文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の分折
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益が底堅く推移し、景気は緩やかな回復基調が続く半面、米中貿易摩擦問題の長期化、英国のEU離脱問題、米イラン間の対立激化による地政学的緊張が高まるなどの不安定な国際的政治情勢により、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
外食産業におきましては、原材料価格の高騰、働き方改革や人手不足などを背景とした人件費関連コストの上昇に加えて、消費税増税・軽減税率制度の施行による消費者の節約志向や、相次ぐ自然災害による影響などにより、経営環境は引き続き厳しい状況となっております。
このようななか当社グループは、「食の安全・安心」の向上はもとより、QSC(品質・サービス・清潔)、人財育成及び生産性向上を今まで以上に徹底し、お客様の信頼と満足を得ることを第一に事業活動を展開してまいりました。
また、社会貢献への取り組みとして実施してきた、幼稚園と保育園対象の手洗い教室「食の安全・安心 8番こども応援プロジェクト」を、店舗展開している北陸3県と岡山県において引き続き開催しております。
店舗数は、国内では新規出店1店舗(直営店)、閉店3店舗(加盟店)、海外では新規出店7店舗、閉店4店舗があり、合計277店舗(前連結会計年度末比1店舗増)となっております。その内訳は、国内店舗では、らーめん店舗119店舗、和食店舗13店舗、その他外食6店舗(合計138店舗)、海外店舗は139店舗であります。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は5,950百万円(前年同期比0.4%増)、営業収益(売上高と営業収入の合計)は6,427百万円(同0.6%増)となりました。また、営業利益は296百万円(同3.9%減)、経常利益は394百万円(同7.9%減)、減損損失30百万円を特別損失として計上したこともあり、親会社株主に帰属する四半期純利益は226百万円(同11.8%減)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
①外食事業
8番らーめんフランチャイズチェーンの国内展開を主とする「らーめん部門」では、改装・移転による店舗イメージの刷新を推進し、人手不足対策としてセルフオーダーシステムの導入を進めております。8番らーめん全店で、キャッシュレスへの対応として電子マネー・クレジット決済を導入して利便性の向上を図るとともに、ユニフォームを変更し接客サービスの向上に取り組んでおります。また、野菜牛もつ煮らーめんなど6種類の期間限定商品を販売して来店動機につなげております。
和食料理店を展開する「和食部門」では、料理人の技術と商品開発力の向上を図り、旬の素材を使った季節ごとの期間限定メニュー、立地によって異なる客層・利用シーンに合わせたメニュー、お客様に楽しんでいただける創作メニュー等の開発・提供に引き続き力を入れております。旅行会社や地元企業への営業活動も継続し、県外客・地元客の獲得など顧客の囲い込みにも努めております。
らーめん、和食業態以外に、道の駅・めぐみ白山のフードコート、北陸自動車道・徳光パーキングエリア内にある飲食・物販コーナーの運営の他に、ペッパーランチをイオンモール高岡に新規出店し3店舗の運営を行っております。
以上の結果、外食事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は5,413百万円(前年同期比0.5%増)、セグメント利益は640百万円(同1.8%増)となりました。
②外販事業
外販事業では、長年愛されてきた「8番らーめん」ブランドを活用し、より付加価値のある商品の開発と提案を行っております。主力商品の生麺ブランド「八番麺工房」に加え、常温麺を使ったギフト用・お土産用商品を販売。さらに、生麺商品・冷凍生餃子を地元スーパーマーケット、国内各地の生活協同組合、量販店への卸販売やネット通販を通して、消費者の方にお届けしております。また、商品の絞り込みや遠方エリアへの販売を見直し、物流費等の経費削減にも努めております。
以上の結果、外販事業の当第3四半期連結累計期間の売上高は476百万円(前年同期比11.0%減)、セグメント利益は34百万円(前年同期はセグメント損失3百万円)となりました。
③海外事業
8番らーめんフランチャイズチェーンの海外展開は、タイ国では新規出店4店舗、閉店が1店舗あり合計131店舗、香港では新規出店2店舗、閉店が3店舗あり合計7店舗、ベトナムは本年7月に1号店をオープンいたしました。
タイ国では、前期からのテレビCM放映を継続し、新規顧客の獲得、接客サービスや商品品質の向上に取り組んでおります。エキス(ラーメンスープ)・調味料の販売では、品質の維持、新たな商品の開発と生産体制の充実・増強に努め、海外及び日本国内での販路拡大により海外連結会社の収益拡大に大きく寄与しました。
以上の結果、海外事業の当第3四半期連結累計期間の営業収益は537百万円(前年同期比15.5%増)、セグメント利益は171百万円(同7.9%増)となりました。
(2)財政状態の分析
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産の残高は、前連結会計年度末に比べ269百万円増加して5,525百万円(前連結会計年度末比5.1%増)となりました。これは主に、売掛金が189百万円、現金及び預金が118百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債の残高は、前連結会計年度末に比べ130百万円増加して1,179百万円(前連結会計年度末比12.4%増)となりました。これは主に、買掛金が71百万円、流動負債その他が52百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産の残高は、前連結会計年度末に比べ138百万円増加して4,346百万円(前連結会計年度末比3.3%増)となりました。これは主に、利益剰余金が167百万円、資本剰余金が24百万円増加したのに対し、連結子会社の持分比率の変更により、非支配株主持分が56百万円減少したことによるものであります。
(3)経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。