第2【事業の状況】

1【事業等のリスク】

 当中間連結会計期間において、当半期報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項の発生又は前事業年度の有価証券報告書に記載した「事業等のリスク」について重要な変更はありません。

 

2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)経営成績の状況

 当中間連結会計期間(2024年6月1日~2024年11月30日)におけるわが国経済は、経済活動の正常化に伴い雇用・所得環境の改善が見られたことで景気は緩やかな回復基調で推移しました。一方、中東・ウクライナ紛争による地政学リスク、世界的な資源・エネルギー及び原材料価格の高騰などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。

 このような状況のなか、当社グループは中期経営計画「TO PLAN 2026」の目標達成に向け、コア事業を中心に業績の回復および財務体質の強化に取り組みました。

 この結果、当中間連結会計期間の経営成績は、売上高が12,671百万円(前年同期比1.2%増)、営業利益211百万円(前年同期比20.1%減)、経常利益155百万円(前年同期比29.1%減)、親会社株主に帰属する中間純利益69百万円(前年同期は91百万円の損失)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

(木材事業)

 需要の減退基調は住宅・非住宅ともに継続しており、建築資材等の荷動きが低調に推移するなど厳しい状況となっております。新規取扱商材を模索するなど販売強化に努めましたが、売上高は前年同期を下回りました。利益面においては、販売管理費の削減に取り組んでおりますが、売上高減少に伴う売上総利益の低下により前年同期を下回りました。

 この結果、売上高は1,798百万円(前年同期比19.4%減)、営業利益は7百万円(前年同期比88.0%減)となりました。

(流通事業)

 物価上昇による消費者マインドの低下に加え、天候不順の影響も重なり季節商品が伸び悩み、特売施策等の販売強化を実施したものの、売上高及び営業利益とも前年同期を下回る結果となりました。

 この結果、売上高は4,161百万円(前年同期比8.7%減)、営業利益は120百万円(前年同期比27.8%減)となりました。

(建設事業)

 民間建築において資材価格の高騰から厳しい受注環境が続いておりますが、当中間連結会計期間においては土木・建築工事が順調に進捗し売上高及び営業利益は前年同期を上回りました。

 この結果、売上高は1,685百万円(前年同期比193.4%増)、営業利益は53百万円(前年同期は40百万円の損失)となりました。

(不動産賃貸事業)

 賃貸物件の稼働率は堅調に推移しております。販管費等も概ね計画通り推移しており、売上高は前年同期を若干下回りましたが営業利益は前年同期を上回りました。

 この結果、売上高は142百万円(前年同期比5.0%減)、営業利益は64百万円(前年同期比0.8%増)となりました。

(自動車関連事業)

 当中間連結会計期間においても新型車投入は少なく、車両価格の上昇傾向により新車販売台数が伸び悩む結果となりました。一方、顧客ニーズが中古車に流れたことで中古車販売は引き続き堅調に推移しましたが、売上高及び営業利益とも前年同期を下回りました。

 この結果、売上高は4,730百万円(前年同期比2.2%減)、営業利益は70百万円(前年同期比38.7%減)となりました。

 

(2)財政状態の状況

 当中間連結会計期間末の財政状態は、次のとおりであります。

 当中間連結会計期間末における総資産は前連結会計年度末に比べ627百万円増加し18,457百万円となりました。主な要因としましては、商品及び製品が130百万円減少した一方、受取手形、売掛金及び契約資産が734百万円増加したことなどによるものであります。

 負債合計は前連結会計年度末に比べ573百万円増加し17,798百万円となりました。主な要因としましては、短期借入金が488百万円、長期借入金が305百万円増加したことなどによるものであります。

 純資産合計は前連結会計年度末に比べ53百万円増加し658百万円となりました。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ249百万円増加し724百万円となりました。

 当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動により使用した資金は241百万円(前年同期は92百万円の獲得)で、主に棚卸資産が239百万円減少したものの、仕入債務が68百万円減少及び売上債権が624百万円増加したことなどによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動により使用した資金は204百万円(前年同期は207百万円の獲得)で、主に有形固定資産の取得による支出が226百万円あったことなどによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動により獲得した資金は695百万円(前年同期は203百万円の使用)で、主に長期借入金の返済による支出が703百万円あったものの、短期借入金の増加額が168百万円及び長期借入れによる収入が1,330百万円あったことなどによるものであります。

 

(4)経営方針・経営戦略等

 当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

(6)研究開発活動

 該当事項はありません。

3【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。