第2 【事業の状況】

 

1 【事業等のリスク】

当第3四半期連結累計期間において、当四半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。

 

2 【経営上の重要な契約等】

(事業譲渡契約の締結)

当社は、平成28年8月19日開催の取締役会において、平成28年8月31日を以って、株式会社シンエイの婦人靴企画・卸売販売事業を当社子会社の株式会社モード・エ・ジャコモが譲受け、新興製靴工業株式会社の靴製造販売事業を当社子会社の青葉ライフファミリー株式会社が譲受けすることについて決議し、同日付で事業譲渡契約を締結致しました。なお、青葉ライフファミリー株式会社は、平成28年8月31日を以って、社名を新興製靴工業株式会社に変更しております。

詳細は、「第4 経理の状況 1 四半期連結財務諸表 注記事項 (企業結合等関係)」をご参照ください。

 

(シンジケート方式によるコミットライン契約の締結)

当社は、平成28年9月16日付で、株式会社三井住友銀行をアレンジャーとする総額110億円のシンジケーション方式によるコミットメントライン契約を締結致しました。

1.コミットメントライン組成の目的

今後のグループ事業展開における資金需要に対し、機動的かつ安定的な資金調達手段を確保するとともに、財務基盤の強化を図る為です。

 

2.コミットメントラインの概要

(1) 組 成 金 額

110億円

(2) 契 約 締 結 日

平成28年9月16日

(3) 契 約 期 限

平成29年9月29日

※コミット契約期間1年にて2回の延長が可能

(4) 契 約 形 態

シンジケーション方式コミットメントライン

 (5) ア レ ン ジ ャ ー 兼

 エ ー ジ ェ ン ト

株式会社三井住友銀行 

(6) 参 加 金 融 機 関

株式会社三井住友銀行

株式会社東京スター銀行

株式会社新生銀行

株式会社りそな銀行

株式会社三重銀行

(7) 使 用 用 途

運転資金

(8) 財務制限条項

①平成28年12月期末日及びそれ以降の各事業年度末日における単体の

貸借対照表に記載される純資産の部の合計金額を、平成27年12月

期末日における単体の貸借対照表に記載される純資産の部の合計

金額の75%に相当する金額、又は直近の事業年度末日における単

体の貸借対照表に記載される純資産の部の合計金額の75%に相当

する金額のうち、いずれか高いほうの金額以上に維持すること。

 

②平成28年12月期末日及びそれ以降の各事業年度末日における単体の

損益計算書に記載される経常損益を損失としないこと。

 

 

 

 

3 【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)経営成績の分析

当第3四半期連結累計期間における経済環境は、年初の中国株の急落や6月の英国国民投票でのEU離脱派勝利、世界中で多発しているテロ等、様々なリスクが顕在化しておりますが、足元では小康状態にあると認識しております。我が国経済におきましては、円高基調の継続及び新興国経済の減速の影響などから輸出・生産面に鈍さがみられるものの、基調としては緩やかな回復を続けていると認識しております。

当社主要事業に係る訪日外国人観光客の動向に関しましては、JNTO(日本政府観光局)の資料によると、平成28年7-9月期の前年同期比において、訪日外国人旅行者数は17.1%増加しているものの、円高の影響もあり、消費額は2.9%減と19四半期ぶりに減少に転じております。

このような状況の中、当社グループは引き続きアジア全体をマーケットと捉え、高品質で信頼できる商品と世界に誇る日本のおもてなしをもって、ジャパンプレミアムの体現に力を入れております。

「国内リテール事業」においては、当社の商品構成のさらなる充実をはかり、顧客満足度を向上させるべく、当第3四半期連結会計期間において、株式会社シンエイの婦人靴企画・卸売販売事業と新興製靴工業株式会社の靴製造販売事業の譲受を行いました。同時に、札幌狸小路店や新潟空港店等の3店舗の新規出店と、一方で札幌パルコ店等2店舗の閉店を行う等、外国人観光客の動向に対応した免税店のスクラップ&ビルドも進めております。

「海外事業」においては、台湾両岸自由貿易センター内の風獅爺デューティフリーショッピングモール店舗への商品供給等の新しい取組を推進しております。また、従前から行っておりました中国向けのEC販売やプライベートブランドでの紙おむつ販売等においても、現地子会社への移管や新型製品の投入を行い、業績改善に努めております。

「その他事業」においては、当第1四半期連結会計期間に中国不動産最大手「緑地控股集団有限公司」と共同で取得した「千葉ポートスクエア」について、買い物に留まらず、飲食・宿泊・娯楽といったインバウンド顧客のコト消費のニーズに対応すべく、同施設の改装計画を進めております。

これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高494億3百万円(前年同期は725億74百万円、31.9%減)、営業利益1億39百万円(前年同期は75億51百万円 98.2%減)、経常利益92百万円(前年同期は75億0百万円、98.8%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億86百万円(前年同期は70億95百万円、97.4%減)となりました。引き続き中国・アジアを始めとした世界のマーケットに対してジャパンプレミアムを体現していくラオックスのビジネスモデルをより成長させ、時代をリードできるグローバル企業となることに取り組んでまいります。

事業の種類別セグメントの業績は、次の通りです。

① 国内リテール事業

当事業部門におきましては、当第1四半期連結会計期間から引き続き、円高の影響や訪日観光客の商品ニーズの変化による平均購買単価の下落及び団体旅行から個人旅行(FIT)へのシフトが進んでいること等による売上額への影響と共に、店舗増大に伴う経費増もあり、当第3四半期連結累計期間の売上高は473億73百万円(前年同期は657億72百万円、28.0%減)、営業利益は22億58百万円(前年同期は94億92百万円、76.2%減)となりました。

② 海外事業

当事業部門におきましては、台湾への商品供給等の新しい取組及び従前からの中国向けのEC販売やプライベートブランドでの紙おむつ販売等の改善に取り組んでおりますが、費用が先行しているという状況であり、当第1四半期連結会計期間での中国店舗の閉店の影響もあり、当第3四半期連結累計期間の売上高は16億83百万円(前年同期は62億70百万円、73.2%減)、営業損失は4億78百万円(前年同期は6億6百万円の損失)となりました。

③ その他事業

当事業部門におきましては、「千葉ポートスクエア」の事業につき、準備費用が先行して発生していることと、転貸物件の解約もあり、当第3四半期連結累計期間の売上高は、3億57百万円(前年同期は5億31百万円、32.6%減)営業損失は54百万円(前年同期は41百万円の損失)となりました。

 

 

(2)財政状態の分析

① 資産

当第3四半期連結会計期間末の総資産は、596億49百万円(前連結会計年度末581億8百万円)となりました。

総資産の増加は、主に、現金及び預金が60億42百万円減少したものの、建物及び構築物が17億88百万円、器具及び備品が8億97百万円、のれんが4億66百万円、投資有価証券が6億37百万円、関係会社株式が13億97百万円、関係会社出資金が25億74百万円増加したことによるものであります。

② 負債

負債合計は、133億46百万円(前連結会計年度末102億1百万円)となりました。

負債の増加は、主に、支払手形及び買掛金が6億72百万円、未払法人税等が7億20百万円減少したものの、短期借入金が45億0百万円増加したことによるものであります。

③ 純資産

純資産合計は、463億2百万円(前連結会計年度末479億7百万円)となりました。

純資産の減少は、主に、自己株式が19億98百万円増加したことによるものであります。

 

(3)事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。     

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。

 

 (5)従業員数

当第3四半期連結累計期間において、主に、平成28年4月の新卒社員の入社、及び、平成28年8月の株式会社シンエイの婦人靴企画・卸売販売事業と新興製靴工業株式会社の靴製造販売事業の譲受に伴い、「国内リテール事業」の従業員数が707名増加しております。なお、従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。

 

 (6)主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設・改装について、当第3四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。

会社名 

設備の内容

事業所名 

所在地 

完成年月

提出会社

新設

熊本水前寺公園店

熊本県熊本市

平成28年1月

提出会社

新設

鹿児島天文館店

鹿児島県鹿児島市

平成28年2月

提出会社

新設

札幌パルコ店

北海道札幌市

平成28年2月

提出会社

改装

札幌ノルベサ店

北海道札幌市

平成28年2月

提出会社

改装

小樽運河店

北海道小樽市

平成28年2月

提出会社

改装

大丸心斎橋店

大阪府大阪市

平成28年2月

提出会社

新設

名古屋丸栄店

愛知県名古屋市

平成28年3月

提出会社

新設

京都マルイ店

京都府京都市

平成28年3月

提出会社

改装

大阪日本橋店

大阪府大阪市

平成28年5月

提出会社

改装

福岡キャナルシティ博多店

福岡県福岡市

平成28年5月

提出会社

新設

南海難波店

大阪府大阪市

平成28年5月

提出会社

新設

佐世保店

長崎県佐世保市

平成28年5月

提出会社

新設

釧路空港店

北海道釧路市

平成28年6月

提出会社

新設

デックス東京ビーチ台場店

東京都港区

平成28年6月

提出会社

新設

札幌時計台通り店

北海道札幌市

平成28年7月

提出会社

新設

新潟空港店

新潟県新潟市

平成28年7月

提出会社

新設

札幌狸小路店

北海道札幌市

平成28年9月