なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2019年3月1日~2019年11月30日)におけるわが国経済は、輸出や生産などが徐々に弱含む状況となっているものの、雇用・所得環境の改善が続く中、緩やかな回復基調で推移いたしました。また、海外においては、米中間の貿易摩擦問題の長期化や中国経済の減速懸念、英国のEU離脱の行方など、先行きは不透明な状況が続いております。
百貨店業界におきましては、消費税増税や天候不順、インバウンド需要の減速などもあり、商況は総じて厳しい状況が続いております。
こうした状況の中、当社グループにおきましては、中長期的な将来展望を踏まえ、経営資源の選択と集中を基軸とした「井筒屋グループ 中期3ヵ年経営計画(2019年度~2021年度)」を推進しております。計画1年目となる本年は、経営資源を本店と山口店に集中させ、地域小売業のリーディングカンパニーとしての基盤を整えつつあります。両店とも来店客数は増加し、売上高も前年同期比110%と伸長いたしました。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、コレット・宇部店の店舗閉店に伴い売上高は48,805百万円(前年同期比86.4%)となりましたものの、旗艦店である本店・山口店へ経営資源を集中し、地域における百貨店らしさの追求、他小売業への競争優位性の確立、収益力の向上に努めた結果、営業利益は669百万円(前年同期比180.6%)、経常利益は563百万円(前年同期は20百万円の経常利益)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、本店の売場改装に伴う固定資産除却損を計上したものの、宇部店に係る固定資産の売却益等があり367百万円(前年同期は3,762百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①百貨店業
当社グループの主要な事業であります百貨店業におきましては、「お客様第一主義」を基本とし、品揃えの強化を進め、販売サービスの向上を図るとともに、ライフスタイルや商環境の変化への対応力強化に取組んでおります。
本店におきましては、9月に本館1階「ティファニー」ショップ、本館2階「オメガ」ショップをオープンし、ラグジュアリーブランドの品揃え強化を図ってまいりました。オープン日から多くのお客様にご来店いただき大変ご好評いただいております。あわせて増税前の駆け込み需要により高額品を中心に売上は好調に推移いたしました。10月には本館地階の「和作」「ポンパドウル」など食品ゾーンのリニューアルを行いました。消費税増税後は反動で高額品の売上減少が見られたものの、春からのリニューアル効果もあり、順調に推移いたしました。11月には本館1階化粧品「ドクターシーラボ」「シュウウエムラ」「ポール&ジョー」の3ブランドをリフレッシュオープン、新館6階「ポロゴルフ」ショップをオープンするなど継続的にリニューアルを実施しております。
黒崎店におきましては、フロアを3層に縮小し、営業体制を変更して堅調に推移しております。
サテライトショップにおきましては、商圏内店舗との効率化を図る目的で、長年ご愛顧いただいておりました「行橋ショップ」を9月末に閉店いたしました。
山口店におきましては、11月に「福砂屋」をオープンし、1階和菓子ゾーンを強化いたしました。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は48,805百万円(前年同期比86.4%)、営業利益は799百万円(前年同期比154.9%)となりました。
②友の会事業
友の会事業におきましては、株式会社井筒屋友の会が当社グループの百貨店に対して前払式の商品販売の取次を行っており、外部顧客に対する売上高はありません。業績につきましては、6百万円の営業利益(前年同期は11百万円の営業損失)となりました。
(2) 財政状態の分析
①資産
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2,098百万円減少し、52,392百万円となりました。これは主に現金及び預金、差入保証金が減少したことによるものであります。総資産のうち流動資産は10,395百万円、固定資産は41,997百万円であります。固定資産の主な内容は、有形固定資産37,697百万円、無形固定資産238百万円、投資その他の資産4,060百万円であります。
②負債
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ2,499百万円減少し、44,349百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金の減少によるものであります。流動負債は29,645百万円、固定負債は14,703百万円であります。負債の主な内容は、借入金20,844百万円、前受金8,066百万円、支払手形及び買掛金5,877百万円、再評価に係る繰延税金負債2,874百万円であります。
③純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加のため前連結会計年度末に比べ400百万円増加し、8,043百万円であります。
なお、第1四半期連結会計期間より「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等の適用による表示方法の変更を行いましたため、遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行っております。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。