なお、重要事象等は存在しておりません。
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を溯って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(1)財政状態及び経営成績の状況
ア 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用や所得環境の改善を背景に緩やかな回復基調が継続いたしました。一方、米中貿易摩擦等に伴う世界経済の減速懸念などから、先行き不透明な状況が続いております。
このような環境のなかで、当社グループは各事業において下記のような諸施策を実施した結果、売上高は1,336億7百万円(前年同期比2.5%減)、営業利益は44億71百万円(前年同期比13.7%減)、経常利益は60周年記念行事費用及びパソコンの入れ替え等に伴う固定資産除却損の増加等により32億59百万円(前年同期比28.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は移転を含む店舗の閉鎖及び業態転換の前倒し決定に伴う減損損失の増加等により2億38百万円(前年同期比89.3%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は、以下のとおりです。
(ファッション事業)
AOKIでは、全店でメンズパーソナルオーダーの提案や「超耐久スーツ」、「超撥水コート」等の高機能商品の品揃えを強化するとともに、元気でアクティブなプラチナ世代に向けた新カジュアルブランド「ANNIVERSAIRE(アニヴェルセル)」の展開をスタートいたしました。レディースでは、「はたラク服」の秋冬アイテムと新たに40代、50代に向けた着心地とシルエットの美しさを追求した「AOKIウーマンスタイル」を展開いたしました。店舗面では、4店舗を新規出店した一方、営業効率改善のため移転等を含め5店舗を閉鎖した結果、当第3四半期末の店舗数は573店舗(前期末574店舗)となりました。
ORIHICA(オリヒカ)は、着回しが可能で出張に最適なアイテムを「THE TRAVEL EDIT」として、また、ウォームビズに最適な「WARM FABRICシャツ」等を展開するとともに、引き続きフォーマルアイテムの提案を強化いたしました。店舗面では2店舗を新規出店した一方、4店舗を閉鎖した結果、当第3四半期末の店舗数は135店舗(前期末137店舗)となりました。
これらの諸施策を実施しましたが、スーツの販売チャネルの多様化や天候要因等により既存店が低調に推移し、売上高は733億13百万円(前年同期比4.0%減)、営業損失は7億49百万円(前年同期は営業利益5億25百万円)となりました。
(アニヴェルセル・ブライダル事業)
ゲストハウスウエディングスタイルの挙式披露宴施設を展開しているアニヴェルセル株式会社は、アニヴェルセルのブランドイメージを強みとした販促・PRの実施及びホームページのリニューアルやSNSの活用により集客を強化いたしました。また、プロポーズプランやジュエリー等の商品・サービスの磨き上げを推し進めました。しかしながら市場環境等の影響により施行組数が減少いたしました。施設面では、営業効率改善のため福岡店を閉鎖した結果、当第3四半期末の店舗数は13店舗(前期末14店舗)となりました。
これらの結果、売上高は199億44百万円(前年同期比5.4%減)、営業利益は17億78百万円(前年同期比23.5%減)となりました。
(カラオケルーム運営事業)
株式会社ヴァリックのカラオケルーム運営事業は、忘年会シーズンに合わせた多彩なパーティーコースの提案や人気キャラクターとのコラボレーションキャンペーンを実施するとともに、法人会員・プラチナクラブ会員の獲得を強化いたしました。店舗面では、1店舗を新規出店した一方、複合カフェへの業態転換8店舗を含め12店舗を閉鎖した結果、当第3四半期末の店舗数は161店舗(前期末172店舗)となりました。
これらの結果、営業効率の改善を推し進めたこと等により、売上高は131億47百万円(前年同期比6.6%減)、営業利益は売上原価や販管費の減少により8億24百万円(前年同期比70.5%増)となりました。
(複合カフェ運営事業)
株式会社ヴァリックの複合カフェ運営事業は、ブース構成の改善やカラオケ、禁煙ブース及びシャワー等の増設を中心としたリニューアルを実施するとともに、新グランドメニューや冬季限定メニュー等の展開により、既存店の活性化に注力いたしました。店舗面では、15店舗を新規出店した一方、7店舗を閉鎖した結果、当第3四半期末の店舗数は367店舗(前期末359店舗)となりました。
これらの結果、新規出店の寄与と既存店が引き続き堅調に推移し、売上高は272億22百万円(前年同期比6.4%増)、営業利益は20億7百万円(前年同期比48.8%増)となりました。
イ 財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、季節的要因等により前連結会計年度末と比べ102億39百万円減少し、2,288億28百万円となりました。
流動資産は、たな卸資産が季節的要因等により26億4百万円増加した一方、現金及び預金が法人税等の支払い等により95億9百万円及び売掛金が季節的要因等により53億92百万円減少したこと等により、前連結会計年度末と比べ98億78百万円減少いたしました。固定資産は、有形固定資産及び無形固定資産が減価償却等により3億70百万円減少したこと等により、前連結会計年度末と比べ3億61百万円減少いたしました。
流動負債は、短期借入れを65億円実施した一方、買掛金が季節的要因等により38億7百万円、未払法人税等が法人税等の支払いにより25億65百万円、賞与引当金が賞与の支給等により10億41百万円及びその他が未払金の減少等により13億56百万円減少したこと等により、前連結会計年度末と比べ33億29百万円減少いたしました。固定負債は、長期借入金が約定返済等により3億25百万円及びポイント引当金が2億1百万円減少したこと等により、前連結会計年度末と比べ15億33百万円減少いたしました。
純資産の部は、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益及び剰余金の配当の結果41億74百万円減少し、自己株式が取得等により9億26百万円増加したこと等により、前連結会計年度末と比べ53億75百万円減少しております。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(3)経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因は第42期有価証券報告書に記載しましたとおりですが、当第3四半期連結累計期間に、消費者ニーズ等にお応えするため店舗展開の見直しや業態の進化のための取り組みを推し進めました。この結果、ファッション事業、カラオケルーム運営事業及び複合カフェ運営事業において、業態転換や店舗の閉鎖を前倒しで決定したこと等により営業外費用や特別損失が増加しております。
(4)資本の財源及び資金の流動性に係る情報
資本の財源及び資金の流動性について、基本的な考え方に変更はありません。第1四半期連結会計期間に法人税等の納税等に対応するため、金融機関から25億円の短期借入れを実施し、第2四半期連結会計期間に当該短期借入れを返済いたしました。また、今後の資金需要等を勘案し、当第3四半期連結会計期間に短期借入れを65億円及び長期借入れを10億円実施いたしました。