当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善等により、緩やかな回復傾向を続けました。その一方で、地政学的リスクの継続、エネルギーを始めとする諸物価の高止まり、米国の通商政策等の影響もあり、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。
当社グループの主要顧客である外食産業でも、人流の回復やインバウンド消費の拡大を背景に需要は増加基調を続けていますが、慢性的な人手不足に加え、物流費や人件費の上昇、物価高に起因する消費者の節約志向が継続するなど、経営環境は予断を許さない状況が続いています。
こうした中、当社は、青果物加工流通分野において野菜の価値を追求し、未来に向けた「持続可能な農業」と「食を通じた健康増進」を実現する付加価値創造企業として、数々の施策を重ねております。昨年5月に発表いたしました「第五次中期経営計画 keep on trying 2027」につきましては、基本方針である「各種ポートフォリオの改善」、「青果物サプライチェーンの構造変革」、「研究部門・開発部門への投資拡大」を実現すべく、各種の施策を推し進めております。
当中間連結会計期間において、外食産業における売上拡大基調や省力化ニーズの高まりを捉え、第2四半期連結会計期間に若干の鈍化はあったものの、引き続き着実に売上を伸ばしました。主業である青果物流通事業を担うデリカフーズ㈱において、取引先の裾野拡大を継続的に推進し、新たなお取引先様ニーズへの積極的な対応を進めた他、一般消費者向けミールキットを手掛ける楽彩㈱を中心に、BtoC事業の拡充も推し進めました。また、物流子会社であるエフエスロジスティックス㈱も、新規開拓によるグループ外売上の拡大に努めました。以上の結果、当中間連結会計期間における売上高は、中間会計期間としては過去最高の30,810百万円(前年同期比9.8%増)となりました。
一方、損益面では、野菜の価格が総じて落ち着く中、今年度から始まった本部集中仕入制度の奏功もあり調達コスト・在庫の厳格管理、廃棄ロスの削減が進んだこと、人員配置・物流の最適化など現場オペレーションの効率化を一層図ったことに加え、物流子会社が収益性の高い新規取引先の獲得を進め連結ベース利益の底上げに寄与したことなどから、第2四半期連結会計期間も引き続き着実に利益を計上しました。なお、コロナ禍以降取り組んできた業績改善の労に報いる観点から、役職員に対して101百万円の特別還元(人件費)を実施しております。以上から、当中間連結会計期間の営業利益は1,228百万円(前年同期:111百万円の営業損失)、経常利益は1,258百万円(前年同期:73百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する中間純利益は842百万円(前年同期:66百万円の親会社株主に帰属する中間純損失)といずれも大幅な黒字転換となり、過去最高を更新しました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
① 青果物事業
当セグメントの売上高は、外食産業における売上回復基調や省力化ニーズの高まりを捉え、取引業種バランスの最適化を図りながら、新たなお取引先様ニーズへの積極的な対応を進めたことで、30,230百万円と前年同期と比べ2,574百万円(9.3%)の増収となりました。当セグメントの利益につきましては、野菜の価格が総じて落ち着く中、本部集中仕入の奏功、現場オペレーションの効率化などにより、1,140百万円のセグメント利益(経常利益)(前年同期は112百万円のセグメント損失(経常損失))を計上いたしました。
② 物流事業
当セグメントの売上高は、主要な荷主であるデリカフーズ㈱に対する運賃収入が順調に推移したことに加え、外販の獲得にも注力したことから、2,641百万円と前年同期と比べ271百万円(11.5%)の増収となりました。また、セグメント利益(経常利益)も、82百万円と前年同期と比べ17百万円(26.8%)の増益となりました。
③ 研究開発・分析事業
当セグメントの売上高は、受託分析事業が伸び悩む中、37百万円と前年同期と比べ4百万円(10.2%)の減収となりました。また、人件費増の影響から6百万円のセグメント損失(経常損失)(前年同期は3百万円のセグメント利益(経常利益))を計上いたしました。
④ 持株会社
当セグメントの売上高は、648百万円と前年同期と比べ121百万円(23.0%)の増収となりました。セグメント利益(経常利益)は、250百万円と前年同期と比べ85百万円(51.8%)の増益となりました。
流動資産は、前連結会計年度末に比べて18.2%増加し、12,527百万円となりました。これは、売掛金が318百万円減少したものの、現金及び預金が2,126百万円増加したことなどによります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べて0.6%増加し、16,136百万円となりました。これは、主として有形固定資産の建物及び構築物が108百万円減少したものの、投資その他の資産の「その他」が181百万円増加したことなどによります。
この結果、資産合計は、前連結会計年度末に比べて7.6%増加し、28,664百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べて19.5%増加し、10,031百万円となりました。これは、主として短期借入金が1,550百万円増加したことなどによります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べて3.6%減少し、8,890百万円となりました。これは、主として長期借入金が335百万円減少したことなどによります。
この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて7.4%増加し、18,922百万円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末に比べて7.9%増加し、9,741百万円となりました。これは、主として利益剰余金が647百万円増加したことなどによります。
(2) キャッシュ・フローの状況
キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物残高は、5,417百万円となり、前連結会計年度末より1,884百万円増加しました。当中間連結会計期間のキャッシュ・フローの内容は概ね次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、1,778百万円の収入(前年同期は2,597百万円の収入)となりました。これは主に、売上債権の減少額318百万円、減価償却費609百万円などがあったことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、805百万円の支出(前年同期は524百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出523百万円、定期預金の預入による支出240百万円などがあったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、911百万円の収入(前年同期は1,056百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出790百万円があったものの、短期借入金の増加額1,550百万円などがあったことによるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当中間連結会計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費の総額は46百万円であります。
当中間連結会計期間において、重要な契約等の決定又は締結等はありません。