第一部【企業情報】

第1【企業の概況】

1【主要な経営指標等の推移】

(1)連結経営指標等

 

回次

第26期

第27期

第28期

第29期

第30期

決算年月

2016年1月

2017年1月

2018年1月

2019年1月

2020年1月

売上高

(千円)

7,269,704

6,569,763

5,902,303

5,281,942

4,803,540

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

184,268

135,768

23,561

173,904

275,931

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(千円)

46,914

436,115

80,500

825,271

254,407

包括利益

(千円)

57,488

457,591

75,168

849,321

269,721

純資産額

(千円)

2,103,905

1,616,502

1,511,522

662,200

392,478

総資産額

(千円)

5,744,327

5,023,520

4,632,405

3,718,882

2,459,697

1株当たり純資産額

(円)

1,129.18

867.59

811.25

355.41

210.64

1株当たり当期純利益又は当期純損失(△)

(円)

25.17

234.06

43.20

442.93

136.54

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

36.6

32.2

32.6

17.8

16.0

自己資本利益率

(%)

2.2

株価収益率

(倍)

27.2

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

130,009

21,997

196,141

28,883

176,603

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

123,969

89,392

22,720

55,785

1,282,404

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

166,983

28,937

242,441

50,955

909,519

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

479,024

379,864

357,462

330,565

522,352

従業員数

(人)

144

164

136

153

123

(外、平均臨時雇用者数)

(175)

(210)

(190)

(165)

(158)

 (注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.第26期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.第27期、第28期、第29期及び第30期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

4.第27期、第28期、第29期及び第30期の自己資本利益率及び株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失(△)が計上されているため、記載しておりません。

5.従業員数は、役員を除く期末就業人員数であります。

.従業員数欄の( )は、外書きにて臨時雇用者数の年間平均雇用人員であります。

7.第27期より、平均臨時雇用者数の算定方法を変更し、月間所定労働時間により換算しており、第26期につきましても当該換算方法による平均臨時雇用者数を表示しております。

 

 

(2)提出会社の経営指標等

 

回次

第26期

第27期

第28期

第29期

第30期

決算年月

2016年1月

2017年1月

2018年1月

2019年1月

2020年1月

売上高

(千円)

7,269,704

6,564,795

5,901,834

5,281,651

4,803,537

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

189,751

131,812

25,059

179,916

223,966

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

52,285

432,276

75,253

830,505

207,649

資本金

(千円)

308,100

308,100

308,100

308,100

308,100

発行済株式総数

(株)

1,920,000

1,920,000

1,920,000

1,920,000

1,920,000

純資産額

(千円)

2,022,291

1,549,209

1,446,425

598,775

382,269

総資産額

(千円)

5,668,451

4,952,819

4,562,869

3,649,391

2,449,082

1株当たり純資産額

(円)

1,085.38

831.47

776.31

321.37

205.16

1株当たり配当額

(円)

16.00

16.00

0.00

0.00

0.00

(うち1株当たり中間配当額)

()

()

()

()

()

1株当たり当期純利益又は当期純損失(△)

(円)

28.06

232.00

40.38

445.74

111.44

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

35.7

31.3

31.7

16.4

15.6

自己資本利益率

(%)

2.6

株価収益率

(倍)

24.4

配当性向

(%)

57.0

従業員数

(人)

142

162

135

152

122

(外、平均臨時雇用者数)

(162)

(197)

(179)

(163)

(158)

株主総利回り

(%)

65.5

63.2

51.8

35.0

30.7

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(103.2)

(112.0)

(138.1)

(120.5)

(132.7)

最高株価

(円)

1,190

706

647

626

662

最低株価

(円)

662

510

470

297

290

 (注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。

2.第26期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.第27期、第28期、第29期及び第30期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

4.第27期、第28期、第29期及び第30期の自己資本利益率、株価収益率及び配当性向については、当期純損失(△)が計上されているため、記載しておりません。

5.従業員数は、役員を除く期末就業人員数であります。

6.従業員数欄の( )は、外書きにて臨時雇用者数の年間平均雇用人員であります。

7.第27期より、平均臨時雇用者数の算定方法を変更し、月間所定労働時間により換算しており、第26期につきましても当該換算方法による平均臨時雇用者数を表示しております。

8.最高株価及び最低株価は、東京証券取引所JASDAQ(グロース)におけるものであります。

 

 

2【沿革】

1974年4月、天笠悦藏が東京都台東区今戸に、当社の前身となるアマガサ商店を創業し、婦人靴の卸売を主たる業務として営業を開始いたしました。その後の推移については以下のとおりであります。

年月

事項

1976年6月

ノンレザー素材を使用した婦人靴の卸売を目的として、東京都台東区浅草において有限会社天笠を設立。

1985年4月

自社ブランド商品の企画・開発を目的に自社内に商品企画部を新設。

 

自社ブランド「JELLY BEANS」(ジェリービーンズ)を冠したノンレザー婦人靴の企画・開発、卸売販売を開始。

1990年4月

有限会社天笠より営業の全部を譲り受け、株式会社アマガサを設立。

1991年11月

東京都台東区浅草に本社社屋を購入、本社を移転。

2000年7月

東京都台東区浅草に新本社ビル竣工、本社を移転。

2001年3月

小売事業への進出を図り、インショップ形態の小売店舗1号店を開店。

「JELLY BEANS 渋谷パルコ店」の開店(東京都渋谷区 渋谷パルコ(株式会社パルコ)内)。

2002年2月

カジュアルブランド「MINX」(ミンクス)の発表。

2002年6月

東京都台東区浅草に新本社ビル竣工、本社を移転。

2005年9月

通販部門から分離し、自社WEB販売を本格化。

2007年2月

大阪証券取引所ニッポン・ニュー・マーケット-「ヘラクレス」市場に株式を上場。

2007年6月

ブランドを刷新し、エレガンスブランド「Le Chione」(ルキオネ)及び大人ギャルブランド「Ginette」(ジネット)を発表。

2009年6月

東京都台東区浅草に新本社ビル竣工、本社を移転。

2009年7月

中国上海市に天笠靴業(上海)有限公司(現・連結子会社)を設立。

2010年10月

大阪証券取引所JASDAQ市場、同取引所ヘラクレス市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(グロース)に株式を上場。

2011年7月

ヒールカジュアルブランド「Lampe Jente」(ランプジェント)を発表。

2013年7月

 

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(グロース)に

株式を上場。

 

3【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社アマガサ)及び子会社(天笠靴業(上海)有限公司)により構成されており、20代から30代の女性向けに、ノンレザー素材(合成皮革と呼ばれるケミカル素材だけに限らず、人工皮革、合成繊維、布地、その他雑材など天然皮革以外の素材の総称)を用いたカジュアル婦人靴のデザイン・企画、卸売販売、小売販売を主たる事業としております。

当社グループの取扱商品は、「JELLY BEANS」(ジェリービーンズ)を中心とした、オリジナルブランドを冠したノンレザー婦人靴であります。いずれの商品も、おしゃれに特に関心が高いといわれる20代から30代の女性をコアターゲットに定め、若年女性に特化した商品の企画・開発を進め、靴専門店、百貨店、アパレルショップ等の取引先店頭や直営店舗等の販売チャネルを通じ、消費者に販売しております。

 

(1)事業について

 当社は、自社オリジナルブランドを冠したノンレザー婦人靴の卸売販売及び小売販売を行っております。

商品は、靴専門店、百貨店や大手スーパー等の取引先を対象にした卸売販売、直営小売店舗での一般消費者を対象にした小売販売に加え、インターネット上の仮想店舗を使用したWEB通販による販売を行っております。また、一部アパレル企業との取引において、相手先ブランドによる販売を目的とした商品のデザイン・企画、卸売販売を行っております。

なお、天笠靴業(上海)有限公司は、中国国内における商材の調達を主たる目的として2009年7月に設立した海外子会社であります。

 

 [事業系統図]

0101010_001.png

 

[セグメント別売上構成比]

セグメントの名称

販売先別

売上構成比

第29期

自:2018年2月1日

至:2019年1月31日

第30期

自:2019年2月1日

至:2020年1月31日

金額(千円)

構成比

(%)

金額(千円)

構成比

(%)

卸売事業

靴専門店等

1,595,643

30.2

1,255,067

26.1

小売事業

直営店、百貨店

3,086,171

58.4

2,970,881

61.8

EC事業

WEB通販

600,127

11.4

577,591

12.0

合計

5,281,942

100.0

4,803,540

100.0

 

(2)商品について

当社グループの取扱商品は、ノンレザー素材を使用したカジュアル婦人靴であります。

ノンレザー素材を使用した商品は、皮革素材を使用した場合に比べ素材コストが低く製造コストが抑えられるため、販売価格を低目に設定できることに加え、素材の加工が容易であるため多彩なデザインを表現できることや手入れが簡単であるなどの特徴があります。(東京都靴卸協同組合 調べ)

商品は、1年を8シーズンに区分し、年間で約116万足相当(2020年1月期当社実績)を販売しております。商品構成につきましては、①商品企画部でデザイン・企画したものを取引メーカーに生産委託した商品(オリジナル商品)、②メーカーの提案商品にアレンジを加えた商品(アレンジ商品)、③メーカー提案商品の中から選別した商品(セレクト商品)となっております。ベーシックなアイテムから季節と流行に合わせたもの、また、流行を先取りしたものと様々な商品をブランドごとに提供しております。

 

0101010_002.png

(3)商品ターゲットについて

商品は、いずれのブランドも20代から30代の女性をコアターゲットに設定し商品開発を行っており、実購買層は20代から30代の女性であります(当社店頭調べ)。それぞれのブランドのコンセプトに基づき、女性のライフスタイルに合致するような商品の開発を主眼において商品づくりに努めております。

(4)商品開発機能について

コアターゲット層である20代から30代の女性達は世間の流行から大きく外れることを好まない反面、他人との差別化や、自分らしさを表現できる商品を好む傾向が強く、「流行の枠内に収まりつつも各自の個性を発揮できるアイテムを求めている世代である」と認識しております。

このようなターゲットユーザーの深層心理を踏まえ、「他とは少しだけ違う」という、顧客のおしゃれ心を満たす商品の具現化に向け、バリエーション豊富なデザインの婦人靴を提供すべく、有限会社天笠時より商品開発部門(商品企画部)を自社内に設け、自社による商品デザイン企画体制の確立を図っており、2020年1月31日現在商品企画課には、デザイナーやマーチャンダイザーなど6名を配置しております。

仕入先メーカーの協力を得て、当社グループの意図した商品が具現化できることにより、顧客ニーズに沿った微妙なデザインアレンジを反映した多種多様な商品を開発し、それら商品の迅速かつ戦略的な市場投入を実行しております。

また、アパレル企業等、相手先ブランドイメージに合致した商品の提供に努めるべく、販路別に専任商品企画スタッフを配し、取引先の商品デザインに対する要望に柔軟かつ適切に対応できる体制をとっております。

デザイナーは、ブランドごとに分かれ、1~3名のグループを組み商品企画を担当し、デザインから使用素材の決定、サンプル品のチェック、商品化の決定までを担当しております。

マーチャンダイザーは、市場の動きに合わせフレキシブルにアイテムの追加・軌道修正や、展示会等の取引先評価を勘案しバリエーション幅を決定する等、商品化されたアイテムの調整を行い、効率的な商品展開を図る業務を行っております。

いずれのスタッフも定期的に直営店等の店頭に立ちトレンドの分析、自社商品の評価、売れ筋商品の検証等、実際に売り場での接客やリサーチを通じエンドユーザーの生の声や市場の動向から「現在及び今後どのような商品を消費者は求めているのか」を把握するよう努め、また、それを反映させた商品づくりに取り組んでおります。

(5)仕入先について

当社グループは、商品の自社生産をせず、商品企画課にてデザイン・企画したものを国内の靴メーカーへ委託し生産された完成商品を仕入れるファブレス方式をとっております。

近年におけるファッションの流行の変化は非常に速く、短期間で変化している状況を踏まえ、「商品の有効期限」を意識し、「適時・適品」の徹底に努め、最新の流行を反映した商品が流行遅れになる前にスピーディーに店頭に供給することを第一としております。

現在、国内商品のデザイン・企画から商品化を経て取引先に納品するまで、新商品の場合35日、リピート商品の場合20日というリードタイムで行っております。このようなリードタイムの実現は、1999年に仕入管理拠点として設置した神戸事務所を中心に仕入先(製造メーカー)と協力関係を築き、品質面、技術面、物流面において高水準な商品を安定的な生産力をもった特定メーカー数社より仕入れることにより実現しております。

また、インポート商品に関しては従来国内仕入先を介した間接仕入れの方法によっておりましたが、近年の中国における製靴技術の進歩に鑑み、現地法人天笠靴業(上海)有限公司を設立し、原価率の一層の低減を目的とした直接仕入れを開始いたしました。

商品の仕入工程は、次のとおりであります。

0101010_003.png

(6)販売活動について

商品の販売につきましては、年間約5回ショールームで開催する展示会での受注、営業担当者による顧客訪問営業及びショールームでのショールームセールス並びに直営店での小売販売を行っております。

販売取引先は、靴専門店・アパレルショップ等の小売店に対する卸売販売のほか、百貨店、スーパー、通信販売会社等でありますが、直営店やインターネットによる通信販売を通じてエンドユーザーに対し直接販売も行っております。

なお、卸売販売については、原則として売切り販売としていますが、一部委託販売としている場合があります。

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(千米ドル)

主要な事業の内容

議決権の所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

天笠靴業(上海)有限公司

中国上海市

300

商品の調達業務

100

役員の兼任あり。

 (注)議決権の所有割合については出資比率を記載しております。

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2020年1月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

卸売事業

13

-

小売事業

67

144

EC事業

9

3

全社(共通)

34

11

合計

123

158

 (注)1.従業員数は役員を除く就業人員であります。

2.従業員数の欄の( )内の数字は、外数で臨時雇用者の年間平均雇用人員であります。

3.第27期より、平均臨時雇用者数の算定方法を変更し、月間所定労働時間により換算しております。

4.全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。

5.従業員が前連結会計年度末に比べ30名減少しておりますが、その主な理由は、早期希望退職によるもの及び通常の自己都合退職によるものであります。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2020年1月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(才)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

122

158

35.8

7.2

3,540,492

 

セグメントの名称

従業員数(人)

卸売事業

13

-

小売事業

67

144

EC事業

9

3

全社(共通)

33

11

合計

122

158

 (注)1.従業員数は役員を除く就業人員であります。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.従業員数の欄の( )内の数字は、外数で臨時雇用者の年間平均雇用人員であります。

4.第27期より、平均臨時雇用者数の算定方法を変更し、月間所定労働時間により換算しております。

5.従業員が前連結会計年度末に比べ30名減少しておりますが、その主な理由は、早期希望退職によるもの及び通常の自己都合退職によるものであります。

 

(3)労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。