当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大により、当社グループの事業活動は影響を受けており、引き続き今後の動向を注視してまいります。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間(2020年3月1日~2020年11月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、緊急事態宣言が発出され、経済活動も大幅に制限されるなど、景気は急速に悪化いたしました。
緊急事態宣言解除後は、社会・経済活動が段階的に再開され、徐々に持ち直しの動きが見えはじめましたが、更なる感染症の拡大が懸念されるなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。
百貨店業界におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う臨時休業や営業時間の短縮をはじめ、大型催事の中止など営業機会の縮小による入店客数の大幅な減少や、インバウンド需要の激減などにより、全国的に前年実績を大幅に下回る厳しい商況となりました。
当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う4月9日から5月15日までの37日間にわたる臨時休業や、営業時間の短縮に加え、8月17日をもって営業を終了いたしました黒崎店の業績が影響し、売上高は36,252百万円(前年同期比74.3%)となりました。収支面におきましては、営業損失は410百万円(前年同期は669百万円の営業利益)、経常損失は561百万円(前年同期は563百万円の経常利益)、親会社株主に帰属する四半期純損失は380百万円(前年同期は367百万円の親会社株主に帰属する四半期純利益)となりました。
セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。
①百貨店業
当社グループにおきましては、お客様に安心・安全にお買物をしていただける環境を整えることを最優先に努めてまいりました。
新型コロナウイルス感染症防止対策といたしましては、従業員のマスク着用、検温、アルコール消毒を徹底するとともに、本店では、各入店口でのサーモグラフィによる検温、マスク着用チェックをはじめ、手指消毒の促進や従業員による店舗設備の定期消毒、飛沫防止シールドの設置などをおこなっております。
本店におきましては、10月からオンラインでのリモート接客を一部のショップやイベントで開始いたしました。Zoomを利用して、商品のご提案やご相談を承ることができ、お客様に大変喜ばれております。
また、開催を見合わせておりました京都展や北海道物産展などの大型催事を可能な限りの感染症防止対策をおこないながら、9月より徐々に再開いたしました。
さらに、「井筒屋にぎわい商品券」をはじめ、北海道物産展で使用できる「どさんこ商品券」など、還元率の高いプレミアム商品券の発行・販売は、消費喚起を促す一助となりました。
お歳暮ギフトでは、地元北九州市の産品を送料無料でお届けする新企画「北九州市 地元の逸品事業~贈ってふるさと自慢~」を行政機関とタイアップし、実施いたしました。
山口店におきましても、感染防止対策をおこないながら、9月より大京都展や北海道物産展を開催し、ご好評をいただきました。
また、還元率が高い「エール!山口プレミアム共通商品券」の発行や、11月には地域おこしの一環として山口商工会議所主催の「チョコレートフェスタ」を開催し、お客様には大変ご好評をいただきました。
サテライトショップにおきましては、9月1日にイオンタウン黒崎内に、黒崎店後継店舗として、食品や雑貨、衣料品等を取り揃えた「イオンタウン黒崎ショップ」をオープンいたしました。百貨店ならではのギフト提案を中心に商品を取り揃え、友の会や中元・歳暮のお手続きにもご利用いただくことができるショップとなっており、ご好評をいただいております。
今後も各店舗の運営体制効率化等による収益改善を図るとともに、お客様の利便性向上に努めてまいります。
当社グループの売上高は、第3四半期以降の直近では、高額商品や家中関連需要である食料品やリビング用品等の伸長がみられ、回復の兆しをみせております。
引き続き当社グループは、お客様に安心してお買物いただける店舗運営に努めつつ、高品質な商品と販売・サービスをご提供し、百貨店らしさを追求してまいります。
当第3四半期連結累計期間の業績につきましては、売上高は36,252百万円(前年同期比74.3%)、営業損失は297百万円(前期は799百万円の営業利益)となりました。
②友の会事業
友の会事業におきましては、株式会社井筒屋友の会が当社グループの百貨店に対して前払式の商品販売の取次を行っており、外部顧客に対する売上高はありません。業績につきましては、23百万円の営業利益(前年同期比380.3%)となりました。
(2) 財政状態の分析
①資産
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ406百万円減少し、49,933百万円となりました。これは主に有形固定資産の建物及び構築物が減少したことによるものであります。総資産のうち流動資産は9,588百万円、固定資産は40,344百万円であります。固定資産の主な内容は、有形固定資産36,301百万円、無形固定資産247百万円、投資その他の資産3,795百万円であります。
②負債
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ31百万円減少し、42,193百万円となりました。これは主に前受金が増加したものの長期借入金が減少したことによるものであります。流動負債は28,985百万円、固定負債は13,207百万円であります。負債の主な内容は、借入金20,011百万円、前受金8,368百万円、支払手形及び買掛金5,221百万円、再評価に係る繰延税金負債2,874百万円であります。
③純資産
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、主に親会社株主に帰属する四半期純損失の計上による利益剰余金の減少のため前連結会計年度末に比べ374百万円減少し、7,739百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありませんが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、当社グループの事業活動は影響を受けており、今後の動向を注視し、必要な対策を講じてまいります。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。