当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、全国的に外出や移動の自粛が行われたことで経済活動が停滞いたしました。Go To キャンペーン等、政府・自治体の各種施策が奏功し、経済活動は一時的に回復の兆しがみられたものの、12月以降は、全国的に感染者が急増し、感染第3波と呼ばれる事態を招いており、景気・経済の先行きは極めて不透明な状況で推移しております。
今後につきましても、新型コロナウイルスの感染終息時期を見通すことは難しく、経済活動には引き続き厳しい状況が続くものと予測されます。
当社グループの属する食品関連業界におきましても、外出や移動の自粛並びにインバウンド需要の喪失等による外食産業への甚大な影響が継続するなど、先行きの不透明感は増しております。
このような状況の中、当社グループにおきましては、従業員や取引先様等の安全確保を最優先事項とし、社内換気・マスク着用、全従業員及びご来訪者様の体調確認、座席間隔確保などのソーシャルディスタンス対応、テレワーク・時差出勤の推奨などの新型コロナウイルス感染症対策の徹底に引き続き努めて参りました。
当社グループの主力事業であります青果物卸売業におきましては、主要な販売先である外食産業において、緊急事態宣言解除後徐々に客足も回復し、当社グループの販売量も回復傾向となりましたが、12月以降の全国的な感染拡大影響を再び受けることとなり、販売量の完全回復までには至りませんでした。
このような事業環境の変容を重く受け止め、当社グループでは、仕入・在庫の厳格管理、廃棄ロスの徹底削減、物流ルートの再編、時間外労務費の縮小等、徹底した効率化を実施して損益分岐点の低減に努めました。また、これまでFSモデルとして展開してきました当社グループの加工工場や物流センター、エフエスロジスティックス株式会社による物流網は、スーパー・コンビニエンスストア・給食事業等においても高い評価を頂いており、新たな販路の開拓も実現することができました。更には、新規事業である消費者向け直接販売事業の拡充も推し進めています。
この結果、9月より単月の経常利益は黒字回復しており、当第3四半期の3ヶ月間では経常利益232百万円まで回復と、筋肉体質化を図っているところです。
しかしながら、当第3四半期連結累計期間では、特に顕著であった第1四半期の売上減少影響をカバーするまでには至らず、売上高は23,582百万円(前年同四半期比24.0%減)、利益につきましては、営業損失が1,142百万円(前年同四半期は635百万円の営業利益)、経常損失が782百万円(前年同四半期は681百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は591百万円(前年同四半期は433百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
なお、新規事業の具体的な内容としましては、消費者向け直接販売(BtoC・DtoC事業)への参入として、4月にドライブスルー八百屋を展開。7月には「ベジマルシェ」ブランドにて独自のECサイトを立ち上げました。そして、9月には同業他社との合弁による関連会社「株式会社青果日和研究所」を設立。12月より「青果日和」ブランドによる一般消費者向けの通信販売をスタートしました。更に、同12月には長崎県にてミールキット製造販売を目的とした孫会社「デリカフーズ長崎株式会社」を設立し、3月からの稼動を予定しております。
これらの成果は当第3四半期連結累計期間において、当社グループの収益に大きく寄与するまでには至りませんが、今後の当社グループの大きな収益源とすべく、既存事業とともに推進していく所存です。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
① 青果物事業
当セグメントの売上高は、前連結会計年度中に発生した新型コロナウイルス感染症拡大の影響が継続し、2020年4月には政府・自治体による緊急事態宣言が発令されたことにより、当社グループの主要な販売先である外食産業への売上高が大幅に減少いたしました。10月以降、政府主導によるGo To キャンペーン等の政策により販売量は回復傾向となりましたが、上期の売上高減少をカバーするまでには至らず、23,405百万円と前年同四半期と比べ7,526百万円(24.3%)の減収となりました。セグメント損失(経常損失)は、売上高の減少に対応すべく、一部工場の一時的な縮小など徹底的なコスト削減に努めたものの、762百万円(前年同四半期は627百万円のセグメント利益(経常利益))となりました(但し、9月より単月のセグメント利益(経常利益)は黒字化しており、当第3四半期の3ヶ月間ではセグメント利益(経常利益)246百万円の黒字となっております)。
なお、2020年4月に、福岡県宗像市においてデリカフーズ株式会社福岡FSセンターの業務が開始いたしました。九州エリアの事業拡大や契約産地の開拓など、今後の当社グループの業績に寄与する新たなFSセンターとして位置付けております。
② 物流事業
当セグメントの売上高は、主要な荷主であるデリカフーズ株式会社からの受注が大幅に減少したことから、2,112百万円と前年同四半期と比べ219百万円(9.4%)の減収となりました。セグメント損失(経常損失)は、売上高の減少に対応すべく、配送コースの集約など徹底的なコスト削減に努めたものの、66百万円(前年同四半期は2百万円のセグメント利益(経常利益))となりました。
なお、2020年9月に、福岡県宗像市(デリカフーズ株式会社九州事業所内)に福岡営業所、2020年10月に東京都昭島市(デリカフーズ株式会社西東京事業所内)に西東京営業所を開設し、デリカフーズ株式会社の各拠点を繋ぐ物流網を構築しております。
③ 研究開発・分析事業
当セグメントの売上高は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、コンサルティング案件の一時保留や外部向けセミナーの延期、分析事業の受託件数減少などにより、56百万円と前年同四半期と比べ34百万円(37.7%)の減収となりました。セグメント利益(経常利益)は、業務の集約や人件費の見直しなど徹底したコスト削減に努めたことにより、8百万円と前年同四半期と比べ2百万円(36.5%)の増益となりました。
④ 持株会社
当セグメントの売上高は、441百万円と前年同四半期と比べ108百万円(19.7%)の減収となりました。セグメント利益(経常利益)は、112百万円と前年同四半期と比べ85百万円(43.2%)の減益となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて7.7%増加し、9,019百万円となりました。これは、主として売掛金が588百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて2.6%増加し、13,853百万円となりました。これは、主としてリース資産が232百万円、繰延税金資産が211百万円、投資有価証券が89百万円増加した一方、建物及び構築物が162百万円減少したことなどによります。
この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて4.6%増加し、22,873百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて43.8%増加し、6,937百万円となりました。これは、主として短期借入金が1,940百万円、買掛金が220百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて5.7%減少し、8,507百万円となりました。これは、主としてリース債務が223百万円増加した一方、長期借入金が758百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて11.5%増加し、15,445百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて7.4%減少し、7,427百万円となりました。これは、主として利益剰余金が665百万円減少したことなどによります。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3) 研究開発活動
当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は23百万円であります。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。