文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 経営成績の分析
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、緩やかな回復基調が続いたものの、国際情勢の変化等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。
外食産業につきましては、夏場の天候が不順であったことや、原材料価格の上昇、人手不足や雇用環境の改善などを背景とした人件費及び物流費の上昇等、引き続き厳しい状況となっております。
このようななか当社グループは、「食の安全・安心」の向上はもとより、より付加価値の高い商品の提供と接客サービスの向上に努め、お客様の信頼と満足を得ることを第一に事業活動を展開してまいりました。
また、全社を挙げてお客様のためにならない「ムリ・ムダ・ムラ」を削減していくことをはじめとして、生産性の向上に取り組んでおります。
当社グループの店舗展開の状況は、新規事業(パーキングエリア部門)として、4月に北陸自動車道・徳光パーキングエリア(上下線)内にある飲食・物販コーナーの運営を開始し、7月には新ブランド「金澤8(エイト)キッチン」にリニューアルオープン(上下線)いたしました。
また、国道8号線沿いで2018年4月開業予定の白山市道の駅「めぐみ白山」への出店を決定いたしました。地域活性化に向けた地場産品を取り入れた商品販売等、具体的な計画を進めてまいります。
店舗数は、国内で新規出店3店舗(直営店)、閉店2店舗(直営店及び加盟店)、加盟店から直営店への転換1店舗、海外では、タイ国で新規出店8店舗、閉店1店舗、香港で新規出店1店舗があり、合計270店舗(前連結会計年度末比9店舗増)となっております。その内訳は、国内店舗では、らーめん店舗126店舗、和食店舗12店舗、パーキングエリア店舗2店舗(合計140店舗)、海外店舗はらーめん店舗130店舗であります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は、パーキングエリア部門の業績が貢献したことにより54億53百万円(前年同期比5.2%増)、営業収益(売上高とロイヤリティ収入等の合計)は58億86百万円(同4.9%増)となりました。一方、営業利益は、売上原価率の上昇や人件費に関連したコストが増加したことなどにより2億99百万円(同36.3%減)、経常利益は4億2百万円(同29.9%減)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は2億50百万円(同60.3%減)となり、前年同期に比べて大幅に減少した主な理由は、前年7月に有価証券売却益を特別利益に計上したことによるものであります。
セグメント別の概況につきましては次のとおりであります。
①外食事業
(らーめん部門)
8番らーめんフランチャイズチェーンの国内展開を主とするらーめん部門では、店舗の改装・移転による店舗イメージの刷新、より高品質・より健康志向の商品の提供、接客サービスの維持・向上に取り組み、来店客数の増加に努めております。
営業の活性化に向けて、6月に石川県小松産の「小松とまと」を使用した「トマト冷めん」を、9月には「野菜牛肉らーめん」を期間限定商品として販売いたしました。加えて、10月からは冬季限定の定番商品「酸辣湯麺」を販売したほか、食べやすい国産パクチーをトッピングした「パクチー酸辣湯麺」を限定販売し、好評を得ております。また、一部の店舗では新しい試みとして「8番の小さなスイーツ」の販売を始めております。
そのほか、子育て中の家庭に向けて様々な分野の情報提供、活動紹介等を行う「子育て支援メッセいしかわ」に出展し、子育てに対する当社のメッセージの発信に努めました。
8番らーめんフランチャイズチェーン既存店売上高につきましては、前年同期比1.9%減となりました。当第3四半期連結会計期間末の店舗数は126店舗(うち加盟店114店舗、直営店12店舗、前連結会計年度末比1店舗減)であります。
(和食部門)
和食料理店を展開する和食部門においては、季節に応じた健康志向メニュー、立地によって異なる客層・利用シーンに合わせたメニューの開発・提供に力を入れております。首都圏の旅行会社への営業活動による県外客の獲得、地元では各企業様への営業活動による固定客ファンづくりなど、来店頻度の向上に努めております。
「寿しと手造り料理 長八」では、石川県の地域ブランド「能登牛」を採用した企画メニューを販売し、好評を得ております。
既存店売上高につきましては、北陸三県のJR主要駅近郊店舗が堅調な実績をあげているものの、郊外立地の店舗が計画を下回り、前年同期比は2.2%減となりました。当第3四半期連結会計期間末の店舗数は12店舗(前連結会計年度末比同数)であります。
(パーキングエリア部門)
新たな業態として、4月に運営を開始した北陸自動車道・徳光パーキングエリア(上下線)内にある飲食・物販コーナーを、7月に新ブランド「金澤8(エイト)キッチン」として、リニューアルオープン(上下線)いたしました。飲食コーナーでは、8番らーめんの定番「野菜らーめん」、和食店舗のノウハウを活かし地元食材を使用した丼、「金澤カレー」などを販売しております。また、物販コーナーでは、自社製品「八番麺工房」や地元老舗店の和菓子、県内素材を使った珍味・飲料などを販売しております。
店舗づくりでは、地元石川の金沢・加賀・能登らしさをテーマにした、魅力ある空間の演出と食の提供に取り組むとともに、この店舗運営を通じて、近年、急速に進むセルフ化、キャッシュレス化のノウハウの蓄積を図り、外食事業が直面する人手不足対策にも役立てる考えです。
当第3四半期連結会計期間末の店舗数は2店舗(新規)であります。
以上の結果、外食事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益(売上高とロイヤリティ収入等の合計)は、49億77百万円(前年同期比4.5%増)で、経常利益は6億10百万円(同18.6%減)となりました。
②外販事業
当社製品を主要販売品目とする外販事業は、より付加価値のある商品の開発と提案に努め、生麺ブランド「八番麺工房」、冷凍生餃子を地場をはじめとしたスーパーマーケット様、国内各地の生活協同組合様等に販売しております。また、業務用麺の卸販売、デパートのギフト商品や物産展での店頭販売、市場規模が拡大しているネット通販など、販売チャネルの多様化にも取り組んでおります。
ただ、生麺市場の販売競争は依然として厳しい状況であり、当第3四半期連結累計期間の売上高は5億38百万円(前年同期比2.6%増)で前年同期と比べて増加しているものの、経常利益は25百万円(同27.4%減)となりました。
③海外事業
8番らーめんフランチャイズチェーンの海外展開においては、既存出店地域での新規出店、店舗のスクラップアンドビルド、接客サービスの向上に取り組んでおります。また、ラーメンスープ・エキス等の食材の輸入・販売においては、高品質なラーメンスープをはじめ、エキス・調味料の開発と生産体制の充実に努めております。
当第3四半期連結会計期間末の店舗数は、タイ国で新規出店8店舗、閉店1店舗、香港で新規出店1店舗があり、130店舗(タイ国122店舗、香港8店舗、前連結会計年度末比8店舗増)となりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の営業収益(売上高とロイヤリティ収入等の合計)は、タイバーツに対する円安の影響も加わり3億69百万円(前年同期比14.6%増)、経常利益は1億34百万円(同7.9%増)となりました。
(2) 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は、前連結会計年度末に比べ2億37百万円増加して52億43百万円(前連結会計年度末比4.8%増)となりました。これは主に、現金及び預金が1億17百万円減少したものの、有形固定資産が1億31百万円、売掛金が1億2百万円、未収還付法人税等が59百万円、差入保証金が52百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債の残高は、前連結会計年度末に比べ3億73百万円減少して11億68百万円(前連結会計年度末比24.2%減)となりました。これは主に、未払法人税等が2億20百万円、流動負債その他が73百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ6億11百万円増加して40億74百万円(前連結会計年度末比17.6%増)となりました。これは主に、第三者割当による自己株式の処分により自己株式が4億8百万円減少したことや利益剰余金が1億64百万円増加したことによるものであります。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。