当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成27年3月1日~平成27年11月30日)のわが国経済は、企業収益や雇用情勢が改善するなど、緩やかな回復基調をたどる一方、中国経済の減速をはじめとする海外景気の下振れが懸念されるなど、先行き不透明な状況のうちに推移いたしました。
百貨店業界におきましては、昨年3月はその前年の消費税率引上げ前の駆け込み需要の反動により減収となりましたが、4月以降は訪日外国人の買物需要の増大に加え、都市部を中心に高額品の販売が好調に推移したこともあり、気温が平年より高かった11月を除いて増収となりました。
このような状況の下、当社グループでは、昨年4月に策定いたしました「中期経営計画(2015年度―2017年度)」に基づき、あべのハルカス近鉄本店のさらなる改善、地域中核店のリ・モデル、新たな収益源の開発に向けた諸施策を推し進めるなど、各事業にわたり収益力の向上に懸命の努力を傾けました。
セグメントの業績は、次のとおりであります。
①百貨店業
百貨店業におきましては、グランドオープン2年目を迎えたあべのハルカス近鉄本店においては、ウイング館3.5階に訪日外国人向け専用サロン「フォーリンカスタマーズサロン」を新設するなど、インバウンド需要の取り込みに注力いたしました。また、食料品売場に集客力の高いショップを導入し収益力の向上を図る一方、惣菜売場の視認性を高めるための改装を実施し売場環境の改善に努めました。さらに、ヤングレディス専門店街「solaha(ソラハ)」に大型テナントを導入するなど、各階において新規ブランドの導入やショップの改廃を推進いたしました。
地域中核店におきましては、地域一番店としての地位をさらに高めるべく、奈良店において1階アクセサリー売場の改装を、四日市店において春と秋の2期に分けて婦人服、婦人洋品及び紳士洋品売場を中心とする改装をそれぞれ実施いたしました。
販売促進の面では、お客様の利便性の向上を図るため、各店の食料品売場において電子マネーによる決済サービスを導入したほか、包装紙のデザインを変更いたしました。
さらに、将来の新たな収益源の開発に向けた取り組みとして、昨年10月にコンビニエンスストア事業のフランチャイズ形態直営事業化第一号店となる「ファミリーマート天王寺公園エントランス店」を天王寺公園「てんしば」エリアにオープンいたしました。
しかしながら、これらの諸施策を鋭意実施いたしましたが、前期に実施した桃山店の営業終了に加え、あべのハルカス近鉄本店のグランドオープンの効果が一巡したことなどもあり、売上高は180,081百万円(前年同期比4.8%減)、営業損失は265百万円(前年同期は409百万円の営業利益)となりました。
②卸・小売業
卸・小売業におきましては、株式会社ジャパンフーズクリエイトの鮮魚販売及び株式会社シュテルン近鉄の輸入新車の販売が好調に推移いたしましたため、売上高は9,745百万円(前年同期比10.6%増)、営業利益は272百万円(同32.1%増)となりました。
③その他事業
その他事業におきましては、株式会社近創の大口工事受注の減少により、売上高は5,362百万円(前年同期比15.0%減)、営業利益は308百万円(同3.4%減)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は195,189百万円(前年同期比4.4%減)、営業利益は380百万円(同63.4%減)、経常損失は95百万円(前年同期は36百万円の経常利益)となりました。これに工事負担金等受入額など302百万円を特別利益に、減損損失など529百万円を特別損失にそれぞれ計上し、法人税等を減じた結果、四半期純損失は643百万円(前年同期は679百万円の四半期純損失)となりました。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。