第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、これまで好調を維持してきた企業収益に陰りが見られ始めているとの報道があるものの、堅調な雇用・所得環境の下支えにより、概ね横ばいで推移しているもようです。

一方、海外に関しては、米中貿易摩擦や中国経済の景気減速、欧州における不安定な政治動向、中東及びアジア地域での地政学的リスクの高まり等により、先行き不透明な状況が続いております。

当社グループの主力マーケットである食品業界は、総菜等の中食市場の拡大や外食産業における客単価の上昇は見られるものの、引き続く労働力不足と物流費の上昇等により厳しい経営環境が続いております。

為替相場は、期初より111円台で推移しておりましたが、米中の貿易摩擦の影響等により6月末では107円台まで円高が進行しました。

コーヒー業界におきましては、コーヒー相場は期初の1ポンドあたり94.50セントからスタートし、主要生産国での天候不順による生産量への影響が懸念され、徐々に上昇し6月末では109.45セントとなりました。

このような状況のなか、当社グループは新たに策定した中期経営計画「Iプロジェクト」達成に向け、開始初年度である当連結会計年度は、ミッション「世界の食の幸せに貢献する」を掲げ、財務の健全化、人材の強化に加えて経済的価値と社会的価値の両立を目指し、社会、お客様、社員、株主等のステークホルダーズから必要とされ続ける会社になるべくそのための仕組みづくりを行っております。

当第1四半期連結累計期間における売上高は9,304百万円(前年同期比3.4%減少)売上総利益は1,343百万円(前年同期比1.7%増加)、販売費及び一般管理費で、人件費及び物流費の増加に加えて貸倒引当金繰入を計上したことにより営業利益は48百万円(前年同期比49.7%減少)経常利益は44百万円(前年同期比58.6%減少)親会社株主に帰属する四半期純利益は28百万円(前年同期比61.3%減少)となりました。

各部門別の状況は次のとおりであります。なお、当連結会計年度期首より組織変更を行ったため、当第1四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。

① コーヒー・飲料部門

1) コーヒー飲料原料

コーヒー生豆は、プレミアム品において積極的に販売に取り組み量的には増加いたしましたが、前年同期比の相場下落の影響及び一般品で価格競争を避けたことにより販売が大きく減少し、売上高は減少いたしました。

茶類は、紅茶原料において、海外生産国の政治事情や品質事情に伴う安定供給懸念の影響により、国内メーカー向け販売の不振が継続いたしました。

その結果、コーヒー飲料原料の売上高は前年同期比16.1%減少いたしました。

2)コーヒー飲料製品

レギュラーコーヒーは、大手得意先向けのコーヒーバッグの販売が順調に推移し、また、外食チェーンに新規採用されたことにより増加いたしました。しかしながら、ペットボトルコーヒーの終売、インスタントコーヒーの販売時期がずれたこと等による減少もありました。

その結果、コーヒー飲料製品の売上高は前年同期比1.6%増加いたしました。

 

 

これらの理由により、コーヒー・飲料部門の売上高は2,842百万円と前年同期比9.7%の減少となり、売上総利益は485百万円と前年同期比4.9%の減少となりました。

 

 

② 食品部門

1)加工食品

ドライ商品は、フルーツ・野菜の缶詰類が引き続き、ボランタリー・チェーンへの販売が順調に推移し、製菓ルートへの販売強化にも継続して取り組みました。また、注力している低価格志向マーケット対応のトルコ産パスタ及びスペイン産オリーブオイルの販売が順調に推移し、売上高は前年同期比4.4%増加いたしました。

フローズン商品は、飲料メーカー向けに果汁原料の販売が新規採用される等により販売が順調に推移し、大手カフェチェーン向けのブラッドオレンジジュースも引き続き販売が順調に推移し、売上高は前年同期比22.9%増加いたしました。

メーカー商品は、新規帳合先の獲得等により、売上高は前年同期比3.5%増加いたしました。

その結果、加工食品の売上高は前年同期比6.5%増加いたしました。

2)水産及び調理冷食

水産は、主力商品のエビが外食産業向けに新規採用される等により販売が順調に推移いたしました。一方でイカ・タコは原料価格が高値で推移している影響や他社との販売競争の激化により、販売が減少いたしました。

調理冷食は、有力外食チェーンの定番メニューに採用されたことにより鶏肉加工品の販売は順調に推移いたしましたが、鶏肉原料は相場高騰の影響を受け販売が減少いたしました。

その結果、水産及び調理冷食の売上高は前年同期比0.1%の微減となりました。

3)農産

輸入生鮮野菜は、国産の人参が豊作であったことに伴い、人参の販売が減少いたしましたが、食品メーカー向けに剥き玉葱の販売が順調に推移いたしました。

農産加工品は、コンビニエンスストア向けの冷凍筍及び外食産業向けの味付け蓮根の販売が減少いたしました。

その結果、農産の売上高は前年同期比11.6%減少いたしました。

 

これらの理由により食品部門の売上高は5,671百万円と前年同期比0.6%の微減となり、売上総利益は738百万円と前年同期比2.5%の増加となりました。

 

③ 海外事業部門

競合の影響により左右されることはありましたが、特色ある商品を掲げ輸出事業を推進し、特に当社企画による缶コーヒーの台湾向け初出荷があり、また長年取り組んでいる酒類輸出も増加いたしました。加えて、海外子会社の売上高増加及び利益改善が貢献いたしました。

その結果、海外事業部門の売上高は791百万円と前年同期比1.9%の増加となり、売上総利益は119百万円と前年同期比31.5%の増加となりました。

 

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

 当第1四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ671百万円増加22,593百万円となりました。これは主に現預金204百万円、棚卸資産160百万円及び固定資産252百万円の増加によるものであります。

(負債)

 負債合計は、前連結会計年度末に比べ797百万円増加14,120百万円となりました。これは主に借入金613百万円及び仕入債務165百万円の増加によるものであります。

(純資産)

 純資産合計は、前連結会計年度末に比べ126百万円減少8,473百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益28百万円の増加に対し、配当金の支払い92百万円及び繰延ヘッジ損益の減少59百万円によるものであります。

 

(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

 

(4) 研究開発活動

特記すべき研究開発活動はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。