当第3四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間のわが国の経済は、政府の経済政策及び日銀の金融緩和策の効果が浸透して幅広い業種で企業業績の回復が続いてきており、その収益改善とともに製造業を中心とする工場設備の国内回帰が目立ち始めて、設備投資は全般に増加傾向となり、景気は徐々にスピードを増しながら好転してきております。
一方で世界に目を向けますと、米国経済だけが緩やかに回復基調を続けている反面、中国経済の急激な減速からの各資源価格の大幅な下落が資源国の経済を直撃し、また、フランスで起きた同時多発テロ、ウクライナに代表されるロシア問題が長期化するなど、世界はどの地域も経済・政治ともに出口の見通せない、不安定な情勢が広まってきております。
1)消費環境の概要
①企業業績の回復から雇用環境は大幅に改善され、製造業や小売業などに限らず業種全般に人手不足感が強まってきております。また、大手企業を中心とした賃金の引き上げにより4月から連続して増加していた家計の実収入及び可処分所得は、9月からは減少に転じ、消費支出も9月から2ヶ月連続で減少するなど、昨年の消費増税後の不振から回復しつつあった個人消費には足踏みが見られております。
②衣料品の消費に影響を及ぼす天候は、8月下旬以降に気温が大幅に下がり、平年よりも早く秋らしい天候となるなど、秋物衣料の販売には追い風となりましたが、11月に入ると全国的に気温が高い日が続き、初冬物の販売には中だるみが見られました。
2)当社グループの状況
このような消費環境のもと、当社グループは“2000店舗、変革の年”を当連結会計年度の統一テーマとし、グループで2,000店舗となる節目に従来の仕組みを大幅に変革し、更なる業務の単純化・標準化を進め、ローコスト運営を徹底し、業績の向上に努めてきております。
3)主力のしまむら事業
①プライベートブランド「CLOSSHI(クロッシー)」では、裏地あったかパンツを中心にベーシックアイテムにおいて新しい価値を付加したコア商品を展開し業績の拡大に努めました。
②在庫管理を月次管理から週次管理に変更し、週ごとの販促計画に合わせた在庫管理を行うことによって機会ロスを減少させるとともに、店舗作業や商品センターの受け入れ作業を平準化させて、大幅に業務効率を改善させることが出来ました。
③当第3四半期連結累計期間は19店舗を開設し、1店舗を閉店、1店舗を業態変更による閉鎖をした結果、しまむら事業での店舗数は1,338店舗となりました。この内12店舗が東京・大阪など都市部への出店で、引き続き都市部への店舗開発に力を入れております。さらに、12店舗で大規模な改装、76店舗で省エネ対応型の改装を実施した結果、売上高は前年同期比6.4%増の3,310億55百万円となりました。
4)アベイル事業
若者向けの感度の高いファッション商品を扱うアベイル事業は、プライベートブランドのグレード向上とともに、ナショナルブランド商品の取り扱いを拡大し、アウターからシューズ・服飾雑貨を含めたトータルコーディネートの提案力を向上させ、お客様の購買額を引き上げるべく、全店舗を新しいレイアウトに変更しました。
当第3四半期連結累計期間は7店舗を開設し、6店舗を業態変更による閉鎖をした結果、店舗数は290店舗となりました。さらに、1店舗で大規模な改装、13店舗で省エネ対応型の改装を実施した結果、売上高は前年同期比0.6%減の370億4百万円となりました。
5)バースデイ事業
ベビー・子供用品を扱うバースデイ事業は、「高品質・高機能で子どもに優しい商品」をコンセプトにした新プライベートブランド「Birthday+(バースデイプラス)」の展開がお客様の支持を受け、業績の向上につながりました。
当第3四半期連結累計期間も業容の拡大を目指して28店舗を開設し、店舗数は202店舗となりました。さらに、1店舗で大規模な改装、1店舗で省エネ対応型の改装を実施した結果、売上高は前年同期比20.9%増の283億51百万円となりました。
6)シャンブル事業
女性のファッション雑貨を扱うシャンブル事業は、「おしゃれ生活空間」をトータルで演出するため、アウターと雑貨との2部体制だった商品仕入れ部門を1部体制に集約し、トータルの品揃えにより売場全体の提案力を強化しました。
当第3四半期連結累計期間は8店舗を開設し、2店舗を業態変更による閉鎖をした結果、店舗数は90店舗となりました。さらに、2店舗で省エネ対応型の改装を実施した結果、売上高は前年同期比2.5%増の74億48百万円となりました。
7)ディバロ事業
10~20代の女性を主たる顧客層としたファミリー靴専門店のディバロ事業は、婦人靴が強い専門店として、国産商品の取扱いを増やし、商品グレードの引き上げに努めました。
当第3四半期連結累計期間は2店舗を出店して店舗数は20店舗となり、売上高は前年同期比12.2%増の7億60百万円となりました。
8)以上の結果、当第3四半期連結累計期間の日本国内の業績は、売上高4,046億21百万円(前年同期比6.5%増)、
営業利益313億54百万円(同4.2%増)、経常利益322億2百万円(同2.2%増)、四半期純利益は198億77百万円
(同4.9%増)となりました。
9)思夢樂事業
台湾で事業展開する思夢樂は、日本企画での中国生産品の直接輸入を拡大させて商品力を高め、また、WEB・アプリを活用した販促の強化による認知度の向上により、業容の拡大に努めました。
当第3四半期連結累計期間は2店舗を開設した結果、店舗数は39店舗となりました。また、1店舗で建替え、4店舗で大規模な改装を実施した結果、売上高は前年同期比4.4%増(NT$ベース)の10億16百万 NT$(38億40百万円)となりました。
10)飾夢楽事業
中国で事業展開する飾夢楽は、上海経済圏で速やかに30店舗以上の店舗網を築いて、中国の消費者に支持される商品構成での生産ロットを確保するための店舗開発に力を注ぎ、当連結会計年度内で14店舗まで開業する準備を進
めています。
当第3四半期連結累計期間は5店舗を開設し、1店舗を閉鎖した結果、店舗数は12店舗となり、売上高は前年同期比61.7%増(RMBベース)の27百万RMB(5億22百万円)となりました。
11)以上の結果、当第3四半期連結累計期間の連結業績は、売上高4,089億84百万円(前年同期比6.6%増)、営業利
益308億96百万円(同3.4%増)、経常利益317億18百万円(同0.8%増)、四半期純利益は194億50百万円(同2.8%増)となりました。
(2)財政状態の分析
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ、390億60百万円増加し、3,706億69百万円と
なりました。これは主として、商品の増加296億1百万円、現金及び預金の増加200億15百万円、土地の増加95億25
百万円、建物及び構築物の増加38億4百万円、売掛金の増加36億12百万円、有価証券の減少289億77百万円等によ
るものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ253億53百万円増加し、699億23百万円となりました。これは主として、買掛金
の増加273億86百万円、長期借入金の減少20億円等によるものです。
純資産は、前連結会計年度末に比べ137億7百万円増加し、3,007億45百万円となりました。これは主として、利
益剰余金の増加127億36百万円、その他有価証券評価差額金の増加10億42百万円等によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、営業活動及び新規出店等に
よる投資活動、ならびに財務活動を行った結果、前年同四半期連結累計期間に比べ212億52百万円増加し、609億51
百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、前年同四半期連結累計期間と比べ88億29百万円減少し、176億89百万円となり
ました。これは、たな卸資産の増加額296億円、法人税等の支払額136億5百万円、売上債権の増加額36億12百万円
等に対し、税金等調整前四半期純利益309億84百万円、仕入債務の増加額273億85百万円、その他の流動負債の増加
額46億14百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により得られた資金は、285億45百万円(前年同四半期連結累計期間は246億23百万円の支出)となりま
した。これは、有価証券の取得による支出600億円、有形固定資産の取得による支出189億57百万円等に対し、有価
証券の償還による収入1,060億2百万円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用した資金は、前年同四半期連結累計期間と比べ22億12百万円増加し、92億2百万円となりまし
た。これは、配当金の支払額71億55百万円、長期借入金の返済による支出20億円等によるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。