なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間(平成30年3月1日~平成30年11月30日)におけるわが国経済は、各種経済政策の効果により、雇用・所得環境の改善が継続するなど、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、米国と中国との貿易摩擦の激化が世界経済に与える影響や、金融資本市場の変動の影響等が懸念され、依然として先行きは不透明な状況が続いております。
百貨店業界におきましては、国内富裕層や訪日外国人によるインバウンド需要が昨年に引き続き高い伸びを示したこともあり、売上高は総じて堅調に推移いたしました。一方、地方圏は、都市圏と消費に温度差があり、依然として厳しい商況が続いております。
こうした状況の中、当社グループにおきましては、引き続き将来の成長を見据えた基礎固めとして「井筒屋グループ 中期3ヵ年経営計画(平成28年度~平成30年度)」を推進いたしております。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、売上高は56,465百万円(前年同期比99.5%)、営業利益は370百万円(前年同期比96.1%)となり、経常利益は20百万円(前年同期は8百万円の経常損失)となりました。親会社株主に帰属する四半期純損失は、営業店舗の終了を決議したことに伴い、減損損失2,108百万円、事業構造改善引当金繰入額1,481百万円等を特別損失に計上したことから3,762百円(前年同期は445百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①百貨店業
当社グループの主要な事業であります百貨店業におきましては、コト消費への対応力強化とお客様の共感を得られる売場の創出に注力してまいりました。
本店におきましては、10月に本館1階に「ロレックス」ショップがオープンし、ラグジュアリーブランドの品揃え強化を図ってまいりました。オープン初日から多くのお客様にご来店いただき、大変ご好評いただいております。また、新館20周年を記念して9月に「アニバーサリーフェア」、10月には「大感謝セール」を開催し、新館限定の施策や商材を多く展開いたしました。毎回人気の物産催事「イタリア展」「大京都展」でも新館20周年に因んだ特別商品・企画などを多数取り揃え、更なるお客様のご支持を集めております。
また、9月には初企画「アクティブシニア応援フェア」をパステルホールにおいて開催いたしました。シニア向けの健康や美容、趣味などのブースを多彩に展開し、お客様に大変ご好評いただくとともに、地元企業と協働することで地域情報の発信拠点として、地域に根ざす百貨店の役割を果たすことができました。
サテライトショップにおきましては、飯塚・井筒屋サロンが10月に閉店し、後継店舗として同25日にイオン穂波ショッピングセンター内に飯塚ショップがオープンいたしました。連日多くのお客様で賑わい好調なスタートを切っております。
山口店におきましては、10月に「グリーングルメ」「和作・ハートクック」と地階惣菜ゾーンを強化いたしました。
宇部店におきましては、長年のご愛顧に感謝を込めて10月より12月末日まで閉店セールを開催し、最終営業日まで多くのお客様にご好評をいただきました。
当第3四半期連結累計期間(平成30年3月1日~平成30年11月30日)の業績につきましては、売上高は56,465百万円(前年同期比99.5%)、営業利益は515百万円(前年同期比98.0%)となりました。
②友の会事業
友の会事業におきましては、株式会社井筒屋友の会が当社グループの百貨店に対して前払式の商品販売の取次を行っており、外部顧客に対する売上高はありません。業績につきましては、11百万円の営業損失(前年同期は7百万円の営業損失)となりました。
(2) 財政状態の分析
①資産
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,624百万円減少し、56,384百万円となりました。これは主に有形固定資産が営業店舗の終了を決議したことに伴う減損損失等により2,337百万円減少したことによるものであります。総資産のうち流動資産は13,757百万円、固定資産は42,626百万円であります。固定資産の主な内容は、有形固定資産37,052百万円、無形固定資産176百万円、投資その他の資産5,396百万円であります。
②負債
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,142百万円増加し、50,029百万円となりました。これは主に事業構造改善引当金の計上によるものであります。流動負債は33,582百万円、固定負債は16,447百万円であります。負債の主な内容は、借入金22,298百万円、前受金8,326百万円、支払手形及び買掛金7,631百万円、再評価に係る繰延税金負債2,874百万円であります。
③純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、特別損失に減損損失及び事業構造改善引当金繰入額等を計上したことによる利益剰余金の減少のため前連結会計年度末に比べ3,767百万円減少し、6,354百万円であります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
地域に根ざす百貨店として、複数の店舗を閉鎖するという非常に苦しい決断をせざるをえない状況となりました。しかしながら、この決断は将来のリスクを見据え、熟考を重ねたうえで導き出した当社の事業継続にとって最善の策であると考えております。今後は、本店へ経営資源集中だけでなく、総合的な企業体質改善に向けた中期経営計画の策定を推し進めてまいります。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。