第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

当第3四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間における経済環境は、新興国で緩やかな減速が続く中、中国では成長ペースが鈍化し、財政出動による景気対策が開始されました。また、わが国の経済は、円安の定着やインバウンド需要に支えられ企業業績が改善し、概して景気は回復基調で推移しております。しかしながら個人消費動向について大きな改善が見られず、不透明感が残る状況となっております。

当社主要事業に係る訪日外国人観光客の動向に関しまして、これまでの政府の訪日旅行プロモーションや、航空路線の拡大、クルーズ船の大幅な寄港数増加、査証緩和の効果、消費税免税制度の拡充による訪日ショッピング人気等の需要の拡大により、訪日外国人観光客数は、1月から9月の9ヶ月で1,448万人(前年同期比49%増)、7月は単月で過去最高記録となる191万人となりました。当社主要顧客である中国人訪日客数は、個人旅行、団体旅行ともに前年を大幅に上回っており、年初より9ヶ月連続で同期比過去最高を記録しております。

このような状況の中、当社グループは中国・アジアを始めとした世界のマーケットに対して、高品質で信頼できる商品と世界に誇る日本のおもてなしによる、ジャパンプレミアムの体現に力を入れております。

「国内店舗事業」においては、新たな発見や感動と出会える「日本大満足」をコンセプトに、伝統工芸品や化粧品、健康食品など、多様なニーズに対応した商品を取り揃えた「MDのプレミアム」、国際色豊かなお客様に対し、日本が誇るおもてなしの心を表現した魅力的な「店舗のプレミアム」、グローバル対応のおもてなしによる「人材のプレミアム」づくりを進めております。

当第3四半期連結会計期間におきましては、9月には日本有数の港町でありクルーズ船の寄港が多い神戸に「ラオックス大丸神戸店」を、世界遺産として有名な日光に「ラオックス日光東照宮店」を、大阪で訪日外国人に一番人気がある商業エリアの心斎橋筋に「ラオックス心斎橋筋店」を、京都地区のショッピングエリアの中心地である四条通りに「ラオックス大丸京都店」を、東京の人気商業地である銀座に2店舗目としてモダンでポップな日本のイメージをテーマとした「ラオックス銀座EXITMELSA店」を、中国からの国際定期便の就航が開始された北海道の旭川市に「ラオックス旭川駅前通り店」を、九州最大級のアウトレットモールと専門店等からなるマリノアシティ福岡に「ラオックスマリノアシティ福岡店」を出店し計30店舗となりました。引き続き総合免税店として首都圏、北海道、大阪、九州、沖縄を中心に国内50店舗体制へ向けた日本最大級の店舗ネットワーク構築を進めてまいります。

「中国出店事業」においては、親会社の蘇寧雲商集団股份有限公司との強固な連携関係を背景に、収益構造の見直しと店舗運営の効率化に取り組んでおります。

「貿易仲介事業」においては、収益力向上にむけて日本の優れた商品を中国市場へ投入すべく中国の子会社と連携し、ベビー用品などを中心に輸出事業に積極的に取り組んでおります。

これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高725億74百万円(前年同期は330億75百万円、119.4%増)、営業利益74億78百万円(前年同期は9億63百万円、676.3%増)、経常利益75億18百万円(前年同期は9億63百万円、680.3%増)、四半期純利益71億8百万円(前年同期は5億14百万円)となり、大幅な増収増益となりました。引き続き中国・アジアを始めとした世界のマーケットに対して、ジャパンプレミアムを体現していくラオックスのビジネスモデルをより成長させ、時代をリードできるグローバル企業となることに取り組んでまいります。

事業の種類別セグメントの業績は、次の通りです。

 

① 国内店舗事業

当事業部門におきましては、主要顧客である中国人観光客が大幅に増加するとともに、NTTドコモとのモバイルネットワーク施策や、クルーズ船受け入れ強化施策により、当第3四半期連結累計期間の売上高は657億72百万円(前年同期は229億97百万円、186.0%増)、営業利益は94億20百万円(前年同期は25億38百万円、271.1%増)と前年同期に比べ大幅な増収増益となりました。

② 中国出店事業

当事業部門におきましては、不採算店の閉店及び店舗運営の効率化により経費削減の効果はみられたものの、中国個人消費者の購買活動の変化の影響を受け、当第3四半期連結累計期間の売上高は55億87百万円(前年同期は89億41百万円、37.5%減)、営業損失は3億75百万円(前年同期は7億67百万円の損失)となりました。

③ 貿易仲介事業

当事業部門におきましては、輸出販売事業の構造改革に取り組み、戦略的販売網整備と物流体制の再構築を行っておりますが、当第3四半期連結累計期間の売上高は、7億28百万円(前年同期は5億97百万円、22.0%増)営業損失は2億30百万円(前年同期は1億73百万円の損失)となりました。

④ その他事業

当事業部門におきましては、当第3四半期連結累計期間の売上高は、5億31百万円(前年同期は5億52百万円、3.9%減)営業損失は41百万円(前年同期は0百万円の損失)となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

① 資産

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、623億43百万円(前連結会計年度末189億59百万円)となりました。

総資産の増加は、主に、長期性定期預金が200億円、現金及び預金が52億52百万円、商品及び製品が115億26百万円増加したことによるものであります。

② 負債

負債合計は、154億37百万円(前連結会計年度末86億79百万円)となりました。

負債の増加は、主に、支払手形及び買掛金が44億87百万円、未払法人税等が6億98百万円増加したことによるものであります。

③ 純資産

純資産合計は、469億6百万円(前連結会計年度末102億79百万円)となりました。

純資産の増加は、主に、資本金が146億83百万円、資本剰余金が116億51百万円、利益剰余金が101億54百万円増加したことによるものであります。

 

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。     

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

 (5)従業員数

当第3四半期連結累計期間において、主に、平成27年4月に新卒社員が入社したため、「国内店舗事業」の従業員数が247名増加しております。なお、従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。

 

 (6)生産、受注及び販売の実績

当第3四半期連結累計期間において、国内店舗事業の販売実績(売上高)が前年同期比186.0%増加しております。

これは主に、訪日外国人観光客が大幅に増加するとともに、クルーズ船受け入れ体制強化施策等の実施によるものです。

 

 (7)主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設・改装について、当第3四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。

会社名 

設備の内容

事業所名 

所在地 

完成年月

提出会社

新設

イオンモール成田店

千葉県成田市

平成27年2月

提出会社

新設

大丸心斎橋店

大阪府大阪市

平成27年3月

提出会社

新設

長崎松が枝ターミナル店

長崎県長崎市

平成27年4月

提出会社

新設

心斎橋OPA店

大阪府大阪市

平成27年4月

提出会社

新設

タワーシティ長崎店

長崎県長崎市

平成27年4月

提出会社

改装

大阪道頓堀店

大阪府大阪市

平成27年4月

提出会社

新設

函館赤レンガ店

北海道函館市

平成27年5月

提出会社

新設

小樽運河店

北海道小樽市

平成27年5月

提出会社

新設

新宿本店

東京都新宿区

平成27年6月

提出会社

新設

大丸神戸店

兵庫県神戸市

平成27年9月

提出会社

新設

日光東照宮店

栃木県日光市

平成27年9月

提出会社

新設

心斎橋筋店

大阪府大阪市

平成27年9月

提出会社

新設

大丸京都店

京都府京都市

平成27年9月

提出会社

新設

銀座EXITMELSA店

東京都中央区

平成27年9月

提出会社

新設

旭川駅前通り店

北海道旭川市

平成27年9月

提出会社

新設

マリノアシティ福岡店

福岡県福岡市

平成27年9月