第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

 当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)業績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、政府による景気対策を背景に企業収益の向上や設備投資の改善が見られ緩やかに回復してきましたが、中国経済の減速など海外景気への懸念や円安による物価の上昇等から、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

 小売業界におきましては、昨年の消費税率引き上げ後の反動減は一巡したものの、業種・業態を超えた厳しい競争、仕入価格の上昇や人手不足など依然厳しい経営環境となっております。

 このような状況のなか、年間の重点施策として、既存店の活性化を目指し、魅力ある売り場づくりや販売促進の見直し、接客サービスのレベルアップによる来店頻度の向上に取り組む一方、生産性向上や経費削減による利益の改善施策を実施しました。さらに、当社グループは平成27年7月1日に経営統合を行い、「株式会社リテールパートナーズ」のもと、「株式会社丸久」及び「株式会社マルミヤストア」を中心とした新しい企業グループがスタートしました。現在、統合によるシナジー効果を生むため、両社間で経営統合委員会を設置し、店舗運営の効率化、什器備品や資材調達コストの削減、人材の育成などの取り組みを進めております。

 店舗展開におきましては、株式会社丸久は、平成27年10月に丸久赤妻店(山口県山口市)、同年11月にアルク玖珂店(山口県岩国市)を新規開設し、同年6月に丸久川下楠店(山口県岩国市)を閉鎖、同年8月に丸久西岩国店(山口県岩国市)を建替えのため休業したため、店舗数は83店舗(うち「アルク」は41店舗)となりました。株式会社中央フードは、同年10月に中央フード平田店(山口県岩国市)を改装、同年9月に中央フード由宇店(山口県岩国市)を閉鎖したため、店舗数は8店舗となっております。また、株式会社マルミヤストアは、平成27年7月にマルミヤストア湯布院店(大分県由布市)を新規開設し、同年10月にマルミヤストア玉名店(熊本県玉名市)を閉鎖したため、店舗数は41店舗となり、株式会社アタックスマートの店舗数は22店舗となっております。そのため、当社グループの当第3四半期末の店舗数は154店舗となりました。

 なお、第2四半期連結会計期間より、株式会社マルミヤストアとの株式交換により、同社及びその連結子会社である株式会社アタックスマートと株式会社マルミヤ水産の3社を連結の範囲に含めておりますが、この3社のみなし取得日を第2四半期連結会計期間末日としているため、貸借対照表は第2四半期連結会計期間末日より連結し、損益計算書は当第3四半期連結会計期間より連結しております。

 これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は以下のとおりとなりました。

 営業収益は810億4百万円(前年同期比24.9%増)、営業利益は28億55百万円(前年同期比16.2%増)、経常利益は30億14百万円(前年同期比9.6%増)となりました。また、投資有価証券売却益や、株式会社マルミヤストアとの株式交換による負ののれん発生益を特別利益に計上したため、四半期純利益は39億18百万円(前年同期比133.1%増)となりました。

 セグメント別の業績は次のとおりです。

 なお、当第3四半期連結会計期間より、報告セグメントにおいて、新たに「ディスカウントストア事業」を加えるとともに、従来の「小売業」を「スーパーマーケット事業」に名称変更しております。

 また、前年同期比については、変更後のセグメント区分に基づき算定しております。

 [スーパーマーケット事業]

 株式会社丸久は、当事業年度を「中四国・九州地域の食品スーパーマーケットで一番企業を目指すスタートの年」と位置づけ、株式会社マルミヤストアとの経営統合を進める一方、「店づくり」、「商品づくり」、「人づくり」、「ファンづくり」を徹底し、お客様のご来店頻度を高めるための施策を重点的に実施しました。営業面では、季節ごとに重点商品を売り込む52週マーチャンダイジングの推進、「木曜日のカテゴリー割引」など曜日別サービスの強化と、月間販促の「ぶっ通し得だ値企画」や「スイーツ企画」「厚切り企画」などの販売促進を行いました。また、電子マネー「マルカ」カードは、昨年下期から地区別に従来のポイントカードからの切り換えや新規発行を行ってまいりましたが、平成27年10月をもって全店に導入しました。さらに、子供たちへの食育活動やサッカー教室などのスポーツ支援活動、健康セミナーの開催、行政と地域ブランドの育成による地産地消の推進や見守り協定締結による地域福祉との連携など地域貢献活動も積極的に行いました。

 

 株式会社中央フードは営業力強化として、鮮度・品質管理基準の見直しを図り、鮮度管理の徹底を行うとともに、青果部門を集客部門と位置づけ、競合店舗に負けない価格設定を行いました。また、惣菜部門の商品力を強化し、生鮮部門全体の底上げを図りました。販売促進においては、曜日別販促サービスの見直しを行い、株式会社丸久と連動して電子マネー「マルカ」カードを導入しました。

 株式会社マルミヤストアは「全従業員お客様目線の徹底・お客様に喜んでいただくために」を当事業年度のスローガンに掲げ、①既存店売上高前年比100%、②生鮮惣菜売上高構成比50%、③生産性の向上、④中長期的な成長に向けての人財の育成、⑤法令・規程・マニュアルの遵守、⑥経営統合効果をお客様のために発揮する、の6項目を達成課題と捉え、様々な施策に取り組んでおります。営業面におきましては、「安心・安全」、「味・品質」にこだわり、お客様へ価値ある商品をお届け出来るよう、青果部門・精肉部門・鮮魚部門が、それぞれ産地の開拓と商品の開発に注力しております。また、地域貢献活動の一環として、大分国際車いすマラソン大会や大相撲佐伯場所への支援を行っております。

 以上の結果、スーパーマーケット事業におきましては、営業収益777億12百万円(前年同期比20.3%増)、営業利益26億30百万円(前年同期比14.4%増)となりました。

 [ディスカウントストア事業]

 株式会社アタックスマートは、エブリデイロープライスをより強固なものとするため、国東店に省エネ対応工事を行い、環境負荷の低減と経費削減を図ったほか、全店への自動発注システムの導入と、売上代金及び両替金の集配金業務の外部委託化による店舗作業の効率化に伴う経費の削減を図る一方で、管理面におけるリスクの回避も行っております。

 以上の結果、ディスカウントストア事業におきましては、営業収益31億10百万円、営業利益55百万円となりました。

 [その他事業]

 弁当惣菜の製造販売業を行う株式会社四季彩は、スーパーマーケット事業をサポートし、新商品開発や主力商品のブラッシュアップなどで出荷額を大きく伸ばしました。主力の弁当、寿司を中心にすべてのクラスで売り上げが伸びたため、利益額も大きく伸長しました。管理面では、引き続き生産性を高めるとともに営業消耗品や節電など経費の削減を進めました。

 保険代理業の株式会社丸久保険サービスは、社員教育とコンプライアンスの徹底を図り、新規顧客の獲得や営業力強化による顧客満足度の向上を目指しました。

 以上の結果、その他事業におきましては、営業収益41億51百万円(前年同期比12.3%増)、営業利益2億58百万円(前年同期比59.3%増)となりました。

 

(2)財政状態の分析

 当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べて109億72百万円増加し、522億89百万円となりました。これは、投資有価証券売却により投資有価証券が減少する一方、株式会社マルミヤストアとの経営統合により、現金及び預金、商品、建物及び構築物(純額)、土地などが増加したことによるものです。

 負債は、前連結会計年度末に比べて59億88百万円増加し、261億21百万円となりました。これは、長期借入金が減少する一方、株式会社マルミヤストアとの経営統合により、支払手形及び買掛金、短期借入金などが増加したことによるものです。

 純資産は、前連結会計年度末に比べて49億84百万円増加し、261億67百万円となりました。これは、利益剰余金の増加に加え、株式会社マルミヤストアとの経営統合により、資本剰余金が増加したことによるものです。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更または新たに生じた課題はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

(5)従業員数

 当第3四半期連結累計期間において、平成27年7月1日の経営統合に伴い、従業員数が大幅に変動しております。

 平成27年11月30日現在、連結会社(当社及び連結子会社)の従業員数は1,146名となり、平成27年2月28日現在に対し、342名増加しました。また、当社の従業員数は5名となり、平成27年2月28日現在に対し、685名減少しました。

 

 

(6)主要な設備

 当第3四半期連結累計期間において、平成27年7月1日の経営統合に伴い、主要な設備について、以下の設備が増加しております。

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の

内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物

及び構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積㎡)

リース資産

工具、器具

及び備品

合計

㈱マルミヤストア

本社ビル

(大分県佐伯市)

スーパーマーケット事業

事務所

63,398

10,892

182,450

(2,586)

6,532

263,273

29

㈱マルミヤストア

佐伯地区

中ノ島店

(大分県佐伯市)

他7店舗

スーパーマーケット事業

店舗

194,544

354

<29,488>

14,110

209,009

23

㈱マルミヤストア

大分地区

戸次店

(大分県大分市)

他14店舗

スーパーマーケット事業

店舗

947,145

1,308

232,896

(6,703)

<85,723>

[63]

10,581

198,142

1,390,075

85

㈱マルミヤストア

延岡地区

松山店

(宮崎県延岡市)

他5店舗

スーパーマーケット事業

店舗

251,457

0

483,509

(11,916)

<20,741>

[300]

13,236

8,456

756,660

24

㈱マルミヤストア

宮崎地区

住吉店

(宮崎県宮崎市)

他5店舗

スーパーマーケット事業

店舗

166,880

1,449

406,231

(4,221)

<26,301>

7,835

7,265

589,662

22

㈱マルミヤストア

熊本・福岡地区

東町店

(熊本市東区)

他5店舗

スーパーマーケット事業

店舗

276,797

876

144,568

(5,559)

<26,599>

[1,175]

62,187

48,945

533,376

34

㈱マルミヤストア

賃貸物件

佐伯大同青果㈱

(大分県佐伯市)

他7件

スーパーマーケット事業

事務所他

27,219

261,965

(9,853)

<5,489>

[12,203]

289,184

㈱マルミヤストア

その他

(大分県佐伯市)

他1件

スーパーマーケット事業

倉庫

18,954

13,200

(648)

<2,340>

29

32,183

㈱アタックスマート

佐伯店

(大分県佐伯市)

他21店舗

ディスカウントストア事業

店舗他

320,929

130,229

(3,860)

<50,903>

273,173

53,404

777,735

93

(注)1 帳簿価額には、建設仮勘定の金額は含んでおりません。

2 面積のうち( )内の数字は自社所有であり、〈 〉内の数字は連結会社以外からの賃借中のものであります。

3 面積のうち[ ]内の数字は連結会社以外へ賃貸中のものであり、内数で示しております。

4 従業員数には、嘱託社員を含み、パートタイマー等の臨時雇用者は含まれておりません。