第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第2四半期における、本四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
  なお、重要事象等は存在しておりません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中における将来に関する事項は、当第2四半期の末日現在において当社グループが判断したものです。

(1) 経営成績の分析

当第2四半期におけるわが国経済は、海外経済の減速やEUからの英国離脱が決定されるなど混迷の度合いが高まるなか、円高の進展により企業業績も厳しさを増し足踏み状態で推移しました。小売業界においては、雇用者数の増加や消費者物価の低下によって所得環境は改善している一方で、消費者のマインドの改善はみられず、先行き不透明な状況が続きました。

また、4月に発生した熊本地震により、地域住民の生活や企業活動が多大な影響を受けました。当社グループにおいては、被災地域の一部店舗で被害を受けたものの懸命の復旧作業により、5月末には当社の「ゆめタウンサンピアン(9月1日より1階食品館及び一部の専門店の営業を再開予定)」及び「ゆめタウンはません(9月29日より1階フロアの一部の営業を再開予定)」の2店舗、連結子会社の株式会社ゆめマート(以下、ゆめマート)の「ゆめマート楠(平成29年春に営業再開予定)」の1店舗を除いて営業を再開することができました。さらに、被災地救援を目的として避難所への支援物資の提供、被災地を除くグループ171店舗において災害義援金募金活動を展開し、1日も早い被災地の復興に向けた取り組みに注力しました。

店舗面では、食品などの直営売場を拡張し、品揃えを拡充するとともに有力テナントへの入れ替えを推進するなど、既存店の活性化を強力に推し進めることで店舗競争力を強化しました。主な取り組みとしては、3月に「ゆめタウン筑紫野」、「ゆめタウン夢彩都」並びに4月に「ゆめシティ」を計画どおりリニューアルオープンさせました。三世代やヤングファミリー層のお客様が快適に過ごせる空間づくりを実現するとともに、食品売場及びフードコートを充実させ、強みである「食」の分野を中心として地域における圧倒的な競争優位を実現しました。

食品スーパー子会社では、ゆめマートが熊本地震の影響を受け一部の店舗において一時的に休業を余儀なくされたものの、営業再開した後には被災地の復興に必要な品揃えに努め、既存店売上高を早期に回復させることができました。また、カード戦略の共有化、共同仕入れの拡大、原価交渉力の強化並びに物流・システムの連携等での当社との協力関係を深め、スケールメリットとドミナント展開のメリットを享受すべく、業務効率の改善に取り組みました。主に、連結子会社の株式会社スーパー大栄(以下、スーパー大栄)及び株式会社ユアーズ(以下、ユアーズ)では、店舗の収益力の将来性を見極め、店舗閉鎖を断行する一方で既存店舗の活性化に取り組みました。なお、スーパー大栄が複数で運営していた店舗のストアブランドを「ゆめマート」に一本化し、下期には全店の名称変更を完了させる予定です。

これらの結果、当第2四半期の営業成績は以下のとおりとなりました。

 

 

前第2四半期
(H27年3月~H27年8月)

当第2四半期
(H28年3月~H28年8月)

増減(金額)

増減(率)

営業収益

310,579百万円

344,332百万円

33,753百万円

10.9%

営業利益

14,761百万円

17,256百万円

2,495百万円

16.9%

経常利益

14,421百万円

17,266百万円

2,845百万円

19.7%

親会社株主に帰属する四半期純利益

9,258百万円

3,062百万円

△6,196百万円

△66.9%

 

 

 

営業成績の主な増減要因

①営業収益及び売上総利益

営業収益のうち、売上高は前年同期比32,025百万円10.8%)増加し、328,569百万円となりました。また、営業収入は前年同期比1,727百万円12.3%)増加し、15,763百万円となりました。これは、主に当社における堅調な既存店販売及び前期の新設店舗が期初より稼働したことなどによるものです。

売上総利益は、72,442百万円前年同期比8,879百万円増)となりました。売上高対比では22.0%となり前年同期に比べて0.6ポイント改善しました。これは、当社の直営部門における原価低減やロスの抑制に努めたことなどによるものです。

なお、これらに加え、ユアーズなどが前期に連結子会社となったことで、売上高、営業収入、売上総利益の増加及び売上比の改善に寄与しています。

 

②販売費及び一般管理費並びに営業利益

販売費及び一般管理費は、経費コントロールに努めた一方、連結子会社の増加並びに当社において前期に新設した店舗の人件費などが増加したことにより、前年同期比8,112百万円12.9%)増加70,949百万円となりました。売上高対比では21.6%となり前年同期に比べて0.4ポイント上昇しました。

これらの結果、営業利益は前年同期比2,495百万円16.9%)増加17,256百万円となり、売上高対比は5.3%と前年同期に比べて0.3ポイント上昇しました。

 

③営業外損益及び経常利益

 営業外収益は、熊本地震における災害見舞金や支援物資の受贈等により、前年同期比263百万円増加942百万円となりました。一方、営業外費用は前年同期比87百万円減少932百万円となりました。

 これらの結果、経常利益は前年同期比2,845百万円19.7%)増加17,266百万円となりました。売上高対比は5.3%と前年同期に比べて0.4ポイント上昇しました。

 

④特別損益、法人税等、非支配株主に帰属する四半期純利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益

 特別利益は、前年同期に計上した投資有価証券売却益の影響がなくなった一方、主に固定資産売却益346百万円を計上したことで520百万円となりました(前年同期比791百万円の減少)。一方、特別損失は、主に熊本地震に起因する災害による損失11,364百万円等を計上し、12,086百万円となりました(前年同期比11,824百万円の増加)。
 法人税等は2,441百万円となりました(前年同期比3,846百万円の減少)。
 非支配株主に帰属する四半期純利益は197百万円となりました(前年同期は△75百万円)。

 これらの結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比6,196百万円△66.9%)減少3,062百万円となりました。売上高対比は0.9%と前年同期に比べて2.2ポイント低下しました。

 

⑤その他

当第2四半期の1株当たり四半期純利益は42.74円(前年同期比86.30円減)となりました。

 

 

各セグメントの業績

■営業収益

 

前第2四半期
(H27年3月~H27年8月)

当第2四半期
(H28年3月~H28年8月)

増減(金額)

増減(率)

小売事業

300,592百万円

334,462百万円

33,870百万円

11.3%

小売周辺事業

31,579百万円

46,284百万円

14,704百万円

46.6%

その他

2,257百万円

2,325百万円

68百万円

3.0%

調整額

△23,848百万円

△38,739百万円

△14,890百万円

合計

310,579百万円

344,332百万円

33,753百万円

10.9%

 

 

■営業利益

 

前第2四半期
(H27年3月~H27年8月)

当第2四半期
(H28年3月~H28年8月)

増減(金額)

増減(率)

小売事業

12,695百万円

14,726百万円

2,031百万円

16.0%

小売周辺事業

1,890百万円

2,059百万円

169百万円

9.0%

その他

314百万円

476百万円

161百万円

51.5%

調整額

△138百万円

△6百万円

132百万円

合計

14,761百万円

17,256百万円

2,495百万円

16.9%

 

 

①小売事業

当社グループのコア・ビジネスである小売事業においては、熊本地震による被災地域の一部店舗で被害を受けたものの懸命な復旧作業により、5月末には当社の「ゆめタウンサンピアン(9月1日より1階食品館及び一部の専門店の営業を再開予定)」及び「ゆめタウンはません(9月29日より1階フロアの一部の営業を再開予定)」の2店舗、連結子会社ゆめマートの「ゆめマート楠(平成29年春に営業再開予定)」の1店舗を除いて営業を再開することができました。さらに、被災地救援を目的として避難所への支援物資の提供、被災地を除くグループ171店舗において災害義援金募金活動を展開し、1日も早い被災地の復興に向けた取り組みに注力しました。

商品面では、当社の創業55周年の感謝を品質と価格で還元した「55周年記念商品」とともに、被災地域で生産された食材や商品を積極的に全店展開し、販売増加に結び付けました。また、引き続き付加価値提案力を高め、利用頻度の高い日常商品の価格対応をより強化することで、“いいものを安く”をこれまで以上に進歩させ、二極化する消費行動に対応してきました。店舗を起点とした発想で地域や世代ごとの嗜好の相違に対応した品揃えや価格設定の見直しに努めるとともに、原価低減やロスの抑制により価格競争力を高めてきました。

店舗面では、食品などの直営売場を拡張し、品揃えを拡充するとともに有力テナントへの入れ替えを推進するなど、既存店の活性化を強力に推し進めました。主な取り組みとしては、3月に「ゆめタウン筑紫野(福岡県筑紫野市)」、「ゆめタウン夢彩都(長崎県長崎市)」並びに4月に「ゆめシティ(山口県下関市)」をリニューアルオープンさせました。三世代やヤングファミリー層のお客様が快適に過ごせる空間づくりを実現するとともに、食品売場及びフードコートを充実させ、強みである「食」の分野を中心として地域における圧倒的な競争優位を実現しました。

食品スーパー子会社では、ゆめマートが熊本地震の影響を受け一部の店舗において一時的に休業を余儀なくされたものの、営業再開した後には被災地の復興に必要な品揃えに努め、既存店売上高を早期に回復させることができました。また、カード戦略の共有化、共同仕入れの拡大、原価交渉力の強化並びに物流・システムの連携等での当社との協力関係を深め、スケールメリットとドミナント展開のメリットを享受すべく、業務効率の改善に取り組みました。主に、連結子会社のスーパー大栄及びユアーズでは、店舗の収益力の将来性を見極め、店舗閉鎖を断行する一方で既存店舗の活性化に取り組みました。なお、スーパー大栄が複数で運営していた店舗のストアブランドを「ゆめマート」に一本化し、下期には全店の名称変更を完了させる予定です。

これらの取り組みに対して販売動向は、不要不急な消費を抑制する動きは依然として継続しているものの、全体的には堅調に推移しました。「おかげさまで創業55周年記念祭」では年間を通じた記念商品として仕入先様と協働し、食品及び生活雑貨などで付加価値の高い商品を取り揃えました。また、熊本地震の被災地域で生産された食材や商品を積極的に展開すべく「がんばろう熊本・大分!応援セール」を展開するとともに、被災地域における刻一刻と変化するニーズに迅速に対応し、グループ店舗への商品の安定供給に注力しました。夏場には、衣料品などのクリアランスセールや、三世代向けではランドセルの販売が好調で、好天や広島東洋カープのリーグ優勝が確実視されるなど、地元での盛り上がりがこれを後押ししました。これらにより、当第2四半期における当社の既存店売上高は前年同期比で2.0%増となりました。

コスト面では、商品仕入における原価低減及びロスの抑制を推し進めました。また、ユアーズなど連結子会社の増加などにより販売費及び一般管理費が増加した一方、熊本地震の影響を最小限にとどめるべく経費コントロールに注力しました。

 これらの結果、営業収益は334,462百万円前年同期比11.3%増)、営業利益は14,726百万円前年同期比16.0%増)となりました。

 

②小売周辺事業

小売周辺事業では、一部の業務において、他セグメントとの取引条件を見直した一方、電子マネー「ゆめか」の利用拡大やショッピング時のクレジット利用を推進しました。また、前期にグループ入りしたユアーズ等へのカードシステム導入を推し進めるとともに、ゆめタウンに入居するテナント様をはじめとする外部加盟店での取扱いを拡大することで、当社グループにおけるカード戦略の一層の深化を図りました(「ゆめか」の累計発行枚数は、前期末551万枚、当第2四半期末586万枚)。また、お客様の利便性を高めることでご利用頻度の向上を図り、レジ業務の生産性改善に繋げるとともに、小売事業への集客及び店舗間の相互送客に寄与しました。

 これらの結果、営業収益は46,284百万円前年同期比46.6%増)、営業利益は2,059百万円前年同期比9.0%増)となりました。

 

③その他

卸売事業では、円高の進行により採算性が改善しました。また、不動産賃貸事業では、諸経費の節減に努める一方、安定的な賃料収入を計上しました。

 これらの結果、営業収益は2,325百万円前年同期比3.0%増)、営業利益は476百万円前年同期比51.5%増)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

当第2四半期末における資産、負債及び純資産の残高、前期末対比の増減額及び主な増減理由は以下のとおりです。

 

前期末
(H28年2月29日)

当第2四半期末
(H28年8月31日)

増減

総資産

468,026百万円

470,004百万円

1,977百万円

負債

310,175百万円

311,039百万円

864百万円

純資産

157,851百万円

158,964百万円

1,112百万円

 

 

総 資 産

・当第2四半期の設備投資額は13,078百万円であり、これは主に店舗新設に係る先行投資によるものです。その結果、有形固定資産は、減価償却実施後で5,117百万円増加しました。

・受取手形及び売掛金は、クレジット取扱高の増加等により、1,345百万円増加しました。

 

負 債

・支払手形及び買掛金は、販売増に伴う仕入れの増加等で698百万円増加しました。

・熊本地震に起因する災害損失引当金を9,507百万円計上しました。

・未払法人税等は、当第2四半期中の納付により、5,130百万円減少しました。

・短期借入金及び長期借入金は、7,167百万円減少しました。

 

純 資 産

・利益剰余金は、配当支出により減少したものの、内部留保額の上積み等により697百万円増加しました。

・これらの結果、自己資本比率は31.6%となり、前期末の31.5%に比べて0.1ポイント上昇しました。

 

 

(3) キャッシュ・フローの状況の分析

当第2四半期におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。

 

前第2四半期
(H27年3月~H27年8月)

当第2四半期
(H28年3月~H28年8月)

増減

営業活動によるキャッシュ・フロー

△36百万円

18,349百万円

18,385百万円

投資活動によるキャッシュ・フロー

△13,334百万円

△10,214百万円

3,120百万円

財務活動によるキャッシュ・フロー

10,067百万円

△9,705百万円

△19,772百万円

 

 

営業活動によるキャッシュ・フロー

・主な収入項目は、税金等調整前四半期純利益5,700百万円、減価償却費7,523百万円及び災害損失引当金の増加額9,507百万円です。

・主な支出項目は、法人税等の支払額7,063百万円及び売上債権の増加額1,345百万円です。

 

投資活動によるキャッシュ・フロー

・主な支出項目は、有形固定資産の取得による支出11,913百万円です。これは主に、店舗新設に係る先行投資によるものです。

・主な収入項目は、有形固定資産の売却による収入1,563百万円です。

 

財務活動によるキャッシュ・フロー

・主な収入項目は、長期借入れによる収入18,800百万円です。

・主な支出項目は、短期借入金の純増減額13,463百万円、長期借入金の返済による支出12,503百万円及び配当金の支払額2,364百万円です。

 

以上の結果、現金及び現金同等物の残高は、前期末対比1,570百万円減少し、11,859百万円となりました。

 

(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第2四半期において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(5) 研究開発活動

該当事項はありません。