当第3四半期累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間におけるわが国の経済は、企業の設備投資が持ち直しの動きを見せているものの、個人消費は停滞を続けた状況で推移しており、全体として一進一退の状況となりました。為替水準は、米国が9年半ぶりに政策金利を引き上げましたが、概ね1ドル120円台前半で推移することとなり、前年同期と比較すると1ドル15円程度の円安水準となりました。
医療機器業界におきましては、平成28年4月に実施される診療報酬の改定について盛んな議論が行われ、「地域包括ケアシステムの推進と医療機能の分化・強化、連携」を重点課題とする方向になるとともに、全体として実質1.03%引き下げられることが決定されました。また、平成29年4月に消費税率が再度引き上げられることが予定されていることに関連して、現行制度では医療機関の消費税負担が増大することになることから、今後課税のあり方について総合的に検討されることとなりました。
このような情勢のもと当社では、経営の効率化や販売体制の強化に取り組み、業容の拡大を目指してまいりました。
これらの結果、当第3四半期累計期間の売上高は22,588,631千円(前年同期比5.9%増)となりました。営業利益は、円安による輸入商品の仕入価格上昇や、人員増加による人件費の増加により1,004,636千円(前年同期比4.2%減)、経常利益は1,006,692千円(前年同期比6.2%減)となりました。四半期純利益は、保有する株式の一部を売却したことで投資有価証券売却益476,843千円が特別利益に計上されたことにより、983,252千円(前年同期比44.2%増)となりました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
① 不整脈事業
既存顧客に対するサービスの充実に努めるとともに、新規顧客の開拓にも注力いたしました。その結果、心臓ペースメーカーや電極カテーテル類等の主力商品の販売数量が増加し、当第3四半期累計期間の売上高は18,537,083千円(前年同期比7.2%増)、セグメント利益は2,546,813千円(前年同期比3.8%増)となりました。
② 虚血事業
輸入総代理店として取り扱っている自動造影剤注入装置「ACIST」やエキシマレーザ血管形成システムの販売が全般的に堅調に推移したものの、円安の影響によりこれら輸入商品の仕入価格が上昇したため、利益率が低下することとなりました。その結果、当第3四半期累計期間の売上高は3,518,931千円(前年同期比7.2%増)、セグメント利益は1,019,319千円(前年同期比3.0%減)となりました。
③ その他
前年同期にあった大型機器の販売が、当第3四半期累計期間にはなかったこと等から、当第3四半期累計期間の売上高は532,616千円(前年同期比29.3%減)、セグメント利益は66,685千円(前年同期比24.7%減)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社の事業上及び財政上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)研究開発活動
当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、27,844千円であります。
なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(4)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当第3四半期累計期間において、当社の経営成績に重要な影響を与える要因に変更はありません。
(5)資本の財源及び資金の流動性についての分析
資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産は、前事業年度末に比べ1,264,971千円増加し、13,008,373千円となりました。これは主に、投資有価証券の売却等により、現金及び預金が903,889千円増加したことによるものであります。固定資産は、前事業年度末に比べ131,473千円減少し、886,023千円となりました。これは主に、保有する株式の一部を売却したことで、投資有価証券が240,869千円減少したことによるものであります。
これらの結果、当第3四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末と比べ1,133,497千円増加し、13,894,396千円となりました。
(負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債は、前事業年度末に比べ437,165千円増加し、7,871,903千円となりました。これは主に、仕入高の増加に伴って買掛金が547,044千円増加したことによるものであります。固定負債は、前事業年度末に比べ29,618千円減少し、317,618千円となりました。これは主に、長期借入金が28,510千円減少したことによるものであります。
これらの結果、当第3四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末と比べ407,546千円増加し、8,189,522千円となりました。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末に比べ725,951千円増加し、5,704,874千円となりました。これは主に、剰余金の配当により202,995千円減少したものの、四半期純利益により983,252千円増加したことによるものであります。
これらの結果、自己資本比率は41.1%(前事業年度末は39.0%)となりました。
(6)経営者の問題意識と今後の方針について
医療機器業界においては、特定保険医療材料の保険償還価格改定や消費税率の引き上げ、市場の激しい価格競争等、当社を取り巻く事業環境は、今後も厳しい状況が続くものと認識しております。
当社の経営陣は、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案するよう努めており、引き続き積極的な営業活動を展開すると共に、徹底した品質管理の向上に努め、顧客ニーズを捉えた施策による成長を推し進めて、社会から信頼される企業集団として企業価値を向上させてまいります。