当第3四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におきましては、ウクライナ情勢の影響を受けた資源エネルギーの供給制約や資源価格の上昇により物価が高騰し、各国の中央銀行がインフレの加速を抑制するための大幅な利上げに踏み切る等、世界経済の回復ペースは鈍化しました。 欧州では、高インフレやエネルギー供給への懸念から消費者マインドは悪化し、インフレ抑制を目的とした金融引き締めにより景気後退の懸念が強まりました。 米国では、物価の上昇が消費者の購買力を下押ししたものの、堅調な雇用環境と賃金上昇が続いたことから、個人消費は堅調に推移しました。 中国では、ゼロコロナ政策による行動制限が緩和されたことを受けて、先送りされていた需要が顕在化し、個人消費の持ち直しは見られましたが、中国国内市場の様々な製品の不足や納期の遅延等が幅広い業界に影響を及ぼしており、依然として先行きは不透明な状況が続いております。日本では、円安の進行から生活用品の価格が上昇する一方で、政府による新型コロナウイルス(COVID-19)対策の緩和を受けた経済活動の正常化への期待から、個人消費は緩やかな持ち直しを見せ始めました。
このような環境の下、当社グループは、世界的な資源価格の上昇があるなか、前事業年度中より開始した廃金属に係る貿易取引を軸に事業規模拡大に努めてまいりました。しかしながら、当第3四半期連結累計期間におい
ては、前年同期中に発生した大口の新型コロナウイルス関連商材の取引がなかった影響から、売上高2,691,826千
円(前年同期比14.92%減)、営業損失161,896千円(前年同期は117,280千円の営業損失)、経常損失72,740千円(前年同期は147,964千円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失94,204千円(前年同期は88,259千円の親
会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
当社のセグメント別の業績は以下のとおりです。
①アパレル事業
アパレル事業につきましては、事業全体の見直し並びに事業の再構築を進めております。その一環として、既存の卸売事業構造を抜本的に見直す一方、自社が保有するブランドライセンスの認知度向上に注力して参りました。
また、中国子会社を中心に行っている中国市場向けの自社ユニフォームブランドの企画・販売事業につきましては、中国本土における新型コロナウイルスの感染拡大によるロックダウン(都市封鎖)の影響から完全には抜け切れておらず、本格的な回復にはまだ一定の時間がかかるものと思われます。
この結果、売上高は24,134千円(前年同期比4.15%減)、セグメント利益は2,639千円(前年同期比311.74%増)となりました。
②不動産関連サービス事業
不動産関連サービス事業につきましては、当社が令和2年12月30日付にて子会社化した株式会社大都商会が保有 する工場の賃貸収入を計上した結果、売上高は3,216千円(前年同期比99.03%減)、セグメント利益は568千円(前年同期は2,317千円のセグメント損失)となりました。
③貿易事業
当社グループの収益性の改善及び安定的な収益の柱の構築を目的に、日用雑貨品及びその他製品の輸出取引に加え、ポリエチレンテレフタレート(PET)の輸入及びプラスチック再生製品等の輸出入業務を行っております。また、アルミニウム、銅を主体とした廃金属に係る輸出入業務を開始いたしております。
この結果、売上高は2,664,475千円(前年同期比5.05%減)、セグメント利益は61,188千円(前年同期比30.00%減)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて372,089千円増加し、1,797,794千円となりました。これは主として、商品が255,253千円、前渡金が31,724千円、その他(流動資産)が30,132千円、現金及び預金が15,339千円増加したこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて5,603千円減少し、510,401千円となりました。これは主として、短期借入金が22,358千円、買掛金が13,734千円増加したものの、未払金が23,055千円、未払法人税等が26,314千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べて377,692千円増加し、1,287,393千円となりました。これは主として、資本金が235,163千円、資本剰余金が235,163千円増加したこと等によるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。
なお、当社は、令和4年6月13日開催の取締役会決議に基づき、テルフィーズ株式会社との間で業務提携契約を締結いたしました。本業務提携は、当社グループが持つ設備や廃金属及び廃プラスチックならびに廃油のリサイクル技術の活用と、テルフィーズが持つリサイクル装置製造や販売ノウハウを相互に共有することで、リサイクル分野における資源利活用の研究開発、新規顧客獲得や営業販路の拡大をはかって行くことを目標としています。
また、当社は、令和4年7月28日開催の取締役会決議に基づき、株式会社Y.S.D及び株式会社協栄情報との間で、各々包括業務提携に関する基本合意書を締結いたしました。株式会社Y.S.Dとは、今後、当社と株式会社Y.S.Dが有する貿易取引に係る有形無形の強みと流通チャネルを活かした共同事業を、他方、株式会社協栄情報とは、今後、当社が有するプラスチック再生事業ならびに廃金属処理事業の各工程処理に対する株式会社協栄情報による管理システムの設計・構築と共同開発ならびに開発商品のパッケージ化と共同販売を推進してまいります。
加えて、当社は、令和4年7月28日開催の取締役会決議に基づき、株式会社Y.S.D及び株式会社協栄情報との間で、当社が令和3年11月8日付けにて取得した当社第6回新株予約権5,988,000株を各々2,994,000株ずつ処分する新株予約権譲渡契約書を締結いたしました。両社ともに、当社と相互の事業シナジー及び純投資とをバランス良く調整しながら、短期的な売却に走るのではなく今後の株価の推移や市場での株式取引状況を鑑みながら、市場にて売却する旨を確認しております。
また、当社第6回新株予約権5,988,000株処分後の令和4年10月31日現在行使残高については、株式会社Y.S.Dに付き2,994,000株(全部行使)、株式会社協栄情報に付き2,240,100株(未行使残高は753,900株)となっております。