当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、鉱工業生産や機械受注等弱含みを示す指標が混在しているものの、堅調な雇用・所得環境の下支え、個人消費の持ち直しにより、概ね横ばいで推移しているもようです。
一方、海外に関しては、米中貿易摩擦や中国経済の景気減速、欧州における不安定な政治動向、中東及びアジア地域での地政学的リスクの高まり、長期化が懸念される日韓問題等により、先行き不透明な状況が続いております。
当社グループの主力マーケットである食品業界におきましては、総菜等の中食市場の拡大や外食産業における客単価の上昇はみられるものの、物流費の上昇や労働力不足の影響によりメニュー数を削減する等厳しい経営環境が続いております。
為替相場におきましては、期初より1ドルあたり111円台で推移しておりましたが、米中の貿易摩擦の影響等により9月末では107円台まで円高が進行しました。
コーヒー業界におきましては、コーヒー相場は期初の1ポンドあたり94.50セントからスタートし、主要生産国での天候不順による生産量への影響が懸念され、一時は111セント台まで上昇したものの、徐々に落ち着きを取り戻し9月末では101.15セントとなりました。
このような状況のなか、当社グループは新たに策定した中期経営計画「Iプロジェクト」達成に向け、初年度である当連結会計年度は、ミッション「世界の食の幸せに貢献する」を掲げ、財務の健全化、人材の強化に加えて経済的価値と社会的価値の両立を目指し、社会、お客様、株主、社員等のステークホルダーズから必要とされ続ける会社になるべくそのための仕組みづくりを進めております。
当第2四半期連結累計期間における売上高は18,641百万円(前年同期比2.4%減少)、売上総利益は2,697百万円(前年同期比3.0%増加)、販売費及び一般管理費で、人件費及び物流費の増加に加えて貸倒引当金繰入の計上、物流センター改修に伴う修繕費を計上したことにより営業利益は96百万円(前年同期比49.6%減少)、営業外費用に持分法による投資損失を計上したことにより経常利益は65百万円(前年同期比69.9%減少)、親会社株主に帰属する四半期純利益は58百万円(前年同期比61.5%減少)となりました。
なお、物流コストについては喫緊の課題として、専門部署を設置し、最適な物流体制の構築及び在庫管理の一層強化等、コスト上昇の対応に取り組んでおります。
各部門別の状況は次のとおりであります。なお、当連結会計年度期首より組織変更を行ったため、当第2四半期連結累計期間の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。
① コーヒー・飲料部門
1) コーヒー飲料原料
コーヒー生豆は、全般的にコーヒー相場の下落及び円高の影響により売上高が減少いたしました。また、一般品において価格競争を避けたことで販売量が減少し、プレミアム品においても一部顧客仕様商品の販売量が減少したため、売上高が減少いたしました。
飲料事業は海外生産国で生じた原料供給不安に慎重になったことから、工業用向けへの販売が減少いたしました。
その結果、コーヒー飲料原料の売上高は前年同期比12.8%減少いたしました。
2) コーヒー飲料製品
レギュラーコーヒーは、大手得意先向けコーヒーバッグ販売での営業強化、秋口販売に向けてのリニューアルも重なり、販売量の増加となりました。また、外食チェーンに新規採用され順調に推移し増加となりましたが、顧客仕様商品の販売減少、ペットボトルコーヒーの終売等による減少もありました。
その結果、コーヒー飲料製品の売上高は前年同期比0.9%増加いたしました。
これらの理由により、コーヒー・飲料部門の売上高は5,762百万円と前年同期比7.9%の減少となり、売上総利益は956百万円と前年同期比4.7%の減少となりました。
② 食品部門
1) 加工食品
ドライ商品は、フルーツ・野菜の缶詰類が引き続きボランタリー・チェーンへの販売が順調に推移し、売上高は前年同期比4.5%増加いたしました。
フローズン商品は、飲料メーカー向け果汁原料の新規採用、大手カフェチェーン向けのブラッドオレンジジュース及びスーパー惣菜ルートで白身魚フライの販売が順調に推移いたしました。また、特定の商品用途向けにモッツァレラチーズの販売が拡大し、売上高は前年同期比18.3%増加いたしました。
メーカー商品は、新規帳合先の獲得等により、売上高は前年同期比2.9%増加いたしました。
その結果、加工食品の売上高は前年同期比5.7%増加いたしました。
2) 水産及び調理冷食
水産は、主力商品のエビが外食産業向けに新規採用され、またボランタリー・チェーンへの導入アイテム増加等により販売が順調に推移いたしました。一方でタコは原料価格が高値で推移している影響により販売が減少いたしました。
調理冷食は、鶏肉原料が相場高騰の影響を受け販売が減少いたしました。鶏肉加工品は量販店向けの新チキン商品の販売が順調に推移し、加えて有力外食チェーンの定番メニューに新規採用されたことにより販売が順調に推移いたしました。
その結果、水産及び調理冷食の売上高は前年同期比1.7%増加いたしました。
3) 農産
輸入生鮮野菜は、食品メーカー向けに剥き玉葱の販売が順調に推移いたしましたが、国産の春夏野菜の豊作によりレタス、人参等の販売が減少いたしました。
農産加工品は、顧客指定の冷凍倉庫スペースひっ迫の影響により冷凍筍の販売が減少いたしました。
その結果、農産の売上高は前年同期比12.2%減少いたしました。
これらの理由により食品部門の売上高は11,268百万円と前年同期比0.2%の微減となり、売上総利益は1,488百万円と前年同期比4.6%の増加となりました。
③ 海外事業部門
営業体制の革新を図るべく取り組みましたが、その遅れと厳しい環境により、計画通りには売上高は伸長しませんでした。しかしながら当社企画による缶コーヒー等、オリジナル商品の取扱い強化、更に長年取り組んでいる酒類輸出の増加も寄与し、売上高は前年同期に比べ増加いたしました。加えて、海外子会社の収益改善が進みました。
その結果、海外事業部門の売上高は1,609百万円と前年同期比3.5%の増加となり、売上総利益は251百万円と前年同期比31.3%の増加となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ504百万円減少の21,417百万円となりました。これは主に現預金1,207百万円の減少に対し、有形固定資産866百万円の増加によるものであります。
(負債)
負債合計は、前連結会計年度末に比べ420百万円減少の12,902百万円となりました。これは主に仕入債務709百万円の減少に対し、借入金及びSDGs推進に関連した社債328百万円の増加によるものであります。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ84百万円減少の8,515百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益58百万円の増加に対し、配当金の支払い92百万円、その他有価証券評価差額金29百万円及び繰延ヘッジ損益20百万円の減少によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,207百万円減少し、1,683百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は797百万円(前年同期は291百万円の収入)となりました。これは前期末が休日であり一部の債権回収・債務支払等が当期に繰り越されたため、売上債権の減少による526百万円の収入と、一方で仕入債務の減少による709百万円の支出となりました。加えて棚卸資産の増加による321百万円の支出があったこと等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は593百万円(前年同期に比べ使用した資金は505百万円増加)となりました。これは、有形固定資産の取得(物流センター改修等)による支出527百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は192百万円(前年同期は392百万円の使用)となりました。これは、配当金の支払額92百万円に対し、借入金及び社債の収支による収入322百万円等によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。
(5) 研究開発活動
特記すべき研究開発活動はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。