第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行なわれておりません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。       

 

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間(平成30年3月1日~平成30年8月31日)におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善が継続し、緩やかな回復基調で推移したものの、米国の通商政策による貿易摩擦が世界経済に与える影響などが懸念され、先行きは不透明な状況となっております。

百貨店業界におきましては、国内富裕層や訪日外国人によるインバウンド需要が昨年に引き続き高い伸びを示したこともあり、売上高は総じて堅調に推移いたしました。一方、都市圏と消費に温度差がある地方圏は、依然として厳しい商況が続いております。

こうした状況の中、当社グループにおきましては、引き続き将来の成長を見据えた基礎固めとして「井筒屋グループ 中期3ヵ年経営計画(平成28年度~平成30年度)」を推進いたしております。

その一方で、本年7月、将来的に収益の改善が見込めない店舗・事業の構造改革を行うことにより、限られた経営資源を旗艦店である本店および山口店に集中すべく、当社営業店舗である黒崎店を平成31年5月末にて、当社連結子会社である株式会社コレット井筒屋(店名コレット)を平成31年2月末、株式会社山口井筒屋宇部店を平成30年12月末にて営業終了することを決定いたしました。

当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、売上高は37,761百万円(前年同期比98.5%)、営業利益は304百万円(前年同期比71.2%)、経常利益は76百万円(前年同期比62.4%)となり、親会社株主に帰属する四半期純損失は、営業店舗の終了を決議したことに伴い、減損損失2,108百万円、事業構造改善引当金繰入額1,428百万円等を特別損失に計上したことから3,666百万円(前年同期は599百万円の親会社に帰属する四半期純利益)となりました。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

①百貨店業

当社グループの主要な事業であります百貨店業におきましては、「お客様第一主義」を基本とし、品揃えの強化を進め、販売サービスの向上を図るとともに、ライフスタイルや商環境の変化への対応力強化に取組んでおります。

本店におきましては、7月の豪雨災害、台風などの影響があったものの、クリアランスの会期前倒しや日本百貨店協会の初企画「プレミアムサマーバザール」に参画することにより夏物クリアランス後半商戦の売上に寄与いたしました。

本館6階では、ジュエリーブランド「ギメル」の単独ショップをオープン、洗練されたデザインの商品を展開し、外商顧客を中心にご好評いただいております。本館1階には人気のブランド「ボビイ ブラウン」をオープンし、好調が続いている化粧品の更なる強化を図ってまいりました。

また、6月に初開催いたしましたハワイアンフェスティバルでは、連日地元のフラダンスチームによるショーを実施し、地域の方々と一緒に参加型のイベントに取り組んでまいりました。夏休み期間中には、新館20周年記念企画として女性に人気のスウェーデンの陶芸家リサ・ラーソンの展覧会を開催し、多くのお客様にご来場いただくなど、本店を中心に百貨店らしい商品力強化や新しいコト企画の実施を推進してまいりました。

当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は37,761百万円(前年同期比98.5%)、営業利益は402百万円(前年同期比77.5%)となりました。

②友の会事業

友の会事業におきましては、株式会社井筒屋友の会が当社グループの百貨店に対して前払式の商品販売の取次を行っており、外部顧客に対する売上高はありません。業績につきましては、8百万円の営業損失(前期は1百万円の営業損失)となりました。

 

(2)  財政状態の分析

①資産

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2,551百万円減少し、55,457百万円となりました。これは主に有形固定資産が店舗閉鎖に伴う減損損失等により2,183百万円減少したことによるものであります。総資産のうち流動資産は12,665百万円、固定資産は42,792百万円であります。固定資産の主な内容は、有形固定資産37,207百万円、無形固定資産186百万円、投資その他の資産5,397百万円であります。 

②負債

当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,120百万円増加し、49,007百万円となりました。これは主に事業構造改善引当金の計上によるものであります。流動負債は32,199百万円、固定負債は16,808百万円であります。負債の主な内容は、借入金22,632百万円、前受金7,943百万円、支払手形及び買掛金6,462百万円、再評価に係る繰延税金負債2,874百万円であります。   

③純資産

当第2四半期連結会計期間末における純資産は、特別損失に減損損失及び事業構造改善引当金繰入額等を計上したことによる利益剰余金の減少のため前連結会計年度末に比べ3,671百万円減少し、6,450百万円であります。

 

(3)  キャッシュ・フローの状況の分析

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前第2四半期連結累計期間末に比べ133百万円減少し、6,494百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、838百万円の資金収入となりました(前第2四半期連結累計期間は996百万円の資金収入)。

これは主として税金等調整前四半期純損失を計上したものの、非資金費用である減価償却費、減損損失及び事業構造改善引当金の計上によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、110百万円の資金支出となりました(前第2四半期連結累計期間は433百万円の資金収入)。

これは主として有形固定資産の取得によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、758百万円の資金支出となりました(前第2四半期連結累計期間は1,214百万円の資金支出)。

これは主として有利子負債の返済によるものであります。

 

(4)  事業上及び財務上の対処すべき課題

地域に根ざす百貨店として、複数の店舗を閉鎖するという非常に苦しい決断をせざるをえない状況となりました。しかしながら、この決断は将来のリスクを見据え、熟考を重ねたうえで導き出した当社の事業継続にとって最善の策であると考えております。今後は、本店への経営資源集中だけでなく、総合的な企業体質改善に向けた中期経営計画の策定を推し進めてまいります。

 

(5)  研究開発活動

該当事項はありません。