|
種類 |
発行可能株式総数(株) |
|
普通株式 |
290,000,000 |
|
計 |
290,000,000 |
|
種類 |
事業年度末現在 発行数(株) (2025年3月31日) |
提出日現在 発行数(株) (2025年6月17日) |
上場金融商品取引所名又は 登録認可金融商品取引業協会名 |
内容 |
|
|
|
|
東京証券取引所 プライム市場
名古屋証券取引所 プレミア市場 |
単元株式数 100株 |
|
計 |
|
|
― |
― |
会社法に基づき発行した新株予約権は、次のとおりであります。
|
決議年月日 |
2016年6月23日 |
|
付与対象者の区分及び人数(名) |
当社取締役(監査等委員であるものを除く。) 5名 当社執行役員 2名 |
|
新株予約権の数(個) ※ |
25 |
|
新株予約権のうち自己新株予約権の数(個) ※ |
- |
|
新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※ |
普通株式 2,500 (注)1 |
|
新株予約権の行使時の払込金額 ※ |
1円 |
|
新株予約権の行使期間 ※ |
自 2016年7月11日 至 2046年7月10日 |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額 ※ |
発行価格 1,803円 資本組入額 (注)2 |
|
新株予約権の行使の条件 ※ |
(注)3 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項 ※ |
譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要するものとする。 |
|
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※ |
(注)4 |
※ 当事業年度の末日(2025年3月31日)における内容を記載しております。提出日の前月末現在(2025年5月31日)において、記載すべき内容が当事業年度の末日における内容から変更がないため、提出日の前月末現在に係る記載を省略しております。
(注)1.新株予約権の目的である株式の数
本新株予約権1個当たりの目的である株式の数(以下、「付与株式数」という。)は、100株とする。
付与株式数は、本新株予約権の割当日後、当社が株式分割(当社普通株式の無償割当てを含む。以下同じ。)または株式併合を行う場合、次の算式により調整されるものとする。ただし、かかる調整は、本新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式の数についてのみ行われ、調整の結果生じる1株未満の端株については、これを切り捨てるものとする。
調整後付与株式数=調整前付与株式数×分割(または併合)の比率
また、上記のほか、本新株予約権の割当日後、付与株式数の調整を必要とする場合には、合理的な範囲で、付与株式数は適切に調整されるものとする。
2.新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項
(1)本新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とする。計算の結果1円未満の端数が生じたときは、その端数を切り上げるものとする。
(2)本新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記(1)記載の資本金等増加限度額から、上記(1)に定める増加する資本金の額を減じた額とする。
3.新株予約権の行使の条件
(1)新株予約権者は、表中に定める行使期間内において、当社取締役の地位を喪失した日の翌日から10日(10日目が休日に当たる場合には前営業日)を経過する日までの間に限り、新株予約権を一括してのみ行使することができるものとする。
(2)新株予約権者は、上記(1)の規定にかかわらず、当社が消滅会社となる合併契約または当社が完全子会社となる株式交換契約もしくは株式移転計画について株主総会の承認(株主総会の承認を要しない場合には取締役会決議)がなされた場合は、当該承認日の翌日から30日間に限り、新株予約権を行使できるものとする。
(3)新株予約権者が死亡した場合は、相続人がこれを行使することができるものとする。
(4)本新株予約権の行使によって、当社の発行済株式総数が当該時点における授権株式数を超過することとなるときは、当該本新株予約権の行使を行うことはできない。
(5)各本新株予約権1個未満の行使を行うことはできない。
4.組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項
当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換または株式移転(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)を行う場合において、組織再編行為の効力発生日に新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付することとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約または株式移転計画において定めた場合に限るものとする。
(1)交付する再編対象会社の新株予約権の数
新株予約権者が保有する新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付する。
(2)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類
再編対象会社の普通株式とする。
(3)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数
組織再編行為の条件を勘案のうえ、上記1.に準じて決定する。
(4)新株予約権の行使に際して出資される財産の価額
交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、組織再編行為の条件等を勘案のうえ、調整した再編後行使価額に、上記(3)に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じた額とする。
(5)新株予約権を行使することができる期間
表中に定める行使期間の初日と組織再編行為の効力発生日のうち、いずれか遅い日から、表中に定める行使期間の末日までとする。
(6)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項
上記2.に準じて決定する。
(7)譲渡による新株予約権の取得の制限
譲渡による取得の制限については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。
(8)その他新株予約権の行使の条件
上記3.に準じて決定する。
(9)新株予約権の取得事由及び条件
次に準じて決定する。
ⅰ.当社が消滅会社となる合併契約、当社が分割会社となる会社分割についての分割契約もしくは分割計画、または当社が完全子会社となる株式交換契約もしくは株式移転計画について株主総会の承認(株主総会の承認を要しない場合には取締役会決議)がなされた場合は、当社は、当社取締役会が別途定める日の到来をもって、本新株予約権の全部を無償で取得することができる。
ⅱ.新株予約権者が権利行使をする前に、上記3.に定める規定により本新株予約権の行使ができなくなった場合は、当社は新株予約権を無償で取得することができる。
(10)その他の条件については、再編対象会社の条件に準じて決定する。
該当事項はありません。
該当事項はありません。
該当事項はありません。
|
年月日 |
発行済株式総数増減数 (千株) |
発行済株式総数残高 (千株) |
資本金増減額 (百万円) |
資本金残高 (百万円) |
資本準備金増減額 (百万円) |
資本準備金残高 (百万円) |
|
2020年6月30日 (注)1 |
△600 |
61,150 |
- |
13,616 |
- |
20,005 |
|
2021年5月31日 (注)2 |
△250 |
60,900 |
- |
13,616 |
- |
20,005 |
|
2021年8月31日 (注)3 |
△500 |
60,400 |
- |
13,616 |
- |
20,005 |
|
2021年10月29日 (注)4 |
△500 |
59,900 |
- |
13,616 |
- |
20,005 |
|
2022年3月31日 (注)5 |
△700 |
59,200 |
- |
13,616 |
- |
20,005 |
(注)1. 2020年6月15日開催の取締役会決議における、自己株式の消却による減少であります。
2. 2021年5月12日開催の取締役会決議における、自己株式の消却による減少であります。
3. 2021年8月3日開催の取締役会決議における、自己株式の消却による減少であります。
4. 2021年10月8日開催の取締役会決議における、自己株式の消却による減少であります。
5. 2022年3月11日開催の取締役会決議における、自己株式の消却による減少であります。
|
|
|
|
|
|
|
|
2025年3月31日現在 |
||
|
区分 |
株式の状況(1単元の株式数 |
単元未満株式の状況 (株) |
|||||||
|
政府及び地方公共団体 |
金融機関 |
金融商品取引業者 |
その他の法人 |
外国法人等 |
個人その他 |
計 |
|||
|
個人以外 |
個人 |
||||||||
|
株主数(人) |
|
|
|
|
|
|
|
|
- |
|
所有株式数(単元) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
所有株式数の割合(%) |
|
|
|
|
|
|
|
100.00 |
- |
(注) 自己株式429,993株は、「個人その他」に4,299単元及び「単元未満株式の状況」に93株を含めて記載しております。
|
|
|
2025年3月31日現在 |
|
|
氏名又は名称 |
住所 |
所有株式数 (千株) |
発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
株式会社大垣共立銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) |
岐阜県大垣市郭町三丁目98番地 (東京都中央区晴海一丁目8番12号) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
計 |
― |
|
|
(注)1. サンゲツ共栄会は、当社の取引先を会員とする持株会であります。
2. 2023年10月16日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、三菱UFJ信託銀行株式会社が2023年10月9日現在で以下の株式を保有している旨が記載されておりますが、同社名義の株式は株主名簿には掲載されておらず、当社として2025年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。
なお、その大量保有報告書(変更報告書)の内容は以下のとおりであります。
|
氏名又は名称 |
住所 |
保有株券等の数 (株) |
株券等保有割合 (%) |
|
株式会社三菱UFJ銀行 |
東京都千代田区丸の内二丁目7番1号 |
749,700 |
1.27 |
|
三菱UFJ信託銀行株式会社 |
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 |
1,167,500 |
1.97 |
|
三菱UFJアセットマネジメント株式会社 |
東京都港区東新橋一丁目9番1号 |
692,700 |
1.17 |
|
計 |
― |
2,609,900 |
4.41 |
3. 2022年11月18日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピーが2022年11月16日現在で以下の株式を保有している旨が記載されておりますが、同社名義の株式は株主名簿には掲載されておらず、当社として2025年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。
なお、2022年11月18日付の大量保有報告書(変更報告書)の内容は以下のとおりであります。
|
氏名又は名称 |
住所 |
保有株券等の数 (株) |
株券等保有割合 (%) |
|
シルチェスター・インターナショナル・インベスターズ・エルエルピー |
英国ロンドン ダブリュー1ジェイ 6ティーエル, ブルトン ストリート1, タイム アンド ライフ ビル5階 |
2,935,000 |
4.96 |
|
計 |
― |
2,935,000 |
4.96 |
|
|
|
|
|
2025年3月31日現在 |
|
区分 |
株式数(株) |
議決権の数(個) |
内容 |
|
|
無議決権株式 |
|
|
- |
|
|
議決権制限株式(自己株式等) |
|
|
- |
|
|
議決権制限株式(その他) |
|
|
|
|
|
完全議決権株式(自己株式等) |
普通株式 |
|
- |
|
|
完全議決権株式(その他) |
普通株式 |
|
|
|
|
単元未満株式 |
普通株式 |
|
- |
|
|
発行済株式総数 |
|
|
- |
- |
|
総株主の議決権 |
|
- |
|
- |
(注) 「完全議決権株式(自己株式等)」は、全て当社所有の自己株式であります。
|
|
|
|
|
2025年3月31日現在 |
|
|
所有者の氏名又は名称 |
所有者の住所 |
自己名義所有株式数(株) |
他人名義所有株式数(株) |
所有株式数の合計(株) |
発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%) |
|
(自己保有株式)
|
|
|
|
|
|
|
計 |
― |
|
|
|
|
|
【株式の種類等】 |
会社法第155条第7号に該当する普通株式の取得及び会社法第155条第13号に該当する普通株式の取得 |
該当事項はありません。
該当事項はありません。
|
区分 |
株式数(株) |
価額の総額(円) |
|
当事業年度における取得自己株式 |
4,039 |
1,308,485 |
|
当期間における取得自己株式 |
16 |
45,808 |
(注)1.当事業年度における取得自己株式4,039株は、譲渡制限付株式の無償取得3,610株及び単元未満株式の買取り429株によるものであります。
2.当期間における取得自己株式数には、2025年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの単元未満株式の買取りによる株式数は含まれておりません。
|
区分 |
当事業年度 |
当期間 |
||
|
株式数(株) |
処分価額の総額 (円) |
株式数(株) |
処分価額の総額 (円) |
|
|
引き受ける者の募集を行った取得自己株式 |
28,750 |
47,018,612 |
- |
- |
|
消却の処分を行った取得自己株式 |
- |
- |
- |
- |
|
合併、株式交換、株式交付、会社分割に係る移転を行った取得自己株式 |
- |
- |
- |
- |
|
その他(新株予約権の権利行使) |
28,700 |
46,995,676 |
- |
- |
|
保有自己株式数 |
429,993 |
- |
430,009 |
- |
(注)当期間における保有自己株式数には、2025年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の権利行使、単元未満株式の買取りによる株式数は含まれておりません。
当社は、中期経営計画(2023-2025)[BX 2025]の資本政策に基づき、株主還元は配当を主体とし、1株当たり年間配当金は130円を下限に、安定的な増配を目指すことを基本方針としております。
また、当社は、中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を行うことを基本方針としております。
これらの剰余金の配当の決定機関は、期末配当については株主総会、中間配当については取締役会であります。
当事業年度の配当につきましては、上記方針に基づき期末配当金は1株当たり75円とし、中間配当金75円と合わせ、年間配当金150円とする予定です。
当社は「取締役会の決議によって、毎年9月30日を基準日として中間配当をすることができる。」旨を定款に定めております。
なお、当事業年度に係る剰余金の配当は以下のとおりであります。
|
決議年月日 |
配当金の総額 (百万円) |
1株当たり配当額 (円) |
|
|
|
|
|
|
||
|
|
|
|
|
|
(注)2025年3月31日を基準日とする期末配当であり、2025年6月18日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として付議する予定です。
① コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方
当社は、企業価値の向上を図るため全てのステークホルダーとの良好な関係を築き、持続的に発展していくことを目指しています。
その実現のため、経営の透明性、迅速性、効率性を基盤としたコーポレート・ガバナンスの強化が重要な経営課題であると認識しています。
当社は、社外取締役の経営参加による取締役会の監査・監督機能を強化することをねらいとして、監査等委員会設置会社へ移行しています。
このガバナンス体制のもと、更なる企業価値の向上に努めております。
② 企業統治の体制の概要及び当該体制を採用する理由
イ. 会社の機関及び内部統制の体制図
ロ. ガバナンス体制強化の変遷
ハ. 企業統治の体制の概要
本書提出日(2025年6月17日)現在におけるコーポレート・ガバナンス体制は、取締役会、監査等委員会及び会計監査人を設置しており、取締役は7名(監査等委員5名含む)で、うち4名は監査等委員である社外取締役であります。
(1)取締役会及び指名報酬委員会
当社の取締役会は代表取締役社長執行役員 近藤康正、取締役執行役員 髙木史緒、社外取締役 浜田道代、社外取締役 宇田川憲一、社外取締役 寺田修、社外取締役 大鐘亜樹、取締役 美根陽介の7名で構成されており、議長は代表取締役社長執行役員 近藤康正が務めております。
取締役会は原則として毎月1回開催され、適時に会社の経営情報を共有し、適切な施策を実施しております。執行役員を兼務する取締役および執行役員は、法令、定款、取締役会規則等の社内諸規則に沿って業務執行しております。執行役員を兼務する取締役および執行役員の業務執行に関しては、代表取締役社長執行役員が各人の業務分担を提案し、取締役会において承認しています。なお、執行役員を兼務する取締役および執行役員の選任や報酬については、取締役会の内部組織である指名報酬委員会での審議を経て取締役会で決定しております。この他に、指名報酬委員会においては、最高経営責任者(CEO)等の後継者の計画策定、経営陣の報酬に関する客観性ある制度等について審議しております。指名報酬委員会は、監査等委員である社外取締役全員、代表取締役社長執行役員で構成され、指名報酬委員会の長である委員長は社外取締役 浜田道代が務めております。
当事業年度において、当社は取締役会を14回、指名報酬委員会を12回開催しており、個々の取締役の出席状況及び活動状況は以下のとおりであります。
取締役会の活動状況
|
氏名 |
常勤/社外 |
出席状況(全14回) |
|
近藤 康正 |
常勤 |
14回 |
|
髙木 史緒 |
常勤 |
11回 |
|
安田 正介 |
常勤 |
3回 |
|
浜田 道代 |
社外 |
14回 |
|
宇田川 憲一 |
社外 |
14回 |
|
寺田 修 |
社外 |
14回 |
|
大鐘 亜樹 |
社外 |
11回 |
|
羽鳥 正稔 |
社外 |
3回 |
|
美根 陽介 |
常勤 |
11回 |
|
佐々木 修二 |
常勤 |
3回 |
(注)髙木 史緒、大鐘 亜樹及び美根 陽介は、2024年6月19日就任以降の出席回数となります。
髙木 史緒は、2025年6月18日開催の第73回定時株主総会をもって退任予定です。
安田 正介は、2024年6月19日開催の第72回定時株主総会をもって退任しております。
羽鳥 正稔及び佐々木 修二は、2024年6月19日開催の第72回定時株主総会をもって辞任しております。
取締役会における主な審議内容
|
審議テーマ |
具体的な審議内容 |
|
内部統制とリスク管理 |
内部統制システムに関する基本方針や内部統制活動状況、当社が認識している個別リスクに対応することを目的とした各種委員会(リスク管理委員会、コンプライアンス委員会)の活動状況等に関して、年間を通じて複数回にわたって報告・議論し、当社グループにおける内部統制活動の状況及びリスクマネジメントの運用状況について審議しました。 |
|
ESG |
当社の掲げているESG/CSR方針に基づき、ESG委員会の活動状況や同委員会で検討・実行した取り組みについて取締役会に報告し議論することで、ESGに関する取り組みに関して取締役会による監視・監督を図っております。 |
|
経営戦略 |
長期ビジョン[DESIGN 2030]及び新中期経営計画[BX 2025]の進捗についてのモニタリングを行い、計画の達成に向けて議論しました。また、これらに掲げた成長戦略に基づき、事業基盤の更なる強化・拡大を図るための投資についても審議しました。 |
|
取締役会の実効性 |
取締役会の透明性・効率性を高めるため、取締役会実効性評価の結果に基づき取締役会の運営方針や運営体制の在り方について議論し、意思決定プロセスの迅速化にも取り組みました。 |
|
サプライチェーンマネジメントの強化 |
サプライチェーン全体における最適化・効率化・高度化に向けて、調達・在庫・受注・配送・施工といった当社事業を支える機能のさらなる強靭化、品質管理の徹底、及び安定供給体制構築に関して議論しました。 |
|
組織及び執行体制 |
長期ビジョンを見据え、中核事業であるインテリア商品販売における事業基盤のさらなる強化・高度化を図るとともに、空間創造に関する各種機能を活用したソリューション提案を提供するビジネスモデルへの転換、及び各成長戦略の実行に向けた組織改編、経営執行体制に関して審議しました。 |
|
グループ会社の状況の監督 |
グループ会社の持続的成長に向けた経営体制や戦略に関して議論し、特に海外グループ各社においては、監査等委員による現地往査報告をもとに経営課題やリスクの対応策を検討し、取締役会として監理・監督を行いました。 |
取締役会の実効性評価
取締役会としての判断、監督、会議の運営などについて、取締役会の実効性の担保に努めるべく、年1回、各取締役が取締役会に対する自己評価を行い、その上で取締役会全体の実効性の分析・評価を実施しています。
2024年度の評価については、2025年5月にアンケート調査を取締役全員に実施し、評価結果を取締役会で審議しており、今後の取締役会において、実効性をより高められるよう努めております。
なお、2024年度の主な評価項目は、取締役会の役割、責務、構成および運営に関する評価や、社外取締役の役割に関する評価、指名報酬委員会に関する評価等でした。
指名報酬委員会の活動状況
|
氏名 |
常勤/社外 |
出席状況(全12回) |
具体的な審議内容 |
|
浜田 道代 |
社外 |
12回 |
・取締役会構成に関する検討
・取締役候補者の検討
・成長戦略に基づく新組織体制と人事の検討
・中長期的な執行役員および幹部社員候補の検討
・執行役員の評価及び評価制度の見直し |
|
宇田川憲一 |
社外 |
12回 |
|
|
寺田 修 |
社外 |
11回 |
|
|
大鐘 亜樹 |
社外 |
8回 |
|
|
羽鳥 正稔 |
社外 |
4回 |
|
|
近藤 康正 |
常勤 |
12回 |
(注)大鐘 亜樹は、2024年6月19日就任以降の出席回数となります。
羽鳥 正稔は、2024年6月19日開催の第72回定時株主総会をもって辞任しております。
※当社は、2025年6月18日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役(監査等委員であるものを除く。)2名選任の件」及び「監査等委員である取締役5名選任の件」を提案しております。当該議案が承認可決されると、当社の取締役は7名(代表取締役社長執行役員 近藤康正、取締役執行役員 松尾豊、社外取締役 浜田道代、社外取締役 宇田川憲一、社外取締役 寺田修、社外取締役 大鐘亜樹、取締役 美根陽介)となります。取締役会は上記7名で構成され、議長は代表取締役社長執行役員 近藤康正が務める予定です。また、指名報酬委員会は、監査等委員である社外取締役全員と代表取締役社長執行役員で構成される予定であり、委員長は社外取締役が務める予定です。(当該定時株主総会の直後に開催が予定されている取締役会の決議事項の内容を含めて記載しております。)
サクセッションプランについて
当社では、経営理念や具体的な経営戦略を踏まえ、CEO等の後継者育成計画とその運用状況について監督するとともに、人格・人望、見識、業務遂行能力、経営的視点、および経営参画意識等の基準に照らし、議論を進めています。指名報酬委員会は幹部社員および執行役員の指名に関し、最高経営責任者(CEO)などの後継者プラン(後継計画、要求される資質、候補者選定などのステップを含む)やCEO後継者の選任に至った経緯・背景、CEO解任の提案およびそれに至る経緯・背景等について審議し、必要に応じ取締役会に説明提案を行うこととしています。
後継者の育成について
育成に関しては、将来有望な人材プールとしてリーダー養成研修や上級管理職(執行役員候補)研修といった社内の選抜制度等を活用しています。また、執行役員や幹部社員候補の検討においても、社外取締役が取締役会に留まらず他の重要会議に参加したり、経営幹部の社員を対象に将来の経営に関して個別面談を実施したりすること等を通じて、後継候補者の人となりや考え方を直接把握する機会を多く得られる仕組みとしており、指名報酬委員会における議論に役立てています。
後継者育成に関する重要事項
・CEOの中長期サクセッションプランの検討
・CEOに求められる要件・資質の適宜見直し
・中長期的な執行役員や幹部社員候補の検討
・一定の時間軸の中で、後継者の育成状況を確認する機会の多様化
(2)監査等委員会
当社の監査等委員会は、社外取締役 浜田道代、社外取締役 宇田川憲一、社外取締役 寺田修、社外取締役 大鐘亜樹、取締役 美根陽介で構成されており、委員長は社外取締役 宇田川憲一が務めております。
監査等委員会の監査報告書は、監査等委員会で各監査等委員の報告を受け、協議して作成しております。監査等委員の機能強化に関する取組状況としては、監査等委員会室を設置し、常勤の監査等委員を1名選任するとともに、専属のスタッフを1名及び兼任のスタッフを1名配置し、内部監査部門である監査課、内部統制課と緊密な連携を行える体制をとっております。
※当社は、2025年6月18日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「監査等委員である取締役5名選任の件」を提案しております。当該議案が承認可決されると、監査等委員会は、社外取締役4名(浜田道代、宇田川憲一、寺田修、大鐘亜樹)と取締役 美根陽介の5名で構成されます。また、取締役 美根陽介が常勤監査等委員を務める予定であり、委員長は社外取締役が務める予定です。(当該定時株主総会の直後に開催が予定されている監査等委員会の決議事項の内容を含めて記載しております。)
当事業年度における監査等委員会の活動状況は、「⑶[監査の状況]①監査等委員会監査の状況」に記載の通りであります。
ニ. 当該企業統治の体制を採用する理由
当社は監査等委員会設置会社であり、監査等委員である取締役5名(うち社外取締役4名)を選任しております。監査機能を担う「監査等委員」に取締役として取締役会での議決権が付与されることで、監査・監督機能の強化につながります。また、希少な人材である独立社外役員を全員取締役会の構成員とすることで、取締役会における社外取締役の比率を高め、経営の透明性の向上と株主の皆様の視点を踏まえた経営の議論が期待できると判断しております。
また、当社グループの更なる成長とコーポレート・ガバナンス体制の強化に向け、執行役員制度を導入しております。経営の意思決定及び監督機能と業務執行機能を分離することにより、執行責任を明確化するとともに、業務遂行の迅速化を図っております。
③ 企業統治に関するその他の事項
イ. 内部統制システムの整備の状況
当社は、取締役会において、内部統制システム構築に関する基本方針を決め、以下のとおり適正な企業活動を行っております。
Ⅰ 業務の適正を確保するための体制
1.当社の取締役・執行役員及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
(1)取締役・執行役員及び使用人が、法令、定款及び社会規範を遵守する行動規範として、「サンゲツグループ人権方針」、「サンゲツグループ企業倫理憲章」及び「サンゲツグループコンプライアンス行動規範」を定めるほか、コンプライアンスに関する諸規定を整備する。
(2)社長執行役員を最高責任者とするコンプライアンス委員会を設置し、コンプライアンス推進に関する重要課題を審議する。
(3)コンプライアンス担当執行役員を任命し、コンプライアンス活動を横断的に統括する。
(4)各部署責任者は、当該各部署で法令、社内規定等の遵守体制を維持向上する責を負う。また、各支社・部署にコンプライアンス活動を推進するコンプライアンス推進者を置く。
(5)経営監査部に監査課を設置し、業務の適正性に関する内部監査を行う。
(6)経営監査部に内部統制課を設置し、財務報告の適正性と信頼性を確保するための内部統制推進活動を行う。
(7)使用人等が、コンプライアンス上の問題点について報告できるヘルプラインを設置し、社内受付窓口及び社外法律事務所を定める。なお、報告者は、当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないものとする。
2.当社の取締役・執行役員の職務の執行に係る情報の保存及び管理に関する体制
(1)取締役・執行役員の職務執行に係わる情報は、文書または電磁的媒体に記録し、書類記録類保存規定に従いこれらを保存、管理する。
(2)取締役・執行役員の職務執行に係わる上記文書等は、監査等委員会が選定した監査等委員の求めに応じて、閲覧・謄写・複写できる状態を維持する。
3.当社の損失の危険の管理に関する規定その他の体制
(1)当社を取り巻く様々なリスクに対して管理・対応できるよう「リスク管理規定」等を制定する。
(2)社長執行役員を最高責任者とするリスク管理委員会を設置し、全社のリスクマネジメントを行う。
(3)リスク担当執行役員を任命し、リスク管理活動を横断的に統括する。
(4)様々なリスクに対応したリスク管理部会を設置し、各部会責任者を任命する。各リスク管理部会は、各担当リスクの管理に関わる課題、対応策を審議し、責任を持って対応する。
4.当社の取締役・執行役員の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
(1)経営の決定・監督機能と、業務執行機能の分離を図り、業務遂行の迅速化と執行責任の明確化を図るため執行役員制度を導入する。
(2)定例の取締役会を原則毎月1回開催して、経営方針及び経営戦略に関わる重要事項を審議決定する。
(3)取締役会は、定款及び取締役会規則に基づき、重要な業務執行の決定の全部または一部を代表取締役に委任することができる。取締役に委任された重要な業務執行に関しては、執行役員等を構成員とする経営会議で審議するものとする。
(4)執行役員は、「職務分掌規定」「職務権限規定」に基づき業務を担当し執行する。
(5)中長期的な視野にたった経営計画を定期的に策定する。この経営計画を実現するために、各年度ごとに全社的な目標を設定した予算を立案し、各部門において目標達成に向け具体策を実行する。
(6)執行役員及び各部署責任者等をもって構成する全社会議を定期的に開催し、経営計画の実行について情報を共有するとともに、進捗状況のフォローを行う。
5.当社並びに子会社から成る企業集団に関する体制
(1)子会社の取締役の職務の執行に係る事項の当社への報告に関する体制
「関係会社管理規定」及び「関係会社の承認事項・報告事項に関する基準」を設け、子会社における様々な事項について、当社に報告する体制を整備する。なお、子会社の管理については、主管部責任制を導入する。
(2)子会社の損失の危険の管理に関する規定その他の体制
「リスク管理規定」「事業投資リスク管理規定」「関係会社管理規定」及び「関係会社の承認事項・報告事項に関する基準」等を設け、子会社における損失の発生を含む様々なリスクを当社でもマネジメントできる体制を整備する。
また、当社の取締役会で行われる子会社の月次報告において、様々なリスクをマネジメントする。さらに、子会社自身でもリスク管理に関する規定を設け、リスクをマネジメントする体制を整備する。
(3)子会社の取締役等の職務の執行が効率的に行われることを確保するための体制
「関係会社管理規定」及び「関係会社の承認事項・報告事項に関する基準」を設け、子会社の取締役等の職務の執行が効率的に行われるよう体制を整備する。また、子会社自身では、取締役等が効率的に職務を執行できるよう職務分掌規定等を設け業務を分担し、業務を執行する。
(4)子会社の取締役等及び使用人の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制
「サンゲツグループ人権方針」、「サンゲツグループ企業倫理憲章」及び「サンゲツグループコンプライアンス行動規範」を掲げ、企業集団としてグループ全体のコンプライアンス体制の維持・向上を図る。また、ヘルプラインとして設置した外部法律事務所窓口へは、子会社使用人等からの通報も可能とする。
Ⅱ 監査等委員会の職務執行を補助する体制
1.監査等委員会の職務を補助すべき使用人に関する事項
(1)監査等委員会を補助するために監査等委員会室を設置し、専任及び兼任の所属員を配置する。
(2)監査等委員会室の所属員に関する任命・異動・人事評価等は、監査等委員会の同意を得て行い、取締役(監査等委員である取締役を除く。以下、Ⅱにおいて同じ。)・執行役員からの独立性を確保する。
(3)監査等委員会室の所属員は、監査等委員会の指示に従い、監査等委員会の職務を補助する。
(4)監査等委員会室の所属員は、監査等委員会を補助する職務に関して取締役・執行役員からの指揮命令を受けないものとする。なお、監査等委員会室の兼任所属員は、監査等委員会から指示された事項を最優先して実施する。
2.監査等委員会への報告に関する体制
(1)監査等委員は、取締役会において取締役・執行役員から担当する業務の執行状況について定期的に報告を受けるものとする。また、監査等委員は、当社が子会社に派遣する子会社の取締役及び監査役から、定期的に子会社の取締役会の状況について報告を受けるものとする。
(2)取締役・執行役員は、当社グループに重大な損害を及ぼすおそれのある事象が生じたときは、自らまたは関係部署責任者により、直ちに監査等委員会に報告を行うものとする。
(3)監査等委員会が選定した監査等委員は、重要な会議に出席し、稟議書その他業務執行に関する文書を閲覧し、必要に応じて取締役・執行役員または使用人にその説明を求めることができるものとする。
(4)監査等委員会が選定した監査等委員は、子会社に赴き、主要な稟議書その他業務執行に関する重要な文書を閲覧し、必要に応じて取締役または使用人にその説明を求めることができる。
(5)当社グループの役員及び使用人は、コンプライアンス上の問題点を、当社のヘルプラインを使用しないで、監査等委員会又は監査等委員に対して直接報告することができる。この場合、報告者は当該報告をしたことを理由として不利な取扱いを受けないものとする。
3.監査等委員会の職務の執行について生じる費用又は債務の処理に係る方針に関する事項
(1)監査等委員会の職務の執行に必要な費用は、すべて毎期独立した予算を計上し、経費支払基準に基づき速やかに費用の処理を行う。
(2)監査等委員会は、必要により独自に外部専門家等を活用することができ、この場合の費用は当社が負担する。
4.その他監査等委員会の監査が実効的に行われることを確保するための体制
(1)監査等委員会は、効果的な監査を実施できるよう内部監査部門及び内部統制部門との連携を図る。
(2)監査等委員会は、毎年、監査方針及び監査計画を立案し、取締役会に報告する。
(3)監査等委員会は、取締役会またはその他の場を通して、監査等での指摘事項の対応状況につき説明を受け、フィードバックを行うなど、監査の実効性を高める。
(4)監査等委員会は、社長執行役員及び会計監査人と、それぞれ定期的に監査等について意見交換を行う。
ロ.反社会的勢力排除に向けた基本的な考え方及びその整備の状況
・当社グループは反社会的勢力とは一切関係を持たず、反社会的勢力から不当な要求を受けた場合には毅然とした態度で対応することとし、反社会的勢力との関係は、断固遮断・排除することとしています。
また、「サンゲツグループコンプライアンス行動規範」及び「リスク管理規定」の趣旨に則り、リスク管理委員会が対応を統括することとし、社内情報連絡を円滑にするとともに関係各部署並びに顧問弁護士とも協調して対応することにしています。
一方、愛知県警、所轄警察署等関連官庁とも連携することをはじめ「愛知県企業防衛対策協議会」への登録等、外部専門機関と連携することなどで必要な情報収集を普段から実施しております。
ハ.コンプライアンス体制の整備・運用状況
・当連結会計年度はコンプライアンス委員会を4回開催し、コンプライアンスプログラムの立案から見直しまで PDCAを回したほか、ハラスメント対策などについて審議しました。
・当連結会計年度はヘルプラインによる相談が14件あり、それぞれ適切な対応を行いました。
・新任管理職及び新入社員を対象に、それぞれ「コンプライアンス基礎研修」を実施しました。
ニ.リスク管理体制の整備・運用状況
・リスク管理委員会は、営業リスク、物流リスク、商品開発・在庫・仕入リスク、海外事業リスク、人的リスク、環境・災害リスク、情報セキュリティリスク、気候変動リスクの8部会で構成しております。
・当連結会計年度はリスク管理委員会を4回開催し、各部会でリスクを想定しそれぞれのリスクをリスクアセスメントし重要度を精査した上で、対策の進捗状況と成果・課題につき議論した結果を報告しました。
・リスクアセスメントマップを用いてリスク管理の段階的評価を進め、「各リスクのコントロールレベルが掌握できており、かつ効果的に管理されている状態」を目指しております。
・上記リスク管理の中で、頻度や影響度により重要管理リスクを明確にし、大規模システム障害・サイバーセキュリティのリスク、商品の品質維持、配送リスク等を最重要管理リスクに定義しました。実効性のあるBCP体制の強化のため、関連部署と協議の上、BCMの策定や緊急対策本部の体制図見直し、想定シナリオの策定等を進めております。
・緊急時の各拠点との連絡手段については、安否確認システム「e革新」を国内グループ会社(一部を除く)にも導入し、合同訓練を実施しました。
なお、本書提出日現在のリスク管理体制につきましては、「3 事業等のリスク 1.リスクマネジメントに関する考え方及びリスク管理体制」をご覧ください。
④ 責任限定契約の内容の概要
当社と非業務執行取締役は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を締結しております。当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、法令が規定する最低責任限度額としております。
⑤ 役員等賠償責任保険契約の内容の概要
当社は、会社法第430条の3第1項に規定する役員等賠償責任保険契約を保険会社との間で締結しております。当該保険契約の被保険者の範囲は、当社の取締役、執行役員、子会社の役員であり、保険料は当社が全額負担しております。当該保険契約により、被保険者の職務の執行に関し、保険期間中に提起された損害賠償請求等に起因して、被保険者が被る損害を填補することとしております。ただし、被保険者が法令違反を認識しながら行った行為等は補償の対象外とすることにより、役員等の職務の執行の適正性が損なわれないように措置を講じております。
⑥ 取締役の定数
当社は、取締役(監査等委員であるものを除く。)は4名以内、監査等委員である取締役を8名以内とする旨定款に定めております。
⑦ 取締役の選任の決議要件
当社は、取締役の選任決議について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の過半数をもって決する旨定款に定めております。
また、取締役の選任決議は、累積投票によらないものとする旨定款に定めております。
⑧ 取締役の責任免除
当社は、会社法第426条第1項の規定により、取締役会の決議によって、同法第423条第1項の取締役(取締役であった者を含む。)の賠償責任を法令の限度において免除することができる旨定款に定めております。これは取締役が職務を遂行するにあたり、期待される役割を十分に発揮できるようにすることを目的とするものであります。
⑨ 自己の株式の取得の決定機関
当社は、会社法第165条第2項の規定により、取締役会の決議によって市場取引等により自己の株式を取得することができる旨定款に定めております。これは自己の株式の取得を取締役会の権限とすることにより、機動的な資本政策を可能にすることを目的とするものであります。
⑩ 中間配当の決定機関
当社は、会社法第454条第5項の規定により、取締役会の決議によって、毎年9月30日を基準日として中間配当をすることができる旨定款に定めております。これは株主への機動的な利益還元を行うことを目的とするものであります。
⑪ 株主総会の特別決議要件
当社は、会社法第309条第2項に定める株主総会の特別決議要件について、議決権を行使することができる株主の議決権の3分の1以上を有する株主が出席し、その議決権の3分の2以上をもって決する旨定款に定めております。これは株主総会における特別決議の定足数を緩和することにより、株主総会の円滑な運営を行うことを目的とするものであります。
⑫ 株式会社の支配に関する基本方針
当社は、会社法施行規則第118条第3号の規定に基づく株式会社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について定めておりません。
⑬ その他コーポレート・ガバナンスの充実に向けた取り組みの実施状況
当社は、中長期的な企業価値向上のため、株主・投資家との建設的な対話を通じた信頼関係の構築を目指しています。そのためには、市場関係者の皆さまとの目線・考えを理解することが重要であると考えており、東証平均や同業他社比較を含む経営・株価指標の分析や、面談・株主の皆さまへのアンケート結果などから得られた意見を、取締役会・各部門責任者などに共有・議論し、情報開示の拡充および企業価値向上に向けた経営改善につなげています。また、開示においてはディスクロージャーポリシー※に則り、法定開示だけでなく、当社への期待・関心事を踏まえた適時・適切な情報開示を行うことにより、経営の透明性を高めています。
※ディスクロージャーポリシーについては、当社Webサイトにて公開しております。
https://www.sangetsu.co.jp/company/ir/management/policy.html
イ.情報開示の充実
国内外の株主・投資家の皆さまに対して公正かつ適時、適切に開示することを開示方針として、速やかな日英での公表に努めています。また、決算資料の開示拡充にとどまらず、統合報告書等を通じた企業理念から紡ぐ価値創造ストーリーの情報拡充や、外部機関の客観的な視点による企業レポート等、多様な媒体を通じた分かりやすい説明も意識しています。
ロ.対話における体制と具体的な取り組み
株主・投資家との建設的な対話を充実するための組織体制として、社長直下組織である経営戦略室 広報IR課をIR活動の専門部局とし、経営戦略室 経営企画課、財務経理部、総務部 ESG推進課などの各部署と連携して、より実効性の高い情報発信に努めています。また、要望に応じて代表取締役社長執行役員はじめ関連部門責任者が面談に対応・同席することで、当社の企業価値を適正に評価していただけるよう取り組んでいます。
<対話のテーマ、社内への報告・検討事項>
・株主構成、株価の状況(株価変動や出来高など)について
・中期経営計画[BX 2025]における各目標の進捗や株主還元の考え方について
・株価・資本コストを意識した経営と各経営戦略の考え方について
・「スペースクリエーション企業」におけるビジネスモデルの変革・競争優位性の開示拡充について
・非財務目標の進捗と考え方について
・役員報酬の評価基準と考え方について
<2024年度 対話状況>
|
内容 |
対応者 |
参加者 |
回数 |
|
株主総会 |
代表取締役社長執行役員、取締役、社外取締役(監査等委員)、執行役員 |
株主 |
1回 |
|
会社説明会 |
代表取締役社長執行役員、取締役、社外取締役(監査等委員)、執行役員 |
株主(主に個人株主) |
1回 |
|
決算・経営戦略説明会 |
代表取締役社長執行役員、執行役員ほか |
アナリスト・機関投資家 |
2回 |
|
スモールミーティング |
代表取締役社長執行役員 |
アナリスト・機関投資家 |
1回 |
|
IR・SR面談 |
代表取締役社長執行役員、執行役員ほか |
アナリスト・機関投資家・株主 |
約100回 |
① 役員一覧
イ.本書提出日(2025年6月17日)現在における当社役員の状況は、以下のとおりです。
男性
|
役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有 株式数 (千株) |
|
代表取締役 社長執行役員 |
|
|
1986年4月 三菱商事㈱入社 2010年4月 三菱商事プラスチック㈱(出向)執行役員 2013年4月 三菱商事㈱合成樹脂部長兼塩化ビニール部長 2016年4月 同社化学品グループ事業投資担当 2017年4月 中央化学㈱常務執行役員 2018年4月 同社代表取締役社長 2022年12月 当社入社 執行役員 社長室担当 2023年4月 執行役員 管理担当兼サイバーセキュリティ担当 2023年6月 取締役 執行役員 管理担当兼サイバーセキュリティ担当 2023年7月 取締役 常務執行役員 コーポレート部門ゼネラルマネージャー兼スペースプランニング部門担当兼サイバーセキュリティ担当 2024年4月 代表取締役 社長執行役員 2024年7月 代表取締役 社長執行役員兼事業部門ゼネラルマネージャー 2025年4月 代表取締役 社長執行役員(現任) |
|
|
|
取締役 執行役員 スペースプランニング部門 ゼネラルマネージャー 兼品質企画室長 |
|
|
1997年4月 当社入社 2009年10月 大阪店 インテリアデザイン室長 2013年2月 東京店 インテリアデザイン室長 2014年7月 マーケティング本部 プロモーション課長 2017年4月 インテリア事業本部 新市場開発室長 2018年4月 社長室 経営企画課長 2019年4月 社長室長 2020年4月 社長室長兼デザイン戦略担当 2020年11月 社長室長兼デザイン戦略担当兼DX推進室長 2023年7月 執行役員 スペースプランニング部門ゼネラルマネージャー 2024年6月 取締役 執行役員 スペースプランニング部門ゼネラルマネージャー 2025年4月 取締役 執行役員 スペースプランニング部門ゼネラルマネージャー兼品質企画室長(現任) |
|
|
|
取締役 (監査等委員) |
|
|
1985年4月 名古屋大学法学部教授 1999年4月 名古屋大学大学院法学研究科教授 2008年4月 名古屋大学法科大学院長 2009年4月 名古屋大学名誉教授(現任) 公正取引委員会委員 2014年6月 首都高速道路㈱社外監査役 東邦瓦斯㈱社外監査役 2015年6月 当社取締役(監査等委員)(現任) 2016年6月 ㈱アイシン社外取締役 2020年6月 東邦瓦斯㈱社外取締役(現任) |
|
|
|
役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有 株式数 (千株) |
|
取締役 (監査等委員) |
|
|
2004年6月 東ソー㈱取締役 2008年6月 同社常務取締役 2009年6月 同社代表取締役社長 2016年3月 同社取締役相談役 2016年6月 ㈱山口銀行社外取締役 2018年6月 東ソー㈱名誉顧問 2019年6月 当社取締役(監査等委員)(現任) |
|
|
|
取締役 (監査等委員) |
|
|
2005年6月 清水建設㈱ 執行役員 2010年6月 同社常務執行役員 2013年4月 同社専務執行役員 2014年6月 同社代表取締役副社長 2020年6月 同社常任顧問 2021年6月 当社取締役(監査等委員)(現任) |
|
|
|
取締役 (監査等委員) |
|
|
1987年4月 ㈱住友銀行(現 ㈱三井住友銀行)入行 2010年4月 大和ネットバンク設立準備㈱(出向)内部監査部長 2011年4月 ㈱大和ネクスト銀行 取締役 2012年3月 同行取締役退任 2012年3月 ㈱三井住友銀行 監査部上席考査役 2019年3月 同行退職 2021年9月 ㈱OMA取締役 2023年6月 同社取締役退任 2024年6月 当社取締役(監査等委員)(現任) |
|
|
|
取締役 (常勤監査等委員) |
|
|
1984年4月 当社入社 2014年7月 中国四国支社長 2016年4月 執行役員 中国四国支社長 2017年4月 執行役員 ロジスティクス本部 副本部長 2019年4月 執行役員 ロジスティクス本部長 2023年7月 常務執行役員 ロジスティクス部門ゼネラルマネージャー 2024年4月 常務執行役員 ロジスティクス部門担当 2024年6月 取締役(監査等委員)(現任) |
|
|
|
計 |
|
||||
4.前任者の辞任に伴う補欠としての就任であるため、当社の定款の定めにより、前任者の任期満了の時までとなります。前任者の任期は、2023年6月21日開催の定時株主総会における選任後、2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までであります。
5.当社では、経営の決定・監督機能と業務執行機能を分離することにより、執行責任を明確化するとともに、業務遂行の迅速化を図るため、執行役員制度を導入しております。上記の取締役兼任を含め、本書提出日(2025年6月17日)現在における執行役員の役職名及び氏名は以下のとおりであります。
|
役職名 |
氏名 |
|
代表取締役 社長執行役員 |
近 藤 康 正 |
|
取締役 執行役員 スペースプランニング部門ゼネラルマネージャー 兼 品質企画室長 |
髙 木 史 緒 |
|
執行役員 コーポレート部門ゼネラルマネージャー兼 連結経営担当 |
牧 繁 伸 |
|
執行役員 海外事業部門ゼネラルマネージャー 兼 海外事業部長 兼 Goodrich Global Holdings Pte. Ltd. CEO |
山 田 真 平 |
|
執行役員 ロジスティクス部門ゼネラルマネージャー |
山 下 栄 二 |
|
執行役員 事業部門ゼネラルマネージャー 兼 エクステリア事業担当 兼 空間総合事業担当 |
松 尾 豊 |
|
執行役員 DX部門ゼネラルマネージャー 兼 サイバーセキュリティ担当 |
柴 垣 香 平 |
|
執行役員 事業部門 東京支社長 兼 法人営業担当 兼 レジデンシャル営業担当 |
作 本 明 彦 |
|
執行役員 コーポレート部門 財務経理部長 兼 投融資担当 |
宇 都 和 久 |
ロ.当社は、2025年6月18日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役(監査等委員であるものを除く。)2名選任の件」及び「監査等委員である取締役5名選任の件」を提案しております。当該議案が承認可決されると、当社の役員の状況は、以下のとおりとなります。(当該定時株主総会の直後に開催が予定されている取締役会及び監査等委員会の決議事項の内容を含めて記載しております。)
男性
|
役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有株式数(千株) |
|
代表取締役 社長執行役員 |
|
|
1986年4月 三菱商事㈱入社 2010年4月 三菱商事プラスチック㈱(出向)執行役員 2013年4月 三菱商事㈱合成樹脂部長兼塩化ビニール部長 2016年4月 同社化学品グループ事業投資担当 2017年4月 中央化学㈱常務執行役員 2018年4月 同社代表取締役社長 2022年12月 当社入社 執行役員 社長室担当 2023年4月 執行役員 管理担当兼サイバーセキュリティ担当 2023年6月 取締役 執行役員 管理担当兼サイバーセキュリティ担当 2023年7月 取締役 常務執行役員 コーポレート部門ゼネラルマネージャー兼スペースプランニング部門担当兼サイバーセキュリティ担当 2024年4月 代表取締役 社長執行役員 2024年7月 代表取締役 社長執行役員兼事業部門ゼネラルマネージャー 2025年4月 代表取締役 社長執行役員(現任) |
|
|
|
取締役 執行役員 事業部門ゼネラルマネージャー 兼エクステリア事業担当 兼空間総合事業担当 |
|
|
1990年4月 当社入社 2018年4月 北関東支社長 2020年4月 関西支社長 2023年7月 執行役員 事業部門 西日本ビジネスユニットマネージャー兼関西支社長 2024年4月 執行役員 ロジスティクス部門ゼネラルマネージャー 2025年4月 執行役員 事業部門ゼネラルマネージャー兼エクステリア事業担当兼空間総合事業担当 2025年6月 取締役 執行役員 事業部門ゼネラルマネージャー兼エクステリア事業担当兼空間総合事業担当(就任予定) |
|
|
|
取締役 (監査等委員) |
|
|
1985年4月 名古屋大学法学部教授 1999年4月 名古屋大学大学院法学研究科教授 2008年4月 名古屋大学法科大学院長 2009年4月 名古屋大学名誉教授(現任) 公正取引委員会委員 2014年6月 首都高速道路㈱社外監査役 東邦瓦斯㈱社外監査役 2015年6月 当社取締役(監査等委員)(現任) 2016年6月 ㈱アイシン社外取締役 2020年6月 東邦瓦斯㈱社外取締役(現任) |
|
|
|
取締役 (監査等委員) |
|
|
2004年6月 東ソー㈱取締役 2008年6月 同社常務取締役 2009年6月 同社代表取締役社長 2016年3月 同社取締役相談役 2016年6月 ㈱山口銀行社外取締役 2018年6月 東ソー㈱名誉顧問 2019年6月 当社取締役(監査等委員)(現任) |
|
|
|
役職名 |
氏名 |
生年月日 |
略歴 |
任期 |
所有株式数(千株) |
|
取締役 (監査等委員) |
|
|
2005年6月 清水建設㈱ 執行役員 2010年6月 同社常務執行役員 2013年4月 同社専務執行役員 2014年6月 同社代表取締役副社長 2020年6月 同社常任顧問 2021年6月 当社取締役(監査等委員)(現任) |
|
|
|
取締役 (監査等委員) |
|
|
1987年4月 ㈱住友銀行(現 ㈱三井住友銀行)入行 2010年4月 大和ネットバンク設立準備㈱(出向)内部監査部長 2011年4月 ㈱大和ネクスト銀行 取締役 2012年3月 同行取締役退任 2012年3月 ㈱三井住友銀行 監査部上席考査役 2019年3月 同行退職 2021年9月 ㈱OMA取締役 2023年6月 同社取締役退任 2024年6月 当社取締役(監査等委員)(現任) |
|
|
|
取締役 (常勤監査等委員) |
|
|
1984年4月 当社入社 2014年7月 中国四国支社長 2016年4月 執行役員 中国四国支社長 2017年4月 執行役員 ロジスティクス本部 副本部長 2019年4月 執行役員 ロジスティクス本部長 2023年7月 常務執行役員 ロジスティクス部門ゼネラルマネージャー 2024年4月 常務執行役員 ロジスティクス部門担当 2024年6月 取締役(監査等委員)(現任) |
|
|
|
計 |
|
||||
4.上記の取締役兼任を含め、執行役員の役職名及び氏名は以下のとおりとなる予定であります。
|
役職名 |
氏名 |
|
代表取締役 社長執行役員 |
近 藤 康 正 |
|
取締役 執行役員 事業部門ゼネラルマネージャー兼 エクステリア事業担当 兼 空間総合事業担当 |
松 尾 豊 |
|
執行役員 スペースプランニング部門ゼネラルマネー 兼 コーポレート部門ゼネラルマネージャー 兼 連結経営担当 |
牧 繁 伸 |
|
執行役員 海外事業部門ゼネラルマネージャー 兼 海外事業部長 兼 Goodrich Global Holdings Pte. Ltd. CEO |
山 田 真 平 |
|
執行役員 ロジスティクス部門ゼネラルマネージャー |
山 下 栄 二 |
|
執行役員 DX部門ゼネラルマネージャー 兼 サイバーセキュリティ担当 |
柴 垣 香 平 |
|
執行役員 事業部門 東京支社長 兼 法人営業担当 兼 レジデンシャル営業担当 |
作 本 明 彦 |
|
執行役員 コーポレート部門 財務経理部長 兼 投融資担当 |
宇 都 和 久 |
②社外役員の状況
本書提出日(2025年6月17日)現在における当社の社外取締役は4名で、監査等委員であります。
社外取締役 浜田道代は、会社法学者及び元公正取引委員会委員としての高度な専門知識と高い見識を有するため選任しております。当社との人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。
社外取締役 宇田川憲一は、上場会社(東ソー株式会社)において海外事業の立上げ・拡大に貢献し、代表取締役経験者として経営に携わるなど豊富な経験と高度かつ専門的な見識を有するため選任しております。当社との人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。
社外取締役 寺田修は、上場会社(清水建設株式会社)において、国内外での建設事業の拡大に貢献し代表取締役経験者として経営に携わるなど、豊富な経験と高度かつ専門的な見識に加えて建設業界全般に係る高い見識を有するため選任しております。同氏は、2020年6月まで当社の取引先である清水建設株式会社の取締役を務めておりましたが、同社との取引額は2025年3月期における連結売上高に対する割合で0.0047%に満たない金額であります。従ってこの事項は、同氏の独立性に影響を及ぼすものではなく、その他当社との人的関係、資本的関係その他の利害関係はありません。
社外取締役 大鐘亜樹は、男女雇用機会均等法施行後の女性総合職第一期生として大手銀行(株式会社三井住友銀行)に入行し、資本市場、融資、事務企画、拠点マネジメント、監査等多岐に亘る業務経験を有し、同行からの出向先(株式会社大和ネクスト銀行)においては取締役として経営に携わるなど財務会計、企業経営等に関する高度な知識と豊富な経験を有するため、社外取締役として選任しております。同氏は、2019年3月まで株式会社三井住友銀行に勤務しておりましたが、同行を退職後6年が経過しております。また、2025年3月末時点における当社グループの同行からの借入金は、当社連結総資産に対する割合で1.904%であります。従ってこの事項は、同氏の独立性に影響を及ぼすものではなく、その他当社との人的関係、資本的関係その他の利害関係はありません。
※当社は、2025年6月18日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「監査等委員である取締役5名選任の件」を提案しております。当該議案が承認可決されると、当社の社外取締役4名は全員が監査等委員となります。
社外取締役 浜田道代は、会社法学者及び元公正取引委員会委員としての高度な専門知識と高い見識を有するため選任しております。当社との人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。
社外取締役 宇田川憲一は、上場会社(東ソー株式会社)において海外事業の立上げ・拡大に貢献し、代表取締役経験者として経営に携わるなど豊富な経験と高度かつ専門的な見識を有するため選任しております。当社との人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係はありません。
社外取締役 寺田修は、上場会社(清水建設株式会社)において、国内外での建設事業の拡大に貢献し代表取締役経験者として経営に携わるなど、豊富な経験と高度かつ専門的な見識に加えて建設業界全般に係る高い見識を有するため選任しております。同氏は、2020年6月まで当社の取引先である清水建設株式会社の取締役を務めておりましたが、同社との取引額は2025年3月期における連結売上高に対する割合で0.0047%に満たない金額であります。従ってこの事項は、同氏の独立性に影響を及ぼすものではなく、その他当社との人的関係、資本的関係その他の利害関係はありません。
社外取締役 大鐘亜樹は、男女雇用機会均等法施行後の女性総合職第一期生として大手銀行(株式会社三井住友銀行)に入行し、資本市場、融資、事務企画、拠点マネジメント、監査等多岐に亘る業務経験を有し、同行からの出向先(株式会社大和ネクスト銀行)においては取締役として経営に携わるなど財務会計、企業経営等に関する高度な知識と豊富な経験を有するため、社外取締役として選任しております。同氏は、2019年3月まで株式会社三井住友銀行に勤務しておりましたが、同行を退職後6年が経過しております。また、2025年3月末時点における当社グループの同行からの借入金は、当社連結総資産に対する割合で1.904%であります。従ってこの事項は、同氏の独立性に影響を及ぼすものではなく、その他当社との人的関係、資本的関係その他の利害関係はありません。
社外取締役については、ビジネス、法務、会計などの多様な分野の第一人者から選出し、専門知識、経験及び意思決定の妥当性の確保を期待し、経営の透明性の更なる向上と、株主の視点を踏まえた経営の議論の活発化を図り、コーポレート・ガバナンスを強化する役割を担っております。
社外取締役の独立性に関する判断基準は、会社法及び上場証券取引所の定める「社外性」「独立性」に関する要件に加え、当社の経営に対し率直かつ建設的に助言できる高い専門性と豊富な経験を重視しています。
また当社は、独自に社外取締役の独立性判断基準を次のとおり定めております。
Ⅰ 現在において、次のいずれにも該当しない者
1.当社の議決権の5%以上所有する株主またはその業務執行者
2.当社との取引金額が当社連結売上高の2%以上の取引先及びその子会社の業務執行者
3.当社の主要借入先(当社グループの借入額が直近事業年度末で当社連結総資産の2%以上の借入先)の業務執行者
4.当社の会計監査人に所属する公認会計士
5.当社からの取締役報酬以外に年間1,000万円以上の金銭その他財産上の利益を当社から得ているコンサルタント、会計専門家、法律専門家(当該財産を得ている者が法人・団体等である場合には、当該法人・団体に所属する者)
6.当社から年間100万円以上の寄付を受けている組織の業務執行者
7.上記1から6の2親等以内の親族
Ⅱ 直近過去3年間のいずれかの時点において、上記1から7のいずれにも該当しない者
なお、社外取締役4名は東京証券取引所及び名古屋証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、両取引所に届出を行っております。
③社外取締役による監督または監査と内部監査、監査等委員会監査及び会計監査との相互連携並びに内部統制部門との関係
当社は社外取締役4名全員が監査等委員であります。監査等委員会は、会計監査人と連携して本社及び主要な事業所並びに子会社における業務の執行状況及び財産の状況を調査し、報告を求め、財務諸表に対する信頼性の向上のため、四半期に一度定期的に、また必要に応じて会合を開催し、監査計画と結果について状況の共有を図りながら、効果的かつ効率的な監査を実施しております。また、四半期に一度定期的に、内部監査部門と内部監査報告会を実施し、内部統制システムの適正性を総合的、客観的に評価するとともに、抽出された課題等に対して改善に向けた提言、是正勧告、フォローアップに取り組んでおります。
(参考)取締役のスキルマトリックス
取締役および監査等委員に期待する経験・知見については、スペースクリエーション企業への転換に向けて、経営の基本スキルに加え、当社の事業に即した専門性および成長に必要なスキルをベースとして、スキルマトリックスを策定しております。なお、2025年6月18日開催予定の定時株主総会の議案(決議事項)として「取締役(監査等委員であるものを除く。)2名選任の件」及び「監査等委員である取締役5名選任の件」を提案しており、当該議案が承認可決されると、当社の取締役のスキルマトリックスは以下のとおりとなる予定です。
①監査等委員会監査の状況
・当社は、監査等委員による監査・監督の実効性の向上、内部監査部門を活用した監査の実施により、内部統制の実効性の向上を図っております。
・監査等委員会の監査報告書は、監査等委員会で各監査等委員の報告を受け、協議して作成しております。監査等委員の機能強化に関する取組状況としては、監査等委員会室を設置し、常勤の監査等委員を1名選任するとともに、専属のスタッフを1名及び兼任のスタッフを1名配置し、内部監査部門である監査課、内部統制課と緊密な連携を行える体制をとっております。
・当社は社外取締役全員が監査等委員であり、取締役会において積極的に意見を述べています。また、内部統制システムを活用した監査を行うことを前提としつつ業務執行取締役等から定期的に報告聴取を行い、会計監査人、経営監査部と連携を図るなど実効的な監査を行っています。
・当社は当事業年度において監査等委員会を14回開催しており、個々の監査等委員の出席状況及び具体的な検討事項は以下のとおりであります。
|
氏名 |
常勤/社外 |
出席状況(全14回) |
具体的な検討事項 |
|
浜田 道代 |
社外 |
14回 |
・監査等方針及び計画策定 ・監査等委員会監査報告の策定 ・会計監査人の評価(相当性判断) ・会計監査人の監査報酬額への同意 ・経営監査部の監査活動レビュー ・商品調達体制や品質管理体制等への往査ヒアリングによるモニタリング ・グループ会社等の現況報告、課題抽出など |
|
宇田川憲一 |
社外 |
14回 |
|
|
寺田 修 |
社外 |
14回 |
|
|
大鐘 亜樹 |
社外 |
10回 |
|
|
羽鳥 正稔 |
社外 |
4回 |
|
|
美根 陽介 |
常勤 |
10回 |
|
|
佐々木修二 |
常勤 |
4回 |
(注)大鐘 亜樹及び美根 陽介は、2024年6月19日就任以降の出席回数となります。
羽鳥 正稔及び佐々木 修二は、2024年6月19日開催の第72回定時株主総会をもって辞任しております。
・当事業年度において、常勤監査等委員は以下の監査活動を行い、社外監査等委員と共有、連携しております。
|
区分 |
監査活動内容 |
|
(1)重要会議出席 |
・取締役会、経営会議、事業課題検討会議、各委員会への出席及び意見等陳述 |
|
(2)意見交換及びヒアリング |
・代表取締役はじめ各執行役員、部署長との意見交換及びヒアリング |
|
(3)各部署往査 |
・各部署への往査(階層別のヒアリングも実施) |
|
(4)関係会社監査 |
・四半期ごとの関係会社監査役へのヒアリングによる課題発見と実情把握 ・往査及びヒアリング(海外子会社含む) |
|
(5)重要書類の閲覧 |
・稟議書、重要な契約書、各議事録、週間報告書などの閲覧 |
|
(6)社外取締役である監査等委員との連携 |
・社内重要会議参加、議事録回覧、往査活動及び意見交換会参加 ・月次監査記録などによる情報共有 ・執行部門への改善提案書の審議 |
|
(7)会計監査人との連携 |
・四半期レビュー報告会実施による課題発見と会社法監査意見形成の注視 ・合同監査クロージングへの同席 ・監査計画の進捗状況・監査品質・独立性確認 ・再任の適否に関する相当性判断 ・KAMへの対応状況の確認及び課題の共有 |
|
(8)経営監査部との連携 |
・月次報告会実施及び監査記録確認 ・監査等委員会への四半期ごとの報告 ・監査クロージングへの同席 ・内部統制委員会への参加 |
|
(9)期末監査 |
・定例事項と期間発生事項の監査 ・株主総会提出議案及び事業報告及び計算書類の適法性・適正性の監査 ・取締役業務執行確認書に基づく監査 |
②内部監査の状況
・内部監査については、監査課が設けられており、2名の担当者による社内監査の結果及び改善計画が社長執行役員及び常勤の監査等委員に報告されております。また、内部統制課を設け、3名の担当者が内部統制の推進、有効性の向上に努めるとともに、内部統制の整備及び運用状況の評価が社長執行役員及び常勤の監査等委員に報告されております。
・監査課による監査(支社、営業所、本社各部、子会社)及び、内部統制課による監査(全社統制、IT統制、決算プロセス、購買プロセス、各支社業務プロセス、子会社)を実施し、社長執行役員、監査等委員に監査報告書を提出しました。監査で指摘された事項については、都度、監査対象部署と協議、対策を進めています。
・当事業年度においては、内部統制委員会を4回開催し、内部統制監査の状況を報告・議論し、その結果を取締役会、監査等委員会及び会計監査人に報告しています。
・なお、内部監査の状況については、社長執行役員及び常勤の監査等委員に報告されており、執行、監査の両部門に共有されているため、取締役会へ直接報告する仕組みを有しておりません。
内部統制委員会の主な活動状況は以下のとおりであります。
|
開催回 |
開催月 |
議題 |
|
第1回 |
4月 |
・2023年度内部統制監査の進捗と実施結果 ・2023年度の不備一覧及びその改善状況 ・2024年度内部統制監査方針・計画 |
|
第2回 |
6月 |
・2023年度内部統制結果報告 ・第72期有価証券報告書の監査結果 ・2023年度内部統制の有効性について ・2024年度内部統制監査の取組事項について |
|
第3回 |
8月 |
・2023年度会計監査人の監査意見について ・2024年度内部統制監査の評価範囲の決定について |
|
第4回 |
12月 |
・2024年度内部統制監査の実施状況及び今後の予定 |
③会計監査の状況
イ.監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
ロ.継続監査期間
2年間
ハ.業務を執行した公認会計士
増見彰則、杉浦野衣
ニ.監査業務に係る補助者の構成
当社の会計監査業務に係る補助者は、公認会計士11名、その他36名であり、独立の立場から、会計監査及び内部統制監査を受けております。
ホ.監査法人の選定方針と理由
「会計監査人の選解任及び不再任の議案の決定権行使に関する方針」を定め、会計監査人の在任期間を原則最大10年間としております。有限責任監査法人トーマツを選定した理由は、監査等委員会で定めた「会計監査人候補選定要領」に従い、複数の候補者を評価した結果、同監査法人が求められる独立性、専門性及び監査活動の適切性、妥当性、監査報酬の水準等総合的に優位であると評価され、当社の会計監査が適正かつ妥当に行われることを確保する体制を備えているものと判断したためであります。
へ.監査等委員及び監査等委員会による監査法人の評価
会計監査人の監査の相当性判断について、関係各部署にヒアリングの上、監査等委員会で制定した「会計監査人の選解任及び不再任等の議案決定権行使に関する方針」に基づき毎年評価を実施しております。具体的には以下に基づき監査等委員会で評価を実施しています。
(1)監査等委員による会計監査人の監査の相当性判断に関するチェックリスト
(2)会計監査人による確認書
(3)財務経理部及び経営監査部からの会計監査人再任に関する意見聴取
ト.監査法人の異動
当社の監査法人は次のとおり異動しております。
第71期連結会計年度及び事業年度 PwCあらた有限責任監査法人(現 PwC Japan有限責任監査法人)
第72期連結会計年度及び事業年度 有限責任監査法人トーマツ
退任したPwCあらた有限責任監査法人は、2023年12月1日付でPwC京都監査法人と合併し、名称をPwC Japan有限責任監査法人に変更しました。
なお、臨時報告書に記載した事項は、次のとおりです。
(1)当該異動に係る監査公認会計士等の名称
①選任する監査公認会計士等の名称
有限責任監査法人トーマツ
②退任する監査公認会計士等の名称
PwCあらた有限責任監査法人
(2)当該異動の年月日
2023年6月21日
(3)退任する監査公認会計士等が監査公認会計士等となった年月日
2016年6月23日
(4)退任する監査公認会計士等が直近3年間に作成した監査報告書等における意見等に関する事項
該当事項はありません。
(5)当該異動の決定又は当該異動に至った理由及び経緯
当社の会計監査人であるPwCあらた有限責任監査法人は、2023年6月21日開催の第71回定時株主総会終了の時をもって任期満了となりました。現会計監査人の監査は適切に行われていると考えておりますが、当社の長期ビジョン[DESIGN 2030]の達成に向けて2023年度から新中期経営計画をスタートさせるにあたり、新たな視点での監査が期待できることに加え、監査等委員会で定めた「会計監査人候補選定要領」に従い必要とされる独立性、専門性、監査活動の適切性及び妥当性、監査報酬の水準等を総合的に勘案した結果、有限責任監査法人トーマツが、当社の会計監査が適正かつ妥当に行われることを確保する体制を備えているものと判断したためであります。
(6)上記(5)の理由及び経緯に対する意見
①退任する監査公認会計士等の意見
特段の意見はない旨の回答を得ております。
②監査等委員会の意見
妥当であると判断しております。
④監査報酬の内容等
イ.監査公認会計士等に対する報酬の内容
|
区分 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
||
|
監査証明業務に基づく報酬(百万円) |
非監査業務に基づく報酬(百万円) |
監査証明業務に基づく報酬(百万円) |
非監査業務に基づく報酬(百万円) |
|
|
提出会社 |
|
|
|
|
|
連結子会社 |
|
|
|
|
|
計 |
|
|
|
|
ロ.監査公認会計士等と同一のネットワーク(Deloitte Touche Tohmatsu)に対する報酬(イ.を除く)
|
区分 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
||
|
監査証明業務に基づく報酬(百万円) |
非監査業務に基づく報酬(百万円) |
監査証明業務に基づく報酬(百万円) |
非監査業務に基づく報酬(百万円) |
|
|
提出会社 |
|
|
|
|
|
連結子会社 |
|
|
|
|
|
計 |
|
|
|
|
前連結会計年度における当社の非監査業務の内容は、M&A案件に係るアドバイザリー業務であります。
当連結会計年度における当社の非監査業務の内容は、M&A案件に係るアドバイザリー業務であります。
ハ.その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
(前連結会計年度)
当社の連結子会社であるGOODRICH GLOBAL LIMITEDは、PricewaterhouseCoopersに対して18百万円の監査証明業務に基づく報酬を支払っております。
当社の連結子会社であるGoodrich Global Holdings Pte. Ltd.は、Ernst & Youngに対して15百万円、BDOに対して2百万円の監査証明業務に基づく報酬を支払っております。
(当連結会計年度)
当社の連結子会社であるGOODRICH GLOBAL LIMITEDは、PricewaterhouseCoopersに対して15百万円の監査証明業務に基づく報酬を支払っております。
当社の連結子会社であるGoodrich Global Holdings Pte. Ltd.は、Ernst & Youngに対して17百万円の監査証明業務に基づく報酬を支払っております。
当社の連結子会社であるD'Perception Pte Ltdは、Loke Lum & Er PACに対して5百万円、Aaron Wong & Co.、Gary Cheng CPA Limited、Shanghai Diacron CPA Co., Ltd.それぞれに対して0百万円の監査証明業務に基づく報酬を支払っております。
ニ.監査報酬の決定方針
監査報酬については、監査計画・報酬見積りをもとに、監査時間、工数、内容などを考慮し、監査法人と協議のうえで、妥当と判断される報酬額を監査等委員会の同意を得たうえで決定しております。
ホ.監査等委員会が会計監査人の報酬等に同意した理由
会計監査人の監査報酬同意については、執行部門及び会計監査人から必要な資料を入手しかつ報告を受け、会計監査人の監査計画等と報酬の妥当性、適切性を検証した上で同意しております。
①役員の報酬等の額又はその算定方法の決定に関する方針に係る事項
Ⅰ 当社の取締役および執行役員の報酬体系および報酬制度
イ.報酬体系
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員の報酬は、表1のとおり基本報酬(各事業年度の事業に対する各人の貢献を指名報酬委員会が評価し、倍率を0.85~1.25の間で決定し、金額を決定する。)、業績連動報酬(各事業年度の自己資本利益率(ROE)の達成の程度に連動する。)、譲渡制限付株式報酬(長期インセンティブ)の3本立てで構成しております。
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務しない者および監査等委員である取締役の報酬は、基本報酬のみとします。
表1
|
|
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員 |
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務しない者 |
監査等委員である取締役 |
|
基本報酬 |
◯ |
○ |
○ |
|
業績連動報酬 |
◯ |
- |
- |
|
譲渡制限付株式報酬 |
◯ |
- |
- |
ロ.報酬制度
各報酬等の内容は表2のとおりであります。
表2
|
基本報酬 |
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員の基本報酬は、指名報酬委員会で各人の当該年度の実績および事業への貢献により評価を行い、その評価を倍率0.85~1.25の間で決定し、その評価倍率および役位別乗率を標準基本報酬に乗じて算出しており、算定方法は以下のとおりとなります。
(算定式) 基本報酬=標準基本報酬×貢献評価倍率×各役位別乗率
・標準基本報酬=15,600(千円)/年 ・貢献評価倍率=当該年度の貢献度評価に応じて0.85~1.25で決定 ・各執行役員 役位別乗率(基本報酬)(グラフ1参照)
・取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務しない者および監査等委員である取締役においては、職責等に応じて個別に支給額を決定しております。 ・固定報酬は在任中に毎月支給しております。 |
|
業績連動報酬 |
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員の業績連動報酬は、当該事業年度の連結当期純利益を連動指標とし、資本効率の向上を単年度ベースで実現することを目的に支給しております。業績連動報酬額の算定方法は以下のとおりとなります。
(算定式) 業績連動報酬=執行役員1人当たりのベース単価×各役位別乗率
・執行役員1人当たりのベース単価(表3参照) ・各執行役員 役位別乗率(業績連動報酬)(グラフ1参照)
・業績連動報酬は事業年度終了後の株主総会翌日に年1回支給しております。 ・連結当期純利益が一定の基準を下回った場合は不支給となります。 |
|
譲渡制限付株式報酬 |
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員の譲渡制限付株式報酬は、株主の皆さまと価値共有を進めることおよび企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを明確にすることを目的に、現在の中期経営計画期間に適用される株式数を決定、これを支給しております。役位別の譲渡制限付株式(株数)は、執行役員標準株数に役位別乗率を乗じて決定しており、その算定方法は以下のとおりとなります。
(算定式) 譲渡制限付株式報酬(株数)=執行役員標準株数×各役位別乗率
・執行役員標準株数=2,000株 ・各執行役員 役位別乗率(譲渡制限付株式報酬)(グラフ1参照)
・譲渡制限期間は割当てを受けた日より30年間とし、取締役又は執行役員のいずれの地位からも任期満了もしくは正当な理由により退任等を条件として譲渡制限を解除するものとします。 ・付与数は役位に応じて決定するものとし、在任中に付与しております。 |
ハ.業績連動報酬に関する事項
(a)業績連動報酬と業績連動報酬以外の報酬等の支給割合の決定に関する方針
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員の各報酬は、金額および株数に乗数を掛けたものとなり、その乗数はグラフ1のとおりであります。各役位別の乗数は役位が上位になるに従い、業績連動報酬と譲渡制限付株式報酬の比率が高くなるように設計するものとします。
報酬の構成割合は、各人の貢献度評価、連動指標である当該事業年度の会社業績(連結当期純利益)と役位に応じて異なり、グラフ2のとおり、連結当期純利益140億円の場合においては、およそ基本報酬34~45%、業績連動報酬39~43%、長期インセンティブとしての譲渡制限付株式付与の当初付与価値16~23%で構成することとなります。
グラフ1 各役位別乗数(報酬別)
(b)業績連動報酬の算定方法
取締役(監査等委員である取締役を除く。)の業績連動報酬(法人税法第34条第1項第3号に定める利益連動給与)の算定方法は以下のとおりとなります。
(算定方法)
1.算定指標
連結会計年度における連結当期純利益とする。
2.支給総額
利益連動給与総額の確定限度額は1億円とする。
3.算定式(業績連動報酬の額の決定方法)
各取締役の利益連動給与の算定式は連結当期純利益を指標とし、各取締役の役位に応じて、次のとおりとする。
業績連動報酬額=1人当たりのベース単価(表3参照)×各役位別乗率(表4参照)
表3 1人当たりのベース単価
|
連結当期純利益(ROE)(注) |
ベース単価(X=連結当期純利益) |
|
50億円以下 (ROE5.0%以下) |
0円 |
|
50億円超~100億円以下 (ROE5.0%超~10.0%以下) |
(X-50億円)×0.17% |
|
100億円超~140億円以下 (ROE10.0%超~14.0%以下) |
(100億円-50億円)×0.17%+(X-100億円)×0.14% |
|
140億円超~180億円以下 (ROE14.0%超~18.0%以下) |
(100億円-50億円)×0.17%+(140億円-100億円)×0.14% |
(注)自己資本=1,000億円をベースに各ROEにて基準となる各連結当期純利益を計算
表4 各取締役 役位別乗率
|
役位 |
役位別乗率 |
|
社長執行役員 |
3 |
|
専務執行役員 |
2 |
|
常務執行役員 |
1.6 |
|
執行役員 |
1 |
(c)業績連動報酬に係る指標の選択理由
事業の効率性を示す重要な指標であることから自己資本利益率(ROE)の目標値を設定しており、自己資本1,000億円を前提として、2023年5月公表時の中期経営計画におけるROE目標値14.0%達成に必要な連結当期純利益を指標としております。なお、2025年5月14日公表の「中期経営計画の目標見直しに関するお知らせ」において、ROE目標値を11.5%に見直しております。
(d)業績連動報酬に係る指標の目標および実績
当事業年度における業績連動報酬に係る指標の目標は、連結当期純利益110億円であり、実績は125.6億円であります。
表5
|
|
連結当期純利益 |
報酬総額に占める 業績連動報酬の割合 |
|
|
予想値 |
実績値 |
||
|
前事業年度(2024年3月期) |
(注1)105億円 |
142.9億円 |
(注2)39~42% |
|
146億円 |
|||
|
当事業年度(2025年3月期) |
(注3)110億円 |
125.6億円 |
(注4)35~39% |
(注)1.2023年5月12日公表値であります。なお、2024年2月9日に146億円に上方修正しております。
2.2024年4月26日の終値をもとに算出した割合であります。
3.2024年5月10日公表値であります。
4.2025年4月28日の終値をもとに算出した割合であります。
ニ.非金銭報酬等の内容
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員に対して、非金銭報酬として譲渡制限付株式を付与しております。割当ての際の条件等は「ロ.報酬制度」に記載のとおりであります。なお、当事業年度中に職務執行の対価として取締役(監査等委員である取締役を除く。)2名に対し10,000株を交付しております。
ホ.株主総会の決議に関する事項
取締役(監査等委員である取締役を除く。)の報酬限度額は、2015年6月18日開催の定時株主総会において年額4億円以内と決議しており、当該決議時の取締役(監査等委員である取締役を除く。)の員数は6名であります。また、別枠で2017年6月23日開催の定時株主総会において、譲渡制限付株式付与のための報酬額として年額1億2,000万円以内かつ発行または処分される当社普通株式の総数60,000株以内(年間)と決議しており、当該決議時の取締役(監査等委員である取締役を除く。)の員数は5名であります。
ヘ.取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針
(a)取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針の決定方法
当社は、取締役会において、取締役(監査等委員である取締役を除く。)の個人別の報酬等の内容にかかる決定方針を決議しております。当該取締役会の決議に際しては、あらかじめ決議する内容について指名報酬委員会へ諮問し、答申を受けております。
(b)決定方針の内容の概要
ⅰ.基本方針
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員の報酬額については、監査等委員を構成メンバーとする指名報酬委員会に報酬案を提出することで定期的なモニタリングを実施しつつ、指名報酬委員会の審議を経て取締役会で決定することとしております。指名報酬委員会では、取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員の報酬がそれぞれの役割と職責、業績及び成果にふさわしい水準となっているか、企業価値向上に対する適切な動機づけとなっているかなどの観点から慎重な検討を行います。取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務しない者の報酬は、基本報酬のみとします。
ⅱ.基本報酬の個人別の報酬等の決定に関する方針
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員においては、役位・業績等を考慮した上で、貢献度により個人評価を決定します。取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務しない者においては、職責等に応じて個別に支給額を決定します。
ⅲ.業績連動報酬等の業績指標の内容・報酬の額または算定方法の決定に関する方針
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員に対して、当該事業年度の連結当期純利益を指標とし、当該事業年度の執行役員の役位に応じ、算定式によりベース単価を算出し、これに役位別乗率を乗じた額を業績連動報酬として支給するものとします。
ⅳ.非金銭報酬等の内容・報酬の額もしくは数または算定方法の決定に関する方針
株主の皆さまと価値共有を進めることおよび企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを明確にすることを目的に、取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員に対して、非金銭報酬として譲渡制限付株式(譲渡制限期間は割当てを受けた日より30年間とし、取締役又は執行役員のいずれの地位からも任期満了もしくは正当な理由により退任等を条件として譲渡制限を解除する。)を付与するものとし、付与数は役位に応じて決定するものとします。
ⅴ.報酬等の種類ごとの割合の決定に関する方針
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員の各報酬は、金額および株数に乗数を掛けたものとなり、その乗数はグラフ1のとおりであります。各役位別の乗数は役位が上位になるに従い、業績連動報酬と譲渡制限付株式報酬の比率が高くなるように設計するものとします。
取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員の報酬総額および構成割合は、各人の貢献度評価、連動指標である当該事業年度の会社業績(連結当期純利益)と当該事業年度の役位に応じて異なり、連結当期純利益が、50億円、100億円、140億円の場合、グラフ2のとおりとなります。
グラフ2 役位別 報酬総額と構成割合
ⅵ.報酬等を与える時期または条件の決定に関する方針
各報酬の時期及び条件の決定に関する方針は次のとおりであります。
・基本報酬は、月例の固定金銭報酬として在任中に毎月支給する。
・業績連動報酬は、事業年度終了後の株主総会翌日に年1回支給する。
・譲渡制限付株式報酬は、対象となる取締役(監査等委員である取締役を除く。)のうち執行役員を兼務する者および執行役員に対して、在任中、指名報酬委員会で審議し、取締役会で決議した役位に応じた株数を付与し、取締役又は執行役員のいずれの地位からも任期満了もしくは正当な理由により退任したこと等を条件として譲渡制限を解除する。
(c)当事業年度に係る取締役(監査等委員である取締役を除く。)の個人別の報酬内容が決定方針に沿うものであると取締役会が判断した理由
取締役会は、当事業年度に係る取締役(監査等委員である取締役を除く。)の個人別の報酬等について、報酬等の内容の決定方法及び決定された報酬等の内容が取締役会で決議された決定方針と整合していることや指名報酬委員会からの答申が尊重されていることを確認しており、当該決定方針に沿うものであると判断しております。
Ⅱ 監査等委員である取締役の報酬
イ.報酬制度
監査等委員である取締役の報酬は、業績に連動しない固定報酬である基本報酬のみの支給であり、職責等に応じて個別に支給額を決定しております。監査等委員である取締役の報酬の在り方としてそれが適当であると考えております。
ロ.株主総会の決議に関する事項
報酬限度額は、2015年6月18日開催の定時株主総会において、業績に連動しない固定報酬である基本報酬のみで、年額8,000万円以内と決議しております。決議当時の対象となる取締役の員数は5名であります。
ハ.報酬の決定方法
監査等委員である取締役の協議により決定しております。
②役員報酬の審議・決定に係る事項
(指名報酬委員会の活動状況)
当事業年度は指名報酬委員会を12回開催しました。指名報酬委員会においては、主に以下の内容について審議しております。
・取締役会構成に関する検討
・取締役候補者の検討
・成長戦略に基づく新組織体制と人事の検討
・中長期的な執行役員および幹部社員候補の検討
・執行役員の評価及び評価制度の見直し
(指名報酬委員会の構成)
指名報酬委員会は、監査等委員である社外取締役全員、代表取締役社長執行役員で構成され、委員長は社外取締役(監査等委員)が務めております。
同委員会の構成は次のとおりであります。
(2025年6月17日現在)
|
氏名 |
役位 |
委員在任期間 |
|
浜 田 道 代 |
社外取締役(監査等委員) |
9年 |
|
宇 田 川 憲 一 |
社外取締役(監査等委員) |
6年 |
|
寺 田 修 |
社外取締役(監査等委員) |
4年 |
|
大 鐘 亜 樹 |
社外取締役(監査等委員) |
1年 |
|
近 藤 康 正 |
代表取締役 社長執行役員 |
1年 |
③役員区分ごとの報酬等の総額、報酬等の種類別の総額及び対象となる役員の員数
|
役員区分 |
報酬等の総額 (百万円) |
報酬等の種類別の総額(百万円) |
対象となる 役員の員数 (人) |
||
|
固定報酬 |
業績連動報酬 |
譲渡制限付 株式報酬 |
|||
|
取締役(監査等委員を除く。) (社外取締役を除く。) |
|
|
|
|
|
|
取締役(監査等委員) (社外取締役を除く。) |
|
|
|
|
|
|
社外役員 |
|
|
|
|
|
(注)1.上記には、当事業年度中に退任した取締役(監査等委員を除く)1名及び取締役(監査等委員)2名(うち社外取締役1名)を含んでおります。なお、当事業年度末現在の人数は、取締役(監査等委員を除く)2名及び取締役(監査等委員)5名であります。
2.譲渡制限付株式報酬の金額は当連結会計年度の費用計上額を記載しております。
④報酬等の総額が1億円以上である者の報酬等の総額等
報酬等の総額が1億円以上である者が存在しないため、記載しておりません。
①投資株式の区分の基準及び考え方
当社は純投資目的では株式を保有しておりません。
②保有目的が純投資目的以外の目的である投資株式
イ.保有方針及び保有の合理性を検証する方法並びに個別銘柄の保有の適否に関する取締役会等における検証の内容
事業戦略上、新たに関係を強化すべき企業、また取引先として継続して関係を強化すべき企業などの観点から総合的に判断し中長期的に保有する政策保有株式を決めております。保有株式については毎年、保有にかかるコストとリターンを確認し、中長期的に保有意義がなくなったと判断した場合には株式の売却を行う方針であり、取締役会で報告しております。
また、当社は政策保有株式として保有している会社から当社株式の売却の申出があった場合、売却を妨げる行為は行いません。
ロ.銘柄数及び貸借対照表計上額
|
|
銘柄数 (銘柄) |
貸借対照表計上額の 合計額(百万円) |
|
非上場株式 |
|
|
|
非上場株式以外の株式 |
|
|
(当事業年度において株式数が増加した銘柄)
|
|
銘柄数 (銘柄) |
株式数の増加に係る取得 価額の合計額(百万円) |
株式数の増加の理由 |
|
非上場株式 |
|
|
|
|
非上場株式以外の株式 |
|
|
|
(注)株式数が増加した銘柄には、株式分割による変動を含んでおりません。
(当事業年度において株式数が減少した銘柄)
|
|
銘柄数 (銘柄) |
株式数の減少に係る売却 価額の合計額(百万円) |
|
非上場株式 |
|
|
|
非上場株式以外の株式 |
|
|
ハ.特定投資株式の銘柄ごとの株式数、貸借対照表計上額等に関する情報
特定投資株式
|
銘柄 |
当事業年度 |
前事業年度 |
保有目的、業務提携等の概要、 定量的な保有効果 及び株式数が増加した理由 |
当社の株式の 保有の有無 |
|
株式数(株) |
株式数(株) |
|||
|
貸借対照表計上額 (百万円) |
貸借対照表計上額 (百万円) |
|||
|
|
|
|
(保有目的)当社商品の販売促進 (定量的な保有効果)(注)2 (株式数が増加した理由)株式分割による増加 |
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
(保有目的)当社商品の販売促進 (定量的な保有効果)(注)2 |
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
(保有目的)当社商品の販売促進 (定量的な保有効果)(注)2 (株式数が増加した理由)持株会を通じた取得 |
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
(保有目的)当社商品の販売促進 (定量的な保有効果)(注)2 |
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
(保有目的)当社商品の販売促進 (定量的な保有効果)(注)2 |
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
(保有目的)仕入先との関係強化 (定量的な保有効果)(注)2 |
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
(保有目的)仕入先との関係強化 (定量的な保有効果)(注)2 |
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
(保有目的)当社製品の販売促進 (定量的な保有効果)(注)2 |
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
保有の合理性について検証した結果、一部売却を予定しております。 (株式数が増加した理由)株式分割による増加 |
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
(保有目的)当社商品の販売促進 (定量的な保有効果)(注)2 |
|
|
|
|
|
銘柄 |
当事業年度 |
前事業年度 |
保有目的、業務提携等の概要、 定量的な保有効果 及び株式数が増加した理由 |
当社の株式の 保有の有無 |
|
株式数(株) |
株式数(株) |
|||
|
貸借対照表計上額 (百万円) |
貸借対照表計上額 (百万円) |
|||
|
|
|
|
(保有目的)仕入先との関係強化 (定量的な保有効果)(注)2 |
|
|
|
|
|||
|
|
|
|
|
|
|
|
|
③保有目的が純投資目的である投資株式
該当事項はありません。