文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 会社の経営の基本方針
当社グループは、「サービス先端企業」として、「顧客満足主義の実践」「取引先との相互利益の尊重」「創造的革新の社風創り」の3点を共通の価値観として浸透させ、競争に打ち勝ち、お客様、株主の皆様、そしてすべての取引先の皆様の期待に添うようにチャレンジを続け社会的責任を果たしてまいります。
カードビジネスを中核に、ネットビジネスやリース事業、ファイナンス事業など、さまざまなビジネスにおいてグループ各社とのシナジーを強化していく一方、お客様に付加価値の高いサービスを提供するため、多種多様な企業との提携ネットワークの充実を図ってまいります。また、カード会員など顧客基盤の拡充によって、提携先企業の売上拡大と顧客ロイヤルティの向上に寄与することで、当社グループ及び提携先企業の相互利益を極大化してまいります。
(2) 中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題
当社は、「サービス先端企業」という経営理念のもと、30年以上にわたるカードビジネスで培ってきたノウハウや約3,700万人の顧客基盤、革新的な商品・サービス、多種多様な提携パートナーといった企業資産を活用し、あらゆる個人・法人に対して最適なソリューションを提供し続けております。当社グループを取り巻く経営環境は、AI(人工知能)に代表される先進的なテクノロジーを用いた顧客サービスの革新や業務のオートメーション化など、業界を超えてイノベーションが加速しており、企業間競争がより一層激しさを増すものと予想されます。
このような状況において、当社は「Neo Finance Company in Asia」を経営ビジョンとして掲げた中期経営計画の最終年度を迎えるにあたり、マーケットにおける競争力をより一層強固にするために、ビジネスモデルの変革に引き続き取り組んでまいります。クレジットカードビジネスだけでなく、ビッグデータを活用したインターネットビジネスやファイナンスビジネス、法人マーケットのキャッシュレス化を推進するソリューションビジネス、“貯蓄から投資へ”の流れを捉えた資産運用ビジネス、そして日本で培ったノウハウを活用したアジア圏内での金融ビジネスを軸に、お客様のニーズと利便性を徹底的に追求する姿勢とオープンイノベーションを推進することで、「アジアにおいて他にない新たなファイナンスカンパニー」となることに挑戦してまいります。
同時に、今までの延長線上ではないビジネスモデルの変革にむけ、社員一人ひとりが情熱を持ってチャレンジを続けるイノベーティブな企業体への成長を目指し、女性活躍をはじめとするダイバーシティ&インクルージョンを強く推進してまいります。今後も、お客様の利便性向上や提携先企業の売上高拡大に貢献する「コラボレーション経営」の追求とビジネス領域の拡大に取り組み、さまざまな社会の課題に対して当社ならではのアプローチを継続いたします。そして、Environment(環境)・ Social(社会)・ Governance(ガバナンス)を意識した経営を実践し、これまでよりも便利で豊かな社会の発展に寄与することで、当社の持続的な企業価値の向上を目指してまいります。
当連結会計年度を終えた時点で、当社グループにおける対処すべき事業上の課題及び諸施策は、次のとおりであります。
① クレジットカードビジネスのリモデリングによるキャッシュレス化の推進
当社及びカード合弁会社などグループ各社が、会員募集やプロセシング機能、与信・回収体制等それぞれの強みを発揮することで、顧客基盤を拡大するとともに、資本や系列・規模にとらわれないさまざまな企業との事業連携により、お客様からご支持いただける決済サービスの開発・提供を推進し、マーケットシェアの拡大に取り組んでまいります。
決済サービスの多様化として、クレジットカードに加え、プリペイドカードやスマートフォン決済サービス、決済代行機能など、現金市場を打ち崩す施策の展開により、キャッシュレス決済市場におけるNo.1カンパニーを目指してまいります。また、個人消費にとどまらず、法人決済マーケットの取り込みとして、企業規模・ニーズに応じた最適なソリューションを提供することで、企業における各種決済領域のキャッシュレス化とバックオフィス業務の効率化を推進してまいります。
当社は、有効期限のないポイントを発行しております。ポイントで長期投資を疑似体験できる「ポイント運用サービス」の開始、㈱ゆうちょ銀行及び日本郵便㈱が発行するプリペイドカード「mijica(ミヂカ)」へのポイントプログラム提供など、これまでのクレジットカードポイントの常識を覆しながら新たな「永久不滅ポイント経済圏」の構築を進めております。今後も、お客様に利便性の高いサービスを企画・提供し、彩り豊かな生活を楽しんでいただくことで、唯一無二のポイントサービスとして成長してまいります。
② デジタルデバイス・顧客データを駆使したビジネス創造
成長を続けるネット市場に対応すべく、ネット会員やスマートフォン向けアプリ会員のさらなる増強に努めるとともに、優良なコンテンツ・プラットフォームを持つ有力ネット企業や新技術を有するベンチャー企業と機動的に連携し、総合ポイントサイト「セゾンポイントモール」を始めとする新規ネットビジネスを創造し、ネット上のさまざまなサービスから収益を生み出す新たなビジネスモデルを確立してまいります。
また、1,500万人超のネット会員の興味・関心を踏まえたコンテンツビジネスやオリジナルメディア開発のほか、顧客属性やカード利用履歴・WEB上での行動履歴などの当社保有データと外部企業データとの連携により、カード会員に対する最適な情報配信や、法人向けマーケティングソリューションの提供を実現するビッグデータを活用した広告・マーケティング事業の創造に取り組んでまいります。
③ マーケットニーズに即したリース事業やファイナンス事業のさらなる成長戦略
クレジットカード事業のみならず、事業者の設備投資計画に合わせてOA通信機器や厨房機器などを提供するリース&レンタル、地域金融機関と提携し、資金使途を事業性資金にも広げたフリーローンの信用保証、カード会員向け優待を付加した「フラット35」、投資用不動産購入をサポートする「セゾンの資産形成ローン」など、マーケットニーズに即したファイナンス機能の提供と提携先企業とのリレーション強化を通じて収益源の多様化を実現しております。また、家賃保証事業に参入し「セゾンの家賃保証 Rent Quick」の取り扱いを開始するなど環境変化に強いノンバンクとしての事業基盤構築に取り組んでまいります。
④ アジア圏内でのリテール金融ビジネスの推進と中長期的な海外戦略の基盤づくり
既に進出している中国・ベトナム・インドネシア・シンガポールにおいては、現地法人など資本業務提携を行った現地企業との連携強化により、各国の消費者ニーズに即した商品やサービスの提供を推し進め、リテール金融ビジネスの事業推進を加速してまいります。
また、未進出エリアにおいては、各国に進出している日系有力企業及び現地企業との戦略的パートナーシップにより現地ネットワークや事業領域を拡大し、フィリピン、マレーシア、タイ、ミャンマー、インドなど近隣のアジア諸国のファイナンス市場への参入を推進することで中長期的な海外戦略の基盤づくりへと事業展開を進めてまいります。
⑤ 与信管理・回収体制強化による債権の健全化や経費構造の転換による事業の筋肉質化
多重債務者の未然防止対応に注力する一方、審査から回収にいたるオペレーション体制を常に改善し、効果的かつ効率的な与信・回収体制の強化を図るとともに、内外の環境変化に応じた審査基準の機動的な見直しを行うことで、継続的に債権内容の健全化に努めております。
また、ITの活用による業務効率化と与信精度向上を意識した施策により、事業構造のさらなる筋肉質化を図ってまいります。
⑥ コーポレート・ガバナンスの充実・強化
当社は、株主の皆様はもとより、お客様、取引先、当社グループで働く社員というステークホルダーの皆様から理解と賛同を得るためには、経営目標の達成とあわせてコーポレート・ガバナンスの充実が極めて重要であると認識し、経営における透明性の向上と経営監視機能の強化のため、内部統制システムやコンプライアンス体制の整備を図っております。
当社グループの業務に直接関連する法令をはじめ、あらゆる法令やルールの遵守・運用、個人情報の適正管理に向けた全社的な取り組み、お客様に安心してカードをご利用いただくためのシステムの安全性・安定性の確保と効率化などに継続して取り組んでまいります。
今後も引き続き、グループ各社との情報連携及びグループ経営管理体制のさらなる充実を図り、連結企業価値向上に向けたガバナンス体制の強化を進めてまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。
なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経済状況
当社グループの主要事業であるクレジットサービス事業、リース事業、ファイナンス事業、不動産関連事業及びエンタテインメント事業の業績及び財政状態は、国内の経済状況の影響を受けます。すなわち、景気後退に伴う雇用環境、家計可処分所得、個人消費等の悪化が、当社グループが提供しているクレジットカードやローン、信用保証及び不動産担保融資等の取扱状況や返済状況、ひいては営業収益や貸倒関連費用等に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、中小規模の企業を主要顧客とするリース事業についても、景気後退に伴う設備投資低迷や企業業績悪化によって、営業収益や貸倒関連費用をはじめとした業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(2) 調達金利の変動
社債の発行や金融機関からの借入等に加え、金利スワップ等の活用により資金の安定化、固定化を図るなど、金利上昇への対応を進めておりますが、想定以上の金融情勢の変動や当社グループの格付けの引き下げによって調達金利が上昇し、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。すなわち、貸付金利等の変更は、顧客との規約の変更、同業他社の適用金利等、総合的判断が必要とされるため、調達金利の上昇分を適用金利に転嫁できない事態が生じた結果、利鞘の縮小を招く可能性があります。
(3) 競争環境
日本の金融制度は規制が緩和されてきており、これに伴ってリテール金融業界再編の動きが活発化しております。クレジットカード業界においても再編や異業種からの新規参入が増加するなど、ますます競争が激化しております。このような市場変化に伴い、加盟店手数料率の低下をはじめとした、取引先との取引条件の変更等が生じた場合、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(4) 主要提携先の業績悪化
クレジットサービス事業において、提携カード発行契約あるいは加盟店契約等を通じて多数の企業や団体と提携しておりますが、こうした提携先の業績悪化が、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。例えば、当社の有力なカード会員獲得チャネルである、提携小売企業の集客力や売上の落ち込みが会員獲得の不調や取扱高の低迷につながり、ひいては営業収益にマイナスの影響を与える可能性があります。
また、当社グループはこうした提携先の一部と出資関係を結んでいるため、提携先の業績悪化が、保有する有価証券の評価損をもたらす可能性があります。
(5) システムオペレーションにおけるトラブル
クレジットサービス事業をはじめとして、当社グループの主要な事業は、コンピュータシステムや通信ネットワークを使用し、大量かつ多岐にわたるオペレーションを実施しております。従って、当社グループ若しくは外部接続先のハードウエアやソフトウエアの欠陥等によるシステムエラー、アクセス数の増加等の一時的な過負荷による当社グループ若しくは外部接続先のシステムの作動不能、自然災害や事故等による通信ネットワークの切断、不正若しくは不適切なオペレーションの実施といった事態が生じた場合、当社グループの営業に重大な支障を来し、ひいては当社グループに対する信頼性の著しい低下等により、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(6) 個人情報の漏洩等
当社グループは、カード会員情報等の個人情報を大量に有しており、適正管理に向けた全社的な取り組みを実施しておりますが、万が一、個人情報の漏洩や不正利用などの事態が生じた場合、個人情報保護法に基づく業務規程違反として勧告、命令、罰則処分を受ける可能性があります。これにより、当社グループに対する信頼性が著しく低下することで、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
(7) 規制の変更
当社グループは、現時点の規制に従って、また、規制上のリスクを伴って業務を遂行しております。当社グループの事業は、「割賦販売法」、「貸金業法」、その他の法令の適用を受けておりますが、これらの法令の将来における改定若しくは解釈の変更や厳格化、又は新たな法的規制によって発生する事態により、当社グループの業務遂行や業績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。
また、「利息制限法」に定められた利息の上限金利を超過する部分に対して、不当利得として返還を請求される場合があります。当社グループは将来における当該返還請求に備え、利息返還損失引当金を計上しておりますが、今後の法的規制の動向等によって当該返還請求が予想外に拡大した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
但し、どのような影響が発生しうるかについて、その種類・内容・程度等を予測することは非常に困難であり、当社グループがコントロールしうるものではありません。
(8) たな卸資産及び固定資産の減損又は評価損
当社グループが保有する土地・建物の時価が著しく下落した場合、又は固定資産を使用している事業の営業損益に悪化が見られ、短期的にその状況の回復が見込まれない場合、当該固定資産の減損が発生し、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、投資有価証券・関係会社株式・出資金について、時価が著しく下落又は投資先の業績が著しく悪化した場合には評価損が発生する可能性があります。
(9) 自然災害等
地震等の大規模な自然災害により、当社グループの保有する店舗や施設等への物理的な損害、従業員への人的被害があった場合には、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。
経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策や日本銀行の金融緩和等により、企業収益や雇用・所得環境の改善が見られるなど、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、中国を始めアジア新興国等の経済の先行き、政策に関する不確実性、米国における今後の政策の動向並びに金融資本市場の変動の影響などに引き続き留意が必要な状況となっております。
当社グループを取り巻く経営環境は、AI(人工知能)に代表される先進的なテクノロジーを用いた顧客サービスの革新や業務のオートメーション化など、業界を超えてイノベーションが加速しており、企業間競争がより一層激しさを増しております。
このような状況において、当社は「サービス先端企業」という経営理念のもと、「Neo Finance Company in Asia」を中期経営ビジョンとして掲げる中期経営計画を前期より始動いたしました。2年目となる当期につきましては、成長のスピードをさらに加速させるため、グループ全体でビジネスモデルの変革に挑戦してまいりました。モバイル決済をはじめとしたカードレス決済スキームへの先駆的対応や先進的なポイントサービスの創造により「永久不滅ポイント」の付加価値を高めるなど、顧客のニーズや利便性を追求した商品・サービスの提供に努めるとともに、日本で培ったノウハウを活用してアジアでのリテール金融ビジネスの拡大に取り組みました。また、当社グループ社員により結成されたグループ「東池袋52」は、さまざまな外部イベントに参加し、若年層を中心としたお客様との親近感を醸成するなど、当社ブランドの向上につながりました。さらに、24時間365日オンライン処理が可能な共同基幹システムの運用を開始したほか、複数に分類されている社員区分を撤廃し、全員を無期雇用とした上で、賃金を含むすべての制度を統一する「全社員共通人事制度」を導入するなど、中長期にわたって成長企業であり続けるための基盤構築に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
(a)財政状態
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末と比較して2,199億76百万円増加し、2兆9,400億27百万円となりました。これは主に、ショッピング取扱高の増加等により割賦売掛金が1,593億67百万円増加したこと及び投資有価証券が238億85百万円増加したことによるものです。
当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末と比較して1,861億89百万円増加し、2兆4,593億58百万円となりました。これは主に、有利子負債が1,197億66百万円増加したこと及び支払手形及び買掛金が573億33百万円増加したことによるものです。
当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末と比較して337億86百万円増加し、4,806億69百万円となりました。これは主に、利益剰余金が326億10百万円増加したことによるものです。
(b)経営成績
当連結会計年度における経営成績は次のとおりです。
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|
|
|
|
(百万円) |
(円) |
|
|
営業収益 |
営業利益 |
経常利益 |
親会社株主に 帰属する当期純利益 |
1株当たり 当期純利益 |
|
当連結会計年度 |
292,183 |
40,771 |
56,717 |
38,329 |
234.67 |
|
前連結会計年度 |
278,944 |
31,213 |
53,065 |
42,253 |
258.70 |
|
伸び率 |
4.7% |
30.6% |
6.9% |
△9.3% |
△9.3% |
営業収益については、当社グループの商品・サービスを組み合わせて、個人・法人のニーズに応じたソリューション営業を全社一丸となって推進するとともに、先進的なテクノロジーを用いるベンチャー企業等と連携し新たな収益源の創出に向けた取り組みを強化するなど、持続的成長を支える顧客基盤拡大に努めました。
主力の「クレジットサービス事業」では、プレミアムカードである「セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カード」に加え、「三井ショッピングパークカード《セゾン》」など提携カードの会員募集を推進いたしました。
また、企業のバックオフィス業務の効率化など、ビジネスをサポートする法人・個人事業主向けカードの会員募集を推進する一方で、WEB等を活用したカード会員募集の効率化にも取り組みました。以上の結果、新規カード会員数は244万人(前期比6.6%減)となりましたが、退会防止策により当連結会計年度末のカード会員数は2,695万人(前期末比1.8%増)となりました。
カード取扱高拡大の取り組みとしては、提携小売業を中心としたカード利用活性プロモーションに加え、公共料金や携帯電話料金、税金など継続決済の登録促進、企業における事業費決済を推進した結果、ショッピング取扱高は4兆6,830億円(前期比4.6%増)、ショッピングのリボルビング残高は4,142億円(前期末比8.8%増)、カードキャッシング残高は2,317億円(前期末比0.1%増)と伸長したことなどにより、同事業全体では増収となりました。
「リース事業」では、リース既存主力販売店との共同キャンペーン実施等による信頼関係強化や新規重点販売店への営業強化に取り組んだものの減収となりました。
「ファイナンス事業」では、新たに家賃保証事業に参入したほか、信用保証事業において提携金融機関との営業・管理両面にわたる密接な連携により保証残高が3,452億円(前期末比3.3%増)と伸長したことや、提携先のニーズを汲み取った「フラット35」及び「セゾンの資産形成ローン」が収益貢献したことなどにより、増収となりました。
「不動産関連事業」では、堅調な市況を背景に、実需向けの不動産を中心に需要が継続したことなどにより、増収となりました。
「エンタテインメント事業」では、アミューズメント事業における競争激化の影響等により、減収となりました。
以上の結果、営業収益は2,921億83百万円(前期比4.7%増)となりました。
営業費用においては、市場金利低下の影響等により金融費用が減少したものの、カード取扱高拡大に伴う連動費用の増加や共同基幹システムが稼動したことなどの影響により、2,514億12百万円(前期比1.5%増)となりました。
以上の結果、営業利益は407億71百万円(前期比30.6%増)、経常利益は567億17百万円(前期比6.9%増)となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は、保有する投資有価証券の一部を売却したことに伴い特別利益として投資有価証券売却益を85億36百万円計上した一方で、共同基幹システムへの移行に係る一時費用として129億69百万円の特別損失を計上した影響などにより、383億29百万円(前期比9.3%減)となりました。
1株当たり当期純利益は234円67銭となりました。
当連結会計年度におけるセグメントの業績は次のとおりです。
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|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
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営業収益 |
営業利益 |
||||
|
前連結 会計年度 |
当連結 会計年度 |
伸び率 |
前連結 会計年度 |
当連結 会計年度 |
伸び率 |
|
|
クレジットサービス |
211,633 |
220,320 |
4.1% |
7,971 |
12,719 |
59.6% |
|
リース |
13,278 |
12,885 |
△3.0% |
4,313 |
4,349 |
0.8% |
|
ファイナンス |
31,074 |
35,417 |
14.0% |
12,817 |
16,213 |
26.5% |
|
不動産関連 |
13,648 |
15,472 |
13.4% |
4,904 |
6,401 |
30.5% |
|
エンタテインメント |
10,396 |
9,288 |
△10.7% |
1,199 |
1,082 |
△9.8% |
|
計 |
280,030 |
293,384 |
4.8% |
31,208 |
40,767 |
30.6% |
|
調整額 |
△1,086 |
△1,200 |
- |
5 |
3 |
- |
|
連結 |
278,944 |
292,183 |
4.7% |
31,213 |
40,771 |
30.6% |
※ 各セグメントの営業収益及び営業利益は、セグメント間取引消去前の数値を記載しております。
<クレジットサービス事業>
クレジットカード事業、サービサー(債権回収)事業等から構成されております。スマートフォンの活用や、高い技術力をもつベンチャー企業による新たな決済サービスの展開などにより、個人・法人領域ともにキャッシュレス化の潮流が続いております。
このような状況のもと、当社は「顧客の利便性を追求した決済サービスの拡充」「顧客基盤とビッグデータを活用したフィービジネスの拡充」「アジア圏内でのリテール金融ビジネスの推進」など、収益基盤の強化を図りました。また、債権リスクへの取り組み強化に継続して取り組むとともに、テクノロジーを活用した顧客対応・バックオフィス業務の自動化等、事業効率の向上に努めてまいりました。
当連結会計年度における営業収益は2,203億20百万円(前期比4.1%増)、営業利益は127億19百万円(前期比59.6%増)となりました。
当セグメントにおける主な事業の状況は次のとおりです。
① クレジットカード事業
当連結会計年度の新規カード会員数は244万人(前期比6.6%減)、当連結会計年度末のカード会員数は、2,695万人(前期末比1.8%増)、カードの年間稼動会員数は1,498万人(前期比1.3%増)となりました。
また、当連結会計年度のショッピング取扱高は4兆6,830億円(前期比4.6%増)、当連結会計年度末のショッピングのリボルビング残高は4,142億円(前期末比8.8%増)、カードキャッシング残高は2,317億円(前期末比0.1%増)となりました。
当連結会計年度の主なトピックスは以下のとおりです。
a. 顧客の利便性を追求した決済サービスの拡充
当社は、日本の個人消費における最大の決済手段である現金市場を打ち崩す施策の展開により、キャッシュレス社会を実現すべく、クレジットカードやプリペイドカードなどさまざまな決済手段の開発・提供を推進しております。
クレジットカードでは、プレミアムカードである「セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カード」の中でも特に高稼動・高単価が見込まれるプラチナカード・ゴールドカードの会員募集に継続して注力いたしました。また、三井不動産㈱・三井不動産商業マネジメント㈱と提携・発行している「三井ショッピングパークカード《セゾン》」の推進に加え、ウォルマート・ジャパン・ホールディングス㈱及び合同会社西友と提携・発行している「ウォルマートカード セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カード」、㈱パルコと提携・発行している「<PARCOカード>」等、提携先企業と共同でのカード会員募集に取り組みました。
サービス面では、お客様のご利用状況に応じたプロモーション施策の推進に加え、提携小売業を中心としたカード利用活性プロモーション、リボルビング払いやボーナス払いの訴求強化に取り組むとともに、公共料金や携帯電話料金、税金等の継続的なカード決済の推進、「Apple Pay」の登録・利用施策の強化など現金マーケットの取り込みに積極的に取り組み、ショッピング取扱高の拡大に努めました。
法人決済マーケットの取り込みとしては、クラウド型経費精算ソリューションを提供する企業等と提携し、当社コーポレートカードと組み合わせることで、企業の経費精算業務の大幅な省力化などに取り組んだほか、個人事業主の事業費決済のニーズに対応するビジネスカード「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード」の発行を推進するなど、企業規模・ニーズに対する最適なソリューションを提供することで、企業における各種決済領域のキャッシュレス化とバックオフィス業務の効率化に取り組みました。
また、総務省が推進するマイナンバーカードを活用したマイキープラットフォーム構想に賛同し、「永久不滅ポイント」の地域経済応援ポイントへの交換プログラムに参加するなど、決済・ポイントを通じた地域経済活性への貢献に取り組みました。
一方、決済領域の拡大に向けた取り組みとしては、ドラッグストア業界大手の㈱ココカラファインと提携・発行している「ココカラクラブカード」や、海外渡航者向けプリペイドカード「NEO MONEY」、㈱パルコと提携・発行している「PARCOプリカ」等を継続して推進するとともに、㈱ゆうちょ銀行及び日本郵便㈱が発行するプリペイドカード「mijica(ミヂカ)」の業務運営を受託し、ご利用に応じた永久不滅ポイントの付与や、セゾンカードのショッピングで貯まった永久不滅ポイントから「mijica(ミヂカ)」へのチャージを可能にするなど、プリペイドカードのリーディング企業としてのノウハウを最大限活用し、さらなる新規提携先の開拓や商品性の向上に努めました。
b. 顧客基盤とビッグデータを活用したフィービジネスの拡充
当社は、インターネットを活用した新規ビジネス開発を推進するにあたり、基盤となるネット会員の拡大に努めており、当連結会計年度末のネット会員数は1,501万人(前期末比8.3%増)となりました。ネット会員とのコミュニケーション手段として提供しているスマートフォン用アプリ「セゾンPortal」「UC Portal」のダウンロード数がセゾンカウンターやホームページ上での訴求により伸長し、ネットサービス全般の利用促進に寄与しております。このほか、新たなサービスとして、平成30年1月より㈱Origamiと協業して「セゾンPortal」「UC Portal」内に、事前のカード登録手続きなく利用できるスマートフォン決済サービス「セゾンOrigami Pay」「UC Origami Pay」を導入しております。
また、永久不滅ポイントに係わる新しい取り組みとして、気軽に長期投資の疑似体験が可能な「ポイント運用サービス」を積極的に訴求し、当連結会計年度末において、13万人の会員の皆様にご利用いただいております。平成29年7月には当社が運営するポイントモールである「永久不滅.com」を、「セゾンポイントモール」に名称変更し、「貯める」「使う(交換する)」「運用する」を実現する総合ポイントサイトへと発展させることで、「永久不滅ポイント経済圏」構築の第一歩と位置づけるとともに、スマートフォンユーザーの利便性向上のため「セゾンポイントモールアプリ」の提供を開始しました。
拡大するネット会員基盤や会員データを活用したマーケティング事業では、前期比13.9%の収益増を実現いたしました。セゾンポイントモールやNetアンサー、Eメール等のオウンドメディアを活用した広告販売に加え、㈱ヴァリューズとの共同事業であるインターネット行動ログ分析サービスの「eMark+(イーマークプラス)」等のマーケティングソリューションが堅調に推移しております。
当社は、変化の激しいIT分野において、先進的な技術やビジネスモデルを積極的に取り込むために有力ネット企業とのアライアンスや、ベンチャー企業とのオープンイノベーションを推進しております。平成29年4月にはビッグデータ基盤「セゾンDMP」が保有するデータを活用した付加価値提供型ビジネスのさらなる強化を目的に、最新のアドテクノロジーを駆使した次世代型デジタルマーケティングカンパニーである㈱オムニバスの発行済株式を100%取得いたしました。個人消費の活性化に向けたビッグデータの活用が官民共同の課題として推進される中、当社は業界最大規模の顧客基盤や決済ノウハウ、デジタルマーケティング技術を有効に活用することで新たなビッグデータビジネスモデルの創出に取り組むなど、ネット上のさまざまなサービスから収益を生み出す新たなビジネスモデルを構築してまいります。
c. 債権リスクへの取り組み
初期与信・途上与信においては、内外の環境やお客様の状況に応じた適正与信を実施するとともに、モニタリング強化によって不正利用被害の抑制を図っております。債権回収においては、お支払い期日までの事前入金訴求によって延滞発生を未然に防止する一方、延滞発生後のお客様に対してはコンタクト及びカウンセリングの強化により、お客様に寄り添った債権保全を行っております。
d. アジア圏内でのリテール金融ビジネスの推進
当社は、海外事業を将来の収益基盤の新たな柱として位置づけ、成長著しいアジア圏内においてファイナンスビジネスを中心に事業を展開しております。
ベトナムにおけるHD SAISON Finance Company Ltd.では、二輪・家電向けローンを中心としたリテールファイナンス事業を展開しており、平成27年5月の資本参加以降、営業拠点数・債権残高はともに大幅に拡大し、ベトナム国内での存在感を一層高めることに成功しております。また、クレジットカード事業の新規立ち上げやベトナム事業のさらなる拡大に向け、Ho Chi Minh City Development Joint Stock Commercial Bankの株式の一部を取得いたしました。今後、両社が持つ事業やノウハウ、ネットワークを活用することで、急速に成長するベトナムのリテールファイナンス市場において消費者ニーズに即した商品やサービスの提供を推進し、現地における圧倒的No.1の総合リテールファイナンスカンパニーの実現を目指してまいります。
また、東南アジア配車サービス最大手であるGrab Inc.(現Grab Holdings Inc.)と資本業務提携のうえ、東南アジアにおいてスマートフォンを活用したデジタルレンディングの開始に向けGrab Financial Services Asia Inc.を設立いたしました。登録ドライバーの配車履歴や実働状況、決済数などのデータを活用し、240万人のGrab登録ドライバーへのローン提供から開始し、一般ユーザーへと対象を拡大してまいります。当社が30年以上にわたり、日本のリテールファイナンス事業で培った与信ノウハウを活かしながら、将来的には高精度の信用スコアリングを構築し、新たなビジネス創出やカードレス決済の事業化を目指してまいります。
② サービサー(債権回収)事業
小口無担保債権の回収等の受託と債権買取を主な事業としております。企業業績並びに雇用・所得の改善による経済の緩やかな回復を背景に、新規取引先の増加、回収スキルの向上等により取引量及び回収金額が拡大した結果、同事業全体では増益となりました。
(A) 取扱高
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|
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(単位:百万円) |
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部門別 |
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
|
カードショッピング |
4,476,608 |
4,683,038 |
|
カードキャッシング |
261,138 |
254,223 |
|
証書ローン |
10,943 |
9,009 |
|
プロセシング・他社カード代行 |
2,670,191 |
2,871,731 |
|
クレジットサービス関連 |
32,827 |
30,779 |
|
クレジットサービス事業計 |
7,451,709 |
7,848,782 |
(注) 上記の部門別取扱高の内容及び範囲、主な手数料等の状況は次のとおりであります。
|
カードショッピング |
取扱高は、当社が発行するクレジットカードによるカード会員のショッピング利用額であります。カードショッピングにより得られる主な手数料〔主要な料率〕は、カード会員がリボルビング払い等を利用した場合の会員(顧客)手数料〔クレジット対象額に対して実質年率9.6%~15.0%〕、加盟店より得られる加盟店手数料〔クレジット対象額の1.6%〕であります。 |
|
カードキャッシング |
取扱高は、当社及び連結子会社が発行するクレジットカード又はローン専用カードによるカード会員のキャッシング利用額であります。カードキャッシングにより得られる主な手数料〔主要な料率〕は、利息〔融資額に対して実質年率6.5%~18.0%〕であります。 |
|
証書ローン
|
取扱高は、当社及び連結子会社がカードキャッシング以外で直接会員又は顧客に金銭を貸付ける取引における融資元本の期中平均残高であります。主な手数料〔主要な料率〕は、利息〔融資額に対して実質年率3.8%~17.4%〕であります。 |
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プロセシング・ 他社カード代行 |
取扱高は、当社がプロセシング業務を受託している会社のカードによるショッピング利用額及び、当社ATM機の利用について提携している他社カードのカード会員のキャッシング利用額であります。手数料については提携会社より得られる代行手数料等であります。 |
(B) 営業収益
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|
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(単位:百万円) |
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部門別 |
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
|
カードショッピング |
124,654 |
131,827 |
|
カードキャッシング |
35,473 |
34,745 |
|
証書ローン |
1,511 |
1,329 |
|
プロセシング・他社カード代行 |
25,542 |
27,034 |
|
業務代行 |
13,934 |
15,045 |
|
クレジットサービス関連 |
9,217 |
8,969 |
|
金融収益 |
261 |
208 |
|
セグメント間の内部営業収益又は振替高 |
1,037 |
1,158 |
|
クレジットサービス事業計 |
211,633 |
220,320 |
(C) 会員数及び利用者数
|
区分 |
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
|
クレジットカード発行枚数(枚) |
26,466,056 |
26,950,538 |
|
利用者数 |
|
|
|
カードショッピング(人) |
11,737,698 |
11,682,610 |
|
カードキャッシング(人) |
782,742 |
742,077 |
|
証書ローン(人) |
32,327 |
21,037 |
|
プロセシング・他社カード代行(件) |
42 |
42 |
|
クレジットサービス関連(人) |
21,266 |
20,567 |
(注)1 クレジットカード発行枚数は自社カードと提携カードの発行枚数の合計であります。
2 利用者数は主として平成29年3月及び平成30年3月における顧客に対する請求件数であります。
<リース事業>
審査ノウハウと与信スピードを強みに、事業者の設備投資計画に合わせ、OA通信機器や厨房機器、空調機器などを中心に営業を推進しております。既存主力販売店との共同キャンペーン実施等による信頼関係強化や、新規重点販売店への営業強化に取り組んだ結果、当連結会計年度における取扱高は1,145億円(前期比5.7%増)、営業収益は128億85百万円(前期比3.0%減)、営業利益は43億49百万円(前期比0.8%増)となりました。
(A) 取扱高
|
|
|
(単位:百万円) |
|
部門別 |
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
|
リース |
108,366 |
114,576 |
|
リース事業計 |
108,366 |
114,576 |
(注)上記の部門別取扱高の内容及び範囲、主な手数料等の状況は次のとおりであります。
|
リース |
当社が顧客に事務用機器等を賃貸する所有権移転外ファイナンス・リース取引であり、取扱高の範囲はリース契約額であります。主な手数料〔主要な料率〕は、リース契約残高に含まれる利息〔リース契約期間に応じてリース取得価額の1.4%~4.6%〕であります。 |
(B) 営業収益
|
|
|
(単位:百万円) |
|
部門別 |
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
|
リース |
13,241 |
12,851 |
|
金融収益 |
13 |
14 |
|
セグメント間の内部営業収益又は振替高 |
24 |
19 |
|
リース事業計 |
13,278 |
12,885 |
(C) 利用者数
|
区分 |
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
|
リース(件) |
420,456 |
422,366 |
(注) 利用者数は主として連結会計年度末における残高保有件数であります。
<ファイナンス事業>
信用保証事業、ファイナンス関連事業から構成されております。信用保証事業では、提携金融機関との営業・管理両面の密接な連携を通じて良質案件の獲得に注力した結果、保証残高が伸長いたしました。また、ファイナンス関連事業では、「フラット35」並びに「セゾンの資産形成ローン」を中心に提携先のニーズを汲み取り、良質な資産の積み上げに取り組みました。
以上の結果、当連結会計年度における営業収益は354億17百万円(前期比14.0%増)、営業利益は162億13百万円(前期比26.5%増)となりました。
当セグメントにおける主な事業の状況は次のとおりです。
① 信用保証事業
個人向け証書貸付型フリーローンの保証業務を中心に、提携金融機関との営業・管理両面にわたる密接な連携により、良質な案件の獲得に注力してまいりました。資金使途を事業性資金にも広げたフリーローン保証商品を通じて、地域金融機関等とのきめ細やかな連携体制の構築に努めた結果、当連結会計年度においては、提携先数は合計で405先(前期末差2先増)、保証残高(債務保証損失引当金控除前)は3,424億円(前期末比2.5%増)となりました。
② ファイナンス関連事業
「フラット35」は、カード会員向け優待やクレジットカード事業で培ったセゾンブランドが持つ信頼感・安心感等を背景に「セゾンのホームアシストローン」(住宅購入時の諸費用ローン)を含めた住宅ローンパッケージとして住宅購入時のサポートを推進いたしました。以上の結果、当連結会計年度の実行件数は6,627件(前期比24.3%増)、実行金額は1,965億円(前期比28.7%増)、貸出残高(住宅金融支援機構への債権譲渡済残高)は5,934億円(前期末比31.8%増)となりました。
また、「セゾンの資産形成ローン」(投資用マンション購入ローン)は、勉強会等を通じた提携先との連携強化により、当連結会計年度の実行件数は5,098件(前期比35.4%増)、実行金額は1,380億円(前期比38.5%増)、貸出残高は3,415億円(前期末比57.5%増)となりました。
当連結会計年度末におけるファイナンス関連事業の債権残高は4,864億円(前期末比46.4%増)となりました。
さらに、平成29年7月に開始した「セゾンの家賃保証 Rent Quick」は、フラット35や資産形成ローン等の事業を通じて築いた提携先との連携により営業強化に努めております。当社はこれまで「フラット35」や「セゾンの資産形成ローン」等の住宅購入時の資金ニーズに応えてまいりましたが、「セゾンの家賃保証 Rent Quick」により、賃貸から購入までをカバーする生活創造金融サービスを展開してまいります。
(A) 取扱高
|
|
|
(単位:百万円) |
|
部門別 |
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
|
信用保証 |
180,358 |
153,826 |
|
ファイナンス関連 |
247,037 |
373,469 |
|
ファイナンス事業計 |
427,395 |
527,295 |
(注) 上記の部門別取扱高の内容及び範囲、主な手数料等の状況は次のとおりであります。
|
信用保証 |
提携金融機関が行っている融資に関して、当社及び連結子会社が顧客の債務を保証する取引であり、取扱高の範囲は保証元本であります。主な手数料〔主要な料率〕は、保証残高に対して得られる保証料〔平均保証料率6.0%〕であります。 |
|
ファイナンス関連 |
当社及び連結子会社が直接顧客に金銭を貸付ける取引であり、取扱高の範囲は融資元本の期中平均残高であります。主な手数料〔主要な料率〕は、不動産融資におきましては利息〔融資額に対して実質年率1.2%~15.0%と諸手数料(融資額の3.0%以内)〕であります。 |
(B) 営業収益
|
|
|
(単位:百万円) |
|
部門別 |
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
|
信用保証 |
18,017 |
18,905 |
|
ファイナンス関連 |
13,056 |
16,511 |
|
セグメント間の内部営業収益又は振替高 |
- |
- |
|
ファイナンス事業計 |
31,074 |
35,417 |
(C) 利用者数
|
区分 |
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
|
信用保証(件) |
331,723 |
326,686 |
|
ファイナンス関連(件) |
36,159 |
49,471 |
(注) 信用保証は連結会計年度末における残高保有件数であります。また、ファイナンス関連は主として平成29年3月及び平成30年3月における顧客に対する請求件数であります。
<不動産関連事業>
不動産事業、不動産賃貸事業等から構成されております。堅調な市況を背景に、実需向けの不動産を中心に需要が継続したことにより、不動産売上高が増加した結果、当連結会計年度の営業収益は154億72百万円(前期比13.4%増)、営業利益は64億1百万円(前期比30.5%増)となりました。
<エンタテインメント事業>
アミューズメント事業等から構成されており、お客様に支持される健全で安心・快適な店舗づくりに取り組んでおります。当連結会計年度の営業収益は92億88百万円(前期比10.7%減)、営業利益は10億82百万円(前期比9.8%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動に使用したキャッシュ・フローは、548億8百万円の支出(前連結会計年度は1,032億80百万円の支出)となりました。
これは主に、買掛金等の営業債務の純増額573億33百万円の収入、税金等調整前当期純利益523億7百万円の計上がある一方で、割賦売掛金等の営業債権の純増額である1,601億2百万円の支出によるものであります。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動に使用したキャッシュ・フローは、463億80百万円の支出(前連結会計年度は194億62百万円の支出)となりました。
これは主に、投資有価証券の売却等による147億51百万円の収入がある一方で、共同基幹システム開発等の有形及び無形固定資産の取得による445億18百万円の支出によるものであります。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動により得られたキャッシュ・フローは、1,125億92百万円の収入(前連結会計年度は1,212億8百万円の収入)となりました。
これは主に、長期借入金の返済による698億85百万円の支出がある一方で、長期借入れによる1,047億円の収入、社債の発行による845億64百万円の収入によるものであります。
以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して、113億42百万円増加し、745億57百万円となりました。
経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの営業収益は「クレジットサービス事業」「リース事業」「ファイナンス事業」「不動産関連事業」「エンタテインメント事業」のセグメントにより構成されております。特に、クレジットカード事業を中心とした「クレジットサービス事業」は主要なセグメントで、当連結会計年度において営業収益合計の7割を超えております。
当社グループの主な営業収益は、カードショッピングが利用された場合に発生する加盟店手数料、カードショッピングのリボルビング払い、カードキャッシング、各種ローン等が利用された場合に発生する顧客手数料等であります。
これに対して当社グループの主な営業費用は、広告宣伝費、ポイント交換費用、貸倒関連費用、人件費、支払手数料、金融費用であります。広告宣伝費及び人件費の相当部分については、主に将来の収益拡大につながるカード会員等の新規顧客獲得に費やされます。
なお、以下の分析におきましては、文中で特に断りがない限り、連結財務諸表の報告数値に基づいた情報であります。
また、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。当社経営陣は、連結財務諸表の作成に際し、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示と会計期間における収益・費用の報告数値に影響を与える種々の仮定と見積りを行います。
主な項目としては、営業債権、投資有価証券、財務活動、ポイント交換費用、法人税等があり、当社経営陣はこれらの項目に対して継続して評価しております。
見積りであることから不確実な要素があるため、実際の結果と異なる場合があります。特に以下の重要な会計方針が、当社の連結財務諸表の作成における見積りに重要な影響を及ぼすものと考えており、財政状態及び経営成績に関する以下の分析が行われております。
① カードショッピング及びカードキャッシングの収益認識
カードショッピングの顧客手数料のうち、リボルビング払いにつきましては、元本残高に手数料率を乗じて締日の翌日から日割りで算出し、毎月末に当月の期間分を収益認識いたします。分割(アドオン)払いを指定した場合は、利用の時点で手数料総額を算出した後、請求期日が到来した時点で収益認識いたします。当該請求期日が決算日をまたがる場合、翌期以降に係る金額は「割賦利益繰延」として繰延べます。
また、リボルビング払いや分割払いに係る加盟店手数料も、請求期日が到来した時点で収益認識しているため、当該請求期日が決算日をまたがる場合、翌期以降に係る金額を「割賦利益繰延」として繰延べます。
これに対し、カードキャッシングの利息は、元本残高に料率を乗じて日割で算出いたします。収益認識の時期は、カードショッピングの顧客手数料と同様になります。
② 債権流動化
当社グループは、資金調達の一手段として、カードショッピング債権及びリース投資資産の一部を流動化しております。
カードショッピング債権のうち1回払い債権等については、当該債権が計上されるごとに、特定目的会社に売却しますが、その売却代金は必要に応じて前倒入金が可能であり、資金調達と同様の効果が得られます。また、調達コスト相当額を金融費用として認識しております。
リース投資資産については、当該債権を信託し、そこから得られる優先受益権をABL方式による償還を受け、資金調達しております。調達した金額を負債の部に「債権流動化借入金」として計上しており、調達コスト相当額を金融費用として認識しております。
③ 貸倒引当金
貸倒引当金は、主に延滞期間、民事再生や自己破産申し立て等の法的対応等の状況を考慮して、将来の貸倒れの発生を吸収するのに充分であると見込まれる金額を計上しております。法的対応の債務者が増加した場合等、現実の貸倒発生額と当初の見積りとの乖離が生じ、その結果、貸倒引当金が過大若しくは過小となる可能性があります。
④ 利息返還損失引当金
利息返還損失引当金は、将来の利息返還の請求に備え、過去の返還実績等を勘案した必要額を計上しております。なお、今後の法的規制の動向等によって当該返還請求が予想外に増加及び減少した場合、現実の返還額と当初の見積りとの乖離が生じ、その結果、利息返還損失引当金が過大若しくは過小となる可能性があります。
⑤ ポイント引当金
クレジットカードの主な特典として、カードショッピングの利用額に応じて、幅広いアイテムに交換可能なポイントプログラムを提供しております。将来のポイント交換により発生すると予想される費用を、期末のポイント残高を基礎に将来交換が見込まれるポイント残高を見積り、それにポイント単価を乗じて、「ポイント引当金」として計上しております。なお、当該引当金の繰入額については、販売費及び一般管理費の「ポイント引当金繰入額」として計上しております。
⑥ たな卸資産及び固定資産の減損又は評価損
保有する土地・建物の時価が著しく下落した場合、若しくは固定資産を使用している事業の営業損益に悪化が見られ、短期的にその状況の回復が見込まれない場合には、帳簿価額を減額しております。
⑦ 投資有価証券の評価
保有する投資有価証券について、投資先の財政状態の悪化等により、評価額が取得価額と比べ、大幅に下落した場合には、評価損を計上しております。
東京証券取引所等に公開している株式につきましては、期末時点の時価を評価額として使用し、その他の株式につきましては、直近に終了した決算期の財務諸表等を基に、評価額を算出しております。
⑧ 繰延税金資産
当社グループは、将来の課税所得に対する見積りに基づき、一時差異について繰延税金資産を計上しております。
将来の課税所得に対する見積りや実績が低下し、当社グループの繰延税金資産が回収できない可能性が生じた場合には、繰延税金資産を取り崩すため、その分当期純利益の減少をもたらします。
(2) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度の業績は「経営成績等の状況の概要」で述べたとおり、営業収益は2,921億83百万円(前期比4.7%増)、営業利益は407億71百万円(前期比30.6%増)、経常利益は567億17百万円(前期比6.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は383億29百万円(前期比9.3%減)となりました。
① 営業収益
表1は、営業収益の内訳を記載しております。当連結会計年度は、「クレジットサービス事業」において、ショッピング取扱高やショッピングのリボルビング残高が増加したことに加え、「ファイナンス事業」において、信用保証残高や「セゾンの資産形成ローン」の貸出残高が増加したことになどより、営業収益は2,921億83百万円(前期比4.7%増)となりました。
表1 連結損益計算書の主要項目
|
|
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
伸び率 (%) |
|
金額(百万円) |
金額(百万円) |
||
|
クレジットサービス事業収益 |
210,336 |
218,952 |
4.1 |
|
リース事業収益 |
13,241 |
12,851 |
△2.9 |
|
ファイナンス事業収益 |
31,072 |
35,417 |
14.0 |
|
不動産関連事業利益 |
13,619 |
15,446 |
13.4 |
|
エンタテインメント事業利益 |
10,396 |
9,288 |
△10.7 |
|
金融収益 |
279 |
226 |
△18.7 |
|
営業収益合計 |
278,944 |
292,183 |
4.7 |
表2は、表1のクレジットサービス事業収益の内訳であります。
表2 クレジットサービス事業収益の内訳
|
|
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
伸び率 (%) |
|
金額(百万円) |
金額(百万円) |
||
|
カードショッピング |
124,654 |
131,827 |
5.8 |
|
うち加盟店手数料 |
70,990 |
73,597 |
3.7 |
|
うち顧客手数料 |
45,607 |
49,940 |
9.5 |
|
うち年会費等 |
8,056 |
8,289 |
2.9 |
|
カードキャッシング |
35,473 |
34,745 |
△2.1 |
|
証書ローン |
1,511 |
1,329 |
△12.0 |
|
プロセシング・他社カード代行 |
25,542 |
27,034 |
5.8 |
|
業務代行 |
13,934 |
15,045 |
8.0 |
|
クレジットサービス関連 |
9,219 |
8,969 |
△2.7 |
|
クレジットサービス事業収益合計 |
210,336 |
218,952 |
4.1 |
② 販売費及び一般管理費
表3は、販売費及び一般管理費の内訳を記載したものであります。販売費及び一般管理費は、利息返還損失引当金繰入額が減少した一方で、カード取扱高拡大に伴う連動費用の増加や共同基幹システムが稼動したことなどの影響により、2,417億40百万円(前期比2.1%増)となりました。
表3 販売費及び一般管理費の内訳
|
|
前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
伸び率 (%) |
|
金額(百万円) |
金額(百万円) |
||
|
貸倒関連費用 |
43,346 |
30,183 |
△30.4 |
|
うち貸倒引当金繰入額 |
21,162 |
22,407 |
5.9 |
|
うち利息返還損失引当金繰入額 |
15,961 |
629 |
△96.1 |
|
うち債務保証損失引当金繰入額 |
6,221 |
7,128 |
14.6 |
|
うち貸倒損失 |
- |
19 |
- |
|
貸倒関連費用を除く販売費及び一般管理費 |
193,315 |
211,557 |
9.4 |
|
うち広告宣伝費 |
25,231 |
26,354 |
4.5 |
|
うちポイント引当金繰入額 |
14,717 |
16,642 |
13.1 |
|
うち人件費 |
46,547 |
48,662 |
4.5 |
|
うち支払手数料 |
63,611 |
71,265 |
12.0 |
|
販売費及び一般管理費合計 |
236,661 |
241,740 |
2.1 |
③ 金融費用
金融費用は、市場金利が低下したことに加え、低利な調達を積極的に活用するなどした結果、96億71百万円(前期比12.6%減)となりました。
④ 営業外損益
営業外収益は166億2百万円(前期比24.6%減)となりました。
営業外費用は6億55百万円(前期比298.0%増)となりました。
⑤ 特別損益
特別利益は、投資有価証券売却益を計上したことなどにより、88億30百万円(前期比34.2%減)となりました。
特別損失は、共同基幹システムへの移行に係る一時費用を計上したことなどにより、132億40百万円(前期比209.4%増)となりました。
以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は383億29百万円(前期比9.3%減)となりました。
(3) 割賦売掛金の状況及び債権リスクの状況
以下の分析におきましては、連結財務諸表の報告数値に基づいた情報(以下「報告ベース」という)に加え、クレジットカード債権の流動化取引が行なわれている場合には、流動化取引が行われていないと仮定した場合の情報(以下「管理ベース」という)も記載しております。なお、文中で特に断りが無い限り、当該情報は報告ベースの情報であります。
これは、事業運営に際しては管理ベースの情報も考慮する必要があり、特に事業の動向を把握する際、取扱高に見合った収益の動向を認識するため、流動化された債権と流動化されていない債権を一括して捉えることが不可欠であると考えているからであります。
表4は、割賦売掛金残高の内訳でありますが、一部の項目につき報告ベースと管理ベースとで差異が生じている場合には、カッコ書きによって管理ベースの数値を表示しております。当連結会計年度末の割賦売掛金残高は、報告ベースでは1兆9,275億44百万円(前期比9.0%増)、管理ベースでも同額の1兆9,275億44百万円(前期比7.8%増)となりました。
なお、会計方針の変更に伴い、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の無担保の買取債権につきましては、割賦売掛金から買取債権に表示変更しております。
表4 割賦売掛金残高の内訳(報告ベース。ただし、カッコ内の数値は管理ベース。)
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前連結会計年度 (平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (平成30年3月31日) |
伸び率 (%) |
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金額(百万円) |
金額(百万円) |
||
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カードショッピング |
1,038,929 |
1,028,581 |
△1.0 |
|
(1,058,929) |
(1,028,581) |
(△2.9) |
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|
うちリボルビング払い債権 |
380,822 |
414,225 |
8.8 |
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カードキャッシング |
231,469 |
231,776 |
0.1 |
|
証書ローン |
12,915 |
10,375 |
△19.7 |
|
プロセシング・他社カード代行 |
90,885 |
100,932 |
11.1 |
|
クレジットサービス関連 |
1,006 |
959 |
△4.7 |
|
クレジットサービス事業計 |
1,375,206 |
1,372,624 |
△0.2 |
|
(1,395,206) |
(1,372,624) |
(△1.6) |
|
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リース事業計 |
58,963 |
66,820 |
13.3 |
|
信用保証 |
1,550 |
1,557 |
0.5 |
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ファイナンス関連 |
332,393 |
486,485 |
46.4 |
|
ファイナンス事業計 |
333,943 |
488,043 |
46.1 |
|
不動産関連事業債権 |
63 |
56 |
△11.3 |
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割賦売掛金残高 |
1,768,176 |
1,927,544 |
9.0 |
|
(1,788,176) |
(1,927,544) |
(7.8) |
表5は、営業債権に対する延滞及び引当状況を記載したものであります。
管理ベースの割賦売掛金残高、買取債権及びリース投資資産残高に偶発債務を加算した残高(以下「営業債権」という)のうち、3ヶ月以上延滞債権残高は563億2百万円(前期比11.9%増)となりました。期末の貸倒引当金残高(流動資産)は、505億70百万円(前期比6.9%増)となりました。これらの結果、3ヶ月以上延滞債権残高に対する充足率は前期末の126.8%から117.8%に下降いたしました。
なお、会計方針の変更に伴い、前連結会計年度末及び当連結会計年度末の買取債権を営業債権残高に含めております。
表5 営業債権に対する延滞及び引当状況
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前連結会計年度 (平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (平成30年3月31日) |
伸び率 (%) |
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金額(百万円) |
金額(百万円) |
||
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営業債権残高 ① |
2,365,047 |
2,519,919 |
6.5 |
|
3ヶ月以上延滞債権残高 ② |
50,302 |
56,302 |
11.9 |
|
②のうち担保相当額 ③ |
13,005 |
13,372 |
2.8 |
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貸倒引当金残高(流動資産) ④ |
47,289 |
50,570 |
6.9 |
|
3ヶ月以上延滞比率(=②÷①) |
2.1% |
2.2% |
- |
|
3ヶ月以上延滞債権に対する充足率 (=④÷(②-③)) |
126.8% |
117.8% |
- |
|
(参考)担保相当額控除後3ヶ月 以上延滞比率(=(②-③)÷①) |
1.6% |
1.7% |
- |
表6は、当社グループの貸倒引当金の動態を記載したものであります。
表6 貸倒引当金の動態
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前連結会計年度 (自 平成28年4月1日 至 平成29年3月31日) |
当連結会計年度 (自 平成29年4月1日 至 平成30年3月31日) |
伸び率 (%) |
|
金額(百万円) |
金額(百万円) |
||
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期首貸倒引当金残高 |
48,363 |
50,266 |
3.9 |
|
増加 |
25,980 |
28,593 |
10.1 |
|
減少 |
24,077 |
25,366 |
5.4 |
|
期末貸倒引当金残高 |
50,266 |
53,494 |
6.4 |
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(参考)貸倒損失 |
- |
19 |
- |
(4) 資本の財源および資金の流動性
① 調達政策
当社グループでは資金調達において安定性とコストを重視し、調達手法の多様化を図っております。主な調達方法では、銀行、系統金融機関、生命保険会社、損害保険会社との相対取引のほか、シンジケートローンやコミットメントラインの設定といった間接調達、また普通社債やコマーシャル・ペーパー(CP)の発行等の直接調達に取り組んでおります。平成30年3月31日現在の連結有利子負債(リース債務17億円を含む)は1兆9,572億円であり、借入金61.6%、社債17.4%、CP19.9%、営業債権の流動化等1.1%から構成されております。
間接調達については既存取引先とのリレーションを図る一方で、長期の安定的な取引が望める金融機関を対象に、新たな取引先を開拓し調達先の分散化を図るなど、リファイナンスリスクの軽減及びコスト削減に努めております。また、直接調達については普通社債やCP以外に、当社の信用状況に左右されない債権の流動化など資金調達手法の多様化により、流動性リスクの軽減やコスト削減を図っております。
当社では資本市場から円滑な資金調達を行うため、発行する債券について㈱格付投資情報センター(R&I)から国内無担保社債に「A+」、国内CPに「a-1」の格付けを取得しております。
② 流動性の確保
当社グループの保有する資産のうち65.6%がクレジットサービス事業を中心とした割賦売掛金であり、その回転率も年間平均4回を上回り、高い流動性を維持しております。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「第一部 企業情報 第2 事業の状況 3経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
該当事項はありません。
該当事項はありません。