当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間のわが国の経済は、輸出産業を中心に業績の回復が続いており、その収益の改善が設備投資の増加につながり、景気はスピードを徐々に増しながら好転を続けております。
一方で、米国経済は緩やかな回復が見られるものの、中国経済の急激な減速からの幅広い資源価格の暴落、冷戦再来を思わせるロシア問題、そして中東よりの急増する難民問題など、世界の政治経済は極めて不安定な状態が続いており、その先行きには不透明さが漂っております。
1)消費環境の概要
①企業業績の回復から、雇用環境は大幅に改善されてきており、飲食業や小売業など幅広く人手不足感が増してきております。また、家計の実収入及び可処分所得は、大手企業を中心とした賃上げの影響でこの4月から4ヶ月連続で増加しており、個人支出の回復も見られるなど、昨年の消費増税後から落ち込んでいた消費マインドは正常化されつつあります。
一方で、天候不順の影響から生鮮食品が上昇した反面、ガソリン価格は大幅に低下し、消費者にとってはまずまずの消費環境になっているものと思われます。
②衣料品の消費に影響を及ぼす天候は、4月中旬の関東地方の降雪や、襲来した台風が多く、また梅雨時の長雨と低気温などがありましたが、夏物衣料販売の最初のピークであるゴールデンウィークに気温が急上昇し、また梅雨明け後は真夏日が続く猛暑となり、総じて夏物衣料の販売には非常に恵まれた天候となりました。
2)当社グループの状況
このような消費環境のもと、当社グループは“2000店舗、変革の年”を当連結会計年度の統一テーマとし、グループで2,000店舗となる節目に従来の仕組みを大幅に変革し、更なる業務の単純化・標準化を進め、ローコスト運営を徹底し、業績の向上に努めてきております。
3)主力のしまむら事業
①プライベートブランド「CLOSSHI(クロッシー)」では、大量の販売が可能なベーシックアイテムにおいて新しい価値を付加したコア商品を展開し業績の向上に努めました。
②在庫管理を月次管理から週次管理に変更し、週ごとの販促計画に合わせた在庫管理を行うことによって機会ロスを減少させるとともに、店舗作業や商品センターの納品が平準化され、業務の大幅な効率改善につながりました。
③マネキンを導入し、ビジュアルな売場作りを進めているヤング型店舗では、ファッショントレンドの提案にお客様の支持が高まり、婦人ティーンズ・ヤング部門の売上が伸長しております。
④当第2四半期連結累計期間は9店舗を開設し、1店舗を閉店、1店舗を業態変更による閉鎖をした結果、しまむら事業での店舗数は1,328店舗となりました。この内6店舗が都市部への出店で、引き続き都市部への店舗開発に力を入れております。さらに、6店舗で大規模な改装、50店舗で省エネ対応型の改装を実施した結果、売上高は前年同期比4.2%増の2,151億52百万円となりました。
4)アベイル事業
若者向けの感度の高いファッション商品を扱うアベイル事業は、プライベートブランドのグレード向上とともに、ナショナルブランド商品の取り扱いを拡大し、アウターからシューズ・服飾雑貨を含めたトータルコーディネートの提案力を向上させ、お客様の購買額を引き上げるべく、107店舗で新しいレイアウトに変更しました。
当第2四半期連結累計期間は5店舗を開設し、6店舗を業態変更による閉鎖をした結果、店舗数は288店舗となりました。さらに、1店舗で大規模な改装、9店舗で省エネ対応型の改装を実施した結果、売上高は前年同期比0.7%減の247億55百万円となりました。
5)バースデイ事業
ベビー・子供用品を扱うバースデイ事業は、「高品質・高機能で子どもに優しい商品」をコンセプトにした新プライベートブランド「Birthday+(バースデイプラス)」の展開がお客様の支持を受け、業績の向上につながりました。
当第2四半期連結累計期間も業容の拡大を目指して16店舗を開設し、店舗数は190店舗となりました。さらに、1店舗で大規模な改装を実施した結果、売上高は前年同期比19.5%増の172億54百万円となりました。
6)シャンブル事業
女性のファッション雑貨を扱うシャンブル事業は、「おしゃれ生活空間」をトータルで演出するため、アウターと雑貨の2部体制だった商品仕入れ部門を1部体制に集約し、トータルでの品揃えによって売場全体の提案力を強化しました。
当第2四半期連結累計期間は5店舗を開設し、2店舗を業態変更による閉鎖をした結果、店舗数は87店舗となりました。さらに、2店舗で省エネ対応型の改装を実施した結果、売上高は前年同期比2.6%増の50億9百万円となりました。
7)ディバロ事業
10~20代の女性を主たる顧客層としたファミリー靴専門店のディバロ事業は、婦人靴が強い専門店として、国産商品の取扱いを増やし、商品グレードの引き上げに努めました。
当第2四半期連結累計期間は1店舗を出店して店舗数は19店舗となり、売上高は前年同期比12.2%増の5億4百万円となりました。
8)以上の結果、当第2四半期連結累計期間の日本国内の業績は、売上高2,626億76百万円(前年同期比4.6%増)、
営業利益181億42百万円(同5.8%減)、経常利益188億88百万円(同6.9%減)、四半期純利益は115億97百万円(同5.0%減)となりました。
9)思夢樂事業
台湾で事業展開する思夢樂は、日本企画での中国生産品の直接輸入を拡大させて商品力を高め、またWEB・アプリを活用した販促の強化による認知度の向上により、業容の拡大に努めました。
当第2四半期連結累計期間は2店舗を開設した結果、店舗数は39店舗となりました。また、1店舗で建替え、2店舗で大規模な改装を実施した結果、売上高は前年同期比8.6%増(NT$ベース)の6億96百万 NT$(26億60百万円)となりました。
10)飾夢楽事業
中国で事業展開する飾夢楽は、上海圏で速やかに30店舗以上の店舗網を築いて、中国の消費者に支持される商品構成での生産ロットを確保するための多店舗化に向けた開発に力を注ぎ、当年度内で14店舗まで開業する準備を進めています。
当第2四半期連結累計期間は2店舗を開設し、1店舗を閉鎖した結果、店舗数は9店舗となり、売上高は前年同期比78.3%増(RMBベース)の17百万RMB(3億60百万円)となりました。
11)以上の結果、当第2四半期連結累計期間の連結業績は、売上高2,656億97百万円(前年同期比4.8%増)、営業利
益179億円(同6.6%減)、経常利益186億51百万円(同7.9%減)、四半期純利益は114億66百万円(同5.9%減)となりました。
(2)財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ、167億95百万円増加し、3,484億3百万円となりました。これは主として、商品の増加70億2百万円、有価証券の増加50億25百円、建物及び構築物の増加16億79百万円、売掛金の増加13億36百万円、現金及び預金の増加13億20百万円等によるものです。
負債は前連結会計年度末と比べ、74億26百万円増加し、519億96百万円となりました。これは主として買掛金の増加88億16百万円、その他の流動負債の減少13億98百万円等によるものです。
純資産は前連結会計年度末と比べ、93億68百万円増加し、2,964億7百万円となりました。これは主として利益剰余金の増加82億44百万円、その他有価証券評価差額金の増加11億31百万円等によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動及び新規出店等による投資活動、ならびに財務活動を行った結果、前年同四半期連結累計期間末に比べ146億99百万円増加し472億56百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、前年同四半期連結累計期間と比べ、79億27百万円減少し、148億33百万円となりました。これはたな卸資産の増加額69億90百万円、法人税等の支払額66億92百万円に対し、税金等調整前四半期純利益182億36百万円、仕入債務の増加額88億11百万円、減価償却費28億45百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により得られた資金は、121億64百万円(前年同四半期連結累計期間は311億29百万円の支出)となりました。これは有価証券の取得による支出500億円、有形固定資産の取得による支出57億91百万円等に対し、有価証券の償還による収入670億円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は、前年同四半期連結累計期間と比べ、12百万円増加し、37億9百万円となりました。これは配当金の支払額36億75百万円等によるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。