第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。

また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。

 

2【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定または締結等はありません。

 

3【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び当社の関係会社)が判断したものであります。

なお、第1四半期連結累計期間より、「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 平成25年9月13日)等を適用し、「四半期純利益」を「親会社株主に帰属する四半期純利益」としております。

 

(1)業績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、政府による経済及び金融政策を背景に緩やかな回復基調が続いているものの、不安定な世界経済の影響により、株価や為替の変動が大きくなるなど、依然として不透明な状況が続いております。

外食産業におきましても、消費者の節約志向により個人消費が伸び悩むなかで、ライフスタイルの変化などによる食の多様化が進み、業種を越えた競争は激化しております。

このような状況の中、当社グループは野菜の国産化をはじめとした「食の安全・安心」に取り組み続け、『全員参加で企業体質を改革しよう』をスローガンに、強固な企業体質作りに取り組むとともに、企業活動のスリム化及び効率化を進め、企業価値の向上に努めてまいりました。

国内の出店及び退店につきましては、「長崎ちゃんぽんリンガーハット」を高知県に初出店するなど48店舗を出店し、11店舗を退店いたしました。

その結果、当第3四半期連結累計期間末の当社グループ合計の店舗数は前連結会計年度末より37店舗増加し、国内737店舗、海外11店舗の計748店舗(内直営537店舗、FC211店舗)となりました。

既存店の売上高につきましては、当社グループ全店舗の当第3四半期連結累計期間の既存店売上高前年比率は101.9%と好調に推移いたしました。

以上の結果、平成28年4月に発生した「熊本地震」による影響もありましたが、当第3四半期連結累計期間の売上高は324億23百万円(前年同期比6.4%増)、営業利益は23億17百万円(同14.7%増)、経常利益は22億23百万円(同17.6%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は14億62百万円(同55.4%増)の大幅な増収増益となりました。

 

セグメント別の概況は次のとおりであります。

(長崎ちゃんぽん事業)

「長崎ちゃんぽんリンガーハット」につきましては、平成28年3月より500円台メニューとして「まぜ辛めん」を販売開始、4月より紅白2種類の「冷やしちゃんぽん」を夏季限定販売いたしました。

8月には、安定確保が非常に困難なため野菜国産化移行時には見合わせていた国内自給率わずか3%という希少な「国産のきくらげ」を全店舗に導入いたしました。

さらに、10月には期間限定として2種類のスープ(愛知県の八丁味噌をブレンドした深い味わいのこく味噌スープ“黄金味噌(おうごんみそ)”と、アサリやカツオなど5種類のうまみが凝縮された特製魚介スープ“白銀魚介(はくぎんぎょかい)”)から選べる、かき・いかなどの海の恵みがたっぷりの「海鮮ちゃんぽん」を販売開始いたしました。

また、お客さま満足度向上及び人材育成のために、調理認定制度とサービス認定制度の運用を強化し、QSCのレベルアップに取り組みました。

新規出店では、平成28年7月に当社初の「バル(Barのスペイン語読み)」スタイルの店舗を東京都港区の新橋駅前に出店するなど新しいニーズを探る新業態にもチャレンジしながら、国内のショッピングセンターを中心に46店舗を出店いたしました。

一方、不採算店舗の閉鎖やリロケーションにより10店舗を退店した結果、当第3四半期連結累計期間末の店舗数は、国内で627店舗、海外で9店舗の計636店舗(うちフランチャイズ店舗193店舗)となりました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の既存店売上高前年比率は102.6%となり、売上高は245億13百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は18億24百万円(同36.2%増)となりました。

 

(とんかつ事業)

「とんかつ濵かつ」につきましては、とんかつの美味しさと安全な食材へのこだわり、ごはん・味噌汁・キャベツが2種類から選べる食の楽しさ、そして「お客さまに楽しい食事のひとときを、心ゆくまで味わっていただきたい」という、おもてなしの心をお客さまに伝える施策に取り組んでまいりました。

販売施策では、より一層おいしく、安全・安心で高付加価値の商品づくりに努めるために、平成28年7月に一部商品の価格改定を実施する一方、8月からは毎月29日は濵かつの「肉の日」と定め、お客様への日頃の感謝を込めて人気商品「ロースかつ定食(100g・150g)」と「ヒレかつ定食(100g・150g)」の2商品を、通常価格の29%割引で販売するキャンペーンを開始いたしました。

さらに、10月より大粒の広島産牡蠣を使用したかきふらいメニュー3商品を期間限定で販売開始いたしました。

また、近年の中食志向の高まりを受けて、冷めにくいお持ち帰り容器の開発を行い、お弁当やオードブルなどのテイクアウト商品にも力を入れております。

当第3四半期連結累計期間末の店舗数は2店舗を出店し、1店舗を退店した結果、国内で110店舗(卓袱浜勝を含む)、海外で2店舗の計112店舗(うちフランチャイズ店舗18店舗)となりました。

事業の中核となる大型店舗の改造を積極的に進めた結果、当第3四半期連結累計期間の既存店売上高前年比率は99.9%となり、売上高は77億31百万円(前年同期比1.8%増)、営業利益は3億71百万円(同34.4%減)となりました。

 

(設備メンテナンス事業)

リンガーハット開発株式会社につきましては、当社グループ内直営店舗及びフランチャイズ店舗の設備メンテナンスに係る工事受注や機器保全等が主な事業であり、当第3四半期連結累計期間の売上高は13億74百万円(前年同期比4.5%増)、営業利益は1億35百万円(同4.8%増)となりました。

 

(2)財政状態

資産、負債及び純資産の状況

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ53億26百万円増加311億54百万円となりました。これは主に新株式発行による預金の増加及び積極的な出店に伴う建物及び構築物の増加によるものであります。

負債は前連結会計年度末に比べ12億8百万円減少134億49百万円となりました。これは主に有利子負債の減少によるものであります。

純資産は前連結会計年度末に比べ65億34百万円増加177億4百万円となりました。これは新株式発行による資本金及び資本準備金の増加によるものであります。新株式発行の目的については、主力業態である「長崎ちゃんぽんリンガーハット」及び「とんかつ濵かつ」における新規出店、既存店の改修、外販事業の強化を含む工場に係る設備投資資金並びに今後の積極的な海外展開のためのグループ会社への投融資資金及び借入金の返済資金を確保することで、当社グループの収益力の強化を目指すとともに、自己資本の充実により財務基盤の更なる強化を意図したものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について、重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、1億43百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。