文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業部門では、輸出の増加を受け、生産が拡大基調にあるほか、設備投資の増加や堅調な企業収益を背景に良好な雇用・所得環境が続くなど、国内景気は緩やかな回復基調が続いている一方、家計部門では、物価上昇、先行きの不透明感による節約志向が続いているとともに、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動に留意する必要があるなど、先行きは決して予断を許さない状況にあります。
外食業界におきましては、売上高が16か月連続で前年の水準を上回ったものの、深刻さが続く人手不足や、天候不順による客足への影響、人件費や食材などのコスト上昇を受けメニュー価格を引き上げる企業が相次ぎ、家計の外食マインドを押し下げる要因になることが懸念されるなど、先行きは依然として不透明で推移しております。
このような状況下当社グループは、3年をかけて取り組んできた労働環境の整備をベースに営業力強化を図るべく店舗研修を再開し、QSCの徹底的なレベルアップに取り組むとともに、お客様に対する感謝の気持ちを込めた販売促進、それをバックアップする組織改革と社内外からの人材登用等を実施してまいりました。「創業50年お客様感謝キャンペーン」や「創業50年感謝メニュー」が大変好評を得られたこともあり、7~9月に続き、11月も直営全店売上高が同月比で過去最高を更新することができました。さらに創業50周年となる12月24日には50年分の感謝を込めて「50周年創業祭」を実施した結果、12月の全社売上高は同月のこれまでの最高売上を更新することができました。
また、多様化する顧客ニーズに対応し、新たな顧客層の開拓のため、夢の街創造委員会株式会社が運営する日本最大級の宅配ポータルサイト「出前館」のシェアリングデリバリーを活用し、道玄坂店(東京都渋谷区)において、デリバリーサービスを開始致しました。当社のコアの顧客層とは異なる新たな顧客層の開拓につながっており、ここでのマーケティングを通じて市場ニーズを探り、事業の可能性を追求してまいります。
海外におきましては、台湾1号店「餃子の王将 高雄漢神巨蛋店」が連日ご盛況を頂いており、焼き餃子をご飯のおかずとする新しい食べ方が受け入れられています。更なる展開に備えるべく、当該子会社への増資を実施し、11月22日には台湾2号店「餃子の王将 高雄漢神成功店」をオープンいたしました。
株主の皆様には、配当性向50%の株主還元方針に加え、実質利回りの向上により当社株式への投資魅力を高め中長期的に保有いただくことを目的として株主優待制度の拡充をいたしました。
これから先の50年も、もっとお客様から「褒められる店」を創ることを目標に、今ここに留まることなく、更なる成長を目指して「Keep on Going ~前に進み続けよう~」を2018年スローガンとして掲げ、全従業員一丸となって前に進み続けてまいります。
当第3四半期連結累計期間の店舗展開の状況につきましては、直営16店、FC3店の新規出店を行っております。これにより第3四半期末店舗数は、直営502店、FC234店となりました。
① 売上高
売上高は、来店客数は減少となりましたが、客単価アップが寄与しており、直営店既存店売上高が増収となった上、新店効果も相俟って、585億51百万円(前年同四半期比3.2%増)となりました。
② 営業利益
営業利益は、人件費や減価償却費、販売促進費の増加等もあり、40億52百万円(前年同四半期比5.2%減)となりました。
③ 経常利益
経常利益は、上記理由等により、42億22百万円(前年同四半期比7.0%減)となりました。
④ 親会社株主に帰属する四半期純利益
親会社株主に帰属する四半期純利益は、上記理由や収用補償金の減少等により、27億33百万円(前年同四半期比13.5%減)となりました。
なお、当社は前第3四半期累計期間では四半期財務諸表を作成しておりましたが、第1四半期連結会計期間より子会社「王將餐飲服務股份有限公司」及び「株式会社王将ハートフル」の事業活動を開始したため、第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しております。従いまして、前年同期間との比較は前第3四半期累計期間の個別四半期財務諸表と比較した前年同四半期比を参考として記載しております。
(資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における総資産の残高は、646億97百万円となりました。
流動資産は、132億69百万円となりました。主な内訳は現金及び預金が111億4百万円であります。
固定資産は、514億28百万円となりました。主な内訳は土地が208億57百万円、建物及び構築物が140億39百万円であります。
(負債の部)
当第3四半期連結会計期間末における負債の残高は、189億81百万円となりました。
流動負債は、144億20百万円となりました。主な内訳は1年内返済予定の長期借入金が33億15百万円、短期借入金が30億円であります。
固定負債は、45億60百万円となりました。主な内訳は長期借入金が31億4百万円であります。なお、借入金の残高は94億19百万円となりました。
(純資産の部)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は、457億16百万円となりました。主な内訳は利益剰余金が382億17百万円であります。以上の結果、自己資本比率は70.7%となりました。
当第3四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、111億となりました。
当第3四半期連結累計期間に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、39億1百万円(前年同四半期比33.1%減)となりました。主な要因は未払消費税等の減少であります。
主な内訳は、税金等調整前四半期純利益42億27百万円に減価償却費23億9百万円等を加えた額から、未払消費税等の減少額4億75百万円、法人税等の支払額18億69百万円等を減じた額であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、15億12百万円(前年同四半期比28.1%減)となりました。主な要因は有形固定資産の取得による支出の減少であります。
主な内訳は、有形固定資産の取得による支出15億17百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、31億43百万円となりました。主な要因は借入金の純減少額の増加であります。
主な内訳は、借入金の純減少額8億96百万円による支出、配当金の支払額22億46百万円による支出であります。
なお、当社は前第3四半期累計期間では四半期財務諸表を作成しておりましたが、第1四半期連結会計期間より子会社「王將餐飲服務股份有限公司」及び「株式会社王将ハートフル」の事業活動を開始したため、第1四半期連結会計期間より四半期連結財務諸表を作成しております。従いまして、前年同期間との比較は前第3四半期累計期間の個別四半期財務諸表と比較した前年同四半期比を参考として記載しております。
当第3四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
なお、当社は、財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針を定めており、その内容等は次のとおりであります。
(株式会社の支配に関する基本方針)
① 会社の支配に関する基本方針
上場会社である当社の株式は、株主、投資家の皆様による自由な取引が認められており、当社の株式に対する大規模買付提案またはこれに類似する行為があった場合においても、一概に否定するものではなく、最終的には当社株主の皆様の判断に委ねられるべきものであると考えます。
しかしながら、近年わが国の資本市場においては、対象となる企業の経営陣の賛同を得ずに、一方的に大規模買付提案またはこれに類似する行為を強行する動きが顕在化しております。
当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方としては、経営の基本理念、企業価値のさまざまな源泉、当社を支えるステークホルダーとの信頼関係を十分に理解し、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を中長期的に確保、向上させる者でなければならないと考えております。従いまして、企業価値ひいては株主共同の利益を毀損するおそれのある不適切な大規模買付提案またはこれに類似する行為を行う者は、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者として不適切であると考えます。
② 会社の支配に関する基本方針の実現に資する取組み
当社では、多数の投資家の皆様に継続して当社に投資していただくため、当社の企業価値ひいては株主共同の利益を向上させるための取組みとして、種々の施策を実行しております。
これらの取組みは、会社の支配に関する基本方針の実現に資するものと考えております。
該当事項はありません。