当第1四半期連結累計期間において、新たに発生した事業等のリスクはありません。
また、前事業年度の有価証券報告書に記載した事業等のリスクについて重要な変更はありません。
特記すべき事項はありません。
(1)経営成績の分析
当第1四半期連結累計期間(2017年9月1日~2017年11月30日)の連結業績は、売上収益が6,170億円(前年同期比16.7%増)、営業利益が1,139億円(同28.6%増)と、増収増益になりました。売上総利益率は前年同期比で0.2ポイント改善し、売上販管費比率は同1.7ポイント改善いたしました。11月末の為替レートが期初に比べて円安になったことから、外貨建資産などの換算額の増加も相まって、金融損益はネットで39億円のプラスとなっています。この結果、税引前四半期利益は1,178億円(同13.1%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益が785億円(同12.7%増)と、増益になりました。セグメント別の業績としては、国内ユニクロ事業、海外ユニクロ事業、ジーユー事業、グローバルブランド事業の全ての事業セグメントにおいて、増収増益の結果となりました。
当社グループは、「情報製造小売業」として世界No.1のアパレル小売企業となることを中期ビジョンに掲げ、中でも海外ユニクロ事業、ジーユー事業の拡大に注力しています。各国において、ユニクロの出店を継続すると同時に、世界主要都市にグローバル旗艦店、大型店を出店し、ユニクロブランドの更なるグローバル化を図っています。海外ユニクロ事業では、特に東南アジアは、グレーターチャイナ、韓国に次ぐ事業の柱として成長ステージに突入しています。また、ジーユー事業は、国内市場の出店に加え、グレーターチャイナを中心とした海外市場での事業の拡大も図っていきます。
なお、ジーユー事業は従来グローバルブランド事業に含まれておりましたが、連結業績に与える影響が大きくなったことから、当連結会計年度より独立した報告セグメントとして開示しており、前連結会計年度との比較については、変更後の報告セグメントに基づいております。
[国内ユニクロ事業]
国内ユニクロ事業の当第1四半期連結累計期間の売上収益は2,570億円(前年同期比7.6%増)、営業利益は541億円(同18.6%増)と、増収増益になりました。Eコマース販売を含む既存店売上高は同8.4%増でした。
ヒートテック、ダウン、スウェット、メリノセーターなどのユニクロが強みとする秋冬商品の需要が強く、これらの商品の在庫をしっかり持った商売ができたことにより、好調な売上となりました。11月は「ユニクロ感謝祭」の販売も計画を大きく上回り、単月での売上は過去最高を更新いたしました。Eコマースの売上は同25.6%の増収で、売上構成比は7.0%へと上昇しました。為替の社内レートの円安傾向が続いていることで、原価率が上昇していますが、売上総利益率は、値引率が改善したため、前年同期比で0.2ポイントの低下にとどまっています。売上販管費比率は、特に広告宣伝費、物流費の大幅な削減が寄与し、同1.7ポイント改善しました。
[海外ユニクロ事業]
海外ユニクロ事業の当第1四半期連結累計期間の売上収益は2,582億円(前年同期比31.4%増)、営業利益は466億円(同54.7%増)と、大幅な増収増益を達成しました。海外ユニクロ事業は着実に事業を拡大しており、この第1四半期の売上収益は、初めて国内ユニクロ事業の売上収益を超えました。エリア別では、特にグレーターチャイナ、韓国、東南アジア・オセアニアが引き続き大幅な増収増益となり、業績を牽引しています。グレーターチャイナ、韓国は前年に比べ、寒い秋冬シーズンとなったことから、特に防寒衣料の販売が好調でした。東南アジア・オセアニアは、常夏の気候に合った夏物商品が好調なことに加え、トラベル需要を捉えた冬物商品の販売が好調で、増収に寄与しました。また、赤字が継続していた米国は、この第1四半期では黒字に転じることができました。欧州も好調なフランス、ロシアの業績により、大幅な増益となりました。2017年9月にはスペインに初出店し、大成功を収めています。
[ジーユー事業]
ジーユー事業の当第1四半期連結累計期間の売上収益は608億円(前年同期比5.6%増)、営業利益は90億円(同31.8%増)と、増収増益になりました。9月はトレンド商品を中心に順調な立ち上がりとなったものの、10月以降は防寒衣料などの実需アイテムが少なかったことにより、第1四半期の既存店売上高は減収となりました。一方で、値引きのコントロールや経費削減により、営業利益は増益となりました。
[グローバルブランド事業]
グローバルブランド事業の当第1四半期連結累計期間の売上収益は400億円(前年同期比13.8%増)、営業利益は30億円(同10.4%増)と、増収増益になりました。セオリー事業は増収増益、コントワー・デ・コトニエ事業は減益、プリンセス タム・タム事業およびJ Brand事業は前年並みの赤字となりました。
[サステナビリティ(持続可能性)]
当社グループの事業活動が拡大し、グローバル化している中、長期的な視点から、地球環境や社会のサステナビリティ(持続可能性)の実現を前提とするビジネスを推進してまいります。当社グループのサステナビリティに向けた取り組みは、「サプライチェーン」「商品」「店舗とコミュニティ」「従業員」の4つの重点領域で構成しております。これらの領域において、私たちは、透明性を確保し、説明責任を果たし、適時適切な情報開示に努めます。また独自のビジネスを通して、地球環境や社会の持続的な発展に貢献してまいります。
当社グループが積極的に推進しております「障がい者雇用」では、2017年8月末現在、16の国と地域において1,585名を雇用しております。
お客様からユニクロとジーユーの商品をお預かりし、服を必要とする人々に届ける「全商品リサイクル活動」では、2017年8月末現在、65の国と地域に累計2,558万点を寄贈しております。
2017年11月、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)のトップであるフィリッポ・グランディ高等弁務官が当社を訪問し、柳井社長と難民への衣料支援、ロヒンギャ難民の現状、難民雇用などについて意見交換を行いました。引き続きUNHCRと当社は緊密な連携を取り合い、諸々の課題に適切に対応していくことを確認いたしました。
当社の事業活動の中で、素材の生産工程から生じる環境負荷は大きな部分を占めています。このため、当社はユニクロ商品の生産量の70%を担う主力素材工場と環境負荷低減プログラムを推進しています。これまで温室効果ガスなどの排出、排水、エネルギー使用、化学物質の使用などの環境テーマについて工場の取組み状況を継続的に評価してきました。この評価に基づき、2017年11月、中国及びベトナムにて、主力素材工場との環境負荷低減に向けた合意形成のセッションを実施いたしました。今後、合意された目標を達成すべく、主力素材工場とともに環境負荷低減に向けた活動に注力してまいります。
(2)財政状態の分析
資産は、前連結会計年度末に比べ2,445億円増加し、1兆6,330億円となりました。これは主として、現金及び現金同等物の増加1,050億円、売掛金及びその他の短期債権の増加814億円、棚卸資産の増加114億円、デリバティブ金融資産の増加83億円、その他の流動資産の増加369億円等によるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,636億円増加し、7,900億円となりました。これは主として、買掛金及びその他の短期債務の減少395億円、未払法人所得税の増加124億円、その他の流動負債の増加1,980億円等によるもの
です。
資本は、前連結会計年度末に比べ809億円増加し、8,429億円となりました。これは主として、利益剰余金の増加606億円、その他の資本の構成要素の増加100億円、非支配持分の増加64億円等によるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前第1四半期連結会計
期間末に比べ、3,232億円増加し、7,888億円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による収入は、前第1四半期連結累計期間に比べ201億円増加し、1,200億円(前年同期比20.2%増)となりました。これは主として、売上債権の増加額808億円(前年同期比188億円増)、仕入債務の減少額436億円(前年同期比1,071億円減)、その他の資産の増加額406億円(前年同期比314億円増)、その他の負債の増加額1,990億円(前年同期比1,770億円増)等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、前第1四半期連結累計期間に比べ96億円減少し、53億円(前年同期比64.2%減)となりました。これは主として、定期預金の預入による支出23億円(前年同期比79億円減)等によるもの
です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、前第1四半期連結累計期間に比べ30億円減少し、166億円(前年同期比15.4%減)となりました。これは主として、非支配持分からの払込みによる収入36億円(前年同期比36億円増)等によるものです。
(4)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(5)研究開発活動
該当事項はありません。
(6)主要な設備
前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設について、当第1四半期連結累計期間に完成したものは次のとおりであります。
① 国内子会社
該当事項はありません。
② 在外子会社
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会社名 |
設備内容 |
事業所名 |
所在地 |
完成年月 |
|
UNIQLO EUROPE LIMITED |
海外ユニクロ店舗 |
Paseo de Gracia 18 |
スペイン バルセロナ |
2017年9月 |
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UNIQLO CANADA INC. |
海外ユニクロ店舗 |
UNIQLO Metrotown |
カナダ バンクーバー |
2017年10月 |