当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。また、前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当第1四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費の持ち直しや設備投資の増加などにより、緩やかな回復基調が継続しております。しかし、米国の通商政策の動向、中国経済の成長鈍化、為替相場の変動などが輸出や生産へ与える影響が懸念されており、景気の先行きに対する不透明感が益々強まっております。
当社グループは、2018年に策定した第3次中期経営計画に基づき、モノ消費の拡充のみならず、増加するインバウンド・コト消費にきめ細かく対応すべく、事業拡大を図る取り組みを強化するとともに、構造改革に注力しております。
こうしたなか、当社は中国のアリババグループが運営するオンライン旅行予約プラットフォーム「Fliggy(フリギー)」と戦略的パートナーシップ提携契約を3月に締結し、フリギー内の「飛猪購」上に、日本初の免税品予約販売店を開設いたしました。「飛猪購」は当社の実店舗網を活用し、訪日客に対してより便利で効率的な買い物体験を提供するとともに、中国におけるアリババグループの知名度を生かした店舗誘導効果が期待されます。また、当社子会社は1月に株式会社加古川ヤマトヤシキの株式を取得し子会社化いたしました。当社グループの商品、サービスの提供が可能となるとともに、グローバルライフスタイルの拡大に対応した地方都市における販路の確保が可能となることから、相互のシナジー効果、事業拡大を図ってゆきます。
更に、昨年4月に子会社化したシャディ株式会社の売上高が当第1四半期連結累計期間に寄与し、また新たに事業セグメントとして開示することにしました中国市場向けの貿易・グローバルECの売上高が順調に拡大しました。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の連結業績は、売上高は28,858百万円(前年同期比73.3%増)と大幅な増収となりましたが、一部事業の原価率の悪化等により営業損失は1,339百万円(前年同期は960百万円の損失)、経常損失は1,266百万円(前年同期は1,060百万円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,441百万円(前年同期は977百万円の損失)となりました。
なお、シャディ株式会社の年間売上高の構成比として、中元期(6月~7月)および歳暮期(11月~12月)の4ヶ月における売上高が年間売上高の約50%と大きな比率を占めていることから、各四半期の業績に季節変動があります。
事業の種類別セグメントの業績は、次の通りです。
なお、当第1四半期連結会計期間より報告セグメントとして記載する事業セグメントを変更いたしました。そのため、各セグメントの前年同期比較および分析は、変更後の区分に基づいております。
(イ)インバウンド事業
当第1四半期連結累計期間における訪日外客数は推計805万人(前年同期比5.7%増)、消費総額は推計1兆1,182億円(前年同期比0.5%増)となりました。(出典:日本政府観光局(JNTO)および観光庁統計データ)
当事業セグメントにおきましては、訪日観光客の購買傾向の変化を受け、前年から継続しております不採算店舗の統廃合により売上高は減収となりましたが、中国のアリババグループが運営するオンライン旅行予約プラットフォーム「Fliggy(フリギー)」内の「飛猪購」上に、日本初の免税品予約販売店を開設し、訪日客に対する新たな販売チャネルを構築しました。一方損益面については、不採算店舗の統廃合、商品政策や店舗サービスの改善などの総合的な施策が功を奏し、売上高に対する営業費用比率は低下しました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は10,596百万円(前年同期比7.4%減)、営業利益は210百万円(前年同期は33百万円の損失)となりました。
(ロ)グローバル事業
当事業セグメントにおける中国市場向けの貿易・グローバルEC事業は、前年に拡大したT-mall Global(天猫国際)、Suning.com(蘇寧易購)、Kaola.com(網易コアラ)などの大手ECサイトとの提携効果により売上高が大きく伸張しました。また、前年に設立した中国現地子会社を経由した貿易事業の売上高についても大きく伸張したと同時に、貿易の新規商品開拓により収益も改善してまいりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は3,913百万円(前年同期比280.2%増)、営業利益は0百万円(前年同期は58百万円の損失)となりました。
(ハ)生活ファッション事業
当事業セグメントにおきましては、株式会社モード・エ・ジャコモが、“リラックス&ヘルシー”をコンセプトにシューズからファッション雑貨を取り揃える新業態ショップをオープンさせました。また、昨年4月に子会社化したシャディ株式会社の売上高が増収に寄与し、粗利改善や新規商品企画などに注力したものの、物流コストの上昇や季節的変動要因により損失となりました。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は13,965百万円(前年同期比261.1%増)、営業損失は797百万円(前年同期は252百万円の損失)となりました。
(ニ)エンターテインメント事業
当事業セグメントにおきましては、複合商業施設の運営、同施設内外における飲食店やアミューズメント施設などの体験型消費事業の運営等を行っております。昨年オープンした「くろぎ上海」や「New City Club of Tokyo」の売上高が増収に寄与しましたが、複合商業施設を含めた運営コストの増加を補完するには至りませんでした。
以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は383百万円(前年同期比23.9%増)、営業損失は356百万円(前年同期は235百万円の損失)となりました。
(2) 財政状態の分析
① 資産
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、79,253百万円(前連結会計年度末84,538百万円)となりました。
総資産の減少は、主に、投資その他の資産が2,186百万円増加したものの、受取手形及び売掛金が6,932百万円減少したことによるものであります。
負債合計は、36,724百万円(前連結会計年度末40,559百万円)となりました。
負債の減少は、主に、支払手形及び買掛金が4,520百万円減少したことによるものであります。
③ 純資産
純資産合計は、42,529百万円(前連結会計年度末43,979百万円)となりました。
純資産の減少は、主に、利益剰余金が1,441百万円減少したことによるものであります。
当第1四半期連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。