産の増加額832百万に対し、仕入債務の増加額1,089百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は120百万円(前年同期に比べ使用した資金は71百万円増加)となりました。これは、投資有価証券の取得による支出67百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は1,167百万円(前年同期に比べ得られた資金は1,147百万円増加)となりました。これは、配当金の支払額76百万円に対し、借入金の収支による収入1,303百万円等によるものであります。
(4) 事業上および財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上および財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた問題はありません。
(5) 研究開発活動
特記すべき研究開発活動はありません。