当中間連結会計期間において、新たな事業等のリスクの発生、または、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当中間連結会計期間における営業収益(売上高+不動産賃貸収入+その他の営業収入)は747億70百万円(前年同期比108.1%)、営業利益は28億7百万円(前年同期比125.1%)、経常利益は29億11百万円(前年同期比129.7%)、親会社株主に帰属する中間純利益は18億95百万円(前年同期比130.2%)と増収増益となりました。
当社グループは「普段の暮らしをより豊かに、より便利に、より楽しく」という経営理念のもと、総合ディスカウントストアとして、生活必需品を中心とした商品を毎日低価格で販売するエブリデイ・ロープライス(EDLP)に注力し、EDLPを支えるエブリデイ・ローコスト(EDLC)を徹底してまいりました。さらに、ミスターマックスに関わるすべてのステークホルダーに、「より良い明日」を届けるべく、「暮らしのエンパワメント(あと押し)・カンパニー」として、豊かで便利で楽しい未来の実現を目指しています。
当中間連結会計期間における売上高は720億15百万円(前年同期比108.3%)と過去最高を記録しました。商品別では、米の供給不足による価格高騰が社会問題となる中、政府の備蓄米放出という緊急対策にいち早く対応し、
6月より備蓄米の販売を開始しました。銘柄米から備蓄米まで幅広く品揃えすることで、米の売上は大幅に増加し、集客の向上にも貢献しました。また、物価高騰に対応した値下げ企画の実施により、衣類用洗剤、ペットフード、キッチン用品、加工食品の売上が伸長しました。さらに、Nintendo Switch 2の発売に伴い、関連商品の売上も増加しました。
プライベートブランド(PB)商品については、家電メーカーの製品を当社専用機種として販売したエアコン・冷蔵庫・洗濯機などの大型家電製品が売上を大きく伸ばしました。さらに、キッチン用品や食品などの消耗品も売上を拡大した結果、PB商品の売上高は前年同期比118.4%となり、売上高構成比は前年同期に比べ2.0%増加し23.6%となりました。これらの要因により、既存店売上高前年同期比は107.0%となりました。
新規出店については、2025年7月に「MrMax Selectユーカリが丘店」(千葉県佐倉市)、2025年8月に「MrMax別府店」(大分県別府市)をオープンいたしました。これにより、2025年8月末時点の店舗数は59店舗となりました。
荒利益高は159億99百万円(前年同期比109.3%)と、売上高の伸長が荒利益高の増加に繋がりました。荒利益率は前年同期に比べ0.2%増加し、22.2%となりました。
コスト面では、賃金の上昇により人件費は増加しましたが、セルフレジの導入など業務効率化を進めたことで作業時間の増加を抑え、人件費の増加を最小限にとどめることができました。また、新規出店や既存店の改装に伴い減価償却費が増加し、さらにキャッシュレス決済の利用増に伴い、手数料も増加いたしました。結果、販売費及び一般管理費は159億48百万円(前年同期比106.0%)となりました。
これからもディスカウントストアの枠を超えた新たな価値を創造し、皆様の生活をより豊かで便利にする「暮らしのエンパワメント(あと押し)・カンパニー」を目指してまいります。
②財政状態
(総資産)
当中間連結会計期間末における流動資産は、前連結会計年度末に比べ48億73百万円増加し、241億99百万円となりました。これは主として、商品の増加20億49百万円などによるものです。固定資産は、前連結会計年度末に比べ12億19百万円増加し、650億92百万円となりました。これは主として、建物及び構築物の増加5億54百万円などによるものです。
この結果、総資産は前連結会計年度末に比べ60億92百万円増加し、892億92百万円となりました。
(負債)
当中間連結会計期間末における流動負債は、前連結会計年度末に比べ46億17百万円増加し、324億83百万円となりました。これは主として、短期借入金の増加21億円などによるものです。固定負債は、前連結会計年度末に比べ2億81百万円増加し、195億56百万円となりました。これは主として、長期借入金の増加6億60百万円などによるものです。
この結果、負債は前連結会計年度末に比べ48億98百万円増加し、520億39百万円となりました。
(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末に比べ11億93百万円増加し、372億52百万円となりました。これは主として、利益剰余金の増加11億29百万円によるものです。
③セグメントごとの経営成績
当社グループは小売及びこれに付随する事業を行う単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は29億53百万円となり、前連結会計年度末に比べて11億98百万円増加いたしました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は13億16百万円(前年同期は38億35百万円の獲得)となりました。これは主として、税金等調整前中間純利益28億23百万円、減価償却費14億64百万円、売上債権の増加13億62百万円、棚卸資産の増加20億45百万円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は19億14百万円(前年同期は7億円の使用)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出16億47百万円、投資有価証券の取得による支出2億46百万円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は17億96百万円(前年同期は5億49百万円の使用)となりました。これは主として、長期借入れによる収入40億円、短期借入金の純増額21億円、長期借入金の返済による支出30億69百万円、配当金の支払額7億64百万円などによるものであります。
(3)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について、重要な変更はありません。
(4)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。