第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」から変更があった事項は以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 海外との取引について

当社グループは、中華人民共和国に医薬品等製造事業の生産拠点の一部や事業拠点を設けております。また、ベトナム社会主義共和国にも事業拠点を置いております。こうした海外における事業活動や日本と海外との間の製品・商品の輸出入取引において、政治的摩擦や為替の急激な変動等が当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。 

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

当第1四半期連結累計期間(平成28年4月1日~6月30日)の国内景気は緩やかな回復基調が続くものの、新興国および資源国等の成長鈍化に伴う輸出の減速や、国際政治の変動等に伴う金融資本市場の影響および個人消費の足踏み等、先行きには下方リスクも見られております。

このようななか当社グループでは、新たに「16-18中期経営計画 明日への躍進」を策定し、今年度よりグループ経営方針(Challenge 3)に掲げた「グループ一体となった事業強化」、「健康・医療関連領域の拡充」、「環境変化に先駆けた事業モデルの変革」に取り組んでおります。

そうしたなか、当第1四半期連結累計期間における当社の業績は、売上高6,449億17百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益100億27百万円(同35.8%増)、経常利益127億74百万円(同29.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益87億92百万円(同41.7%増)となりました。

 

セグメント別の業績は、次のとおりであります。

 

① 医療用医薬品等卸売事業

医療用医薬品市場におきましては、平成28年4月の診療報酬改定を受けて平均7.8%の薬価引き下げの影響等があったものの、4.4%の成長(クレコンリサーチ&コンサルティング株式会社推定)となりました。このような状況のなか、医療用医薬品等卸売事業につきましては、業界共通の最重要課題である「流通改革の推進」の取り組みを徹底し、医療用医薬品No.1卸として環境変化に先駆けた事業基盤のさらなる強化を進めました。

平成28年7月、アルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区)は、ティーエスアルフレッサ株式会社(本社:広島市西区)の九州エリアにおける医療用医薬品等卸売事業を統合しました。また本年10月には東海地方を営業エリアとするシーエス薬品株式会社(本社:名古屋市中区)を合併する予定となっております。各地域においてお得意様のニーズに幅広くお応えする体制を整えて事業基盤を強化し、お得意様満足のさらなる向上を目指してまいります。

物流面では、アルフレッサ株式会社が昨年度の大阪物流センター(所在地:大阪市北区)の稼動に続いて、平成28年5月に京都医薬品センター(所在地:京都市伏見区)を稼動しました。両センターは多くの医療機関が集まる大阪、京都の中心部に位置しており、地域に密着した安心・安全な医薬品流通の中核拠点として今後も地域医療へ寄与してまいります。

当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は5,694億51百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は94億13百万円(同39.0%増)となりました。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高32億51百万円(同11.6%増)を含んでおります。

 

 

② セルフメディケーション卸売事業

セルフメディケーション卸売事業におきましては、全社で推進している物流改革によるコスト削減や利益率の高い専売商品の販売に注力することにより安定的な利益の確保に努めました。

当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は644億36百万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は5億67百万円(同129.6%増)となりました。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高3億85百万円(同185.3%増)を含んでおります。

 

③ 医薬品等製造事業

医薬品等製造事業におきましては、平成28年4月にエーザイ株式会社(本社:東京都文京区)の子会社であるサンノーバ株式会社(本社:群馬県太田市)の医薬品等製造販売事業を承継し、当社の連結子会社として営業を開始いたしました。

アルフレッサ ファーマ株式会社(本社:大阪市中央区)は、サノフィ株式会社と共同開発した抗てんかん薬「サブリル®散分包500mg」の製造販売承認を取得し、本年7月より発売いたしました。

当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は93億57百万円(前年同期比30.3%増)、営業利益は2億53百万円(同120.7%増)となりました。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高20億75百万円(同1.3%減)を含んでおります。

 

④ 医療関連事業

医療関連事業におきましては、「ヘルスケアコンソーシアムの実現」に向けて健康・医療関連領域の拡充を進めております。主な事業である調剤薬局事業は平成28年4月の調剤報酬改定等の影響を受けております。

当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高は73億83百万円(前年同期比0.9%増)、営業損失は1億12百万円(前年同期は営業利益2億16百万円)となりました。

 

(2) 財政状態の分析

① 資産の部

当第1四半期連結会計期間末における資産合計は、当連結会計年度より連結子会社が1社増加した影響等により、前連結会計年度末と比較して184億7百万円増加し、1兆2,719億2百万円となりました。

流動資産は、前連結会計年度末と比較して95億69百万円増加し、9,747億5百万円となりました。これは主として、「現金及び預金」が436億15百万円増加ならびに「受取手形及び売掛金」が29億61百万円増加した一方で、「有価証券」が419億55百万円減少したことによるものです。

固定資産は、前連結会計年度末と比較して88億37百万円増加し、2,971億97百万円となりました。これは主として、「投資有価証券」が40億98百万円増加ならびに「建物及び構築物(純額)」が24億81百万円増加したことによるものです。

 

② 負債の部

当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末と比較して107億89百万円増加し、8,955億56百万円となりました。

流動負債は、前連結会計年度末と比較して91億16百万円増加し、8,446億29百万円となりました。これは主として、「支払手形及び買掛金」が100億66百万円増加した一方で、「未払法人税等」が42億67百万円減少したことによるものです。

固定負債は、前連結会計年度末と比較して16億73百万円増加し、509億27百万円となりました。これは主として、「退職給付に係る負債」が11億31百万円増加したことによるものです。

 

③ 純資産の部

当第1四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末と比較して76億18百万円増加し、3,763億45百万円となりました。

これは主として、「利益剰余金」が51億9百万円増加ならびに「その他有価証券評価差額金」が26億45百万円増加したことによるものです。

 

(3) 事業上および財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第1四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は、3億21百万円(前年同期比14.8%増)であります。

なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。