当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、政府・自治体による緊急事態宣言が発令され、全国的に外出や移動の自粛が行われたことで経済活動が停滞いたしました。また、同宣言解除後も第二波、第三波による影響が懸念されることなどから、景気・経済の先行きは極めて不透明な状況で推移いたしました。
当社グループの属する食品関連業界におきましても、外出や移動の自粛による外食産業の収益の落ち込み及び閉店や休業の増加が継続するなど、先行きの不透明感は増しております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、従業員や取引先様等の安全確保を最優先事項とし、社内換気・マスク着用の徹底、全従業員及びご来訪者様の体調確認、座席間隔確保などのソーシャルディスタンス対応、テレワーク・時差出勤の推奨などの新型コロナウイルス感染症対策を徹底いたしました。
当社グループの主力事業であります青果物卸売業におきましては、主要な販売先である外食産業における休業状態の回復が緊急事態宣言解除以降、徐々に見受けられたものの、客足の回復は限定的であり、また、大型の閉店や撤退が相次いだ事から当社グループの販売量が大きく減少いたしました。
このような事業環境の変容を重く受け止め、当社グループといたしましては、新たに青果物の消費者向け直接販売への取り組みに着手いたしました。ドライブスルー八百屋の展開や大型量販店での野菜ボックス販売、スーパーなどの小売店舗への青果物供給などに着手するため、営業部門の強化を実施し、当社グループの強みを活かした提案を開始いたしました。当第1四半期連結累計期間においては、その成果は当社グループの収益に大きく寄与するまでには至りませんが、今後の大きな収益源とすべく、新規開拓やノウハウの蓄積に引続き取り組んでいく所存であります。
この結果、当第1四半期連結累計期間における売上高は5,459百万円(前年同四半期比45.0%減)となりました。
利益につきましては、一部工場の一時的な縮小や業務効率化による時間外労務費の縮小など徹底的なコスト削減に努めてまいりましたが、売上高減少の影響は大きく、営業損失は1,058百万円(前年同期は207百万円の営業利益)、経常損失は755百万円(前年同期は223百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は600百万円(前年同期は138百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 青果物事業
当セグメントの売上高は、前連結会計年度中に発生した新型コロナウイルス感染症拡大の影響が継続し、2020年4月には政府・自治体による緊急事態宣言が発令されたことにより、当社グループの主要な販売先である外食産業への売上高が大幅に減少いたしました。また、2020年5月に同緊急事態宣言は解除されたものの、依然として外出自粛状態が継続したことから、売上高の回復には至らず、5,426百万円と前年同四半期と比べ4,477百万円(45.2%)の減収となりました。セグメント損失(経常損失)は、売上高の減少に対応すべく、徹底的なコスト削減に努めたものの、728百万円(前年同四半期は211百万円のセグメント利益(経常利益))となりました。
なお、2020年4月に、福岡県宗像市においてデリカフーズ株式会社福岡FSセンターの業務が開始いたしました。九州エリアの事業拡大や契約産地の開拓など、今後の当社グループの業績に寄与する新たなFSセンターとして位置付けております。
② 物流事業
当セグメントの売上高は、主要な荷主であるデリカフーズ株式会社の売上高の状況に推移し、受注が大幅に減少したことから、597百万円と前年同四半期と比べ154百万円(20.5%)の減収となりました。セグメント損失(経常損失)は、売上高の減少に対応すべく、徹底的なコスト削減に努めたものの、57百万円(前年同四半期は5百万円のセグメント損失(経常損失))となりました。
③ 研究開発・分析事業
当セグメントの売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、コンサルティング案件の一時保留や外部向けセミナーの延期、また、分析事業の受託件数減少などにより、16百万円と前年同四半期と比べ16百万円(49.6%)の減収となりました。セグメント利益(経常利益)は、人件費の見直しなど徹底したコスト削減に努めましたが、売上高減少の影響により、1百万円と前年同四半期と比べ1百万円(45.2%)の減益となりました。
④ 持株会社
当セグメントの売上高は、205百万円と前年同四半期と比べ77百万円(27.3%)の減収となりました。セグメント利益(経常利益)は、102百万円と前年同四半期と比べ60百万円(37.2%)の減益となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて3.6%増加し、8,671百万円となりました。これは、主として売掛金が762百万円減少した一方、現金及び預金が954百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて2.1%増加し、13,779百万円となりました。これは、主として建物及び構築物が79百万円減少した一方、繰延税金資産が150百万円、リース資産が86百万円、投資有価証券が61百万円増加したことなどによります。
この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて2.6%増加し、22,451百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて29.5%増加し、6,246百万円となりました。これは、主として未払金が261百万円、買掛金が159百万円減少した一方、短期借入金が1,940百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて2.3%減少し、8,818百万円となりました。これは、主としてリース債務が82百万円増加した一方、長期借入金が291百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて8.8%増加し、15,065百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて7.9%減少し、7,386百万円となりました。これは、主としてその他有価証券評価差額金が39百万円増加した一方、利益剰余金が674百万円減少したことなどによります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は6百万円であります。
当社連結子会社であるデリカフーズ株式会社は、今後の事業展開において機動的かつ安定的な資金調達を可能とすることで、財務基盤のより一層の安定を図ることを目的として、2020年5月に株式会社三菱UFJ銀行と20億円を限度とするコミットメントライン契約を締結しております。