なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成29年3月1日~平成29年11月30日)におけるわが国経済は、政府による経済政策や日銀の金融政策等により、企業収益や雇用環境等に引き続き改善がみられ、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。しかしながら、米国の政策動向、中東や北朝鮮における地政学リスクの高まり、中国を始めとする新興国経済の減速懸念等により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
百貨店業界におきましては、富裕層消費やインバウンドの活況から大都市を中心に需要の底堅さが見られた他、気温の低下によりセーターやコートなど秋冬物の衣料品に動きが出てきており、緩やかに復調の兆しが表れてきました。
こうした状況の中、当社グループにおきましては、引き続き将来の成長を見据えた基礎固めとして「井筒屋グループ 中期3ヵ年経営計画(平成28年度~平成30年度)」を推進いたしております。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、売上高は56,729百万円(前年同期比98.5%)、営業利益は385百万円(前年同期比77.1%)となり、経常損失は8百万円(前年同期は48百万円の経常利益)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別利益に固定資産売却益128百万円を計上したことや「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」を適用したこと等により法人税等調整額として396百万円の利益計上をしたことから、445百万円(前年同期は18百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①百貨店業
当社グループの主要事業であります百貨店業におきましては、コト消費への対応力強化とお客様の共感を得られる売場の創出に注力してまいりました。
本店におきましては、昨年春の子供服とリビングフロアのリニューアルに続き、9月に本館5階の紳士服フロアの一部を改装し、紳士洋品・雑貨の品揃えを充実させ、売場環境をリフレッシュいたしました。また、全館で高級ブランドや限定品など百貨店ならではの特別感のある商品を展開した「井華会(せいかかい)」、初企画としてバイヤーおすすめの逸品を本館8階の催場に一堂に集めた「アイ・プラス井筒屋ベストセレクション」を開催いたしました。11月に開催した「人間国宝十四代今泉今右衛門展」では貴重な作品の数々を展示し、ご好評いただきました。
黒崎店におきましては、2階の婦人雑貨フロアを一部リニューアルし、オーガニック化粧品ショップの「エクラナチュレ」、インポート婦人服の「Mコレクション」を新規オープンするなど、新規顧客の獲得に取り組んでまいりました。
サテライトショップにおきましては、8月オープンの「イオンモール直方ショップ」に続き、10月に「ゆめタウン行橋ショップ」を新規オープンし、地域のお客様に大変ご好評いただいております。
当第3四半期連結累計期間(平成29年3月1日~平成29年11月30日)の業績につきましては、売上高は56,729百万円(前年同期比98.5%)、営業利益は526百万円(前年同期比82.5%)となりました。
②友の会事業
友の会事業におきましては、株式会社井筒屋友の会が当社グループの百貨店に対して前払式の商品販売の取次を行っており、外部顧客に対する売上高はありません。業績につきましては、7百万円の営業損失(前年同期は3百万円の営業損失)となりました。
(2) 財政状態の分析
①資産
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,139百万円増加し、60,343百万円となりました。これは主に有形固定資産が975百万円減少したものの、受取手形及び売掛金が1,142百万円、商品が614百万円増加したことによるものであります。総資産のうち流動資産は14,221百万円、固定資産は46,121百万円であります。固定資産の主な内容は、有形固定資産39,785百万円、無形固定資産243百万円、投資その他の資産6,092百万円であります。
②負債
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ694百万円増加し、50,458百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金が1,119百万円及び前受金が714百万円増加したものの、借入金が1,458百万円減少したことによるものであります。流動負債は32,120百万円、固定負債は18,338百万円であります。負債の主な内容は、借入金23,632百万円、前受金8,620百万円、支払手形及び買掛金7,564百万円、再評価に係る繰延税金負債2,874百万円であります。
③純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ445百万円増加し、9,884百万円であります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。