当第2四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
特記すべき事項はありません。
(1)経営成績の分析
当第2四半期連結累計期間(2015年9月1日~2016年2月29日)の連結業績は、売上収益が1兆116億円(前年同期比6.5%増)、営業利益が993億円(同33.8%減)、税引前四半期利益は820億円(同49.9%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益が470億円(同55.1%減)と、増収減益となりました。セグメント別の業績としては、グローバルブランド事業は増収増益を達成いたしましたが、国内ユニクロ事業は減収減益、海外ユニクロ事業は増収減益の結果となりました。また、2月末の為替レートが期首に比べ円高に転じたことにより、その他費用、および金融費用に為替差損228億円(同424億円減)が発生し、税引前四半期利益は前年同期比816億円減と大幅な減益となりました。
当社グループは、中期ビジョンとして「世界No.1 アパレル製造小売グループとなる」ことを目標にしております。特に海外ユニクロ事業の拡大に注力し、各国におけるユニクロの出店を継続すると同時に、世界主要都市にグローバル旗艦店、大型店を出店しております。商品では、イネス・ド・ラ・フレサンジュやルメールといった世界中の有名デザイナーやアーティスティックディレクターとのコラボレーションを通じ、ブランド認知度を高めております。また、有明の次世代物流センターが4月から稼働することに加え、国内外でも新物流センターを構築する計画が進んでおり、物流改革にも積極的に取り組み始めています。ジーユー事業は、国内の出店を加速する一方で、中国市場にも進出するなど、事業の成長が軌道に乗り始め、グループ第二の柱に成長しています。
[国内ユニクロ事業]
国内ユニクロ事業の当第2四半期連結累計期間の売上収益は4,536億円(同0.2%減)、営業利益は641億円(同28.3%減)と、計画を下回る業績となりました。商品の新しさ・ニュース性をお客様へ伝えきれなかったことに加え、商品構成が防寒衣料に偏り、暖冬に対応できていなかったため、売上規模の大きい11月、12月の販売が苦戦し、既存店売上高は1.9%の減収となりました。一方、Eコマースの売上は253億円(同28.4%増)と好調に推移し、売上構成比は5.6%へ拡大いたしました。収益面では、1月、2月に値引き販売を強化したため、売上総利益率は同3.5ポイント低下いたしました。また、物流費、人件費を中心に販管費が増加したため、営業利益は計画を大きく下回り、同28.3%の減益となりました。なお、2月末の国内ユニクロの直営店舗数は805店舗と、前年同期末比で9店舗減少し、フランチャイズ店は39店舗と同11店舗増加しております。このうち、10店舗は直営店からフランチャイズ店へ転換したものです。
[海外ユニクロ事業]
海外ユニクロ事業の当第2四半期連結累計期間の売上収益は3,892億円(同12.7%増)、営業利益は294億円(同31.4%減)と、売上はほぼ計画通りとなったものの、営業利益は計画を下回り大幅な減益となりました。グレーターチャイナ(中国大陸・香港・台湾)、韓国は減益、米国は赤字幅が拡大いたしました。これらの地域では暖冬の影響に加え、特に香港、台湾、韓国では景気のスローダウンの影響も受け、販売が苦戦しました。一方、東南アジア・オセアニア地区(シンガポール・マレーシア・タイ・フィリピン・インドネシア・オーストラリア)、欧州(英国・フランス・ロシア・ドイツ・ベルギー)はほぼ計画通りの増収増益を達成いたしました。なお、その他費用に、米国での4店舗の店舗閉店に伴う損失約13億円に加え、為替差損16億円等を計上した結果、営業利益は同31.4%の減益となりました。海外ユニクロ事業全体の2月期末の店舗数は890店舗、前年同期末比174店舗増となりました。欧州では、10月にベルギーに初進出し、成功を収めております。また、2016年3月にはロンドンのグローバル旗艦店311オックスフォードストリート店がリニューアルオープンし、新しいロンドンカルチャーの発信拠点として期待が高まっております。
[グローバルブランド事業]
グローバルブランド事業の当第2四半期連結累計期間の売上収益は1,673億円(同12.9%増)、営業利益は143億円(同21.9%増)と、計画通りの増収増益になりました。ジーユー事業は、計画を上回り、前年同期比で大幅な増収増益を達成いたしました。キャンペーン商品のニットやワイドパンツ、ジョガーパンツといったトレンドボトムスの販売が好調で、既存店売上高は2桁増収となりました。また、1月、2月の端境期では春物商品の立ち上がりも好調で、粗利益率が改善し、大幅な増益となりました。セオリー事業、コントワー・デ・コトニエ事業は計画を下回り減益、プリンセス タム・タム事業については、ほぼ計画通り前年並みの業績となっています。J Brand事業は計画を下回り、赤字幅が拡大しております。
[CSR(企業の社会的責任)活動]
当社グループのCSR活動は「社会的責任を果たす」「社会に貢献する」「社会の問題を解決し新たな価値を創造する」ことを基本方針とし、グローバルかつ地域に根ざした活動に取り組んでおります。
2015年8月期のCSR活動をまとめた「CSRレポート2016」を、1月に発行いたしました。その中では当社が優先課題として特定した4つの重点テーマ(生産・環境・人材・コミュニティ)について、活動報告や改善に向けた取組みを特集しております。多様なステークホルダーの皆様への説明責任とコミュニケーション促進のため、当社ウェブサイトにおいても積極的な情報開示を行っております。
ユニクロとジーユーではお客様が使用された衣料をお預かりし、服を必要とする人々に届ける「全商品リサイクル活動」の一環として、2015年10月より取り組んでいる「1000万着のHELP」プロジェクトでは、16の国や地域における店舗での回収、お取引先のご協力、グループ従業員の参加などにより、累計で860万着(2016年4月3日現在)の衣料をお預かりすることができました。目標である1000万着の回収に向け、今後も活動を継続してまいります。
また、2015年12月には、リンクセオリージャパンによるCSR活動「Closet for Needs」が開催されました。これはドメスティック・バイオレンス(DV)被害にあった女性たちに必要とされる衣料を提供し、自立して生きていくための一助としていただく支援活動です。
(2)財政状態の分析
資産は、前連結会計年度末に比べ1,473億円増加し、1兆3,110億円となりました。これは主として、現金及び現金同等物の増加1,487億円、その他の短期金融資産の増加1,761億円、棚卸資産の減少382億円、デリバティブ金融資産の減少1,192億円等によるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ2,125億円増加し、6,014億円となりました。これは主として、長期金融負債の増加2,470億円、繰延税金負債の減少427億円等によるものです。
資本は、前連結会計年度末に比べ651億円減少し、7,096億円となりました。これは主として、利益剰余金の増加292億円、その他の資本の構成要素の減少958億円等によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前第2四半期連結会計年度末に比べ、411億円増加し、5,040億円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による収入は、前第2四半期連結累計期間と比べ802億円減少し、1,438億円(前年同期比35.8%減)となりました。これは主として、税引前四半期利益820億円(前年同期比816億円減)、為替差損173億円(前年同期比300億円増)、仕入債務の増減額227億円(前年同期比293億円減)等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、前第2四半期連結累計期間と比べ1,280億円増加し、2,021億円(前年同期比173.1%増)となりました。これは主として、定期預金の増減額1,803億円(前年同期比1,345億円増)、有形固定資産の取得による支出170億円(前年同期比46億円減)等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による収入は、前第2四半期連結累計期間と比べ2,441億円増加し、2,217億円となりました。これは主として、社債の発行による収入2,493億円(前年同期比2,493億円増)等によるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第2四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。
① 国内子会社
該当事項はありません。
② 在外子会社
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会社名 |
設備内容 |
事業所名 |
所在地 |
完成年月 |
|
UNIQLO Illinois LLC |
海外ユニクロ店舗 |
Chicago N.Michigan Ave |
米国イリノイ州シカゴ市 |
2015年10月 |
|
UNIQLO EUROPE LIMITED |
海外ユニクロ店舗 |
Meir 67/69, Antwerp |
ベルギーアントワープ市 |
2015年10月 |
また、当第2四半期連結会計期間末における重要な設備の新設等の計画は次のとおりであります。
① 国内子会社
該当事項はありません。
② 在外子会社
|
会社名 |
設備 内容 |
事業所名 |
所在地 |
投資予定金額 |
着工年月 |
完成予定年月 |
予定売場 面積(㎡) |
備考 |
|
|
総額 (百万円) |
既支 払額 (百万円) |
||||||||
|
UNIQLO EUROPE LIMITED |
海外ユニクロ店舗 |
311 Oxford Street, London |
イギリス ロンドン市 |
2,424 |
2,371 |
2015年3月 |
2016年3月 |
2,240 |
賃借 |
(注) 1 今後の所要資金につきましては、自己資金でまかなう予定であります。
2 上記金額には、消費税等は含まれておりません。