第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第1四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
 なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。       

 

(1) 業績の状況

当第1四半期連結累計期間(2019年3月1日~2019年5月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、緩やかな回復基調で推移いたしました。

一方で、米中貿易摩擦の激化により、中国経済の減速が世界経済に与える影響等が懸念され、国内景気においても足踏み状態の様相も出始めるなど、先行きは不透明な状況が続いております。

百貨店業界におきましては、訪日外国人観光客の増加と富裕層の高額品消費が下支えとなり、大都市圏では緩やかな復調の兆しが表れてきました。一方、インバウンド需要の低い地方都市百貨店は化粧品など一部のカテゴリーは堅調なものの、都市圏と消費に温度差があり、総じて厳しい商況となりました。

こうした状況の中、当社グループにおきましては、中長期的な将来展望を踏まえ、経営資源の選択と集中を基軸とした「井筒屋グループ 中期3ヵ年経営計画(2019年度~2021年度)」を推進しております。

第1四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、コレット・宇部店の店舗閉店に伴い売上高は16,608百万円(前年同期比88.1%)となりましたものの、営業経費の効率化により営業利益は220百万円(前年同期比101.1%)、経常利益は161百万円(前年同期比139.3%)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、宇部店に係る固定資産の売却益等がありましたものの、本店の売場改装に伴う固定資産除却損を計上したことにより、73百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益(前年同期比75.7%)となりました。

 

 

  セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

  ①百貨店業

当社グループの主要な事業であります百貨店業におきましては、「お客様第一主義」を基本とし、品揃えの強化を進め、販売サービスの向上を図るとともに、ライフスタイルや商環境の変化への対応力強化に取組んでおります。

本店におきましては、本年3月より、「我々に出来る『最上』を届ける」意味を込めた「THIS IS」を企業メッセージとし、新しい井筒屋を発信しております。

本館では、「百貨店本来の上質な品揃えとサービスを追求する館」と位置付け、好調カテゴリーの強化に努めました。化粧品では新たに3ショップを導入し、九州最大級のブランド拡充を図っております。また、時計売場を下層フロアに移設し、国内外の新たなブランドを加え、増床リフレッシュオープンいたしました。6階では地域の魅力を新発見できる「Kitakyu Columbus(キタキュウ コロンブス)」、日本の伝統や美をテーマにした生活雑貨を集めた「kurasina(クラシナ)」といった自主編集ゾーンを拡充し、こだわりの品揃えを展開いたしました。地階食品フロアでは、惣菜や和菓子を中心に新たに6ショップをオープンいたしました。新館では、「若々しさと時代性を感じさせるショップ構成でトレンドをリードする館」と位置付け、カップル・家族でお買い物を楽しめるフロア構築をいたしました。3階は「ディーゼル」、「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」など性別を問わず利用できる人気セレクトショップの導入をいたしました。また、4階では「日本百貨店」やオーガニックコスメ「エクラナチュレ」などの雑貨集積を図り、ライフスタイルを提案するフロアにいたしました。

 

サービス面では、上顧客様専用の「VIPラウンジ」新設をはじめ、ドアボーイ、パーソナルスタイリスト、ラッピングカウンターを導入し、「百貨店らしさの追求」を図ってまいりました。また、3月よりNTTドコモの「dポイント」利用・付与サービスを開始し、お客様の決済手段の多様化に対応することで、新たな顧客層の開拓に努めております。

黒崎店におきましては、8月の改装に向けた「売り尽くしセール」を5月からスタートし、多くのお客様にご来店いただいております。

山口店におきましては、アウトドア総合専門店ブランド「好日山荘」を新規オープンし、取扱いカテゴリーの充実と集客力の向上を図ってまいりました。3月にはゆめタウン宇部内に宇部ショップをオープンさせ、多くのお客様にご好評いただいております。

 当第1四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は16,608百万円(前年同期比88.1%)、営業利益は266百万円(前年同期比98.6%)となりました。

   ②友の会事業

友の会事業におきましては、株式会社井筒屋友の会が当社グループの百貨店に対して前払式の商品販売の取次を行っており、外部顧客に対する売上高はありません。業績につきましては、0百万円の営業損失(前期は7百万円の営業損失)となりました。

 

(2)  財政状態の分析

   ①資産

当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,870百万円減少し、52,621百万円となりました。これは主に現金及び預金等が減少したことによるものであります。総資産のうち流動資産は10,372百万円、固定資産は42,248百万円であります。固定資産の主な内容は、有形固定資産37,146百万円、無形固定資産156百万円、投資その他の資産4,944百万円であります。

   ②負債

当第1四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,971百万円減少し、44,877百万円となりました。うち、流動負債は29,492百万円、固定負債は15,384百万円であります。負債の主な内容は、借入金21,511百万円、前受金7,196百万円、支払手形及び買掛金5,887百万円、再評価に係る繰延税金負債2,874百万円であります。

   ③純資産

当第1四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ101百万円増加し、7,744百万円となりました。

なお、当第1四半期連結会計期間より「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等の適用による表示方法の変更を行いましたため、遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。

 

(3)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4)  研究開発活動

  該当事項はありません。

 

3 【経営上の重要な契約等】

 当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行なわれておりません。