当中間連結会計期間において新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクに重要な変更はありません。
(1)経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の悪化といった地政学上のリスクに加え、円安の進行によるエネルギー価格や原材料価格の高騰、さらには米国の政策動向による経済環境への影響等、先行きの不透明感が高い状況が継続しております。また、当社グループ関連の、ライフサイエンスの基礎研究分野市場の動向は、大学・公的研究機関において堅調に予算執行がなされているものの、市場環境や同業他社との価格競争は依然として厳しい状況が続いております。
このような状況下、当社グループにおきましては、3カ年計画の最終年度として、「生命科学の進歩に資する」という目的のもと、ライフサイエンス領域の研究開発に資する多様な自社製品・商品・サービスの提供と、在庫の適正化及び迅速出荷に取り組んでおります。当中間連結会計期間における売上高は5,402百万円(前年同期比5.3%増)となり、売上総利益は1,866百万円(前年同期比9.0%増)、売上総利益率は34.5%(前年実績33.4%)となりました。為替レートは当中間連結会計期間平均149円/ドル(前年同期149円/ドル)で推移しました。
販売費及び一般管理費は、各種経費が増加し、営業利益は276百万円(前年同期比14.4%減)、経常利益は343百万円(前年同期比1.8%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は250百万円(前年同期比2.9%減)となりました。
また、売上高を品目別にみますと、研究用試薬4,337百万円(前年同期比6.0%増)、機器1,065百万円(前年同期比2.9%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資産)
流動資産につきましては、前連結会計年度末に比べ、現金及び預金が500百万円増加した一方、売上債権(受取手形及び売掛金)が378百万円減少、その他が139百万円減少したこと等により、130百万円減少いたしました。有形固定資産及び無形固定資産につきましては、重要な変動はありませんでした。投資その他の資産につきましては、投資有価証券が204百万円増加したこと等により、216百万円増加いたしました。
以上の結果、当中間連結会計期間末における総資産は11,790百万円(前連結会計年度末比67百万円増)となりました。
(負債)
流動負債につきましては、前連結会計年度末に比べ、146百万円減少し、固定負債につきましては、93百万円増加いたしました。
以上の結果、当中間連結会計期間末における負債は2,115百万円(前連結会計年度末比52百万円減)となりました。
(純資産)
純資産につきましては、9,674百万円(前連結会計年度末比119百万円増)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は694百万円(前年同期比123.8%増)となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益371百万円、売上債権の増減額363百万円、棚卸資産の増減額56百万円、仕入債務の増減額△163百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は33百万円(前年同期は△45百万円)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は209百万円(前年同期比116.6%増)となりました。
以上の結果、当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物は当期首の2,393百万円から500百万円増加して2,893百万円となりました。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、47百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。