当第2四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
当第2四半期累計期間におけるわが国経済は、2023年4―6月期の四半期別GDP実質成長率が増加し、3四半期連続でプラスとなりました。企業収益は、総じてみれば改善しており、雇用情勢は労働力人口及び従業者数は増加し、完全失業者数は減少し改善の動きが見られています。個人消費は持ち直しており、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、持ち直しが続くことが期待されます。ただし、世界的な金融引締めやエネルギー情勢に伴う影響等など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっております。
当社の事業セグメントは、バイク事業及びフィットネス事業となっております。当第2四半期累計期間におけるセグメント別の業績は次のとおりであります。
(バイク事業)
コロナ禍に端を発したバイクブームはコロナ禍の収束に伴いやや落ち着きを見せてきております。それにより、バイクメーカーによる生産の状況についても、これまで人気車種についてはユーザーが待ちきれないような長い納期であったものが徐々に解消しつつあります。
その結果、高年式、良質な中古バイクの業者間オークションでの落札価格もゆるやかに下降傾向となっていることから、当社のオークション売却における売却単価、粗利単価もやや下降傾向となっており、また直販センター2店舗の販売台数も減少傾向にあります。また同様の理由で主に乗り換えが減ったことに起因する買取需要の減少が発生していると思われ、その状況下で買取台数の維持を図っているため、買取1台当たりの広告費単価が上昇傾向になっております。
ただし、上述の状況が発生しはじめたのは第2四半期会計期間の途中からであり、かつ進み方もゆるやかでありますが、第3四半期会計期間以降も落札価格が継続して下降するリスクを回避するために、商品在庫の削減を実行した結果、売上高は大幅に増加しました。
バイク事業の当第2四半期累計期間の業績は、売上高3,134百万円(前年同期比32.2%増)、セグメント利益 276百万円(前年同期比8.3%増)となりました。
(フィットネス事業)
当事業においてエニタイムフィットネスは前第2四半期累計期間末時点では5店舗を運営しておりましたが、当第2四半期累計期間末時点では4店舗となっております。ステップゴルフは2店舗で増減はありません。
当第2四半期累計期間末でのエニタイムフィットネスの月平均会員数は前年同期比1.2%減少し、ステップゴルフの会員数は同14.5%減少したことが影響し、売上高は減少しました。
フィットネス事業の当第2四半期累計期間の業績は、売上高220百万円(前年同期比2.4%減)、セグメント利益29百万円(前年同期比5.1%減)となりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の経営成績は売上高3,354百万円(前年同期比21.2%増)、営業利益306百万円(前年同期比48.1%増)、経常利益301百万円(前年同期比36.6%増)、四半期純利益206百万円(前年同期比5.5%減)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末において総資産は2,589百万円となり、前事業年度末と比較して414百万円増加しました。主な要因としては、現金及び預金が738百万円増加し、商品が274百万円減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期会計期間末において負債は1,678百万円となり、前事業年度末と比較して207百万円増加しました。主な要因としては、1年内返済予定の長期借入金を含む長期借入金が235百万円及び未払法人税等が27百万円増加し、社債が101百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末において純資産は911百万円となり、前事業年度末と比較して206百万円増加しております。これは、四半期純利益206百万円を計上したことによるものであります。
当第2四半期累計期間末の現金及び現金同等物は1,835百万円(前年同期は939百万円)となっております。当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は592百万円(前年同期は得られた資金93百万円)となりました。主な要因は、税引前四半期純利益301百万円及び棚卸資産の減少額274百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、得られた資金は14百万円(前年同期は支出した資金7百万円)となりました。主な要因は、差入保証金の回収による収入24百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、得られた資金は130百万円(前年同期は得られた資金109百万円)となりました。主な要因は、得られた資金としては長期借入れによる収入300百万円、支出した資金としては長期借入金の返済による支出64百万円及び社債の償還による支出101百万円によるものであります。
当第2四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結はありません。