(重要事象等について)
当第3四半期累計期間の業績は、世界経済の先行き不透明感や厳しい消費マインドの中において、当社が属しておりますカジュアルウェア市場におきましては、大手得意先のPB化傾向の拡大や消費者の高い生活防衛意識の影響から大手得意先の店頭在庫消化率低下など、依然として厳しい経営環境の中で推移いたしました。その結果、営業損失は182,184千円、経常損失は186,417千円、四半期純損失は187,571千円計上いたしましたことから、136,705千円の債務超過の状態となりました。このような多額の損失を計上している状況から、継続企業の前提に重要な疑義が存在しており、収益性と財務体質の早急な改善を迫られております。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期累計期間におけるわが国の経済情勢は、政府の経済政策や金融緩和策を背景に、円安・株高で推移するとともに輸出関連企業を中心に業績の改善や、大手企業を中心に雇用・所得環境の改善傾向などの動きがみられました。一方で、新興国の経済成長の鈍化や中東地区等の地政学的リスクの存在、円安の進行に伴う原材料価格の上昇など、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
また、当社が属しておりますカジュアルウェア市場におきましては、一部で所得の改善傾向からの回復の兆しが見られるものの、大幅な改善には至っておらず、低価格志向が強く慎重な消費行動が続くなど厳しい市場環境の中での推移となりました。
このような状況の中、当社におきましては基幹事業であります卸売事業で、ブランドの再構築を目的に主力得意先ごとへの営業活動の強化に努めました。その中で、主力ブランドであります「Piko Hawaiian Longboard Wear」(ピコ)については、商品提案の強化と併せ販売促進策として「PIKO HAWAIIAN CAMPAIGN 2015」をスタートさせ、販売活動に努めました。また、秋冬に向けた展開として、ブランド力を活かしてファミリーを意識した企画を提案いたしました。「Flying Scotsman」(フライング スコッツマン)につきましては、直接消費者へ向けたブランディングを目的に期間限定の店舗展開を行い販売活動に努めるとともに、新たにビジネスカジュアルをテーマとした商品群を提案いたしました。「RUSS-K」(ラス・ケー)については、主力得意先に向け商品提案を中心に販売活動に努めるとともに、ティーンズ層をターゲットとした商品企画を提案いたしました。
また、より多くの要望やニーズに対応すべく、他社のブランドを使用した商品企画を加え、全てのブランドにおいてアイテム数の拡充などの企画力強化に努めました。
商品原価におきましても、中国沿海部における労働力不足に対応するとともに、人件費や物価の高騰と円安に伴う商品原価の上昇を抑制するために、中国国内の生産・物流体制の見直しを行ってまいりました。
ライセンス事業では、卸売事業とのシナジー効果を高めることを目的に、サブライセンシー各社との協業を行い、ビジネスモデルの構築を進めるとともに、新分野開拓に向けた新たなブランドの発掘にも努めました。
一方で、4月には当社が扱うブランドを一斉に展示した2015年秋物・冬物の展示会、9月には2016年春物・夏物の展示会を開催し、当社のブランド企画提案力を活かし各得意先ごとに提案を行い、各々の時期に売上が確保出来るよう営業活動を行いました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は、427,854千円(前年同期比15.8%減)、営業損失は182,184千円(前年同期は営業損失96,732千円)、経常損失は186,417千円(前年同期は経常損失121,278千円)、四半期純損失は187,571千円(前年同期は四半期純損失27,750千円)となりました。
(2) 財政状態の分析
資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産は、前事業年度末に比べて216,285千円減少し286,583千円となりました。この主な要因は、たな卸資産が67,450千円増加したものの、現金及び預金が157,037千円、未収還付法人税等が102,496千円、受取手形及び売掛金が37,450千円減少したこと等によるものであります。固定資産は、前事業年度末に比べて、566千円減少し27,361千円となりました。この主な要因は、有形固定資産が723千円増加したものの、無形固定資産が869千円、投資その他の資産が420千円減少したことによるものであります。
これらの結果、当第3四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末に比べて216,852千円減少し313,945千円となりました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債は、前事業年度末に比べて29,261千円減少し447,867千円となりました。この主な要因は、未払法人税等が1,898千円、流動負債のその他が3,183千円増加したものの、支払手形及び買掛金が34,371千円減少したこと等によるものであります。固定負債は、前事業年度末に比べて14千円増加し2,782千円となりました。この主な要因は、資産除去債務が32千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末に比べて187,604千円減少し△136,705千円となりました。この主な要因は、四半期純損失を187,571千円計上したことによるものであります。
(3) 対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(5) 重要事象等についての分析と対応策
当第3四半期累計期間の業績は、世界経済の先行き不透明感や厳しい消費マインドの中において、当社が属しておりますカジュアルウェア市場におきましては、大手得意先のPB化傾向の拡大や消費者の高い生活防衛意識の影響から大手得意先の店頭在庫消化率低下など、依然として厳しい経営環境の中で推移いたしました。その結果、営業損失は182,184千円、経常損失は186,417千円、四半期純損失は187,571千円を計上いたしましたことから、136,705千円の債務超過の状態となりました。このような多額の損失を計上している状況から、継続企業の前提に重要な疑義が存在しており、収益性と財務体質の早急な改善を迫られております。
当社は、当該状況を解消し、安定的な収益を確保できる企業体質を構築するために、営業活動では、既存ブランドについて現在のポジショニングの分析を行い、細分化することで、ブランドポートフォリオの見直しを行い、市場規模に適した戦略を立案し収益の確保に努めてまいります。併せて、各得意先への提案強化を行うことや、直接消費者への販売及びブランディングを目的とした期間限定店舗展開、他社のブランドやキャラクターとのコラボレーション企画などを提案し、営業活動に努めてまいります。
また、ブランドごとに適切な販売促進策の計画を行い、新規取引先の獲得や休眠している取引先の再開を目指し、収益の確保に努めてまいります。
一方、販売費及び一般管理費につきましても、引き続き様々なコスト削減の努力を行いコスト構造の改善に努めてまいります。
また、当第3四半期会計期間末において、136,705千円の債務超過の状態であることから、資本政策を含む、財務体質の改善等を検討しております。
これらの施策を推進することで経営基盤の強化を図り、企業経営の安定化に努めてまいります。