当第2四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大により、当社グループの事業活動は影響を受けており、引き続き今後の動向を注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間(2020年3月1日~2020年8月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大により、戦後最大とも言うべき危機に直面し、長らく景気の悪化が続いておりました。期後半には景気持ち直しの動きがみられましたが、いまだ感染症拡大の収束は不確実であり、極めて厳しい状況が続くものと予想されます。
百貨店業界におきましても、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休業や営業時間の短縮をはじめ、大型催事の中止など営業機会の縮小による入店客数の大幅な減少や、インバウンド需要の激減などにより、全国的に前年実績を大幅に下回る厳しい商況となりました。
当社グループにおきましても、緊急事態宣言を受け、4月9日から5月15日までの37日間にわたり、本店および黒崎店の食品売場を除くフロアを臨時休業いたしました。山口店やサテライトショップにおきましても、営業時間の短縮や休業など、極めて厳しい営業活動を余儀なくされました。
緊急事態宣言解除後につきましては、感染拡大防止の観点から、本店・黒崎店ともに営業時間を短縮し、全館営業を再開いたしました。営業再開後の商況につきましては、特別定額給付金の後押しもあり高額商品が伸長し、外出自粛に伴い、リビング用品や家電といった家中関連需要の増加がみられました。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大による臨時休業や営業時間の短縮等の影響により売上高は23,256百万円(前年同期比70.1%)となりました。収支面におきましては、営業損失は403百万円(前年同期は551百万円の営業利益)、経常損失は457百万円(前年同期は501百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は259百万円(前年同期は331百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①百貨店業
当社グループは、コロナ禍という厳しい状況にありながらも、お客様に安心・安全にご利用いただける環境を整えてまいりました。
具体的な新型コロナウイルス感染症拡大対策といたしましては、大型催事の休止や、催事・イベント実施の場合には3密防止をはじめ感染症拡大防止を常に意識し、入場制限や時間帯別入場、飛沫防止シールド設置などの対策を行っております。
本店では、各入店口でのサーモグラフィを活用した検温やマスク着用チェック、手指消毒の促進、従業員による店舗設備の定期消毒などを行っております。
また、従業員に対しましても、出勤時の検温・マスク着用の徹底と手指消毒の促進を継続しております。
本店におきましては、お客様のご要望に応えるべく、衛生商材をはじめとする生活必需品販売やオンラインショッピングの体制強化を図りました。また、北九州市受託事業として、外出を自粛されている市民の皆様への買物支援ならびに売上に影響を受けている地元飲食店の販路拡大支援のため、当社のオンラインシステムを活用した市内配送サービス「デリバリー北九州」を実施し、お客様から多くのご注文をいただきました。さらに、食品宅配サービスエリアを拡大(新たに門司、戸畑、八幡地区まで拡大)し、お客様の利便性向上に努めました。また、ポイントアップデーにつきましても「密」な来店を避ける為、「マイポイントアップ」を企画し、お得意様が日程を選択できるポイントアップ制度を実施いたしました。
黒崎店におきましては、賃借先である株式会社メイト黒崎より、本年1月にクロサキメイト閉店及び破産手続き開始申し立てがあり、8月17日をもって営業を終了いたしました 。地域のお客様からもご支持をいただいておりましたが、62年という永きに渡る歴史に幕を閉じました。なお、9月1日にイオンタウン黒崎に後継店舗として、食品や雑貨、衣料品等を取り揃えたサテライトショップをオープンしております。
山口店におきましては、山口商工会議所と連携し、店舗内に5月より「経済産業省 持続化給付金 申請サポート会場」を設置いたしました。また、県産農林水産物の需要の回復・拡大の一助を担うべく、8月に山口県発行のカタログギフト「ぶちうま!山口」を販売し好評いただくなど、地域小売業としての役割を果たすべく努めております。
営業再開直後はお客様の消費行動にも慎重さがみられ、売上の変動幅が大きく推移いたしました。第2四半期以降、売上および入店客数は前年実績を下回る水準ではありますが、直近では回復の兆しをみせております。
当社グループは、今後の商環境変化に対応するため、店舗の更なる魅力向上と効率的な運営体制の構築に努めますとともに、引き続き安心・安全を第一に、お客様にご満足いただける百貨店らしさを追求してまいります。
当第2四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は23,256百万円(前年同期比70.1%)、営業損失は330百万円(前期は640百万円の営業利益)となりました。
②友の会事業
友の会事業におきましては、株式会社井筒屋友の会が当社グループの百貨店に対して前払式の商品販売の取次を行っており、外部顧客に対する売上高はありません。業績につきましては、17百万円の営業利益(前年同期比944.6%)となりました。
(2) 財政状態の分析
①資産
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ1,233百万円減少し、49,106百万円となりました。これは主に商品、有形固定資産の建物及び構築物が減少したことによるものであります。総資産のうち流動資産は8,309百万円、固定資産は40,797百万円であります。固定資産の主な内容は、有形固定資産36,725百万円、無形固定資産266百万円、投資その他の資産3,805百万円であります。
②負債
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ976百万円減少し、41,249百万円となりました。これは主に支払手形及び買掛金の減少によるものであります。流動負債は27,661百万円、固定負債は13,587百万円であります。負債の主な内容は、借入金20,344百万円、前受金7,700百万円、支払手形及び買掛金4,635百万円、再評価に係る繰延税金負債2,874百万円であります。
③純資産
当第2四半期連結会計期間末における純資産は、主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上による利益剰余金の減少のため前連結会計年度末に比べ257百万円減少し、7,856百万円となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物は、前第2四半期連結累計期間末に比べ455百万円減少し、4,020百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
当第2四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、181百万円の資金収入となりました(前第2四半期連結累計期間は543百万円の資金支出)。
これは主として税金等調整前四半期純損失を計上したものの、たな卸資産の減少によるものであります。
当第2四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、16百万円の資金支出となりました(前第2四半期連結累計期間は591百万円の資金支出)。
これは主として差入保証金の回収による収入がありましたものの、有形固定資産の取得による支出によるものであります。
当第2四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、246百万円の資金支出となりました(前第2四半期連結累計期間は739百万円の資金支出)。
これは主として有利子負債の返済によるものであります。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありませんが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、当社グループの事業活動は影響を受けており、今後の動向を注視し、必要な対策を講じてまいります。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等は行なわれておりません。