第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。       

 

(1) 業績の状況

当第2四半期連結累計期間(2019年3月1日~2019年8月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、長期化する米中通商問題の動向や中国経済の減速懸念、金融資本市場の変動の影響など、先行きは不透明な状況が続いております。

百貨店業界におきましては、富裕層による高額品消費が引き続き牽引し、ラグジュアリーブランドや化粧品など一部のカテゴリーは好調に推移しているものの、不安定な天候要因から盛夏アイテムが不振だったことや、訪日外国人観光客の減少もあり、総じて厳しい商況となりました。

こうした状況の中、当社グループにおきましては、中長期的な将来展望を踏まえ、経営資源の選択と集中を基軸とした「井筒屋グループ中期3ヵ年経営計画(2019年度~2021年度)」を推進しております。計画1年目となる当期は、事業構造改革後の効率的な運営体制を確立し、グループ全体の生産性の向上を図っております。

第2四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、コレット・宇部店の店舗閉店に伴い売上高は33,196百万円(前年同期比87.9%)となりましたものの、旗艦店である本店・山口店へ経営資源を集中し、地域における百貨店らしさの追求、他小売業への競争優位性の確立、収益力の向上に努めた結果、営業利益は551百万円(前年同期比181.0%)、経常利益は501百万円(前年同期比656.8%)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、宇部店に係る固定資産の売却益等がありましたものの、本店の売場改装に伴う固定資産除却損を計上したことにより331百万円(前年同期は3,666百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。

 

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

①百貨店業

当社グループの主要な事業であります百貨店業におきましては、「お客様第一主義」を基本とし、品揃えの強化を進め、販売サービスの向上を図るとともに、ライフスタイルや商環境の変化への対応力強化に取組んでおります。

本店におきましては、初春より引き続き、好調カテゴリーの拡大や人気ブランド導入など大型リニューアルを推進いたしております。特に第2四半期(2019年6月1日~2019年8月31日)におきましては、リニューアル強化を図った化粧品、ラグジュアリーブランドが大きく牽引し、売上高・入店客数とも前年同期比110%となりました。

6月には化粧品11ブランドをリフレッシュオープン、7月には新ブランド「トムフォードビューティ」「ジョーマローン ロンドン」を導入し、グランドフロアの魅力度向上に努めてまいりました。また、地階食品フロアでは、地元の名店「寿司たけ本」など惣菜を中心に新たに4ショップをオープンいたしました。新館6階におきましては、スポーツのファッションを提案・発信するゾーンを新たに構築いたしました。

黒崎店におきましては、8月より7層から3層へ規模を縮小し営業継続いたしております。5月より開催した「全館改装前の売り尽くしセール」は多くのお客様にご来店いただき、盛況のうちに終了いたしました。引き続き、お客様に喜ばれる店舗づくりに努めてまいります。

 

山口店におきましては、6月に化粧品ブランド「資生堂」「シャネル」をリフレッシュオープンさせ、好調カテゴリーの更なる強化を図ってまいりました。

また、夏休みイベントとして初企画「お金と切手の展覧会」「わくわく鉄道おもちゃパーク」などを開催し、多くのお客様に来店いただきました。

当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は33,196百万円(前年同期比87.9%)、営業利益は640百万円(前年同期比159.2%)となりました。

②友の会事業

友の会事業におきましては、株式会社井筒屋友の会が当社グループの百貨店に対して前払式の商品販売の取次を行っており、外部顧客に対する売上高はありません。業績につきましては、1百万円の営業利益(前期は8百万円の営業損失)となりました。

 

(2)  財政状態の分析

①資産

当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ3,253百万円減少し、51,237百万円となりました。これは主に現金及び預金、差入保証金が減少したことによるものであります。総資産のうち流動資産は9,353百万円、固定資産は41,884百万円であります。固定資産の主な内容は、有形固定資産37,563百万円、無形固定資産143百万円、投資その他の資産4,176百万円であります。 

②負債

当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ3,617百万円減少し、43,231百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金の減少によるものであります。流動負債は28,228百万円、固定負債は15,002百万円であります。負債の主な内容は、借入金21,178百万円、前受金7,279百万円、支払手形及び買掛金5,384百万円、再評価に係る繰延税金負債2,874百万円であります。   

③純資産

当第2四半期連結会計期間末における純資産は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加のため前連結会計年度末に比べ363百万円増加し、8,006百万円であります。

なお、第1四半期連結会計期間より「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等の適用による表示方法の変更を行いましたため、遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。

 

(3)  キャッシュ・フローの状況の分析

当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前第2四半期連結累計期間末に比べ2,018百万円減少し、4,475百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、543百万円の資金支出となりました(前第2四半期連結累計期間は838百万円の資金収入)。

これは主として税金等調整前四半期純利益を計上したものの、仕入債務の減少によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、591百万円の資金支出となりました(前第2四半期連結累計期間は110百万円の資金支出)。

これは主として差入保証金の返還による収入や有価証券の償還がありましたものの、有形固定資産の取得による支出の増加によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、739百万円の資金支出となりました(前第2四半期連結累計期間は758百万円の資金支出)。

これは主として有利子負債の返済によるものであります。

 

 

(4)  事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5)  研究開発活動

該当事項はありません。

 

 

3 【経営上の重要な契約等】

 当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行なわれておりません。