第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 なお、新型コロナウイルス感染症拡大については状況を注視しており、今後の経過によっては当社グループの事業に影響を与える可能性があります。

 

(重要事象等)

 当社は、複数の金融機関との間でコミットメントライン契約を締結しておりますが、本契約には一定の財務制限条項が付されており、前連結会計年度末の財政状態は当該条項に抵触しております。しかしながら、各金融機関から当該条項に係る期限の利益喪失についての権利を行使しない旨の合意を得ているほか、当第3四半期連結累計期間において、主要金融機関より運転資金の新規調達を実施しております。したがって、 当社グループには、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)連結経営成績に関する分析

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、社会経済活動の制限や外出自粛要請等により景況感が急速に悪化しました。2020年5月に緊急事態宣言が解除されて以降、経済活動が徐々に再開されて景気に持ち直しの動きも見られましたが、足元では感染症の再拡大により再び緊急事態宣言が発出されるなど、企業収益や雇用環境の悪化懸念による先行きの不透明感が強まっております。

当社グループにおいては、全国に展開するLOGWAY(展示場)における3密を避けるために予約制にして来場制限を設けるなど、厳しい事業環境が続いております。単独展示場である強みを活かした“貸切り暮らし体験”の実施やオンラインセミナーの開催などによる営業活動を継続しておりますが、施工面においても、顧客との打合せに支障が生じて着工スケジュールが長期化するなど、様々な方面に感染症拡大の影響が見られます。

 その結果、当社グループの当第3四半期連結累計期間における連結売上高は、連結子会社である株式会社BESSパートナーズ(以下、BP社)における売上増加が寄与したものの、前年同期比5.6%減の11,860百万円となりました。一方、利益面においては、上記の売上高減少などに伴い連結営業損失311百万円(前年同期は199百万円の損失)、連結経常損失336百万円(前年同期は204百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は349百万円(前年同期は223百万円の損失)となりました。

 また、当第3四半期から東京都・代官山の「BESSスクエア」においてリニューアルオープン(2021年4月予定)に向けた改修工事により一時閉鎖期間となっている影響もあり、連結契約(受注)高は前年同期比11.1%減少の9,965百万円、期末契約(受注)残高は12,751百万円となりました。

 

セグメント別の経営成績は以下の通りであります。

①直販部門

連結売上高の31.5%(外部顧客売上高ベース)を占める直販部門は、東京都・代官山の「BESSスクエア」、東京都・昭島の「BESS多摩」及び神奈川県の「BESS藤沢」の直営3拠点で、東京・神奈川圏を中心とする顧客との直接の工事元請契約によるBESS企画型住宅等の提供を主要事業としております。

当第3四半期連結累計期間の業績は、期初の契約残高からの売上進捗により、セグメント売上高は3,738百万円(前年同期比0.2%増)、セグメント利益は391百万円(前年同期比64.2%増)となりました。

一方、感染症拡大防止のための外出自粛要請の影響などにより集客数が大幅に減少するなか、新たに、予約制による“貸切り暮らし体験”の推奨やLOGWAYクラブ会員制度など独自のLOGWAY戦略を推進して営業効率を高めることに努めたものの、「BESSスクエア」における一時閉鎖の影響もあり、セグメント契約(受注)高は2,860百万円(前年同期比24.7%減)となりました。

 

②販社部門

連結売上高の34.7%を占める販社部門は、全国の地区販社に対して、BESSブランドと販売システム等を提供するとともに、BESS企画型住宅の部材キット等を供給する事業を行っております。

当第3四半期連結累計期間の業績は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、同期間の新規契約棟数が前年同期比23.8%減で推移していることや、顧客との打合せに支障が生じて着工スケジュールが長期化していることなどにより、セグメント売上高は5,659百万円(前年同期比21.0%減)となり、セグメント利益は267百万円(前年同期比63.6%減)となりました。

また、直販部門と同様に営業効率を高める取組みを行っていますが、BP社とのセグメント間の内部取引割合が増加した影響もあり、セグメント契約(受注)高は3,138百万円(前年同期比21.5%減)となりました。

 

③株式会社BESSパートナーズ

連結売上高の33.8%を占める国内連結子会社のBP社は、金沢(石川県)、熊谷(埼玉県)、水戸、つくば(茨城県)、富士、浜松(静岡県)、東愛知(愛知県)、糸島(福岡県)、熊本(熊本県)に、2020年9月より千秋(秋田県)が加わり、さらにその連結子会社である株式会社BESS札幌が担う札幌(北海道)、同じく株式会社BESS岐阜が担う岐阜(岐阜県)による合計12拠点のBESS LOGWAYを営業拠点として、顧客との直接の工事元請契約によるBESS企画型住宅等の提供を主要事業としております。なお、従来静岡県内では3拠点を運営してまいりましたが、さらに事業効率を高めるためにこれを見直し、2020年11月に静岡中部拠点を閉鎖して2拠点体制としております。

当第3四半期連結累計期間の業績は、2019年1月から引き継いだ6拠点が売上増加に寄与してきたことから、セグメント売上高が4,052百万円(前年同期比35.2%増)となりましたが、直近引き継いだ3拠点においては運営経費が先行しているため、セグメント損失が33百万円(前年同期は197百万円の損失)となりました。

また、セグメント契約(受注)高は、拠点増加の影響等により3,966百万円(前年同期比16.3%増)となりました。

 

(2)財政状態に関する分析

当第3四半期連結会計期間末の総資産は前連結会計年度末比で182百万円増加の12,794百万円、負債は同689百万円増加の9,757百万円、純資産は同507百万円減少の3,036百万円となりました。それぞれの主な増減要因につきましては、次の通りであります。

総資産の増加は、「現金及び預金」が1,157百万円、「有形固定資産その他」が143百万円それぞれ増加した一方、「売掛金及び完成工事未収入金」が1,220百万円減少したこと等によります。

負債の増加は、「短期借入金」が1,267百万円、「長期借入金」が345百万円それぞれ増加した一方、「買掛金及び工事未払金」が796百万円減少したこと等によります。

純資産の減少は、「親会社株主に帰属する四半期純損失」を349百万円計上したこと等によります。その結果、自己資本比率は23.7%となりました。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。今後も新型コロナウイルス感染症拡大の影響を注視しつつ、引き続き、財政状態の健全化に努めて参ります。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は、142百万円であります。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。