第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営成績の状況

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの影響を受け続けており、緊急事態宣言の発出と解除の後、経済活動は緩やかに再開されましたが、感染自体に依然、収束の目処が立たず、雇用・所得環境の悪化により個人消費は足踏みが続く見通しとなっております。

海外に関しても概ね同様の状況で、感染が最初に広まった中国は世界に先駆けて経済活動を再開し景気が回復傾向にあるものの、欧米を中心に多くの国で感染拡大の勢いが止まらず、米中間の政治的対立と相まって、先行き不透明な状況が続いております。

当社グループの主力マーケットである食品業界におきましても、新型コロナウイルスの影響を受け、とくに外食産業におきましては、大人数での飲食を控える動きやお盆の帰省自粛等により客足が伸びず厳しい経営環境が続いております。

当社グループの業績に影響を与える為替相場におきましては、期初107円台で始まり、104円から109円のレンジ内で推移した後、9月末では105円台となりました。

コーヒー業界におきましては、コーヒー相場は期初の1ポンドあたり119.55セントからスタートし、緩やかに相場が下落した後、生産国における新型コロナウイルス感染拡大による供給不安や認証在庫の減少等を材料視した投機筋が市場で買い上げ一時は134セント台まで上昇したものの、9月末にかけて干ばつ懸念があったブラジルで開花をもたらす降雨があったため来年の生産に安堵感が生じ徐々に相場は下落し9月末では110.95セントとなりました。

このような状況のなか、当社グループは、前連結会計年度からスタートさせた中期経営計画「i(アイ)プロジェクト」で企業としての収益確保=経済的価値とともに掲げている社会的課題の解決=社会的価値の追求に重点を置いて推進するとともに、全グループ社員の働き方改革に一層取り組んでおります。特に新型コロナウイルスの感染防止を図るため、リモートワークを積極的に展開しながら営業活動の成果が維持されるようIT強化等を強力に推進しております。一方、収益の確保は、外食関連が新型コロナウイルスの影響を余儀なくされていますが、影響を受けていない分野における営業強化と費用節減により挽回に努めております。

その結果、当第2四半期連結累計期間における売上高は18,156百万円(前年同期比2.6%減少)売上総利益は2,738百万円(前年同期比1.5%増加)、国内・海外出張の自粛や保守的に計上していた貸倒引当金の戻し入れ等により販売費及び一般管理費は減少し、営業利益は197百万円(前年同期比104.1%増加)経常利益は179百万円(前年同期比175.3%増加)親会社株主に帰属する四半期純利益は138百万円(前年同期比135.5%増加)となりました。

なお、前連結会計年度末近くに連結子会社化しました東京アライドコーヒーロースターズ株式会社の業績は、決算期のズレを踏まえ企業結合上、3カ月分の業績となっております。

 

各部門別の状況は次のとおりであります。

① コーヒー・飲料部門

 1) コーヒー飲料原料

コーヒー生豆は、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響により、家庭用の需要が増加し、特に自家焙煎店に原料を卸す連結子会社であるユーエスフーズ株式会社の販売が増加し、また、外出自粛の影響を受け大きく販売が減少していたコーヒーチェーン店、ホテルや喫茶店向けの業務用についても緊急事態宣言解除後、緩やかな回復基調に留まりましたが、全体としては前年を下回りました。飲料事業についても、業務用の販売が減少いたしました。

また、連結子会社となったことにより東京アライドコーヒーロースターズ株式会社への売上高が計上されないため、前年同期に比べ減少しております。

なお、同社の実績はコーヒー飲料製品で計上しております。

その結果、コーヒー飲料原料の売上高は前年同期比10.9%減少いたしました。

 

 2) コーヒー飲料製品

レギュラーコーヒーは、緊急事態宣言発出に伴う外出自粛により家庭内需要が増加し、コーヒーバッグにおいては、昨年行った製造ラインの設備投資により増産が可能となったこともあり、販売量が大きく増加いたしました。

また、連結子会社となった東京アライドコーヒーロースターズ株式会社の売上高が計上され、前年同期比の主な増加要因となりました。

その結果、コーヒー飲料製品の売上高は前年同期比51.7%増加いたしました。

 

これらの理由により、コーヒー・飲料部門の売上高は6,561百万円と前年同期比13.9%の増加となり、売上総利益は1,124百万円と前年同期比17.5%の増加となりました。

 

② 食品部門

 1) 加工食品

ドライ商品は、給食ルートでダイスカットフルーツ商品の販売が増加いたしましたが、新型コロナウイルスの影響に伴う外食の落ち込みにより、フルーツ缶詰、野菜缶詰及びイタリアン食品で全般的に大きくマイナスとなり、売上高は前年同期比20.0%減少いたしました。

フローズン商品は、外食の落ち込みのカバーとして量販総菜向けへ魚フライ商品の売込み強化をした結果、販売が増加いたしました。しかしながら、飲料メーカー向け原料、ブラッドオレンジジュース、チーズの落ち込みにより、売上高は前年同期比16.1%減少いたしました。

メーカー商品はドライ・フローズンともに、新型コロナウイルスによる外食の自粛により、売上高は前年同期比35.8%減少いたしました。

その結果、加工食品の売上高は前年同期比27.9%減少いたしました。

 2) 水産及び調理冷食

水産は、新型コロナウイルスによる巣ごもり需要により、量販店向けたこ焼き用タコ原料の販売が増加いたしました。一方、エビは回転寿司業態では持帰りの需要が増えたことで影響は最小限に留まりましたが、その他の外食関連や観光に依存した食品問屋向けの販売が大幅に減少いたしました。

調理冷食は、外食向け商品は大きく落ち込みましたが、量販店との鶏肉加工品・原料の開発が順調に進み、加えて、昨年より本格的に取扱いを開始した量販総菜向けの合鴨加工品の販売が増加いたしました。

その結果、水産及び調理冷食の売上高は前年同期比6.5%減少いたしました。

 3) 農産

生鮮野菜は、カット野菜で順調に販売を拡大することができましたが、国産の豊作の影響もあり玉葱、牛蒡の販売が減少いたしました。

農産加工品は、梅加工品において新型コロナウイルスの影響等により商品開発の遅れもあり大きく販売が減少いたしました。しかしながら、筍がレトルト食品メーカー等の使用量増加により、販売が増加いたしました。また、メーカー向け香辛料の販売が順調に拡大いたしました。

その結果、農産の売上高は前年同期比2.9%増加いたしました。

 

これらの理由により食品部門の売上高は9,828百万円と前年同期比12.8%の減少となり、売上総利益は1,355百万円と前年同期比9.0%の減少となりました。

 

③ 海外事業部門

新型コロナウイルスの影響を大きく受けた輸出先もありましたが、小売り向け販売ルートを持つ顧客を中心にネットを通じきめ細かく信頼性のある日本食品を紹介し、営業推進に努めました。更に従前より戦略的に取り組んでいる当社独自の企画・開発品が実を結び始め、また新型コロナウイルスからの立ち直りが比較的早かった国の海外子会社が利益面で下支えしました。

その結果、海外事業部門の売上高は1,766百万円と前年同期比9.7%の増加となり、売上総利益は259百万円と前年同期比3.0%の増加となりました。

 

 

(2) 財政状態の状況

(資産)

当第2四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ37百万円増加26,272百万円となりました。その主な内容は、現預金542百万円の増加と売上債権399百万円の減少です。

(負債)

負債合計は、前連結会計年度末に比べ69百万円増加14,423百万円となりました。その主な内容は、借入金320百万円の増加と未払金163百万円及び仕入債務150百万円の減少です。

(純資産)

純資産合計は、前連結会計年度末に比べ32百万円減少11,848百万円となりました。その主な内容は、東京アライドコーヒーロースターズ株式会社の株式の追加取得による資本剰余金196百万円の増加と非支配株主持分311百万円の減少です。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ542百万円増加し、4,158百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は621百万円(前年同期は797百万円の使用)となりました。これは、仕入債務の減少150百万円に対し、税金等調整前四半期純利益179百万円、売上債権の減少399百万円及び減価償却費234百万円等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は78百万円(前年同期に比べ使用した資金は514百万円減少)となりました。これは、貸付金の回収による収入49百万円に対し、有形固定資産の取得による支出94百万円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果得られた資金は8百万円(前年同期に比べ得られた資金は184百万円減少)となりました。これは、配当金の支払額76百万円及び前連結会計年度に連結子会社となった東京アライドコーヒーロースターズ株式会社の株式の取得による支出123百万円に対し、借入金及び社債の収支による収入292百万円等によるものであります。

 

(4) 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

 

(6) 資本の財源及び資本の流動性に係る情報

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの資本の財源及び資本の流動性に係る情報に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

 

(7) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更及び新たに生じた問題はありません。

 

(8) 研究開発活動

特記すべき研究開発活動はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。