当第2四半期連結累計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについては重要な変更はありません。
なお、文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間の世界経済は、多くの国や地域においてコロナウイルス感染症への防疫措置が適宜緩和されたことにより正常化が進みました。一方で、ゼロコロナ政策に伴う上海市の厳格なロックダウンをはじめとした中国の主要都市での行動制限に加え、ロシアのウクライナ侵攻に対する大規模な経済制裁等によって、原材料・エネルギー価格の高騰やサプライチェーンの混乱に拍車がかかり、先行きの不透明感が高まりました。
我が国経済は行動制限の段階的な緩和とともに持ち直しの動きが見られたものの、資源価格をはじめとする物価高騰に加え、急激な円安の進行により景気下振れリスクが高まりました。
このような経済状況の中、当社グループは需給の不均衡とそれに起因するインフレ加速に対処すべく、サプライチェーンの最適化や適切な価格転嫁を図ることで業績向上に努めてまいりました。
この結果、当社グループの連結売上高は、349億42百万円(前年同期比18.9%増)、営業利益は25億19百万円(前年同期比6.2%増)、経常利益は27億11百万円(前年同期比2.1%増)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は、19億28百万円(前年同期比2.3%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次の通りであります。
◆アジア事業
[産業資材事業]
尿素水識別センサーおよび尿素SCR用モジュール・タンク等の需要は底堅かったものの、半導体不足をはじめ、サプライチェーンの混乱に起因する各種部品の供給制約に加え、上海ロックダウンによる経済活動の抑制等の影響により、自動車メーカー及び建機・農機メーカー各社の生産台数が一部減少しました。これらの結果、売上高は88億66百万円(前年同期比3.4%減)となり、営業利益は14億28百万円(前年同期比1.3%減)となりました。
[スポーツ・建設資材事業]
民間設備投資が緩やかに改善してきていることから、国内の大型商業施設向け「スーパー・マテリアルズ」(大判セラミックタイル)の販売が増加したことに加え、鉄道施設の安全対策の強化を含む設備投資の増加に伴い、鉄道施設向け「ECOセンタン」(ノンスリップタイル)の販売が高水準となりました。また、運動場、体育館等の文教施設における改修、新設物件の需要も堅調を維持したことから、「モンドターフ」(ロングパイル人工芝)および体育館用床材「タラフレックス」(弾性スポーツシート)の販売が増加しました。これらの結果、売上高は54億8百万円(前年同期比16.5%増)となりました。しかしながら損益面では、工事材料費や人件費が増加したことから、営業利益は2億10百万円(前年同期比6.4%減)となりました。
[その他事業]
イタリア製スポーツアパレル「MONTURA」は、テレビコマーシャルやSNSをはじめとした広告宣伝活動の強化によりブランドの認知度向上に努めた結果、オンライン、直営店、量販店の販売が総じて増加しました。また、ダストコントロール事業は、大手顧客との取引枠が拡大したことからダストコントロール用マットの販売が増加しました。これらの結果、売上高は3億66百万円(前年同期比26.6%増)となりました。一方、損益面では広告宣伝活動を含むマーケティング費用が発生したことから営業損失38百万円(前年同期の営業損失46百万円)となりました。
以上のことから、アジア事業全体では、売上高は146億41百万円(前年同期比3.8%増)となり、営業利益は16億円(前年同期比1.5%減)となりました。
◆北米事業
幅広い業種向けに各種産業用ホース・継手の販売が増加しました。とりわけ、外食産業向け「飲料用ホース」や住宅外壁塗装用の「ペイントスプレーホース」の需要が高水準を維持しました。また、第1四半期から第2四半期にかけて高まる季節需要を取り込んだことで、灌漑を含む農業分野向け「レイフラットホース」等の販売も好調に推移しました。これらの結果、現地通貨ベースでの売上高が増加したことに加え、為替相場が円安方向へ大きく変動したことにより、売上高は179億63百万円(前年同期比35.9%増)となりました。一方、損益面では原材料、人件費、物流費の高騰に対し、価格転嫁を鋭意実施してきましたが、それを上回るインフレの加速により、営業利益は12億36百万円(前年同期比16.9%増)に留まりました。
◆欧州・南米事業
スペインとアルゼンチンに拠点を置く製造販売子会社では、北米事業の販売ネットワークを活用した消防機関向け「消防用ホース・ノズル」の米国向け輸出が好調に推移したことに加え、灌漑を含む農業分野向け「レイフラットホース」の販売も堅調であったことから、売上高は23億38百万円(前年同期比13.5%増)となりました。損益面では、引き続きアルゼンチンの超インフレ会計適用がマイナス要因となるものの、旺盛な需要を取り込んだことで売上高が増加し、営業利益は2億31百万円(前年同期比36.6%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて16.1%増加し、606億16百万円となりました。これは、主に受取手形、売掛金及び契約資産が5億64百万円増加した他、商品及び製品が35億58百万円増加したことによるものです。
負債合計は、前連結会計年度末と比べて12.9%増加し、270億3百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が11億6百万円増加した他、短期借入金が17億円増加したことによるものです。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて18.8%増加し、336億13百万円となりました。これは、利益剰余金が15億92百万円増加した他、為替換算調整勘定が37億79百万円増加したことによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より6億92百万円増加し、79億13百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な理由は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、1億2百万円の増加(前年同期は30億67百万円の増加)となりました。これは主に税金等調整前四半期純利益27億8百万円や棚卸資産の増加額35億13百万円が要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、4億59百万円の減少(前年同期は6億25百万円の減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出4億7百万円等が要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、1億82百万円の増加(前年同期は22億71百万円の減少)となりました。これは主に短期借入金の増加額15億2百万円、長期借入金の返済による支出14億32百万円等が要因であります。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期連結累計期間において、前連結会計年度の有価証券報告書の「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の、重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症による影響についての仮定は、前連結会計年度の有価証券報告書の「第4 経理の状況 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
(5)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(7)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費総額は、1億92百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等は行われておりません。