当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
特記すべき事項はありません。
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間(2015年9月1日~2015年11月30日)の連結業績は、売上収益が5,203億円(前年同期比8.5%増)、営業利益が759億円(同16.9%減)、税引前四半期利益は776億円(同27.2%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益が480億円(同30.2%減)と、増収減益となりました。セグメント別の業績としては、グローバルブランド事業では増収増益を達成いたしましたが、国内ユニクロ事業は減収減益、海外ユニクロ事業は増収減益の結果となりました。また、その他収益・費用、および金融損益で計上される為替差益の合計が、円安が大きく進んだ前年同期に比べて189億円減少したことにより、税引前四半期利益は290億円の減益となっております。
当社グループは、中期ビジョンとして「世界No.1 アパレル製造小売グループとなる」ことを目標にしております。特に海外ユニクロ事業の拡大に注力し、各国におけるユニクロの出店を継続すると同時に、世界主要都市にグローバル旗艦店、大型店を出店し、有名デザイナーであるイネス・ド・ラ・フレサンジュ等とのコラボレーションを通じて、ユニクロブランドの認知度を高め、事業の基盤強化を図っております。また、ジーユー事業は、国内の出店を加速する一方で、中国市場にも進出するなど、事業の成長が軌道に乗り始め、グループ第二の柱に成長しています。
[国内ユニクロ事業]
国内ユニクロ事業の当第1四半期連結累計期間の売上収益は2,309億円(同0.7%減)、営業利益は448億円(同12.4%減)と、計画を下回り減収減益となりました。減収となったのは、Eコマースの売上が同23.2%増収となったものの、既存店売上高が同2.3%減収となったことによります。9月、10月は、カシミヤセーター、メリノセーター、ガウチョパンツ、ワイドパンツといった秋冬商品の出足が好調で、既存店売上高は増収となりましたが、11月の既存店売上高は、気温が例年に比べ極めて高く推移したことから、冬物実需商品の販売が苦戦し、大幅な減収となりました。収益面では、11月に値引き販売を強化したことにより、第1四半期の売上総利益率が低下、また、売上が計画未達となったことから対売上販管費比率が上昇したことにより、営業利益は同12.4%の減益となりました。なお、11月期末の国内ユニクロの直営店舗数は806店舗(フランチャイズ店38店舗除く)と、前年同期末比で18店舗の減少となっております。このうち、10店舗は直営店がフランチャイズ店に転換したものです。
[海外ユニクロ事業]
海外ユニクロ事業の当第1四半期連結累計期間の売上収益は1,969億円(同17.2%増)、営業利益は208億円(同14.2%減)と、計画を下回り増収減益の結果となりました。世界的な暖冬の影響により、グレーターチャイナ(中国・香港・台湾)、韓国、米国の既存店売上高が減収となったため、これらのエリアの業績は計画を下回り減益となりました。欧州は、計画を上回る増収増益を達成、東南アジア・オセアニア地区は計画通り前年並みの営業利益となりました。海外ユニクロ事業全体の店舗数は、グレーターチャイナ、東南アジアを中心に計画通り出店が進み、第1四半期で66店舗の純増、11月期末の店舗数は864店舗(前年同期末比169店舗増)となりました。2001年秋にロンドンに海外1号店を出店してから15年目のこの11月に、海外ユニクロの店舗数が国内ユニクロの店舗数を上回りました。なお、米国は赤字が継続しているものの、大都市への出店とEコマース拡大による事業計画のもと、10月にはシカゴに1,200坪の旗艦店を出店、また、ボストン市への出店により、ユニクロブランドの認知度を向上させております。欧州では10月にベルギー1号店をアントワープに出店、順調なスタートを切っております。
[グローバルブランド事業]
グローバルブランド事業の当第1四半期連結累計期間の売上収益は918億円(同17.4%増)、営業利益は124億円(同29.7%増)と、計画を上回る増収増益となりました。ジーユー事業は、計画を上回る大幅な増収増益を達成いたしました。ワイドパンツ、ボリュームセーター、ニットボトムスといったキャンペーン商品の販売が好調で、既存店売上高は2桁増収となっております。一方で、米国ラグジュアリー市場の不振の影響を受け、セオリー事業は若干の減益、J Brand事業については赤字幅が拡大いたしました。また、11月にフランスで起きた同時多発テロで店舗を一時閉鎖するなどの影響を受け、コントワー・デ・コトニエ事業は若干の減益、プリンセス タム・タム事業は前年並みの赤字となりました。
[CSR(企業の社会的責任)活動]
当社グループのCSR活動は「社会的責任を果たす」「社会に貢献する」「社会の問題を解決し新たな価値を創造する」ことを基本方針とし、グローバルかつ地域に根ざした活動に取り組んでおります。
サプライチェーンにおける労働環境改善の取り組みとして、取引先縫製工場に対して2004年から労働環境モニタリングを実施してまいりました。素材工場に対しても労働環境および環境負荷に関するモニタリングを開始し、2015年9月時点でユニクロの生産量の7割を占める素材工場をカバーしております。また、アパレル製品が及ぼす環境・社会への負荷低減を目的に設立された業界団体のSAC(サステナブル・アパレル連合)や、工場労働者の権利保護に取り組む国際NPOのFLA(公正労働協会)にも加盟し、サステナブルな社会の実現を目指しております。
当社は2011年より、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とのグローバルパートナーシップを通じて、難民支援に取り組んでおります。11月にはUNHCRとの共同記者会見を実施し、総額1,000万ドルの支援、難民雇用の拡大、緊急衣料支援などを発表いたしました。また、衣料支援拡充のため、10月よりユニクロとジーユーで「1000万着のHELP」プロジェクトを実施しております。「全商品リサイクル活動」での衣料回収の強化や、当社グループの従業員やお取引先にも衣料の提供を呼びかけ、計1000万着の回収を目指しております。
また、11月には、難民問題と「全商品リサイクル活動」を特集した、CSR小冊子「服のチカラ vol.15」を国内ユニクロ店舗で配布するなど、情報発信にも積極的に取り組んでおります。
(2)財政状態の分析
資産は、前連結会計年度末に比べ1,008億円増加し、1兆2,645億円となりました。これは主として、売掛金及びその他の短期債権の増加636億円、現金及び現金同等物の増加323億円、棚卸資産の増加128億円等によるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ707億円増加し、4,596億円となりました。これは主として、買掛金及びその他の短期債務の増加769億円等によるものです。
資本は、前連結会計年度末に比べ301億円増加し、8,049億円となりました。これは主として、利益剰余金の増加301億円等によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前第1四半期連結会計期間末に比べ、159億円増加し、3,875億円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による収入は、前第1四半期連結累計期間に比べ133億円減少し、585億円(前年同期比18.6%減)となりました。これは主として、税引前四半期利益776億円(前年同期比290億円減)、為替差益17億円(前年同期比129億円減)、法人税等の支払額340億円(前年同期比37億円増)等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、前第1四半期連結累計期間に比べ120億円減少し、71億円(前年同期比62.6%減)となりました。これは主として、定期預金の増減額60億円(前年同期比52億円増)、有形固定資産の取得による支出111億円(前年同期比40億円減)等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、前第1四半期連結累計期間に比べ42億円増加し、214億円(前年同期比24.9%増)となりました。これは主として、配当金の支払額178億円(前年同期比25億円増)、短期借入金の純増減額25億円(前年同期比19億円増)等によるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第1四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。
① 国内子会社
該当事項はありません。
② 在外子会社
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会社名 |
設備内容 |
事業所名 |
所在地 |
完成年月 |
|
UNIQLO Illinois LLC |
海外ユニクロ店舗 |
Chicago N.Michigan Ave |
米国イリノイ州シカゴ市 |
2015年10月 |
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UNIQLO EUROPE LIMITED |
海外ユニクロ店舗 |
Meir 67/69, Antwerp |
ベルギーアントワープ市 |
2015年10月 |