第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第2四半期連結累計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

(経営成績)

(単位:百万円)

 

令和5年3月期第2四半期

令和6年3月期第2四半期

実績

対前年同期増減額

対前年同期増減率

実績

対前年同期増減額

対前年同期増減率

売上高

25,920

6,805

35.6%

29,203

3,282

12.7%

営業利益

△722

1,866

969

1,691

経常利益

△762

△3,595

967

1,730

親会社株主に帰属する四半期純利益

△864

△2,874

714

1,579

当第2四半期連結累計期間の業績は、令和5年3月のマスク着用ルールの緩和や令和5年5月の新型コロナウイルス感染症の感染法上の分類の5類への引き下げ、訪日外国人の増加や政府や自治体による全国旅行支援の延長、プレミアム付商品券施策の実施等に伴い、社会経済活動の正常化が図られ、来店客数も回復基調となり、売上高は新型コロナウイルス第7波の影響を受けた前年実績を大きく上回りました。一方、ロシアによるウクライナ侵攻の長期化や為替相場の円安進行、原材料価格やエネルギー価格の高騰、人手不足による人件費コストの上昇等、依然として厳しい経営環境が継続しているものの、前連結会計年度に実施した収益性改善に向けた諸施策の効果や政府による光熱費の負担軽減策の支援もあり、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、黒字転換し前年実績に対して大きく増益となりました。

 

このような状況下、当社グループは、「コロナ影響からの早期回復と既存事業の収益力強化」を基本方針とする中期経営計画の達成に向けて、「天丼・天ぷら本舗 さん天」「得得」の既存業態を、より収益性の高い新モデル店舗へ転換を進めたほか、グループアプリの機能の拡充やチェックイン機の導入、配膳ロボット導入店舗の拡大等のDX施策を推進いたしました。また、令和5年2月1日付で子会社化した株式会社NISの仕入や配送、バックオフィス業務の統合に向けた取り組みを継続しPMIを推進いたしました。業態ごとの具体的な取り組みや概況については、次のとおりです。

 

(和食さと)

和食さと業態では、更なる生産性の向上を目的とし、配膳ロボットの導入を71店舗に拡大したほか、お客様の利便性向上を目的として、アプリで来店受付ができるチェックイン機を138店舗に導入いたしました。また、前年度に引き続き「和食さと初代アンバサダー」としてNMB48の渋谷凪咲さんを起用した、TVCMやSNS、折込チラシなど様々な媒体でのプロモーションを実施したほか、さと式焼肉やさとしゃぶなどの食べ放題コースにおいて、期間限定で「厚切り牛タン」や「牛タンにぎり」などが食べ放題になる「牛タン食べ放題キャンペーン」や「サムギョプサル」や「冷麺」などの韓国料理が食べ放題となる「韓国フェア」を開催しました。同期間の出退店実績は、1店舗を開店し、1店舗を閉店したことにより197店舗となりました。以上の結果、売上高は12,738百万円(前年同期比113.7%)となりました。

 

(にぎり長次郎)

にぎり長次郎業態では、来店頻度の向上を目的とし、「長次郎公式アプリ」を用いて積極的な情報発信やお得なクーポンを配信したほか、更なる売上高の獲得を目的とし、職人の技と寿司のあふれる躍動感が伝わる新TVCMによるプロモーションを実施しました。また、「夏涼み」フェアとして、脂のり良く濃厚な味わいの「はも」や、しっかりとした歯ごたえで口の中に甘みが広がる「天然特大海老」を販売しました。同期間の出退店実績は、1店舗を開店し、1店舗を閉店したことにより67店舗となりました。以上の結果、売上高は6,630百万円(前年同期比111.0%)となりました。

 

(天丼・天ぷら本舗 さん天)

天丼・天ぷら本舗 さん天業態では、更なる生産性の向上を目的としたセルフ型の新型店舗を開発し、既存店の鳴海店を建替え改装することにより令和5年6月にその1号店として開店したほか、昨今の原材料価格高騰の影響を受け悪化した収益性の改善を目的とし、長年維持してきた最低価格390円の改定を含めたグランドメニューの刷新を行いました。また、LINEやInstagramによるプロモーションと並行して、アプリ会員限定クーポンやお得なキャンペーン情報を配信したほか、お客様の利便性向上を目的として、アプリでお持ち帰り注文ができるモバイルオーダーを全店に導入しました。同期間の出退店実績は、2店舗を閉店したことにより34店舗となりました。以上の結果、売上高は1,198百万円(前年同期比84.3%)となりました。

 

(家族亭)

家族亭業態では、来店頻度の向上を目的とし、令和5年4月に導入した「家族亭公式アプリ」を活用し、キャンペーンの情報発信やお得なクーポンを配信したほか、新規顧客獲得を目的とした映画タイアップキャンペーンとして、映画「こんにちは、母さん」とのタイアップ企画を開催し、映画観賞券が当選するスクラッチくじの配付や、「X(旧Twitter)フォロー&リポスト」キャンペーンを実施しました。また、8月の繁忙期には「夏のごちそうフェア」として、神戸牛を使用した「神戸牛重セット」や柔らかい煮穴子を使用した「真穴子重セット」を販売しました。同期間の出退店実績は、3店舗を閉店したことにより60店舗となりました。以上の結果、売上高は2,389百万円(前年同期比115.7%)となりました。

 

当社グループは、外食事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績に関する記載を省略しております。

 

〔当社グループ 業態別店舗数〕

業態名

前連結会計

年度末

出店実績

閉店実績

当第2四半期

連結会計

期間末

当連結

会計年度

出店計画

和食さと

197 (-)

1(-)

1(-)

197 (-)

にぎり長次郎・CHOJIRO

67 (-)

1(-)

1(-)

67 (-)

家族亭※

63 (8)

-(-)

3(1)

60 (7)

得得・とくとく

60 (49)

-(-)

1(-)

59 (49)

かつや

45 (15)

1(-)

-(-)

46 (15)

天丼・天ぷら本舗 さん天

36 (1)

-(-)

2(-)

34 (1)

宮本むなし

26 (2)

-(-)

1(-)

25 (2)

宅配寿司業態

11 (3)

-(-)

-(-)

11 (3)

ひまわり

8 (-)

-(-)

-(-)

8 (-)

からやま

6 (-)

1(-)

-(-)

7 (-)

M&S FC事業※

24 (-)

2(-)

-(-)

26 (-)

その他

13 (-)

1(-)

1(-)

13 (-)

鶏笑

223(223)

11(11)

32(32)

202(202)

52

国内合計

779(301)

18(11)

42(33)

755(279)

84

海外店舗

27 (23)

-(-)

2(2)

25 (21)

10

国内外合計

806(324)

18(11)

44(35)

780(300)

94

( )内はFC・のれん分け及び合弁事業店舗数

※「家族亭」業態には「花旬庵」「三宝庵」「家族庵」「蕎旬」「蕎菜」業態を含んでおります。

※「M&S FC事業」は、M&Sフードサービス株式会社が運営する「ポポラマーマ」「ミスタードーナツ」「ドトールコーヒー」「大釜屋」「しんぱち食堂」業態の合計店舗数です。

 

(財政状態)

令和5年2月1日に行われた当社と株式会社NISの企業結合について、前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当第2四半期連結会計期間に確定しております。この暫定的な会計処理の確定に伴い、当第2四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる比較情報において取得原価の当初配分額に重要な見直しが反映されております。前連結会計年度末との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の見直しが反映された後の金額を用いております。

 

当第2四半期連結会計期間末における総資産は、33,551百万円(前連結会計年度末比824百万円の減少)となりました。

流動資産は、15,503百万円(前連結会計年度末比1,010百万円の減少)となりました。これは主に、現金及び預金の減少936百万円、流動資産その他の減少192百万円などであります。

固定資産は、17,926百万円(前連結会計年度末比197百万円の増加)となりました。これは主に、有形固定資産その他(純額)の増加217百万円、投資有価証券の増加198百万円などであります。

流動負債は、8,657百万円(前連結会計年度末比532百万円の減少)となりました。これは主に、流動負債その他の減少515百万円、買掛金の減少195百万円などであります。

固定負債は、9,927百万円(前連結会計年度末比1,203百万円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の減少520百万円、社債の減少472百万円などであります。

純資産は、14,966百万円(前連結会計年度末比910百万円の増加)となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ936百万円減少し、11,213百万円となりました。

当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は、1,061百万円(前年同期は同854百万円)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益972百万円、減価償却費750百万円、未払消費税等の減少額502百万円などであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、912百万円(前年同期は同1,022百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出911百万円、差入保証金の回収による収入145百万円、資産除去債務の履行による支出72百万円などであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は、1,095百万円(前年同期は29百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出527百万円、社債の償還による支出467百万円などであります。

 

(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(4) 経営方針・経営戦略等

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(6) 財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針

当第2四半期連結累計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針について重要な変更はありません。

 

(7) 研究開発活動

該当事項はありません。

 

(8) 経営成績に重要な影響を与える要因

当第2四半期連結累計期間において、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。

 

3【経営上の重要な契約等】

当第2四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。