当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクの発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」についての重要な変更はありません。
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間(2025年2月21日~2025年8月20日)における当社を取り巻く環境は、企業収益や雇用・所得環境の改善により緩やかな回復基調にあるものの、米国の関税政策の影響やウクライナ情勢及び中東における地政学リスクは継続しており、資源価格の高騰による原材料費やエネルギーコストの上昇等は依然として先行き不透明な状況にあります。
小売業界におきましても、生活必需品である米の価格をはじめ、継続する商品の値上げは家計への負担増をもたらし、消費者の買い控えや節約志向をより一層強めることになりました。
また、人件費をはじめとした各種コストの増加や業種の垣根を越えた企業間の競争が加速するなど、厳しい経営環境が続いております。
このような状況下において、当社は、年度スローガンを『小さな気づきを行動に移そう みんなで変える より良い売場』を前期より継続し、従業員一人ひとりが「より良いお店のために」を共通の行動目標と再確認し、多様化するお客様ニーズへの対応等、変化するライフスタイルに合わせた商品・サービスの提供に引き続き取り組み、地域社会への貢献、当社の持続的な成長に向けた競争力と収益力の向上に努めてまいりました。
また、重点施策である「業態の再構築」、「店舗の生産性の向上」、「オークワブランドの商品開発拡大」、「マーケティング戦略の構築」、「業務革新によるコスト削減具現化」、「人的資本価値の最大化」、「サステナビリティ経営の深耕」などへの取り組みを行ってまいりました。
当期の新規出店につきましては、「豊明店」(愛知県豊明市)を6月にオープンいたしました。
連結子会社については、外食の㈱オークフーズは、外食需要の回復に伴う客数増加及び運用管理面での強化により増収増益となりました。農産物加工・配送を担う㈱サンライズは、業務面を見直し効率化を図り、増益となりました。
① 財政状態の状況
当中間連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末に比べ17億97百万円増加し、1,304億27百万円となりました。流動資産では7億42百万円の増加であり、これは主に受取手形及び売掛金が12億67百万円、流動資産の「その他」に含まれる前払費用が5億7百万円、流動資産の「その他」に含まれる仮払金が2億59百万円、商品及び製品が2億42百万円増加した一方、現金及び預金が14億58百万円減少したことによるものであります。固定資産では10億55百万円の増加であり、これは主に有形固定資産の「その他(純額)」に含まれる建設仮勘定が7億42百万円、投資その他の資産の「その他」に含まれる投資有価証券が4億18百万円増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ25億42百万円増加し、566億43百万円となりました。流動負債では44億26百万円の増加であり、これは主に支払手形及び買掛金が18億1百万円、流動負債の「その他」に含まれる設備関係電子記録債務が10億64百万円、流動負債の「その他」に含まれる未払金が3億84百万円、流動負債の「その他」に含まれる預り金が2億83百万円、1年内返済予定の長期借入金が2億22百万円、未払法人税等が2億11百万円増加したことによるものであります。固定負債では18億83百万円の減少であり、これは主に長期借入金が20億82百万円減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ7億44百万円減少し、737億83百万円となりました。これは主に自己株式の増加により7億75百万円、利益剰余金が2億94百万円減少した一方、その他有価証券評価差額金が3億52百万円増加したことによるものであります。
② 経営成績の状況
当中間連結会計期間における当社グループの経営成績につきましては、営業収益(売上高及び営業収入)は1,244億48百万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は5億79百万円(前年同期比135.2%増)、経常利益は6億70百万円(前年同期比114.0%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は2億48百万円(前年同期比185.1%増)となりました。
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ、14億51百万円減少し、97億1百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
営業活動の結果得られた資金は、前年同期に比べ1億89百万円増加し、45億62百万円となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益が5億22百万円、非資金損益項目の減価償却費が31億32百万円、仕入債務の増加額が18億1百万円であった一方、売上債権の増加額が12億67百万円、棚卸資産の増加額が2億42百万円であったことによるものであります。
投資活動により使用した資金は、前年同期に比べ13億30百万円減少し、26億67百万円となりました。これは主に、固定資産の取得による支出が28億52百万円であったことによるものであります。
財務活動により使用した資金は、前年同期に比べ10億50百万円減少し、33億45百万円となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が18億60百万円、自己株式の取得による支出が7億92百万円、配当金の支払額が5億42百万円であったことによるものであります。
当中間連結会計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
当中間連結会計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
該当事項はありません。
当中間連結会計期間において、経営上の重要な契約等の決定又は締結等はありません。