なお、重要事象等は存在しておりません。
文中における将来に関する事項は、当第2四半期の末日現在において当社グループが判断したものです。
当第2四半期におけるわが国経済は、緩やかな景気回復途上にあるとされる一方で、海外経済の鈍化や米中の通商問題は企業の生産活動に影響を与え、中小を含めた企業業績の行方には不透明感が漂っています。家計においては、将来の物価上昇や年金への不安を踏まえた心理的負担感から価格への意識が高まるなど、消費は弱含んで推移しました。
このような状況の下、当社グループにおいては、“日本一の高質リージョナル総合スーパー”を目指すとした経営ビジョンを掲げた「中期経営計画(2019年2月期から2021年2月期)」を策定・推進し、その初年度が経過しました。しかしながら、軟調な消費環境や人手不足による採用難、さらには建築コストの高騰等により、新規出店の採算見通し低下といった懸案を踏まえ、4月に当該中期経営計画の数値目標を下方修正しました。経営ビジョン等の基本的な考え方は変更せず、新規出店計画をやや抑制する一方で、既存店の活性化としてリニューアル投資やスクラップ&ビルド等への投資ウェイトを高め、これまで以上に収益性を重視した成長戦略の展開を開始しました。
また、5月9日付で、日本流通産業株式会社が運営するニチリウグループを退会することについて発表しました。当社は1974年から加盟し、衣食住に関連する商品の共同仕入・共同開発等の面で関わってきましたが、2020年2月20日を以て退会する予定です。今後については、社内外における経営資源を縦横無尽に活用することで弾力的な商品開発を実施していきます。
これらの結果、当第2四半期の営業成績は以下のとおりとなりました。
営業成績の主な増減要因
①営業収益及び売上総利益
営業収益のうち、売上高は前年同期比10,779百万円(3.2%)増加し、352,432百万円となりました。また、営業収入は前年同期比408百万円(2.4%)増加し、17,381百万円となりました。これは、主に当社における新設店舗の稼動及び増床・活性化店舗の販売増によるものです。
売上総利益は、77,178百万円(前年同期比1,717百万円の増加)となりました。売上高対比では21.9%となり前年同期に比べて0.2ポイント低下しました。これは、当社直営部門の荒利率が低下したことに加え、相対的に荒利率の低い当社の売上構成が高まったことによるものです。
②販売費及び一般管理費並びに営業利益
販売費及び一般管理費については、主に人件費が増加したことに加え、当期の新設・増床店舗及び既存店のリニューアルに係る創業経費が増加したことにより、前年同期比4,750百万円(6.3%)増加の80,396百万円となりました。売上高対比では22.8%となり前年同期に比べて0.7ポイント上昇しました。
これらの結果、営業利益は前年同期比2,624百万円(15.6%)減少の14,163百万円となり、売上高対比は4.0%と前年同期に比べて0.9ポイント低下しました。
③営業外損益及び経常利益
営業外収益は、前年同期比84百万円(10.3%)減少の731百万円となりました。一方、営業外費用は、前年同期比39百万円(5.2%)減少の731百万円となりました。
これらの結果、経常利益は前年同期比2,669百万円(15.9%)減少の14,164百万円となりました。売上高対比は4.0%と前年同期に比べて0.9ポイント低下しました。
④特別損益、法人税等、非支配株主に帰属する四半期純利益及び親会社株主に帰属する四半期純利益
特別利益は、補助金収入305百万円、固定資産売却益253百万円を計上したことにより558百万円となりました(前年同期比384百万円の増加)。一方、特別損失は、店舗閉鎖損失299百万円、投資有価証券評価損221百万円等を計上し、984百万円となりました(前年同期比61百万円の増加)。
法人税等は4,507百万円となりました(前年同期比607百万円の減少)。
非支配株主に帰属する四半期純利益は263百万円となりました(前年同期比80百万円の増加)。
これらの結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比1,819百万円(16.9%)減少の8,966百万円となりました。売上高対比は2.5%と前年同期に比べて0.7ポイント低下しました。
①小売事業
主力の小売事業においては、“お客様のために尽くす”という行動指針のもと、リアル店舗としての付加価値提案力を高めることでお客様満足の追求に努めてまいりました。
商品面では、引き続き「いいものを安く」をMD戦略のキーワードとし、ますます両極化していく消費動向に対応するため、付加価値創造とマスメリット追求の振り幅を広げ、双方の品揃え拡充・競争力強化を図りました。とりわけ、一層デフレマインドの強まる消費者の暮らし向きに対しては、購買頻度の高いコモディティを中心に価格対応することで支援し集客を図りました。
店舗面では、ショッピングセンター業態として、5月に「ゆめタウン小野田(山口県山陽小野田市)」を閉店した一方、6月に「ゆめタウン福山(広島県福山市)」を開業しました。食品スーパー業態においては、4月に「ゆめマート日田(大分県日田市)」及び「ゆめマート三田尻(山口県防府市)」、5月には「ゆめマート南小野田(山口県山陽小野田市)」、7月には「ゆめマート青山(北九州市八幡西区)」を開業しました。また、既存店の活性化としては、6月に「ゆめタウン光の森(熊本県菊池郡)」で増床工事を終えグランドリニューアルオープンを果たしました。3月に実施した改装第一弾に加え、南館1階を増床し、駅前立体駐車場やパウダールームの新設、新規専門店21店舗の導入、熊本最大級1000席のフードコートをオ―プンすることで、ご家族三世代が集い・楽しみ・つながる新たなスポットとしての魅力度向上と買い回り面での利便性を一層強化しました。
これらの取り組みに対して販売動向は、消費者のセンチメントが弱含んで推移するなか、厳しい状況が続きました。春先には、衣料品でシューズフェア等の大型企画が奏功し、住居関連品では、前年の引越し難民問題に起因する需要悪化が改善したほか、食料品では前年5月に実施した「毎日のくらし応援! ザ・値下げ 最大 340 品目」の反動で買上点数の減少に繋がった一方、青果の市況安が緩和されたことなどで衣住食各分野がそれぞれ堅調に推移しました。夏場には、衣料品でランドセル等の三世代需要の高まりにより好調だったほか、住居関連品では寝具関連で、消費税率引き上げを意識した購買も見られ押し上げとなりました。また、食料品では差別化カテゴリーの惣菜が好調であったことに加え、お中元等のギフト目的のご利用が進み、百貨店からの客層取り込みによる地域シェア向上が進展しました。一方、天候不順により、シーズン衣料の販売が低調であったことや、青果相場の下落により伸びが鈍化しました。これらの結果、当第2四半期における当社の既存店売上高は、前年同期比で0.2%増となりました。
コスト面では、商品仕入において原価低減及びロスの抑制を引き続き推進した一方、販売低調であった部門を中心に荒利率は低下しました。販売費及び一般管理費については、経費抑制に努めた一方、主に人件費が増加したことに加え、当期の新設・増床店舗及び既存店のリニューアルに係る創業経費が増加しました。
これらの結果、営業収益は359,117百万円(前年同期比3.0%増)、営業利益は11,411百万円(前年同期比19.8%減)となりました。
②小売周辺事業
小売周辺事業では、電子マネー「ゆめか」・クレジットカードにおける新規会員獲得、並びに小売事業の主力店舗「ゆめタウン」などの入居テナントをはじめとした外部加盟店での取扱いを拡大することで、取扱高の拡大を図りました。これにより、「ゆめか」の累計発行枚数は前期末における752万枚から当第2四半期末では787万枚に達し、当社グループにおけるカード戦略が一層深まりました。4月には、当社グループが発行するすべての国際ブランドマークのついたクレジットカードでGoogle Payでの取扱いを開始しました。また、カード会員へのポイント還元の方法を、従来の「値引券」の発行に加え、電子マネー「ゆめか」チャージとして利用できるよう制度を変更しました。顧客利便性を高めることで利用頻度の向上を図り、小売事業への集客及び店舗間の相互送客を図るとともに、レジ業務の生産性改善に繋げました。
これらの結果、営業収益は47,400百万円(前年同期比2.3%減)、営業利益は2,250百万円(前年同期比7.3%増)となりました。
③その他
卸売事業では、堅調な販売等により利益水準が改善しました。また、不動産賃貸事業では安定的な賃料収入を計上しました。
これらの結果、営業収益は2,628百万円(前年同期比2.7%増)、営業利益は562百万円(前年同期比2.5%増)となりました。
当第2四半期末における総資産、負債及び純資産の残高、前期末対比の増減額及び主な増減要因は以下のとおり
です。
総 資 産
・当第2四半期の設備投資額は11,824百万円であり、これは主に店舗新設等によるものです。有形固定資産は、減価償却実施後で3,403百万円増加しました。
・現金及び預金は、期末日が銀行休業日であったために仕入債務等の資金決済が翌月初に持ち越されたこと等で7,852百万円増加しました。
・受取手形及び売掛金は、クレジット取扱高の増加等により5,435百万円増加しました。
負 債
・支払手形及び買掛金は、期末日が銀行休業日であったため、決済が翌月初に持ち越されたこと等により26,761百万円増加しました。
・流動負債その他は、店舗新設に係る設備未払金の増加等により11,068百万円増加しました。
・短期借入金及び長期借入金は、26,407百万円減少しました。
純 資 産
・利益剰余金は、内部留保の上積みにより6,100百万円増加しました。
・これらの結果、自己資本比率は41.0%となり、前期末の41.2%に比べて0.2ポイント低下しました。
当第2四半期におけるキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フロー
・主な収入項目は、税金等調整前四半期純利益13,738百万円、減価償却費7,857百万円及び仕入債務の増加額26,767百万円です。
・主な支出項目は、法人税等の支払額4,353百万円及び売上債権の増加額5,397百万円です。
投資活動によるキャッシュ・フロー
・主な支出項目は、有形固定資産の取得による支出6,357百万円です。これは主に、店舗新設等によるものです。
財務活動によるキャッシュ・フロー
・主な収入項目は、長期借入れによる収入1,000百万円です。
・主な支出項目は、短期借入金の純増減額17,346百万円、長期借入金の返済による支出10,361百万円及び配当金の支払額2,866百万円です。
以上の結果、現金及び現金同等物の残高は、前期末対比7,852百万円増加し、15,989百万円となりました。
当第2四半期において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
該当事項はありません。
該当事項はありません。