当第3四半期累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、重要事象等は存在しておりません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績の状況
当第3四半期累計期間における我が国経済は、経済活動が正常化に向かう一方、資源価格や原材料価格の高騰、円安による物価上昇が節約志向を高めていることなどで個人消費は低調に推移しました。今後の景気は緩やかな回復基調が見込まれていますが、国内外の見通しは依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況下、当社の服飾事業におきましては、物価高による影響は受けたものの業績はほぼ前年並みで推移しました。賃貸・倉庫事業におきましては、新倉庫(カワサキ貝塚テクノプラザ)も2024年1月から稼働し、引き続き業績は安定して堅調な推移を見せております。ホテル事業におきましては、予定しておりました客室の空調設備やバスルームのリニューアル工事はひととおり終わっております。
その結果、当第3四半期累計期間の業績は売上高1,647,867千円(前年同期比32.8%の増加)、営業利益307,267千円(前年同期比35.1%の増加)、経常利益310,782千円(前年同期比35.0%の増加)、四半期純利益220,974千円(前年同期比48.9%の増加)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
なお、前第3四半期会計期間においてホテルレイクアルスターを直営化したことに伴い、経営管理の観点から「ホテル事業」の区分を新設しています。
(服飾事業)
当事業部門におきましては、継続する物価上昇による消費の落ち込みや円安による原材料価格の高騰により、業績への影響を受けております。その結果、売上高は416,447千円(前年同期比1.9%の増加)、営業損失は11,915千円(前年同期は9,180千円の営業損失)となりました。
(賃貸・倉庫事業)
当事業部門におきましては、倉庫の稼働率は高く、2024年1月にカワサキ貝塚テクノプラザが順調にスタートしたこともあり、堅調に推移しました。その結果、売上高は1,013,566千円(前年同期比27.4%の増加)、営業利益は408,497千円(前年同期比54.8%の増加)となりました。
(ホテル事業)
当事業部門におきましては、お客様に快適にお過ごしいただけるよう客室のリニューアルを進めており、空調設備とバスルームの工事が完了しております。ホテルレイクアルスターは、宿泊、宴会、レストランの3部門が営業の柱となっており、南海本線泉大津駅前という立地を生かし、今後はビジネス利用に加えてインバウンド需要を見込んでおります。なお、当第3四半期累計期間においては、リニューアル工事に伴う費用が発生したこと等から、売上高は217,853千円(前年同期比493.7%の増加)、営業損失は89,313千円(前年同期は27,294千円の営業損失)となりました。
(流動資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産の残高は、前事業年度末に比べて75,591千円(9.6%)増加し、863,655千円となりました。この主な要因は、現金及び預金が174,364千円、商品及び製品が76,819千円増加し、その他が192,226千円減少したことによるものであります。
(固定資産)
当第3四半期会計期間末における固定資産の残高は、前事業年度末に比べて422,244千円(6.2%)増加し、7,195,092千円となりました。この主な要因は、建物及び構築物(純額)が425,952千円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債の残高は、前事業年度末に比べて123,040千円(26.7%)増加し、583,120千円となりました。この主な要因は、未払法人税等が47,890千円、その他が69,943千円増加したことによるものであります。
(固定負債)
当第3四半期会計期間末における固定負債の残高は、前事業年度末に比べて248,365千円(14.2%)増加し、1,993,370千円となりました。この主な要因は、長期借入金が171,460千円、資産除去債務が63,533千円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産の残高は、前事業年度末に比べて126,430千円(2.4%)増加し、5,482,256千円となりました。この主な要因は、四半期純利益を220,974千円計上したものの、配当による減少94,544千円があったことによるものであります。
(2)経営方針・経営戦略等
当第3四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当第3四半期累計期間において、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありませ
ん。
該当事項はありません。
(5)主要な設備
主要な設備の状況
当第3四半期累計期間において完成した主要な設備は次のとおりであります。
当第3四半期会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。