当第2四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
本文における将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間におけるわが国の経済は、名目賃金の伸び悩み等から個人消費が弱めの動きをしているほか、設備投資も好調な企業業績を背景に回復しているものの、依然として力強さに欠けるものとなる等、全体として足踏み状態で推移しました。為替水準は、米国の利上げ観測を受けて一時13年ぶりに1ドル125円台を付けたものの、その後は新興国経済の減速を受けて、米国の利上げ観測が後退したこと等を背景に、四半期末にかけて1ドル120円前後で推移しました。
医療を取り巻く環境につきましては、2020年(平成32年)にプライマリー・バランスの黒字化を目指す観点から、経済財政諮問会議において、平成28年4月に実施される診療報酬の改定について医療費の適正化や地域間格差是正に関する議論が行われたほか、平成29年4月に実施が予定されている消費税率の再引き上げに向け、医療費に係る消費税の取り扱いについて、医療機関の負担軽減を求める動きが活発化してまいりました。
このような情勢のもと当社では、経営の効率化や販売体制の強化に取り組み、業容の拡大を目指してまいりました。
これらの結果、当第2四半期累計期間の売上高は14,753,373千円(前年同期比3.9%増)となりました。営業利益は、円安による輸入商品の仕入価格上昇や、人員増加による人件費の増加により592,001千円(前年同期比17.3%減)、経常利益は586,939千円(前年同期比19.2%減)となりました。四半期純利益は、保有する株式の一部を売却したことで投資有価証券売却益476,843千円が特別利益に計上されたことにより、702,984千円(前年同期比52.1%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 不整脈事業
既存顧客に対するサービスの充実に努めるとともに、新規顧客の開拓にも注力いたしました。その結果、心臓ペースメーカやアブレーション(心筋焼灼術)カテーテル類等の主力商品の販売数量が増加し、当第2四半期累計期間の売上高は12,194,821千円(前年同期比6.1%増)、セグメント利益は1,704,281千円(前年同期比4.5%増)となりました。
② 虚血事業
輸入総代理店として取り扱っている自動造影剤注入装置「ACIST」やエキシマレーザ血管形成システムの消耗品類の販売が堅調に推移したものの、円安の影響によりこれら輸入商品の仕入価格が上昇したため、利益率が低下することとなりました。その結果、当第2四半期累計期間の売上高は2,225,871千円(前年同期比3.0%増)、セグメント利益は626,455千円(前年同期比12.0%減)となりました。
③ その他
前年同期にあった大型機器の販売が、当第2四半期累計期間にはなかったことから、当第2四半期累計期間の売上高は332,680千円(前年同期比39.4%減)、セグメント利益は43,891千円(前年同期比24.6%減)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による資金の獲得632,626千円、投資活動による資金の獲得426,527千円、財務活動による資金の支出△205,045千円等により、前事業年度末と比較して842,324千円増加して4,135,196千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税引前四半期純利益1,040,446千円に加え、仕入債務の増加390,719千円、売上値引引当金の増加27,953千円等の増加要因があった一方、投資有価証券売却益△476,843千円、法人税等の支払△232,947千円等の減少要因があったことから、632,626千円の資金の獲得(前年同期は153,265千円の獲得)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得により△77,111千円、差入保証金の差入れにより△38,943千円の支出がありましたが、投資有価証券の売却により559,647千円を獲得したことから、426,527千円の資金の獲得(前年同期は△65,784千円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
長期借入れにより30,000千円を調達する一方、配当金の支払△202,026千円及び長期借入金の返済△32,890千円等があったことから、△205,045千円の資金の支出(前年同期は△151,357千円の支出)となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社の事業上及び財政上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第2四半期累計期間の研究開発費の総額は18,566千円であります。
なお、当第2四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第2四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に変更はありません。
(6)資本の財源及び資金の流動性についての分析
資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における流動資産は、前事業年度末に比べ1,042,082千円増加し、12,785,484千円となりました。これは主に、投資有価証券の売却により、現金及び預金が842,324千円増加したことによるものであります。固定資産は、前事業年度末に比べ117,656千円減少し、899,840千円となりました。これは主に、保有する株式の一部を売却したことで、投資有価証券が242,643千円減少したことによるものであります。
これらの結果、当第2四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末と比べ924,425千円増加し、13,685,325千円となりました。
(負債)
当第2四半期会計期間末における流動負債は、前事業年度末に比べ499,510千円増加し、7,934,248千円となりました。これは主に、仕入高の増加に伴って買掛金が390,719千円増加したことによるものであります。固定負債は、前事業年度末に比べ19,565千円減少し、327,671千円となりました。これは主に、長期借入金が12,886千円減少したことによるものであります。
これらの結果、当第2四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末と比べ479,944千円増加し、8,261,920千円となりました。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べ444,481千円増加し、5,423,404千円となりました。これは主に、剰余金の配当により202,995千円減少したものの、四半期純利益により702,984千円増加したことによるものであります。
(7)経営者の問題認識と今後の方針について
医療機器業界においては、特定保険医療材料の保険償還価格改定や消費税率の引き上げ、市場の激しい価格競争等、当社を取り巻く事業環境は、今後も厳しい状況が続くものと認識しております。
当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めており、引き続き積極的な営業活動を展開すると共に、徹底した品質管理の向上に努め、顧客ニーズを捉えた施策による成長を推し進めて、社会から信頼される企業集団として企業価値を向上させてまいります。